略喪服とは?男女別の着こなしやマナーを徹底解説

2026.01.16

お悔み事

この記事の所要時間:約7分

略喪服は、お通夜や法事などで着用する喪服の一種です。

本記事では正喪服や準喪服との違い、着用シーンなどをわかりやすく解説します。男女別のマナーや選び方のポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 略喪服とは?

略喪服とは、喪服のなかでも比較的格式が低い装いのこと。正喪服や準喪服ほどの厳格さはありませんが、弔事の場にふさわしい服装として、一定のマナーが求められます。ここでは略喪服の位置づけと、他の装いとの違いを見てみましょう。

1-1.喪服のなかで格式の低い装いのこと

略喪服は、喪服の中で最も格式が低い位置づけにあたる服装です。急なお通夜での参列や、3回忌以降の法事などで主に着用されます。

正喪服や準喪服では全身を黒で統一することが求められますが、略喪服の場合は仕事着やダークカラーの装いでも供されていることが特徴です。

1-2.略喪服と略礼服の違い

略喪服と混同されやすいのが「略礼服」です。略礼服は、結婚式やパーティーなどの“慶事”にも用いられる準フォーマルな服装であり、TPOによって使い分けられるものです。

一方、略喪服は弔事専用の装いのことを指します。略喪服は黒や濃紺といった落ち着いた色を基調とし、光沢や装飾を抑えたデザインがマナーです。

1-3.略喪服とビジネススーツの違い

略喪服とビジネススーツの違いに悩む方もいるかもしれませんが、黒やダークカラーのビジネススーツであれば、略喪服として着用することも可能です。

ただし、ビジネススーツはあくまで仕事用の服装であり、素材やシルエット、色味においても弔事に特化していません。急やお通夜では許容される場合もありますが、カジュアルな職場で働いている場合は色味や柄に注意しましょう。

2. 略喪服の着用シーン

ここでは、略喪服の代表的な着用シーンについて、具体的に解説します。シーンごとの着こなしのポイントを押さえておきましょう。

2-1.三回忌・七回忌など

三回忌や七回忌などの法要では、略喪服が選ばれることが多くなります。三回忌以降の法事は故人が亡くなってからある程度の時間が経過しており、お通夜やお葬式のような厳格さは求められないことが一般的です。ただし、規模の大きな法要で遺族側として参列する場合などでは、準喪服が選ばれるケースもあります。

2-2.平服指定のお通夜・法事

案内状などに「平服でお越しください」と記載されている場合も、略喪服を着用して問題ありません。この“平服”という言葉は、普段着という意味ではないため注意しましょう。

黒や濃紺、グレーなどの落ち着いた色合いで、装飾を控えた服装であれば略喪服として十分に通用します。特にお通夜の場合は突然の参列となることも多いため、ビジネススーツなどで出席しても失礼には当たりません。ただし、デニムやTシャツといったカジュアルウェアは避け、あくまでもフォーマルなシーンであることを意識しましょう。

こちらの記事では「平服」に関するマナーやコーデについて詳しく紹介しています。ぜひチェックしてください。

平服とは?意味や男性・女性別のマナー・コーデを紹介

3. 略喪服の服装マナー

略喪服は「格式が低い」とはいえ、自由な服装でOKということではありません。ここでは、略喪服として適切な服装を選ぶための基本マナーを具体的に解説します。

3-1.無地のダークカラーを選ぶ

略喪服では、無地の黒やダークカラーの服装を選びましょう。できれば黒が望ましいですが、用意が難しい場合は濃紺やダークグレーの装いでも問題ありません。柄物や明るい色は避け、シンプルで落ち着いた色味を意識することが大切です。

3-2.光沢のない素材を選ぶ

略喪服には、光沢のないマットな質感の生地が適しています。サテンやラメ入りの生地、エナメル調の素材などは避け、落ち着いた質感のものを選びましょう。シワになりにくく、清潔感のある生地を選ぶと好印象につながります。

3-3.装飾・柄のないシンプルなデザインを選ぶ

略喪服では、フリル・リボン・レース・刺繍などの装飾が目立つデザインは避けることがポイントです。ボタンや襟のデザインも主張しすぎないものを選びましょう



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4. 略喪服の選び方

略喪服は弔事で繰り返し着用する機会のある装いのため、選び方が重要です。ここでは、略喪服を選ぶ際に意識したいポイントを具体的に解説します。

4-1.新たに購入する際は準喪服を基準に選ぶことがおすすめ

喪服を新たに購入する場合、略喪服ではなく準喪服を基準に選ぶことがおすすめです。準喪服はもっとも着用シーンの幅が広く、通夜・葬儀・告別式から一周忌まで、ほとんどの弔事に対応できます

