リクルートエージェントって本当に利用した方が良いのか分からない...と悩んでいませんか?
この記事では、リクルートエージェントについて徹底解説していきます。
ただ「良かった」だけじゃないユーザーのリアルな声も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
また今回は、転職業界について豊富な専門知識を持つ森本千賀子さんに全面監修を頂きました。

目次
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※本文中の内容は、時期によって公開時の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
1. リクルートエージェントの評判を徹底調査!

キャリアクローゼット編集部が行った調査では100人中70人以上が「リクルートエージェントに満足した」という回答をしました。
ただ、実際「何が良かったのか」また「何が悪かったのか」を自分の目で確認したいところ。
ここからは、株式会社morichの森本さんの解説を交え、リクルートエージェントの口コミを紹介します。
◆知りたい情報からチェック!
・リクルートエージェントの良い評判
・リクルートエージェントの悪い評判
・リクルートエージェントは結局良いの?
公式HPではチェックできない実態をしっかりチェックしてくださいね。
◆リクルートエージェントの良い評判

まずリクルートエージェントの良い評判を紹介!
キャリアアドバイザーの主な役割である3つのポイントに分けているので、気になるものからチェックしてくださいね。
他社より自分に合った求人が多かった |
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30歳 女性 前職:不動産業界/事務職 現職:IT業界/事務職 年収:350万円⇒330万円 ◆利用した転職サービス doda/green/リクルートエージェント |
平均すると2日に1回10件ほどの求人を紹介してくれました。また、他転職サービスにも登録していましたが、リクルートエージェントは一番自分に合った求人があった印象です。 |
ニッチな職種でもちゃんと求人があった! |
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37歳 男性 前職:出版会社/編集 現職:IT会社/ライター 年収:450万⇒430万 ◆利用した転職サービス リクナビnext/マイナビ転職/リクルートエージェント |
ライター職というのはそもそも求人が少ないです。実際、他のサービスだと自分のキャリアやスキルに見合った求人が一つもない、ということも...。 その中でリクルートエージェントは最初の面談の段階から多くの求人を紹介頂きました。そして、その中の一社に無事、転職することができました。 |
やはり大手が一番だと思いました |
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25歳 女性 前職:食品メーカー/事務 現職:玩具メーカー/経理 年収:300万⇒310万 ◆利用した転職サービス リクルートエージェント |
大手のエージェントなので、紹介して頂ける企業の数の多さはすごかったです。求人数が多い分だけチャンスが多いと思うので、転職を考えている方にはぜひおすすめです。 |
評判どおり、求職者には年代や業界問わず幅広い求人を紹介されています。
また、求人が多いと「転職成功の確率が上がる」のほか、「大手を狙っていたけどベンチャーも良いなあ」というような自分の選択肢が広がるメリットもあるようです。

「とりあえず求人募集はリクルートさんにお願いしよう」と考える企業も少なくはありません。
また、一職種の大量採用や、単発求人のみの企業の場合も、「網羅性の高い転職エージェントに依頼しておけば安心」という考えが働きます。
上記の理由から、リクルートエージェントでしか取り扱っていないレアな求人が多いのも特徴です。
キャリアの棚卸がしっかりできた |
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25歳 男性 前職:食品業界/工場勤務 希望:食品業界/事務職 年収:400万円⇒400万 ◆利用した転職サービス doda/リクナビnext/リクルートエージェント |
アドバイザーの方との面談で今までの自分のキャリアを見つめ直すことができました。 自分の強みとなるアピールポイントを明確にしてもらえるのがリクルートエージェントを使うメリットだと感じました。 |
自分では収集できない情報を入手できました |
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41歳 男性 前職:広告業界/営業職 希望:IT業界/営業職 年収:580万⇒600万 ◆利用した転職サービス マイナビエージェント/リクナビnext/リクルートエージェント |
まずはWeb面談でこれまでの職歴や経験の棚卸をして、それから「どういう業界へ転職したいか」ということを対面面談で行いました。 自分では収集できない情報をエージェントの方がかなり持っていて助かりました。おかげさまで内定も頂けました! |
広い視野で今後のキャリアを考えるキッカケになった |
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29歳 女性 現職:地方公務員 ※最終的に転職せず 年収:480万円 ◆利用した転職サービス doda/とらばーゆ/リクルートエージェント |
面談の際に、担当の方が親身に話を聞いてくださったことが良かったです! エージェント利用が初めてだったので面談前は身構えていたのですが、私自身のやりがいや働く意味、価値観をヒアリングを通して一緒に考えてくださりました。 転職だけが解決法ではないなど、視野を広く持つことができました。 |
この項目は、アドバイザーの知見の深さと親身な対応への高評価が多かったです。
また、アドバイザーの助言によって「転職を止めた」という声もちらほら。
細かいヒアリングをもとに、
・希望条件
・転職後のリスク
といった部分をエージェントの利益を抜きにして求職者に本音で伝える姿勢が垣間見えます。
morich
森本さん

