
お悩み解決!就活ヘア&メイク術
プロが伝授する6テクニック
就活に向けてヘアメイクを覚えるのは、ビジネスパーソンとしての第一歩といえます。とはいえ、日常生活とは異なるやり方に頭を悩ませている人も多いはず。今回は、就活向けの写真撮影を行うスタジオアップのヘアメイクのプロに、お悩み解決テクニックをQ&A形式で教えてもらいました。女性だけでなく、男性にも役立つテクニックを紹介していますから、ぜひチェックしてみてください。
ヘアのお悩み解決テクニック






ワックスなどの整髪料を髪全体にもみこんでから、コームで前髪に逆毛を立てると髪がつながりあって、根元が立ち上がります。その後、さらに前髪を後ろに流して、ハードスプレーをかけるとしっかりとキープできます。


前髪を横に流したい場合も、逆毛を立てると元に戻りにくくなります。逆毛を立てすぎて表面の髪までボサボサになってしまったら、表面だけコームでなでるように梳かしましょう。






耳から後頭部に向かって指を沿わせて、その延長線上で髪を1つに結び、少し高めの位置でセットするとよいでしょう。1つに結ぶときに低い位置で結んでしまうと、老けた印象になりますし、逆に高過ぎるとファッション的な要素が強くなります。その中間くらいの位置で結ぶと、ほどよい元気さと清潔感が出るはずです。


1つに結ぶときに後れ毛を出すのはNGです。顔がほっそり見えると思いがちですが、就活で大切なのは自分をかわいく見せることではなく、好印象を持ってもらうこと。後れ毛を触るしぐさも印象がよくありません。顔の周りはすっきりさせて、明るい印象を演出しましょう。






一度はねてしまった髪の毛は、特に短いほど整髪料やアイロンで整えても直らないもの。時間がないと焦ってしまうかもしれませんが、落ち着いて髪を濡らしてからブローするのが近道です。髪を乾かすときは、下を向いて上からドライヤーを当て、つむじから毛流れに沿って手ぐしやブラシを入れて乾かしてください。はねた髪がきれいに直りますよ!
メイクのお悩み解決テクニック






リキットファンデーションをパール粒大とって、分量を調整しながらイラストのように頰→鼻→まぶた→あご→おでこの順にのせていきます。塗るときは、三角スポンジか五角スポンジを使って、平らにストロークするように中央から外側に向かって伸ばしましょう。


ファンデーションは、パウダータイプよりもリキッドタイプがおすすめ。保湿力が高く、自然なツヤ感が出ます。また、色選びも大切。首の肌と同じ色を選ぶと、ナチュラルで健康的に見えます。白っぽい色はのっぺりした印象になってしまうので注意しましょう。






ニキビやくまなどはコンシーラーで隠すことができます。コンシーラーは、3色くらいが入ったクリームタイプのものがおすすめ。赤みのあるベージュ、ベージュ、黄みのあるベージュの3色があると、肌のトラブルに合わせて色味を混ぜてつくれます。塗るときは付属のチップを使い、ニキビがあるところにピンポイントにのせていきましょう。


ニキビやくまに悩んでいるのは男性も同じ。もし、肌のトラブルが気になったらコンシーラーを使ってみましょう。最近はドラッグストアなどでもメンズ用コンシーラーを扱っています。ヒゲ剃り跡も目立たなくなります。






就活では薄めのメイクがよいとされていましたが、モニター越しにはのっぺりと見えてしまいがち。オンライン面接の場合は、チークや口紅で血色感を出すと健康的に見えます。とはいえ、いきなりチークで色をのせると濃くなってしまうので、一度手の甲で余計な粉を落としてから。少しずつ塗り重ねて調整しましょう。
口紅の色は、血色感を意識し過ぎて赤い色をのせてしまうと、唇だけ突出して濃く見えてしまいます。コーラルやローズなど、自分の唇にのせたときに肌なじみの良い自然な色をチョイスしてください。


眉はふわっとさせるより、輪郭をしっかりめに描くと表情が伝わりやすくなります。パウダーとペンシルを使って輪郭を取りつつ、毛の1本1本を重ねるイメージで描いてみましょう。
今時の学生のみなさんは、髪型やメイクにこだわりがあって、就活でもそんな自分を表現しようとする傾向にあります。ただし、就活は自分が良いと思うヘアメイクではなく、さまざまな世代の企業の担当者からどう見えるかが大切。すなわち、健康的で明るい印象を持ってもらうことが先決です。トレンドのヘアメイクでアピールするのではなく、誰からも好印象を持ってもらえるように仕上げ、中身で勝負しましょう!

監修:スタジオアップ
就活や転職、受験向けの撮影を得意とする写真スタジオ。就活では、専属のヘアメイクスタッフがノーメイクの状態から印象アップするヘアメイクに仕上げ、写真を撮影。東京・新宿でのスタジオ撮影のほか、首都圏の約50の大学と提携して出張撮影にも対応している。
http://www.studioup.jp/jobspace/