温室効果ガス

温室効果ガスとは、太陽の熱を蓄える働きを持つ気体の総称です。主なガスとしては、二酸化炭素やメタン、フロンなどがあります。温室効果ガスの英語表記は「Greenhouse Gas」で、略して「GHG」とも呼ばれます。

太陽光によって暖まった地表の熱は、赤外線となって地球の表面から放出される仕組みです。そのままの状態では、地球の平均気温はマイナス19℃になると言われています。人類が暮らしやすい気温が保たれているのは、熱の一部を吸収し、大気を暖める性質を持つ温室効果ガスのおかげです。

しかし、温室効果ガスは増えれば増えるほど地表を暖める力が強まり、地球温暖化を加速させます。18世紀半ばに始まった産業革命以降、世界各国で排出される温室効果ガスは増加の一途をたどってきました。すべての生き物が暮らしやすい地球を守るために、温室効果ガスの削減と地球温暖化の抑制は、SDGsの目標の一つに掲げられています。

※この記事は、AOYAMACTION編集部の企画編集により制作しています。