リクルートエージェントは日本でいち早く「分業制」の体制を取ったエージェントサービスです。
端的にいうと、企業担当の法人営業と、求職者担当の個人営業と役割が分かれているわけです。
つまり、キャリアアドバイザーは求職者の対応に集中できることが丁寧な対応に繋がっている一つの要因ですね。
アフターフォローまで完璧! |
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36歳 男性 前職:小売業界/販売職 希望:小売業界/販売職 年収:500万円⇒520万円 ◆利用した転職サービス マイナビエージェント/リクルートエージェント |
面接/入社のスケジュール調整や履歴書/職務経歴書の書き方とフィードバックも適切で、アフターフォローまでしてくださったので助かりました。 人柄が良くヒアリングが親身かつ丁寧でしたので、とても信頼できる担当者でした。 |
何も知らない自分にはとても心強かったです |
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33歳 男性 前職:サービス業/店長 現職:サービス業/店舗マネージャー 年収:450万⇒500万 ◆利用した転職サービス リクナビnext リクルートエージェント |
新卒から同じ会社でずっと働いていたので、転職に関しての知識が0でした。 そのため、就活の時に使っていたサービスと同じ企業のリクルートエージェントを利用しました。思っていた以上に丁寧に履歴書や職務経歴書の精査をして頂いて感謝しています。 |
信頼のおけるエージェントだと思いました |
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29歳 男性 前職:人材サービス業/管理職 希望:ITベンチャー/管理職 年収:700万円⇒750万 ◆利用した転職サービス doda/リクナビnext/リクルートエージェント |
アドバイザーの方が転職市場にすごく詳しい印象です。しっかりと企業側の人事や現場の方々にヒアリングしたうえでの面接や評価ポイントに対するアドバイスを頂きました。 30代の大切な転職はこれぐらい信頼のおけるエージェントにお願いしたいですよね。 |
評判通り書類作成や面接対策の質の高さは、リクルートエージェント利用の大きなメリット。
これまで蓄積された転職や企業に関するノウハウが、各アドバイザーに浸透して深く精度の高いアドバイスに繋がっているようです。
morich
森本さん

「面接での想定質問」や「採用される人材の情報」などは過去のデータ蓄積があるからこそ。
もちろん、それらを求職者が自ら情報収集することはできませんし、競合のエージェントにもない情報も多いでしょう。
「面接での想定質問」や「採用される人材の情報」などは過去のデータ蓄積があるからこそ。
もちろん、それらを求職者が自ら情報収集することはできませんし、競合のエージェントにもない情報も多いでしょう。
ここまで、リクルートエージェントの良い評判について紹介しました。
一先ずリクルートエージェントの登録をしてみようと思った方は公式HPをチェックしてみてくださいね。
◆リクルートエージェントの悪い評判

