【結婚式】男性ゲストの服装マナーと着こなしのポイントを徹底解説!

2023.06.09

お祝い事

【結婚式】男性ゲストの服装選びと着こなし術を徹底解説!

この記事の所要時間:約9分

結婚式に参加する男性ゲストの服装は、ブラックスーツの着用がマナーでした。

しかし最近では、装いのカジュアル化が進み、服装マナーも少し変化してきています。

今回はユーザーのリアルな声を交え、男性ゲストの服装マナーと着こなしのポイントを徹底解説します。

1.礼服のルール

礼服の種類は格式で分かれており、それぞれ着るべきシチュエーションが異なります。

大人のマナーとして礼服のルールを押さえておきましょう。

1-1.礼服の種類と特徴

結婚式や披露宴など慶事の際は、礼服がスタンダードとされています。

正礼装・準礼装・略礼装の3種類に区分されます。

礼服の種類と特徴

正礼装

モーニングコート

最も格式の高い昼の正礼服。主に新郎新婦の父親が着用します。

特徴はジャケットの形で、前の裾が斜めに大きくカットされています。

黒い上着とベスト、グレーの縦縞のスラックス(コールズボン)のセットが基本スタイルです。

タキシード

正式には夜の準礼服。

最近は正・準礼装を兼ねることが多くなってきており、昼間の着用も可能です。

主賓や友人代表のスピーチを任された時、ブラックタイと指定がある場合はタキシードを着用します。 デザインは蝶ネクタイとカマーバンドが特徴的で、色は白と黒でまとめるのが基本スタイルです。

準礼装

ディレクターズスーツ

正礼装より格が下がる昼の準礼服。

カジュアルな会場で結婚式や披露宴を行う場合、主に新郎新婦の父親が着用します。

黒い上着とベスト、グレーの縦じまのスラックス(コールズボン)のセットが基本スタイルです。

ブラックスーツ

冠婚葬祭で一般的な昼夜兼用の準礼服です。

ゲストとして招待され、ホテルや高級レストランなど格式高い会場の場合に着用します。

略礼装

ダークスーツ

比較的カジュアルな会場や、親しい友人や知人として出席する場合に着用します。

ビジネススーツとの差をつけるため、スーツのディテールをフォーマルなものにしたり、アクセサリーを身につけ華やかさを演出しましょう。

2.結婚式の服装について(アンケート)

まとめ

実際に結婚式に参加する方の服装は、どのような装いが多いのでしょうか?

リアルな声を集めてみました。

アンケートの回答結果をぜひ参考にしてください。

調査方法:インターネット調査

有効回答数:1,392 名(全国)

調査対象条件:10 代~50 代の男女(無回答含む)

データ集計期間:2022年4月29日~5月5日

2-1.結婚式に参列する際の服装について最も近いものをお知らせください。

1位スーツスーツ
31.1%
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2位礼服礼服
25.8%
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3位スリーピーススーツ(ベスト付き)
24.8%
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4位礼服ベスト付き礼服(ベスト付き)
15.9%
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5位ジャケスラジャケット+スラックス
1.0%
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6位タキシードその他
1.2%
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男性の参列時の服装としてはスーツが31.1%と最も高く、次いで礼服25.8%、スーツ(ベスト付き)24.8%という結果になりました。

ブラックやネイビー、グレーといったダークスーツでの参加者が多いようです。

ベスト付きのスリーピーススーツも人気です。

2-2.結婚式に参列する際の服装に組み合わせるものを教えてください。

1位ネクタイネクタイ
90.2%
2位蝶ネクタイ蝶ネクタイ
6.5%
3位ネッカチーフネッカチーフ
1.5%
4位バロックタイバロックタイ
1.2%
5位その他0.1%

結婚式に参列する際の服装に組み合わせるものは、約9割の方がネクタイと回答していました。

蝶ネクタイやバロックタイなど、さまざまなおしゃれを楽しんでいるようです。

2-3.参列時のワンポイントアイテムとして取り入れたいものを教えてください。

※あてはまるものをいくつでもお選びください。

1位ポケットチーフポケットチーフ
81.8%
2位カフリンクスカフリンクス
33.2%
3位タイピンタイピン
31.2%
4位ラペルピンラペルピン
8.3%
5位その他1.0%

ポケットチーフが最も高く、次いでカフリンクス、タイピンいう結果になりました。

華やかな場に相応しいアクセサリーを選んで出席されている方も多いようです。

2-4.結婚式に参列される際、買い足すものがありましたら教えてください。

※あてはまるものをいくつでもお選びください。

1位ネクタイネクタイ
36.6%
2位シャツシャツ
32.0%
3位礼服スーツ・礼服
26.8%
4位小物小物
21.6%
5位シューズシューズ
14.8%
6位ベストベスト(ジレ)
14.3%
7位その他・無回答19.1%

