今の仕事にマンネリ気味…「未経験からでも何か新しいことに挑戦したい!」と思っている方も多いですよね。
そこでこの記事では、「未経験可」の求人を探すにあたって知っておきたい、「未経験求人が多いおすすめ転職サービス」などを徹底解説!自分にぴったり合う仕事を見つけるうえで、ぜひ参考にしてくださいね。

目次
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1. 自分に合う仕事が見つかる!未経験におすすめの転職サービス

この章では、未経験可の求人を多く掲載するおすすめ転職サービスを、以下の2つに分けてご紹介します。
なお、どちらも複数登録OKなので、いくつか気になるサービスがあれば併用して使ってみてくださいね。
転職サイトとエージェントの主なメリット・デメリットをまとめた表が、以下になります。
◆転職サイトとエージェントの主な違い
【転職サイト】 | 【エージェント】 | |
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メリット |
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デメリット |
基本的にサポートは受けられないため、転職活動の負担が大きい |
エージェントの担当者によって、合う合わないがある |
なお、エージェントがいくら提案してくれるといっても、自分の中である程度譲れない条件は決めておく必要があります。
エージェント側も「どんな仕事が良いのかまったく分からない」といった方には、求人を紹介するのが難しいので注意しましょう。
■未経験可の求人が多い転職サイト4選

ここでは、複数ある中から企業を比較しやすい、未経験可の求人が多い転職サイトをご紹介していきます。
転職サイト12社の求人数を比較して分かったTOP4ですので、ぜひ参考にしてください。
▼リクナビNEXT
業界No,1の転職成功実績を誇る、誰もが知る大手転職サイト「リクナビNEXT」。
- あらゆる職種を網羅した豊富な求人数
- 公式アプリには転職を相談できる「チャットサービス」も有
…などのうれしい特徴があり、「迷ったらこの転職サイト」といえる守備範囲の広さが魅力ですよ。
▼Re就活

「20代が選ぶ転職サイトNo,1」を誇る、若者向け転職サイト「Re就活」。
- 掲載されている約70%が20代前半向けの未経験可求人
- 未経験の転職の体験談が見れる「20代の転職実例レポート」
…など、職歴の浅い20代や第二新卒にぴったりの特徴を数多く備えています。
「20代の働き方研究所」では、「#好きを仕事に」「#多様性」など、さまざまなタグで仕事についての話題を発信しています。
また、Re就活登録者なら無料で参加できるセミナー情報も数多く掲載されているので、自身のキャリアアップに役立ちますよ!
▼マイナビ転職
新卒向け就職情報サイトでおなじみの「マイナビ」が運営する「マイナビ転職」。
…など、ただ単に求人を探せるだけにとどまらない、求職者に寄り添ったサポート機能が充実しています。
動画サービス「マイナビTVキャリア」では、転職ノウハウはもちろん、さまざまな企業の会社説明会を動画でチェックできます!
転職活動の情報は文字媒体だけになりがちなので、こうして動画にまとめてくれるのはうれしいですね。
▼エン転職
「入社者の仕事人生の充実」を目指し、徹底的に求職者目線で求人を掲載する「エン転職」。
- A4用紙4枚相当におよぶ充実した求人情報
- 会社目線だけでなく、第三者目線で企業の良い点、悪い点を掲載
…など、数ある転職サイトの中でも、ミスマッチを防ぐコンテンツ作成に力を入れています。
前章でも触れましたが、エン転職では関連サイト「Lighthouse」に投稿された、企業に対するリアルな口コミを閲覧可能。
その会社で実際に働いたことがある方が匿名で投稿するサイトなので、ここでしか見られない内情を知ることができますよ…!
■未経験可の求人が多い転職エージェント5選