ここからは、リクルートエージェントの悪い評判を紹介!
良い評判が多かった一方、不満や不安を口にしている方も多数。
その理由と対処法まで徹底解説しているので、ぜひご覧ください。
希望とは異なる求人を紹介された |
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32歳 男性 前職:食品業界/工場勤務 現職:衣料メーカー/店舗販売員※別の転職サービスで転職 年収:400万円⇒350万 ◆利用した転職サービス doda/リクルートエージェント |
紹介された求人自体は悪くなかったですが...。 転職を決めさせようとする姿勢が強く、本人にそこまでの転職の意思がなくても、無理やり求人を紹介された感じがした。他のエージェントの方はもっと親切だった。 |
何万と求人があるはずなのに...これだけ... |
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28歳 男性 前職:雑誌編集会社/ライター ※実際に転職はせず 年収:450万 ◆利用した転職サービス マスメディアン/リクルートエージェント |
初めて転職エージェントを利用したのですが、あまりに紹介された求人が少なく驚きました。 フリーター時代もありキャリア的にそんなに良いものではないとは思うのですが...。「何万件求人があります!」と宣伝している割にこれだけしかないの...という印象でした。 |
紹介された求人が微妙に違う気がしました |
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36歳 女性 前職:広告業界/営業職 希望:美容メーカー/営業職 ※他の転職サービスで転職 年収:500万円⇒520万 ◆利用した転職サービス doda/リクナビnext/リクルートエージェント |
キャリアアップのための求人を探しておりましたが、連絡がくる求人は「コンサル業」ばかりでした。 確かに営業のキャリアアップとして「コンサル」という発想はなくもないとは思いますが、私のスキルや希望とはほど遠いものが多かったです。 |
この項目は以下の2つのポイントでの意見が多数。
・求人紹介の押し売り感が強かった
・希望と異なる求人ばかり紹介された
それって担当者のスキルの問題...ということはもちろん考えられますが、求職者の方でも改善できることはあるのでしょうか。
morich
森本さん

企業選びで希望する軸は、きちんとエージェントに伝えましょう。
ここが改善されるだけで、紹介求人の質が大きく変わることがあります。
さっそく森本さんの意見をもとに、最低限必要な転職軸を紹介します。
◆まずは5つの転職軸を設定しよう!

- 給与
年収・賞与・インセンティブなど - 条件
勤務時間・勤務地・休日休暇、働き方(リモートワーク)など - 経験スキル
業務内容、そこで得たスキルなど - 会社の魅力度
社内風土にどういったこだわりがあるのか - 仕事の魅力度
個人orチームどちらで目的を達成したいのか
上記を自分なりにできるだけ具体的に書くこと、そして5つの中で優先度をつけましょう。
また、上記において「前職では何が不満だったのか」という本音も伝えておくと、より紹介求人の精度も上がりますよ。
内定はもらえたが、印象はヤバい... |
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37歳 男性 前職:IT企業/営業 現職:人材業界/営業 年収:450万⇒480万 ◆利用した転職サービス マイナビ転職/マイナビエージェント/リクルートエージェント |
紹介求人は特に問題はなく、結果的にリクルートエージェントで紹介された求人で転職しました。 ただ、アドバイザーの方が忙しいのか、同時期に使用していた他の転職エージェントと比べドライな印象でした。 特に話し方が機械的でコミュニケーションがしづらかったです。 |
新人なのか、頼りなくて残念 |
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35歳 男性 現職:飲食サービス/店長 ※実際に転職はせず 年収550万円 ◆利用した転職サービス リクルートnext/リクルートエージェント |
アドバイザーの方が新人なのか、こちらからも緊張が伝わってきました。 「この人に本当に任せて良いのか」という不安に駆られ、同じリクルート系の転職サイトで自分で求人を探すことにしました。 そんな頼りない方に任せるにはいきません。アドバイザーの変更もできたようですが、そこまでしてこのサービスを使う理由はなかったです。 |
全体的に雑。dodaの方が良かった |
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32歳 男性 前職:衣料品メーカー/店舗勤務 現職:衣料品メーカー/企画部 ※他の転職サービスで転職 年収:460万円⇒480万円 ◆利用した転職サービス doda/マイナビエージェント/リクルートエージェント |
利用した時の書類選考通過率が悪かったです。 「企業ニーズにマッチしているから」と面接を受けたのに、企業側から「スキルがマッチしていない」との言葉もありました...書類の添削も雑だった印象があります。 例えば、dodaはもっと親身な対応でしたし、しっかり内定を頂くこともできました。 |
先ほど絶賛の声が多かったキャリアアドバイザーの対応に不満を頂いた方も一定数いました。
morich
森本さん

正直なところ「アドバイザーとの相性が100%合う」なんてことはありません。
例えば、求職者に対しての想いが強く真剣にアドバイスしすぎるあまり、高圧的に感じられることもあります。
ただ、初回の面接で客観的にアドバイザーの質を見極めるコツはあります。
すぐに「アドバイザーの変更」をするのも一つの手ですが、少し会話のズレがあっただけで「実は優秀なアドバイザーだった...」ということがありそうですね...。
ここでは、森本さんの意見をもとにアドバイザーの質を見極めるポイントを紹介します。
◆アドバイザーの質はここをチェック!