ネクタイ、シャツは他のアイテムと比較すると買い足しの傾向が高いようです。

お持ちのシャツに汚れやシミがないか、ネクタイは傷んでいないか確認しましょう。

2-4.結婚式を挙げる新郎新婦との関係または立場によって、参列する際の服装を変えますか。

アンケートの回答

52.8%の方が、新郎新婦との関係または立場によって参列時の服装を変えると回答しました。

次項では、立場によって変わる服装について解説します。

3.立場によって変わる?結婚式での服装選び

ゲストの服装は新郎新婦との関係や立場によって変化します。

この章では、新郎新婦との関係性によって変わる服装と着こなしのポイントを解説します。

3-1.同僚や友人など一般ゲストの場合

世代の近い職場の上司・部下、または親しい友人・知人として出席する場合、ダークスーツで堅苦しくない華やかさをプラスしたコーディネートが好ましいです。

同僚や友人など一般ゲストの場合

着こなしポイント

①スーツ

色はブラック・ネイビー・グレーなどのダークカラーがおすすめ。

柄は無地が無難ですが、織柄や目立たないピンストライプやシャドーストライプなら問題ないです。

白やシルバー系など明るすぎる色や、派手な柄は控えましょう。

パンツの裾はシングル(折り返しのない裾)だと、フォーマルな印象を与えるため、おすすめです。

②シャツ

白無地またはブルーやピンクの淡い色。

白い衿型のクレリックシャツだとおしゃれな印象になります。

③ネクタイ

基本はシルバーやグレーベースのストライプ柄。

小紋やドットに少し色の入ったものでもOKです。

④ポケットチーフ

麻またはシルクの白無地で、スリーピークス(3つ山ができるようにたたんだ挿し方)が基本です。

⑤アクセサリー

シャツの袖口にカフリンクスで華やかさをプラス。

真珠や白蝶貝に代表される白い石がフォーマルな場にふさわしいでしょう。

ネクタイピンはシルバー系が基本で、ネクタイが乱れないようマナーとしてしっかり留めておきましょう。

⑥ベルト

無地でシンプルなデザインのものを。

大きく目立つバックルやクロコやヘビ柄などのデザインは避けましょう。

あまり太すぎないものを選ぶとスマートに見えてよい印象になります。

⑦シューズ

黒の革靴でシンプルなデザインのものを選びましょう。

ストレートチップかプレーントゥはフォーマル度が高いアイテムになります。

靴下は黒で合せましょう。白や柄物はふさわしくありません。

3-2.ホテルや高級レストランなど格式高い会場の場合

上司として出席する時や、ホテルや高級レストランの場合、礼服(ブラックスーツ)で正統派のコーディネートが好ましいです。

ホテルや高級レストランなど格式高い会場の場合

着こなしポイント

①礼服(ブラックスーツ)

冠婚葬祭全般に対応できる略礼服。黒の色の濃さが特徴です。

ビジネスで着ている黒いスーツとはまったく別物になります。

シルエットは、20・30代前半はシングルブレストでスタイリッシュに。

40代以降はダブルブレストだと貫録がでます。

年代別での着こなしも重要なポイントです。

フォーマルな着こなしとして、パンツの裾はシングル(折り返しのない裾)にしましょう。

②シャツ

白無地で、衿型はレギュラーまたはワイドカラー。

色がついているものや派手な柄は避けましょう。

③ネクタイ

光沢のあるシルバーグレーが格式高く華やかに見えます。

④ポケットチーフ

麻またはシルクの白無地で、スリーピークス(3つ山ができるようにたたんだ挿し方)が基本です。

⑤アクセサリー

シャツの袖口にカフリンクスで華やかさをプラス。昼夜で使い分けましょう。

昼間は真珠や白蝶貝に代表される白い石、夜はオニキスなど黒い石を使用し、さりげないおしゃれさを演出。

ネクタイピンはシルバー系が基本で、ネクタイが乱れないようしっかり留めておきましょう。

⑥ベルト

無地でシンプルなデザインのもの。

大きく目立つバックルやクロコやヘビ柄などのデザインは控えましょう。

あまり太すぎないものを選ぶとスマートに見えてよい印象に。

⑦シューズ

黒のストレートチップか、プレーントゥを合わせましょう。

3-3.主賓やスピーチ・挨拶などをする場合

主賓や友人代表のスピーチを任された場合、ビシッとタキシードを着こなし、礼を尽くしたコーディネートが好ましいです。

もちろんブラックスーツでも問題ありません。

主賓や、スピーチ・挨拶などをする場合

着こなしポイント

①タキシード

上着の衿の形状は、先の尖ったピークドラペルまたは、ショールカラー(へちま衿)の2種類が基本。

どちらもサテンや艶のある素材でできているのが特徴です。

パンツには側章と呼ばれる1本のラインが入ります。フォーマルな着こなしとして、裾はシングル(折り返しのない裾)にしましょう。

②シャツ

首に沿って立ち、衿先だけが小さく折り返されている白無地のウイングカラーシャツを着用。

袖口部分を折り返せるダブルカフスで、胸元にプリーツが入ると、よりフォーマル度が上がり、ドレッシーな装いとなります。

③ネクタイ

黒のシルク素材の蝶タイ(ボウタイ)を着用しましょう。

※ドレスコードでいう「ブラックタイ」はここからきています。

④カマーバンド

腰に巻きつける帯のことで、黒が格式高くみえます。

巻く際はヒダを上向きに着用しましょう。

現在、カマーバンドは省略可能なアイテムとして認められています。

お好みでお選びください。

⑤ポケットチーフ

シルクか麻の白系で、スリーピークス(3つ山ができるようにたたんだ挿し方)が基本。

グレーや、蝶タイの色に合わせても問題ありません。

⑥アクセサリー

シャツの袖口に、手元を飾るオニキス・黒蝶貝など黒い石のもののカフリンクスを付けるとさりげないおしゃれさを演出できます。

⑦サスペンダー

パンツにベルトループはありません。

ラインを崩さないようにサスペンダーを使用します。

正式には黒ですが、カラーのカマーバンドを使用する場合は色を合わせても問題ありません。

⑧シューズ

黒いエナメル素材のオペラパンプスまたはストレートチップが好ましいです。

靴下は黒で合せましょう。白や色柄物は好ましくありません。

4.まとめ

いかがでしたか?

結婚式に出席する時の服装は、新郎新婦との間柄や出席する立場や、結婚式場の雰囲気や格式によって選びましょう。

では、素敵な日をお過ごしください♪

品格と礼節と伝統を重んじるフォーマルスタンダード

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