転職エージェントは転職サイトと異なり、「非公開求人」があるため、公開されている求人数だけで正確に比較はできません。
⾮公開求⼈とは、企業のWebサイトや転職サイトなどで、⼀般に公開されていない求⼈情報です。どのようなポジションで⼈を募集しているのかを普通の⼈は知ることができません。
こうした⾮公開求⼈は、転職⽀援サービスを⾏っている⼀部の転職エージェントが情報を把握しています。
出典:マイナビAGENT
企業が求人を非公開にしている理由としては、
・求人を公開して募集すると手間がかかる
…応募が殺到すると、選考に非常に時間がかかってしまう
・求人の募集を他社に知られたくない
…競合他社に新しい事業に向けた求人を出していることを隠したい
…などがあげられます。こういった表に出ない企業の情報を知れるのもエージェントを利用するメリットです。
ここでは10社を比較した中で、公開求人の「未経験可」が多いTOP5の転職エージェントをご紹介していきます。
▼未経験可の求人が多い転職エージェント ※求人数は2023年2月時点の公開求人数 |
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未経験可求人27,193件 |
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未経験可求人6,314件 |
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未経験可求人3,293件 |
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未経験可求人1,448件 |
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未経験可求人1,440件 一気通貫のサポート体制 |
それでは、一つひとつ見ていきましょう。

エージェントの中には特定の業界の企業に強い、いわゆる「特化型エージェント」もあります。
一方で、大手総合エージェントは「特化型」が得意とする業界も含め、数多くの求人を保有しており、さまざまな仕事から検討が可能。
そのため、まだ明確に希望する仕事が決まっていない方は、これからご紹介する大手総合エージェントで事足りるケースが多いですよ。
▼リクルートエージェント
国内最大手の総合転職エージェント「リクルートエージェント」。
- エージェントの中でも圧倒的に多い公開求人数
- 未経験可の非公開求人も、約4万件以上と非常に豊富
…といった点が魅力で、転職を考えるならまず最初に登録しておきたいエージェントです。

求人数の多さはもちろんですが、誰もが知る大手だからこその安心感も魅力ですよね。
▼パソナキャリア
2021年オリコン顧客満足度調査のNo,1に輝いた転職エージェント「パソナキャリア」。
- 転職後の年収アップ率67.1%と高い水準
- 面接を想定した「模擬面接」サービスで実践的な対策が可能
…など、満足度No,1に選ばれるのも頷ける充実したサービスが魅力です。

また、パソナキャリアは全体の約80%が非公開求人といわれており、公開求人数以上のサービス内容が期待できますよ。
▼doda
「変えるなら、きっと今だ。」のCMでおなじみの、転職サイトと一体型のエージェントサービス「doda」。
- 「年収査定」「適職タイプ診断」などの自己分析コンテンツ
- 転職後のアフターフォローを完備した「CAREER POCKET」
…などのサービスが魅力。また、エージェントサービスを利用せずとも、転職サイトとして求人を探せるので気軽に登録できますよ。

転職サイトの機能も備えているだけあって、転職に役立つコンテンツが豊富です。エージェントサービスを受ける予定がなくても一見の価値アリですよ!
▼マイナビエージェント
20~30代前半の方を対象とした転職サポートを得意とする「マイナビエージェント」。
- 経験の浅い第二新卒向け求人が豊富
- ほかのエージェントにない、中小企業の求人も多い
…などの特徴があり、全体の求人数は上位と比べ少なめですが、大手以外の企業からも検討したい方におすすめです。

ほかの転職エージェントでもいえることですが、特徴の違う2~3社を併用すればさまざまな求人と出会えますし、担当者の相性にも左右されにくいですよ。
▼Spring転職エージェント
人材サービス企業の中でも大手のアデコグループが運営する「Spring転職エージェント」。
- 専任ではなく求人ごとで担当者が変わる
- 企業に詳しい担当者のためミスマッチが少ない
…といった特徴があり、求人の情報をより深く知りたい方におすすめです。

ほかの転職エージェントより、どうしても紹介する求人数は少なくなってしまう体制ですが、その分、1件1件の「質」を重視しています。
2. 未経験の仕事へ転職するうえで知っておきたい基礎知識

転職したい気持ちはあっても、実は「正直特にやりたいことは決まっていない…」という方も多いのではないでしょうか。
もちろん、闇雲に求人を選んで転職するのはおすすめできません。まずは、以下のポイントについて知っておくことが大切です。
あわせて、不安を解消するべく編集部が募集した転職経験者の体験談も掲載しているので、ぜひご覧ください。
■キャリアアップを考えた転職がおすすめ

まず、未経験の仕事に転職するといっても、自分のキャリアアップを意識して求人を選びましょう。
この場合のキャリアアップとは、年収が上がる求人だけでなく、
- 「業界」を変えても「職種」は同じにする
…メーカーの営業 ⇒ 不動産の営業など - 「職種」を変えても「業界」は同じにする
…アパレルの販売員 ⇒ アパレルの広報など
…といったように、ある程度今の自分の経験を活かし、伸ばせる転職を指します。

