オーダースーツで人気のピークドラペルとは?魅力やおしゃれな着こなしを紹介

この記事の所要時間:約6分

スーツの印象を大きく左右するラペルですが、なかでもピークドラペルのスーツが気になっている方も多いのではないでしょうか。鋭角なラインと上向きのデザインが特徴のピークドラペルは、スーツに独特の優雅さと華やかさを加えます。

ただし、ピークドラペルのスーツをおしゃれに着こなすためには、サイズや色、柄などに注意が必要です。

本記事では、ピークドラペルの魅力や着用シーン、おしゃれな着こなし、似合う方の特徴を紹介します。

1. ピークドラペルとは

ラペルとは、スーツやジャケットの前面で、襟からボタンまでを覆う折り返し部分のことです。ピークドラペルは、ラペルの先端が上向きに尖っているスタイルを指します。ピークドラペルの魅力と着用シーンについて、以下で詳しく紹介します。

1-1. ピークドラペルの魅力

ピークドラペルは、鋭角なラインと上向きのデザインにより、スーツに独特の優雅さと華やかさを加えます。視覚的に肩を広く見せられるため堂々とした印象を与え、縦のラインが強調されることにより、背を高く見せる効果も期待できます。

ほかのスタイルとは一味違った個性を演出できるため、着用者の魅力をより一層引き立ててくれるでしょう。

1-2. ピークドラペルの着用シーン

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ピークドラペルは、パーティーや社交イベント、結婚式など、フォーマルまたはセミフォーマルな場面で活躍します。このようなシーンでは、ピークドラペルが持つ優雅さが着用者の印象をより一層際立たせ、華やかな装いを演出します。

一方で、ビジネスの場や葬儀、通夜などの場ではピークドラペルのスーツはふさわしくないので注意しましょう。

2. ピークドラペル以外のラペルの種類

ラペルには、ピークドラペル以外にもさまざまな種類があります。それぞれの特徴を以下で詳しく紹介します。

2-1. ノッチドラペル

ノッチドラペルは、ジャケットで最も定番のスタイルです。襟とラペルの接続部分にV字型の切れ込みがあるのが特徴で、シャープでスッキリした印象を与えます。そのシンプルさから、ビジネススーツやカジュアルなジャケットなど、幅広く採用されています。

ほかのラペルタイプに比べて控えめなデザインなので、初めてスーツを購入する方や、華やかすぎないスーツを求める方におすすめです。

2-2. セミピークドラペル

セミピークドラペルは、ピークドラペルとノッチドラペルの中間に位置するデザインです。下襟の角度がピークドラペルよりもやや水平に近く、剣先は少々丸みを帯びています。

ピークドラペルと比較すると控えめでありながらも適度な存在感を持つため、フォーマルな場面からビジネスシーンまで幅広く活用できます。

2-3. セミノッチドラペル

セミノッチドラペルは、ピークドラペルのように若干上向きに尖っているものの、角度は控えめなため柔らかな印象を与えます。ピークドラペルほどフォーマル過ぎないため、ビジネスシーンでも着用できます。

2-4. フィッシュマウスラペル

フィッシュマウスラペルはノッチドラペルと形状は似ていますが、切れ込みがより浅く、下襟が水平またはほぼ水平に広がっているのが特徴です。

クラシックでありながらも独特のスタイリッシュな印象を与えるため、ビジネスシーンからフォーマルシーンまで、幅広く着用できます。

2-5. クローバーリーフラペル

クローバーリーフラペルは、その名のとおりクローバーの葉のような丸みを帯びたデザインが特徴です。レディース用のジャケットに多く用いられ、カジュアルなビジネスシーンやフォーマルな場に適しています。親しみやすい雰囲気を演出したい方におすすめです。

2-6. ローリングダウンラペル

クローバーリーフラペルは、その名のとおりクローバーの葉のような丸みを帯びたデザインが特徴です。レディース用のジャケットに多く用いられ、カジュアルなビジネスシーンやフォーマルな場に適しています。親しみやすい雰囲気を演出したい方におすすめです。