・希望業界/職種への深堀り
例)〇〇に興味を持ったきっかけはなんですか?
⇒求職者の想いや状況を深堀りして聞いてくれるか
・転職市場の知識量
例)〇〇業界は〇〇のスキルがあれば未経験でも採用される事例が多いです
⇒転職市場の全体感でアドバイスをくれる
・客観的かつ視野が広い
例)〇〇なら〇〇という選択肢もありそうですね
⇒求職者の可能性をしっかりと考えてくれているか(押しつけにならずあくまで提案の形だと◎)
優秀なアドバイザーであれば、転職業界の信ぴょう性があるマーケット情報や知見に深みがあり、求職者へ深堀った質問をしてくれます。
また、転職が難しい場合や転職した後のリスクなどを、エージェントの利益を抜きにして本音で伝えてくれるかも押さえておきましょう。
◆アドバイザーの変更は不利益にならない?
キャリアアドバイザーの変更で求職者に不利益は発生しません。
ただ、多くのエージェントでは変更の際、「変更の理由」を詳細に聞かれます。
「~がいけなかったのか」「どうすれば良いのか」など明確に要望を応えることで、次の担当者はより自分に合った方を手配してくれます。
私は優先度が高くなかったのでしょうか? |
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30歳 女性 前職:旅行会社/法人営業 ※実際に転職はせず 年収350万円 ◆利用した転職サービス リクルートエージェント |
求人選考のやり取りの途中、アシスタントの方からメールが届き驚きました。 特に印象が悪かった訳ではないのですが、急に面識のない方が出て来られたので担当変更になったのかと思ってしまいました。 その後もアドバイザーの方が忙しいのか、アシスタントの方がメインのやり取りになってしまいました。 私のキャリア内容に対しての判断で優先度が高くなかったのでしょうか...。 |
またすぐに転職することになった.... |
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27歳 男性 前職:サービス業/法人営業 現職:サービス業/個人営業 年収:400万⇒540万 ◆利用した転職サービス エン転職/マイナビ転職/リクルートエージェント |
リクルートエージェントを利用して転職できました。 ただ、思っていた企業と違いました。 求人紹介の際や面接では「人を大切にする」といった社風だと聞かされていたのですが、結構なブラック企業でまたすぐ転職活動をすることになりました。 アドバイザーの方も求人企業のことは全て分からないと思いますが、もう少しリアルな社内情報を提供して欲しかったです。 |
転職サイトの方が気持ちが楽だった |
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38歳 男性 前職:飲食業/店舗スタッフ 現職:通信機器/営業 ※他の転職サービスで転職 年収:350万⇒360万 ◆利用した転職サービス リクナビnext/リクルートエージェント |
アドバイザーの方の発言が「もっとこうした方が良い」「こういう考えはダメだ」的な説教的なものが多かったです。 自分がダメなのは自分が良く分かっているので...。優秀なアドバイザーの方には私のような人間の気持ちは分からないのかな、と思いました。 |
寄せられた評判の中には、サービス面や転職後のミスマッチに関する不満が多くありました。
こういった事例に対して対処策はあるのでしょうか。
morich
森本さん

これまで解説してきたように、相対的にリクルートエージェントは良いサービスだと思います。
ただ、転職活動において大切なのは、一つにこだわらず、いくつかの転職サービスを併用することです。
森本さんに伺ったところ、転職エージェントは「求人数の多さ」「求人内容の質」「アドバイザーの対応の丁寧さ」を軸に2~3社選ぶことがおすすめです。
逆に登録し過ぎると対応に追われて、転職活動の妨げになる可能性があるので注意しましょう。
編集部おすすめの転職エージェントを知りたい方はこちらをチェックしてくださいね
◆リクルートエージェントは結局良いの?

ここまで、リクルートエージェントの良い評判と悪い評判を紹介してきました。
最後に、結局のところリクルートエージェントは利用すべきなのか、森本さんに単刀直入に聞いてみました。
morich
森本さん

転職エージェントを利用する際は選択肢にまず入れるべきだと思います。
・圧倒的な保有求人数
・アドバイザーの高いサポート力
というエージェントにとって重要な点が高い水準にある時点で、同業のサービス以上の価値があります。
もちろん、サービスの性質上、満足できない方も出てくると思うので、その他のサービスとの併用がおすすめです。
口コミの評判からも見えたように、リクルートエージェントは「量(求人数)」×「質(アドバイザーのサポート力)」は多くの求職者にとって真に満足のいくもののようです。
森本さんの意見の通り、転職エージェントを利用するならばまず選択肢に入れるべきエージェントと言えるでしょう。
2. リクルートエージェントってどんな人におすすめ?