✓業界か職種を固定すれば、未経験の転職でも有利に
業界か職種のどちらかを固定すれば、自分の強み(持っているスキル)を伸ばしやすいため、転職当初は年収が下がったとしても、今後のキャリアを考えると有利です。
また、まったくの未経験者より、関連した経験があることで採用もされやすいですよ。
▼未経験の転職|キャリアの例 |

上の図の「SE⇒人事」も一見関係なさそうですが、「現場で働くSEの気持ちが分かる人事」という観点で経歴を活かしています。
経歴がバラバラな転職も志があれば決して間違いではありませんが、今後の自分のキャリアを具体的に考えたうえで決断しましょう。
▼実際の転職経験者の体験談
↑転職でキャリアアップした方の体験談 | ||
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K.Sさんの例はまさに転職の王道。計画性を持って自分の経験を活かした転職をし、年収アップも成功しています。
※なお、コンサル業は未経験可でも高いスキルや経験が必要な業界です。
↓転職でキャリアダウンした方の体験談 | ||
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体験談のように、異業種への転職はミスマッチにも注意が必要。憧れだけで選ばず、業務内容などをしっかり調べましょう。
■未経験可の求人はブラック?

次に、多くの方が気になるのは「未経験可の求人ってブラックっぽいけど大丈夫?」ですよね。
一口に未経験可の求人といっても、以下のように企業側の募集理由が異なります。
①とにかく人を集めたいから
…立ち上げ間もなかったり、すぐに人が辞めてしまう環境で選ぶ余裕がない
②経験者のみだと人が集まらないから
…実際は経験者が欲しいが、限定すると候補者が少なくなり選択の幅が狭まるため
③異なる業界の知見が欲しいから
…新規事業立ち上げ、現状の課題解決などで、既存社員にない力が必要なため
③のケースは安心ですが、企業側が①で求人を出している場合、ブラックの可能性が高く注意が必要。
また、②のように経験者優遇ではありますが、人物次第で未経験者でも採用しようとしている企業もあります。

✓①のケースは常に求人を募集している場合がある
求人だけ見て判断するのは難しいですが、「複数部署で常に人材を募集している会社」はブラックの可能性があります。
環境の悪さから人が定着せず、常に人手不足の状態なのかもしれません。
求人内容の労働条件の記載が曖昧だったりする場合も、何かはっきりいえない事情があるのかもしれず、注意が必要です。
なお、志望する会社が企業の口コミサイト、
などで、悪い評判が書かれていないかも、ひとつの判断材料になりますよ。
▼実際の転職経験者の体験談
↑転職でホワイト企業に入社できた方の体験談 | ||
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体験談にある通り、入社した企業を良いと思うかは自分との相性次第な面も。転職にあたって自己分析がいかに重要かが分かる例です。
↓転職でブラック企業に入社した方の体験談 | ||
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先ほどと異なり、エージェントを利用して失敗した体験談。自分でも会社について入念に調べるのが、ブラック企業を回避するうえで大切ですね。
3. 未経験の転職に関する疑問解消Q&A
ここでは前章までで解説できなかった、さまざまな疑問についてQ&A形式で回答していきます。
気になる質問からぜひチェックしてくださいね。
Q1. 転職活動は働きながらした方が良い?

A. 転職活動に割ける時間は少なくなりますが、在職しながらの方がメリットは多いですよ。
編集部では以下のメリット・デメリットを踏まえ、できれば「働きながらの転職活動」をおすすめします。
◆働きながら or 辞めてから|両者のメリット・デメリット
働きながら転職活動 | 辞めてから転職活動 | |
メリット |
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デメリット |
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上記の通り、どちらが良いとは一概にいえませんが、デメリットを見ると、リスクが高いのは辞めてから転職活動をした場合。
焦って会社を選んで不満を感じ、再び転職活動…といった負の連鎖は、今後のキャリア形成に大きく影響するので注意しましょう。
✓3回以上の転職歴は、理由がないと不利な評価に…


リクルートが採用担当者へ行ったアンケート調査によると、3回以上転職している方に対して、企業の見る目が厳しくなる結果が出ています。
面接で明確な理由が回答できないと「この人はすぐ辞めてしまうのでは?」と思われるので、転職を安易に繰り返すのはNGです。
なお、失敗しない転職活動の一連の流れを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
Q2. 資格の取得は転職活動が有利になる?

