オーダースーツのデメリットを知って賢く選ぼう!失敗しない5つのポイントを解説
2025.05.21

この記事の所要時間:約8分
「オーダースーツは高いし、スーツに詳しくない自分にはハードルが高い」
そのように考える方は多いかもしれません。デメリットが多いのであれば、既製品のスーツで十分だと思う方もいるでしょう。
本記事では、オーダースーツが持つデメリットを補う方法や、オーダースーツの種類などを詳しく解説します。最後まで読めば、オーダースーツの魅力を再確認でき、自分に最適なオーダー方法がわかります。
1. オーダースーツをデメリットに感じてしまう4つの理由
オーダースーツを仕立てることに悩んでいる方は、以下の4つの理由でデメリットを感じてしまうようです。
1-1. 既製品に比べて価格が高い

オーダースーツは、自分だけの特別な1着を手に入れられる魅力がある一方、既製品のスーツよりも価格が高くなってしまうのがデメリットです。
自分だけのこだわりを、詰め込めば詰め込むほど、価格は跳ね上がってしまいます。オーダーの種類やオプションの有無によっては「想像以上に価格が高い」と感じてしまうこともあるでしょう。
1-2. 受け取るまでに時間がかかる

オーダースーツのデメリットの1つは、受け取るまでに時間がかかることです。既製品のスーツであれば、早ければ即日入手でき、サイズ調整を依頼しても2週間ほどで完了するのが一般的です。
一方、オーダースーツは種類によって納期が異なります。パターンオーダーでは約3週間、フルオーダーともなると2ヵ月ほどかかる可能性もあります。さらに、フルオーダーの場合は、採寸のために何度か店舗へ足を運ばなければなりません。
スーツをすぐに入手したい方にとっては、受け取るまでの時間の長さと手間に、不満を感じてしまうかもしれません。
1-3. どのように仕上がるのかイメージがわきにくい

オーダースーツのデメリットとして、仕上がりのイメージがわきにくいことが挙げられます。
パターンオーダーの場合は、サンプルスーツを試着するため、完成後の姿を想像しやすいでしょう。しかし、フルオーダーは採寸後に一から型紙を起こすため、完成後の姿をイメージするのはむずかしいかもしれません。
また、自分の希望を伝えるのが苦手な方や、オーダースーツを仕立てることに慣れていない方などにとっては、細かい確認作業を億劫に感じてしまうかもしれません。
1-4. 選択肢が多く選び方がわからない

オーダースーツのデメリットの1つに、選択肢の多さゆえに選び方がわからないという点が挙げられます。自分に何が似合うのかわからない方にとって、自分の好みでオーダーを進めていく作業は苦痛かもしれません。
オーダースーツは、生地の種類や柄、ボタンやポケットの位置など、細かいオプションを自由に決められるのが魅力です。しかし、このさまざまな選択肢による決定事項の多さが、人によっては重荷に感じてしまうのです。
2. デメリットだけではない!オーダースーツの種類と特徴


オーダースーツには種類があり、それぞれ特徴が異なります。ここでは、オーダースーツの種類と特徴を見ていきましょう。
2-1. パターンオーダースーツ

パターンオーダースーツは、既製品のスーツをベースに、採寸結果や好みに合わせて調節を加えるオーダー方法です。サンプルスーツを実際に試着することで、ある程度の仕上がりをイメージしやすいのが大きなメリットです。
体型に合わせた微調整が可能なため、既製品よりもフィットしたスーツを仕立てられます。それにも関わらず、価格帯は既製品とほぼ変わらないため、オーダースーツ初心者におすすめです。
ただし、パターンオーダースーツは、イージーオーダースーツと比べるとカスタマイズできる範囲が少ない傾向にあります。例えば、生地の選択肢が少なかったり、ボタンやポケットの位置などの細かいディテールの変更がむずかしいかもしれません。
2-2. イージーオーダースーツ

イージーオーダースーツは、パターンオーダースーツよりもカスタマイズの幅が広く、フルオーダースーツよりも価格を抑えられるオーダー方法です。型紙を補正しながらスーツを仕立てるため、体型に合わせたより細かな調整が可能です。
また、イージーオーダースーツは、生地の選択肢が豊富で、ボタンやポケットの位置なども自由に決められます。自分のこだわりを反映させたスーツを仕立てられるため、長く愛用できる着心地のよいスーツを手に入れられるのは、大きな魅力です。
体型にコンプレックスがあり「自分にぴったり合うサイズのスーツを仕立てたい」と考える方にとっては、おすすめの方法です。カスタマイズ性の高さや、価格を抑えられる面からいっても、バランスの取れたオーダー方法といえるのではないでしょうか。
2-3. フルオーダースーツ