2-7. ショールカラー

ショールカラーは、流れるような曲線が特徴的な一枚襟です。上襟と下襟がシームレスにつながっており、そのなめらかな曲線は肩からフロントまで続きます。このような形状から「ヘチマカラー」とも称され、柔らかなラインがエレガントな雰囲気を演出します。

2-8. ノーカラー

ノーカラーとは、襟がないデザインのスーツやジャケットのことです。カーディガンのような外観を持ち、一般的なスーツに比べてカジュアルな印象を与えます。カジュアルなビジネス環境やリラックスした社交場での着用に適しています。

3. ピークドラペルのおしゃれな着こなし

ここでは、ピークドラペルスーツのおしゃれな着こなし方法や注意点を紹介します。

3-1. ジャストサイズを選ぶ

初めてオーダースーツを作るならパターンオーダーがおすすめ

ピークドラペルのスーツを着こなすために大切なことは、ジャストサイズを選ぶことです。鋭角な形状のラペルによりダイナミックな印象を与えますが、サイズが合っていないと独自の魅力が損なわれてしまうため、だらしなく見えてしまうでしょう。

特に肩幅や袖丈、ジャケットのウエストラインが正確にフィットしていないと、スーツ全体のシルエットが崩れてしまいます。

そのため、ピークドラペルのスーツは、オーダーメイドがおすすめです。オーダースーツは個人の体型に合わせてスーツを仕立てるため、完璧なフィット感が得られます。それぞれのシーンで自信を持って着こなすためにも、正しいサイズ選びを意識しましょう。

3-2. ダークカラーを選ぶ

ピークドラペルのスーツは、ダークカラーがおすすめです。落ち着いた色合いはピークドラペルの個性と相まって、よりエレガントな印象を与えます。

明るい色や華やかな色合いのスーツは、ピークドラペルのシャープなラインが過度に強調されてしまうため、場合によっては主張が強すぎてしまうこともあります。そのため、ブラックやネイビーなどのダークカラーがおすすめです。

3-3. 無地のスーツを選ぶ

ピークドラペルのスーツは、無地のデザインがおすすめです。無地のスーツは、そのシンプルさから、ピークドラペルのデザインを引き立てると同時に、シーンやコーディネートを選ばない汎用性も兼ね備えています。

例えば、インナーはホワイトのシャツやカジュアルなTシャツ、ニットなど、幅広く合わせられます。インナーはシンプルなデザインを心がけることで、ピークドラペルの魅力はそのままに、スタイル全体の調和を保てるでしょう。

4. ピークドラペルが似合う人の特徴や体型

ピークドラペルは、細身の体型の方や、肩幅をより広く見せたい方におすすめです。特徴的な上向きのラペルが肩幅を広く見せ、身体全体の縦のラインが強調されることにより、背を高く見せる効果も期待できます。

オーダースーツならどのような体型にも合わせて調整できるため、自分に似合うピークドラペルスーツが手に入ります。

5. まとめ

スーツやジャケットの前面で襟からボタンまでを覆う折り返し部分をラペルと呼びますが、ピークドラペルは、ラペルの先端が上向きに尖っているスタイルを指します。鋭角なラインと上向きのデザインにより、スーツに独特の優雅さと華やかさを加えます。

パーティーや結婚式などフォーマルな場でより個性をアピールできますが、おしゃれにカッコよく着こなすためには、ジャストサイズのスーツを選ぶ必要があります。そのため、ピークドラペルのスーツは、オーダーメイドがおすすめです。

洋服の青山で展開するオーダースーツブランド「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」は、お客さまの体型に合わせてジャストフィットなスーツを仕立て上げます。

ピークドラペルのスーツにチャレンジしてみたい方は、ぜひSHITATEへご相談ください。

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