A. アピール材料として使えますが、スキル面で評価が高くなるわけではありません。
職種に関係する資格であれば、
- 取得した努力
- 志望熱意
…などを面接でアピールできます。ただ、スキル自体に関しては実務経験なしの場合、資格があるからといって特に評価しない企業も。
そのため、あくまで自己PRの材料のひとつとして使い、取得したからといって過信しないようにしましょう。

たとえば、
経理関係の仕事をしたい
↓
努力して簿記の資格を取った
…といったアピールに使えば、志望熱意に説得力が増します。
なお、自己PRをするうえで大切な職務経歴書の書き方を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
Q3. ベンチャー企業って実際どうなの?

A. 何となくの憧れだけで入社するのはおすすめできません。
一般的にベンチャー企業は、
- 企業の安定度は低め
- 労働時間に対して給与は安め
…など、大手と比べ「ハイリスクローリターン」の世界なので、誰にでもおすすめはできません。
上記を理解したうえで「それでもこの仕事がしたい!」と、強い熱意がある方のみ志望すると良いでしょう。

私自身ベンチャー企業に飛び込んだ身ですが、正直前の会社の方が良かった面がたくさんあります(あまり大きな声でいえませんが…)。
転職活動に正解はありませんが、10~20年先を考えて選択してくださいね。
Q4. 未経験の業界を受けるときの志望動機が思い浮かばない…

A. その会社を志望した理由とともに、自分を雇うメリットを伝えることを意識しましょう。
まず大前提として、企業側は未経験の人材を雇うといっても「将来的に会社にとって利益がある人」を採用します。

そのため、志望動機と絡めて自分を採用するメリットを会社に伝えることが大切です。
ほかの業界で学んだことでも、志望する会社で役に立ちそうなことはないか考えてみましょう。
▼自分を採用するメリットを考える手順

もちろん、これらに加えて「なぜその会社を選んだのか」までいえるのがベストです。
お客様目線に立つことを第一に考えた営業職を探しており、貴社を志望させていただきました。
現職では販売職として、毎日100人以上のお客さまの接客を行っています。
しかし、人員の少なさから個人単位での業務になってしまい、時にはお客さまの要望を十分に叶えることができず、もどかしさを感じておりました。
その点、貴社はチーム単位で業務を行うことで、お客さまの要望にしっかり応えることを大切にしていると拝見し、非常に共感しました。
営業職は未経験ですが、現職で培ったコミュニケーション能力は、社内外問わず、貴社でも活かせると感じています。
さらに詳しい志望動機の作り方は、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Q5. やりたい仕事が見つからないんだけど…

A. やりたい仕事がない場合は、自分が求める条件から考えてみるのがおすすめです。
それぞれの業界のおおまかな特徴を知っても、やりたい仕事が特に見つからない方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、抽象的でも良いので、自分が重視する条件をベースに求人を探してみましょう。
●自然が豊かな職場で働きたい
●チームでひとつのことを成し遂げたい
●ひとりで黙々と業務を行いたい
●スーツではなく私服で働きたい
…etc
このように、真っ先に思いつきがちな、
- 残業時間
- 休日日数
…といった条件以外も考えてみると、求人を見る目が変わるはず。
もちろん、そこから現実的に自分ができる職種に絞る必要はありますが、やりたい仕事を見つける取っ掛かりとしておすすめですよ。

求人を探す際、世間一般の印象だったり、先入観から入りがちですが、個人的にはどんな仕事でも一生懸命やれば楽しくなると思っています。
私の前職のアパレルも入社当時はまったく興味がありませんでしたが、がんばっているうちに楽しくなって結局8年間勤めました。
「未経験可の求人が多い転職エージェント5選」で解説した、転職エージェントにキャリアを踏まえて適職を判断してもらうのもひとつの手です。
4. まとめ
最後に、未経験の仕事へ転職するうえで、知っておきたい基礎知識について振り返りましょう。
●キャリアアップを考えた転職がおすすめ
…完全な異業種より自分の経験を活かせる業界、職種がおすすめ
●未経験可の求人はブラック?
…常に求人を募集している企業や、口コミサイトの評判が悪い企業は注意
自分にぴったり合った仕事を見つけて、転職を成功させてくださいね!