フルオーダースーツは、オーダースーツのなかでも最もカスタマイズ性が高く、自分の理想のスーツを仕立てられるオーダー方法です。熟練の職人が型紙をおこし一から作り上げるため、細部のデザインまで自由に決められるのが大きな魅力です。
仮縫いの段階で試着があるため「サイズが微妙にフィットしない」「イメージと違う」などの相談ができ、納得のいく1着に仕上げられます。
ベテランのスタッフであれば、生地やスーツに関する豊富な知識を持っているため、オーダーにかけるすべての時間が有意義なものになるはずです。オーダーの満足感を味わいたい方にとっては、フルオーダーは最も最適なオーダー方法といえるでしょう。
3. オーダースーツのデメリットを補うための5つのポイント


オーダースーツを仕立てる際は、以下の5つのポイントを押さえることで、デメリットを補うことができます。自分だけの特別な1着を手に入れたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
3-1. なぜオーダースーツが必要なのか理由を明確にする

オーダースーツのデメリットを補うためには、まず自分がなぜオーダースーツを必要としているのかを明確にすることが重要です。
スーツの用途は、ビジネスや冠婚葬祭、プライベートなど多岐にわたります。それぞれの場面で求められる装いは異なるため、目的に合ったスーツを選ぶ必要があるのです。
オーダースーツは既製品と比べると価格が高くなりがちですが、自分にぴったりの一着を手に入れられるメリットがあります。「なぜ必要なのか」「本当に必要なのか」を明確にしておくことで、不要なオプション費用を避けられます。
また、スーツの用途をスタッフに相談すれば、プロの目線による適切なアドバイスを受けられ、満足度の高いスーツを仕立てられるでしょう。
3-2. あらかじめ予算を決めておく

オーダースーツを仕立てる際は、あらかじめ予算を決めておくことが重要です。
気に入ったからといって、思いのままに好きな生地や有料オプションを詰め込むと、価格はどんどん高くなってしまいます。「想像以上に高額になってしまった」と後悔しないためにも、少し高めの予算を設定し、オーバーしないように調整するのがおすすめです。
しかし、予算を優先するあまり、スーツに満足できないようでは、オーダーのよさが台無しになってしまいます。絶対に超えてはいけない金額と、妥協してもかまわない金額など、複数の予算を設定しておくのもよい方法でしょう。
また、スタッフにはカウンセリングの段階で予算を相談しておくことで、自身にとって最適なアドバイスを受けられます。目的に合ったスーツを、予算内で手に入れられるよう、しっかり準備しておきましょう。
3-3. わからないことはプロのスタッフに相談する

オーダースーツを仕立てる際「自分に合った生地やデザインがわからない」という悩みを持つのは当然です。そのようなときは、1人で抱え込まずに、プロのスタッフに相談することが大切です。
経験豊富なスタッフは、あなたの体型や好み、用途に合わせて、最適なオーダースーツを提案してくれます。すべてを自分1人で決める必要はないのです。
わからないことや迷うことがあれば、遠慮なくスタッフに相談し、アドバイスをもらいながら、満足のいくオーダースーツを作り上げていきましょう。
3-4. 時間に余裕を持ってオーダーを依頼する
オーダースーツは、時間に余裕を持って仕立てることが重要です。購入のタイミングが繁忙期と重なってしまうと、想像以上に納期が遅くなってしまうかもしれません。必要なタイミングでスーツを受け取れるよう、事前に確認しておくと安心です。
できるだけ早くスーツを仕立てたい場合は、パターンオーダーやイージーオーダーを選ぶのがおすすめです。これらのオーダー方法なら、比較的短い期間でスーツを仕立てられます。
3-5. 理想の仕上がりかどうか試着で確認する

オーダースーツが仕上がった際は、それが理想どおりなものかどうか、試着で確認することが大切です。
フルオーダースーツの場合は、仮縫いの段階で試着をおこなうため、少しでも違和感があれば、その都度調整できます。他の方法の場合、フルオーダースーツより試着のタイミングが少ないため、受け取ってから違和感を感じることがあるかもしれません。試着して納得できない部分があれば、再度スタッフに相談し、修正を依頼しましょう。
また、万が一に備えて、アフターサービスの有無も確認しておくと安心です。洋服の青山で展開するオーダースーツブランド「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」であれば、お渡しから1年間は、対応可能範囲での修理を無償でおこなっているため、安心です。
4. まとめ
本記事では、オーダースーツが持つデメリットや、デメリットを補う方法、さまざまなオーダースーツの種類などを解説してきました。
オーダースーツは、既製品に比べて価格が高かったり、受け取るまでに時間がかかったりするなどのデメリットが存在します。
しかし、オーダースーツには種類があるため、自身に最適なオーダー方法を選べば、思ったほどデメリットではないなと思えるかもしれません。
どこでスーツをオーダーしようか悩んでいる方は、洋服の青山で展開するオーダースーツブランド「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」に相談してみてはいかがでしょうか。
高品質なオーダースーツを既製品とさほど変わらない価格で仕立てられるため、コストと仕上がりの両方に満足できるはずです。