ここからは、リクルートエージェントを特におすすめしたい人について具体的に解説します。
◆ 第二新卒を含む20代の方

まず、第二新卒を含む20代全般の求職者におすすめです。
理由の一つとしては、リクルートエージェントの転職決定者の年齢構成です。
上記の通り、全体構成比の40%以上を占めています。
サービス名 | 第二新卒向け公開求人数 ※2023年2月現在 |
---|---|
リクルートエージェント | 32,737件 |
マイナビジョブ20`S |
2,129件 |
ウズキャリ(UZUZ) | 340件 |
そしてそれだけ「第二新卒向け」の求人数が多いことが特徴です。
「20代向け」や「第二新卒特化型」と言われる競合の転職サービスを凌ぐ数です。

20代の方は社会人経験が短いため、実績や成果よりも仕事に対する取組みの姿勢が重要視されるケースが多いです。
そういった自己分析に関しては客観的な視点が大切になってきます。
リクルートエージェントであれば、アドバイザーと伴走して転職活動を進めていける点も含め、この年代の方に利用をおすすめします。
morich
森本さん

採用企業は、20代の方には今後会社で活躍できるかという「ポテンシャル軸」を重視します。そのため、
・努力してきた経験
...これまで何を学んできたのか
・モチベーションは何なのか
...何を目的に働きたいのか
・今後のキャリアプラン
...将来自分がどうなりたいのか
など、これまでの経験や将来像をキャリアアドバイザーとともに深掘りしましょう。
◆ 営業職やIT業界を希望の方

リクルートエージェントは、職種なら営業、業界ならIT業界の転職決定者が多いです。
そのため、これらの職種/業界を目指す方には利用を強くおすすめします。そして、
・職種の中でもっとも需要の多い営業職
・最近年代問わず人気のIT業界
という、定番~トレンドの求人を網羅的かつ豊富に取り扱っている点から見てもリクルートエージェントの企業からの信頼度合いが伺えますね。

また、大手からベンチャー系まで求人企業の規模も幅広く、自分の希望条件に合った求人が見つかる可能性が高いです。
morich
森本さん

営業やIT企業はもちろんですが、多種多様な業界や職種に強いのがリクルートエージェントの魅力です。
逆に弱い部分を強いて挙げるなら、美容師や看護師のような専門職とハイクラス人材に関しては、その分野の「特化型エージェント」に劣ります。
◆ 平日に転職活動できない方

リクルートエージェントでは土日祝でもキャリアアドバイザーの面談を行っています。
北海道から福岡まで全国16カ所※にオフィスを設けており、遠方の場合はオンラインや電話面談にも対応可能です。※ 詳細に関してはこちらをご覧ください
ちなみに、土日祝の面談に関して別途料金が発生することはありません。
morich
森本さん

休日に面談することのメリットとして、転職についてじっくり考える時間ができるという点もありますね。
平日の忙しい時に焦って面談や応募書類の制作をしてしまうと、思ったような出来にならないこともあります。
それが書類の通過率の低下につながってしまうこともあります。
その他、仕事に入っている日よりも会社に転職活動がバレるリスクを軽減できる点もあるので、気兼ねなく転職活動をしたい方にもおすすめです。
◆この章のまとめ
・幅広い年齢層、職種の転職におすすめ
⇒第二新卒の転職決定数が半数以上!
⇒営業職やIT業界など人気の求人案件を網羅
・平日に転職活動ができない方におすすめ
⇒土日祝の面談も可能
・ハイクラス転職や特定の業界への転職に弱い
⇒その他の転職エージェントとの併用を検討する
※その他のエージェントについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
3. リクルートエージェントはどんなサービス?

