【結婚式の靴マナー】男性ゲストが知っておきたいOK例・NG例
2026.04.24

この記事の所要時間:約7分
結婚式に参列するとき「ブラックの革靴であれば問題ない」と思って靴を選んでいませんか?実は、スーツやネクタイに気を配る男性ゲストでも、足元のマナーを見落としていることがあります。
結婚式は新郎新婦にとって人生の大切な一日です。
参列時に靴のマナーまで意識することで、身だしなみへの配慮が伝わり、好印象につながります。
この記事では、結婚式における男性ゲストが履く靴のマナーや、選び方のポイントを詳しく解説します。正しい知識を身につけて、自信を持って結婚式に参列しましょう。
1. 結婚式にふさわしい男性ゲストの靴とは?まずは基本マナーを押さえよう
男性ゲストが結婚式や披露宴で履く靴は、紐で締めるタイプの革靴が原則です。

とはいえ紐付きならどれでもよいわけではなく、色味・質感・デザインといった条件により、フォーマル度は大きく変化します。
マナーに反しないよう、結婚式や披露宴に適した靴を見極めるポイントを押さえておきましょう。
1-1.靴の色はブラックが基本
結婚式や披露宴に参列する場合、男性の足元は「ブラック」が基本です。
ブラックの革靴は格式が高く、フォーマルな場にもっとも適している色とされています。ネイビーやダークグレーのスーツを着用する場合も、ブラックの革靴であれば合わせやすく、フォーマルな印象を保てます。
なお、ホワイトの靴は新郎が履く色のため避けましょう。主役である新郎と被らないよう配慮することも、ゲストとしての大切なマナーです。
カジュアルなパーティーや二次会で明るい色のスーツを着用する場合は、ブラウンの革靴を選んでも問題ありません。会場の雰囲気に合わせて使い分けましょう。
1-2.靴の素材はスムースレザーがベスト
靴の素材は、なめらかな質感のスムースレザーを選びましょう。
スムースレザーとは起毛や凹凸のないフラットでなめらかな革のことで、フォーマルなシーンで好まれます。
ほどよい光沢のあるエナメル革も、足元を華やかにしてくれるため結婚式に適しています。ただし、モーニングを着用する場合(主に新郎新婦の父親など)は控えましょう。
本革・合皮・人工皮革のいずれでも問題ありませんが、スエードのように起毛した素材はカジュアル感が強いため避けてください。
1-3.靴のつま先はストレートチップがおすすめ

結婚式や披露宴では、つま先部分に横一線の切り替えが入ったストレートチップが、男性ゲストの靴としてもっともふさわしいとされています。
結婚式に礼服ではなく、ダークスーツを着用する場合はプレーントゥもよいでしょう。
一方、ウィングチップは穴飾りにより、ラフな雰囲気になります。パーティーや二次会でのジャケパンスタイルには適していますが、結婚式や披露宴では控えましょう。
ストレートチップについては以下の記事で詳しく解説しています。
革靴のストレートチップとは?革靴についての知識を深めよう
1-4.靴紐をとおす部分は内羽根式がフォーマル
結婚式のようなフォーマルな場では、内羽根タイプの紐靴が適しています。
「羽根」とは靴紐をとおすための部位を指し、その取り付け方によって「内羽根式」「外羽根式」の2タイプに分けられます。
日常においてはほとんど意識して選ばないかもしれませんが、実は羽根の違いが靴の印象を左右します。結婚式のような改まった席では、内羽根式を選ぶのが正解です。一方、外羽根式はリラックスした雰囲気になるため、厳格な式典よりはビジネスやカジュアルなパーティー向きです。

内羽根式
紐をとおす羽根を甲の内側に縫い付けたデザイン
スマートなシルエットで落ち着きと品格があり、礼装用として格が高いとされています。

外羽根式
紐をとおす羽根を甲の外側に縫い付けたデザイン
開口部が広いので履きやすく、サイズ感の微調整が可能です。こうした使い勝手の良さから、オフィスや日常生活での着用に適しています。
1-5.結論!結婚式にふさわしい靴は「内羽根式のストレートチップ」


結婚式に最適な靴は「ブラックの内羽根式のストレートチップ」です。格式が高く、フォーマルなシーンにおいて失礼のない選択といえます。
特にマナーを重視したい場では、この組み合わせを選べば間違いありません。冠婚葬祭すべてのシーンで使える汎用性が高い靴でもあるため、一足は持っておきたいマストアイテムです。
2. 結婚式ではNG!避けたい男性ゲストの靴とは
男性ゲストが結婚式に履く靴には、避けるべき形状や柄、素材などがあります。
お祝いの場に適した装いになるよう、マナーを守った靴選びを心がけましょう。
2-1.カジュアルな靴(ブーツやスニーカーなど)