また、冠婚葬祭用として設計された服であるため、色味・素材・シルエットすべてが弔事に適した仕様になっていることも特徴です。

4-2.長く愛用できるものを選ぶ

喪服は頻繁に買い替えるものではないため、流行に左右されにくいデザインを選ぶことが大切です。シンプルなシルエットで体型の変化にも対応しやすいものを選べば、年齢を重ねても違和感なく着用できます。

女性であれば、ワンピースとジャケットのアンサンブルは汎用性が高く、男性であればスタンダードなシングルスーツが長く使える定番です。「数年後も着られるか」という視点で選ぶと失敗しにくくなります。

4-3.オールシーズン対応のものがおすすめ

喪服は急に必要になることが多いため、季節を問わず着られるオールシーズンタイプを選んでおくと便利です。通年素材であれば、インナーや羽織りで調整しやすく、季節の変化にも柔軟に対応できます。

5.【レディース】略喪服の着こなし

女性の略喪服は、黒無地を基本としたシンプルで控えめな装いが基本です。ワンピーススタイルの場合は体のラインを強調しすぎないストレートやAラインのデザインを選び、丈は膝がしっかり隠れる長さのものを選びましょう。

パンツスタイルを選ぶ場合は、黒のフォーマルジャケットにセンタープレス入りのパンツを合わせ、インナーには装飾のないシンプルなブラウスを選ぶと品のある装いになります。

バッグや靴も黒またはダークカラーのもので統一し、アクセサリーを着ける場合は一連の白真珠程度にとどめます。パンプスは3cm程度のヒールのシンプルなものを合わせて、ネイルをしている場合は手袋を着用しましょう。

6.【メンズ】略喪服の着こなし

男性の略喪服は、黒またはダークカラーのスーツを着用します。ジャケットはシングルタイプが一般的で、派手なデザインや細身すぎるシルエットは避け、清潔感のあるスタンダードなものを選ぶのがおすすめです。

シャツは無地のホワイトシャツ、ネクタイは黒の無地を合わせます。光沢のあるネクタイや柄入りのものは控え、シンプルでマットな質感のものを選びましょう。靴や靴下、ベルトなどの小物類も黒で統一します。全体として「目立たない」「控えめ」「清潔感がある」ことを意識することで、弔事の場にふさわしい装いになります。

7. 洋服の青山なら喪服の種類も豊富

フォーマルシーンでの服装選びに迷ったときは、「洋服の青山」がおすすめです。快適に着用できて「きちんと見え」も叶うフォーマルアイテムが揃っています。

冠婚葬祭に着用できるフォーマルスーツやアンサンブルはもちろん、羽織りものや小物アイテムの取り扱いも豊富。通気性のよい素材や丸洗いできるアイテムなど、便利な機能が備わった服が多いことも魅力です。サイズ展開も幅広く、自分にぴったりの一着を見つけられるので、ぜひチェックしてみてください。

8. 略喪服に関するよくある質問

最後に、略喪服に関するよくある質問をまとめました。疑問の解消にお役立てください。

Q1. 略喪服にネクタイは必要?

男性の場合、略喪服であってもネクタイの着用が必要です。色は黒無地かつ光沢のないマットな質感のものを選びましょう。用意が難しい場合は織り柄でも問題ありませんが、柄物や明るい色は避けることが望ましいです。

Q2. 略喪服のレンタルはある?

略喪服はレンタルすることも可能です。インターネットで予約して、指定の場所に届けてもらうサービスなどがあります。ただし、サイズ感や状態を事前に確認しにくい場合もあるため、利用する場合はレビューなどをしっかり確認しましょう。

Q3. グレーの略喪服はOK?

黒が最も無難ですが、濃いチャコールグレーやダークグレーであれば問題ないでしょう。明るめのグレーはカジュアルな印象になりやすいため、心配な場合は避けることをお勧めします。

9. 略喪服のマナーを押さえて法事に参列しよう

本記事では、略喪服について解説しました。三回忌や七回忌、通夜などでは略喪服を着用するシーンも多いはず。黒や紺、グレーなど落ち着いた色をベースに、シンプルで清潔感のあるアイテムを選びましょう。小物や髪型も含めてトータルで控えめにまとめることがマナーです。

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