まずリクルートエージェントの特徴を2つのポイントに分けて解説します。
◆保有求人数の豊富さ

リクルートエージェントは、業界最大規模の転職サービス。
幅広い業界や職種を取り扱い、非公開求人を含めると、総保有求人数は40万件以上です。
業界第2位のdodaと比較しても、約4倍と圧倒的な数です。
morich
森本さん

「保有求人数」の多さは、転職エージェント選びの重要ポイントですね。
シンプルな話ですが、保有求人数が多い方が給与や職場環境など自分の条件に合致した転職先が見つかる可能性が高くなるからです。
◆キャリアアドバイザーの高いスキル

キャリアアドバイザーの提案/交渉力の高さが強みの一つ。
・過去の膨大な転職支援データを活用
⇒求職者の希望に沿った求人を紹介できる
・業界最大手ならではの交渉力の強さ
⇒企業側へ求職者の条件交渉を上手く進めてくれる
別のエージェントでは難しい提案も、40年近い歴史を持ち、企業とのリレーションがあるリクルートエージェントだからこそ通ることもあります。
morich
森本さん

リクルートエージェントは、教育制度に特徴があります。
・CA(キャリアアドバイザー)
・RA(リクルーティングアドバイザー:法人営業)
にそれぞれ専門の教育部署があります。
教育部門は、 半年間かけてOJTで教育していくので、自然とアドバイザーの質も高くなるわけです。
4. リクルートエージェントのよくある疑問解決Q&A

前章までで解説できなかった、さまざまな疑問についてQ&A形式で回答していきます。
気になる質問からぜひチェックしてくださいね。
Q1. サポート内容を詳しく教えて

morich
森本さん

主なサポート内容を2つのポイントに分けて解説します。
◆キャリアアドバイザーのサポート

①キャリアアドバイザーとの面談
・転職の目的や希望条件などを確認
・面談は対面、または電話で実施
②求人紹介
・面談結果をもとにキャリアアドバイザーが求人紹介・求人紹介以外に企業の職場環境などの情報も提供
③書類添削・面接対策
・応募書類の作成法や面接のテクニックをアドバイス
・面接日程も調整
④内定・退職交渉
・退職に向けてのアドバイス
・入社に伴う手続きなど内定後のサポート
転職市場に詳しいアドバイザーのサポートを受けながら転職を進めることができることは大きな魅力。
これらのサポートをすべて無料で利用できます!
◆キャリアアドバイザーは選択できない...
多くのエージェントと同様、リクルートエージェントは求職者自らキャリアアドバイザーを選択することはできません。※アドバイザーの変更はいつでも可能です
ただ、こちらのページでは一部のキャリアアドバイザーの経歴や担当領域などが公開されています。
自分のいきたい業界にはどういった担当がいるかチェックしてみてくださいね。
◆書類作成や面接対策の独自サポート
![]() |
・職務経歴書エディター 画面に沿って選択・入力するだけで職務経歴書が作成できるツール 例文や記載すべき内容が業界/職種ごとに選択可能 |
![]() |
・転職成功ガイド 転職に関するノウハウが満載 転職の準備の仕方や退職手続きの仕方 を転職のプロが解説 |
リクルートエージェントは転職活動をスムーズに進めるためのツールが充実しています。
・転職を初めて行う方
⇒転職に関しての悩みをすぐに解決できる
・在職中に転職活動を行う方
⇒例文のテンプレがあるので応募書類の作成が楽
特に上記のような方にとっては心強い味方になってくれます。
morich
森本さん

リクルートエージェントのツールは確かにシンプルで使いやすいですが、転職ノウハウのコンテンツ量でいうとdodaやマイナビなどに劣る印象です。
ただ、そういう転職に関する疑問や悩みは、アドバイザーに相談した方が個別の悩みに沿った回答を得られることもあるでしょう。
Q2. 登録の流れを教えて

morich
森本さん

Webサイトか公式アプリの流れに沿って進めていくだけでスムーズに利用できます。
登録自体は5分もあれば完了しますよ。
▼リクルートの登録方法
リクルートエージェントの「転職支援サービスお申し込み」のページから申し込みます。