結婚式や披露宴は格式が高い場であるため、スニーカーやサンダルのようなカジュアル感の強い靴は履かないのがマナーです。
なお、紐つきの革靴であってもブーツは避けてください。一見フォーマルに見えるデザインでも、ブーツはもともと狩猟や作業などの「屋外用」としての歴史が長いため、結婚式にはふさわしくありません。
近年はビジネスシーンでスーツにスニーカーを合わせるスタイルも見られますが、結婚式では不適切です。カジュアルなパーティーや二次会などであっても、砕けすぎた印象となるため避けましょう。
2-2.殺生を連想させる素材やアニマル柄の靴
ワニ革や動物の毛皮など、殺生をイメージさせる素材は縁起がよくないとされ、結婚式には適しません。クロコダイル調やパイソン柄などの型押し加工が施された革靴も同様で、動物を連想させるデザインはお祝いの場では避けるのがマナーです。
また、秋冬らしい印象のスエード素材も、子牛や子羊の皮を使用した素材のため、お祝いの場にはふさわしくありません。
2-3.デザイン性の高い靴(二次会ではOK)

ローファーやタッセルシューズ、メダリオン(つま先にたくさんの小さな穴を施したデザイン)のような装飾性の強い靴は、カジュアルな印象になるため格式高い結婚式には向きません。
また、紐なしタイプのなかでもっとも格式が高いといわれるダブルモンクストラップ(ストラップが2本あるデザイン)も、ビジネス色が強いので、挙式や披露宴では控えるのがおすすめです。スタイリッシュに見えても、フォーマルなシーンではマナーを優先し、紐付きの内羽根式を選ぶのが最も安心です。
ただし、これらの靴も友人・知人のアットホームな雰囲気の結婚式や、二次会などのパーティーであれば履いても問題ありません。会場の雰囲気に合わせて適切な靴を選ぶことが大切です。
結婚式・披露宴の服装について知りたい方はこちら「【結婚式】男性ゲストの服装マナーと着こなしのポイントを徹底解説!」をご覧ください。
3. 結婚式で迷わない!男性ゲストの靴に関するQ&A

ここでは、男性ゲストが結婚式の靴選びでよく疑問に感じることについて回答していきます。
Q1. 結婚式に紐なしの靴はマナー違反?
結婚式や披露宴では、紐が付いていない靴は履かないようにしましょう。
紐ありの靴のほうが紐なしよりフォーマル度が高く、好印象を与えられます。
ただし、カジュアルなパーティーや二次会のみの参加では、紐なしタイプの靴を履いてもよい場合もあります。会場の雰囲気やTPOに合わせて、靴紐の有無を選ぶようにしましょう。
Q2. 結婚式にビジネスシューズはOK?
男性ゲストが結婚式で履く靴は、靴紐が付いているビジネスシューズであれば問題ありません。ただし、普段ビジネスシーンで履いている靴をそのまま使用する場合は、事前のお手入れが必須です。
靴をしっかりと磨いて光沢を出し、清潔感のある状態に整えましょう。また、靴底やかかと部分のすり減りもチェックしてください。使い込んだ印象のある靴で結婚式に参列すると、マナー違反になってしまいます。
可能であれば、冠婚葬祭用の革靴を一足用意しておくのがおすすめです。
4. まとめ

結婚式における男性ゲストの靴選びでは、色・素材・デザインなどの基本的なポイントを押さえましょう。
結婚式にもっとも適している靴は「ブラックの内羽根式ストレートチップ」です。こちらの靴を一足用意しておくと、どのようなフォーマルシーンでも使いやすく、迷わず選べます。
一方で、スニーカーやブーツ、アニマル柄、紐なしの靴などはカジュアル寄りとなり、結婚式には適していません。また、ホワイトの靴は新郎の色として避け、殺生を連想させる素材も控えるという、細かな配慮も必要です。
靴は足元のおしゃれだけでなく、相手への敬意を表す大切なアイテムです。靴に関するマナーを事前に知っておくと、安心して結婚式に参列できます。
ぜひ、この記事を参考にお祝いの席にふさわしい靴を選び、気持ちよく新郎新婦を祝福しましょう。