登録時に入力する情報は、「プロフィール情報/転職に期待すること」のみです。
履歴書や職務経歴書に関しては登録後、キャリアアドバイザーとの面談で相談しながら作成可能です。
最後に、面談の日程と方法(対面/オンライン/電話)※を選択して、スケジュールが決定したら登録完了です。※現在オンライン/電話のみ
面談の開始時間は、土日を含む9:30~20:00から選択でき、転職活動の時間があまりない方も安心です。
◆リクルートエージェント登録後の流れ
①キャリアアドバイザーとの面談
・転職の目的や希望条件などを確認
②求人紹介・応募
・面談結果をもとにキャリアアドバイザーが求人を紹介
・求人紹介以外に企業の職場環境などの情報も提供
③書類添削・面接対策
・応募書類の作成方法や面接テクニックをアドバイス
・面接日程も調整
④内定・退職交渉
・退職に向けてのアドバイスや入社に伴う手続きなど内定後のサポートもあり
Q3. 登録を断られることはあるの?

morich
森本さん

登録自体は誰でも可能で、利用料も無料ですよ。
リクルートエージェントの登録に審査はありません。
転職を検討している方であれば、誰でも無料で登録して求人情報を閲覧したり、紹介してもらうことが可能です。
ただし、面談した上で「紹介できる求人がない」とお断りを受けることはありえます。
例えば…
・社会人経験がない/現在フリーターの方
・短期離職や離職回数が多すぎる方※理由によります
・年齢とスキルがマッチしていない方
上記のような場合で求人が紹介されない場合、転職エージェント以外のサービスも利用して転職活動を進めるのがおすすめです。
▼エージェント以外の転職サービス
求人情報誌 折込チラシ |
駅やコンビニで無料配布している求人誌など。 地域ごとに情報がまとまっており、さまざまな業種・職種に出会うことができ選択肢が広がる。 |
ハローワーク | 民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を支援する、国(厚生労働省)の機関。 求職希望カウンターで直接相談しながら求人を探すことができる。 |
転職サイト | 「リクナビNEXT」「doda」「マイナビ転職」など。 幅広い業界・職種の求人から探せる。「フリーターから正社員」など条件を指定することもできる。 |
Q4. 非公開求人ってなんであるの?

morich
森本さん

企業の事情で一般に公開されていない求人を「非公開求人」といいます。
企業側が求人を「非公開」にするのには以下のような理由があります。
・企業の重要ポジション
⇒求める条件を満たす求職者が市場に少ない
・新規事業のためのポジション
⇒社外に情報が漏れるリスクを抑えるため
・採用を急いでいるポジション
⇒企業側が候補者を絞る時間を削減できる
・現任者がいるポジション
⇒現任者をリプレイスしたい場合に選考を内密に進められる
「非公開」というとハイクラス人材をイメージする方も多いかと思います。
ただ実際は、誰にでも非公開求人の中で自分に合ったものが見つかる可能性はありますよ。
Q5. リクナビNEXTとどう違うの?

morich
森本さん

同じ転職サービスですが、サービス内容が多く異なります。
2つの違いは以下に説明します。
リクナビNEXTは、リクルートエージェントと同じく人材業界最大手リクルートが運営元。
そのため、転職サイトの中でも豊富な求人数を誇ります。
▼リクナビNEXTの基本データ
運営会社 | 株式会社リクルート |
会員数 | 約1,400人 ※2022年5月時点 |
対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 103,546件 ※2023年2月時点 |
非公開求人数 | 記載なし |
次に、二つのサービスの違いを解説します。
リクナビNEXT | リクナビエージェント | |
内容 | 求人探しから応募まで全て自力で進めていく | キャリアアドバイザーの支援を受けながら転職を進められる |
気軽さ |
◎マイぺースに進められる | △スピード感が求められる |
求人量 | △エージェントよりは少ない | ◎非公開求人を保有しているため多い |
情報量 |
△掲載情報のみ |
◎担当者が企業情報を提供 |
書類作成 | △自力で作成 | ◎添削指導を受けられる |
面接対策 |
△自力で対策 |
◎面接官の情報など、担当者からアドバイスがもらえる |
内定率 | 〇エージェントよりは低い | ◎担当者が推薦してくれるため高い |
日程調整 |
△自分で調整し、企業に連絡 | ◎担当者が調整し、企業に連絡 |
内定後 | △条件交渉など自力で行う | ◎担当者が条件交渉してくれる |
リクナビNEXTなら、自分のペースで求人を探すことができますが、サポート面でいうとリクナビエージェントにメリットが多いです。
そのため、リクナビエージェントをメインに利用して、リクナビNEXTを補助的な役割として用いる方法がおすすめです。
◆二つのサービスは連携できる!
リクナビNEXTの登録時に、「転職エージェントも登録」項目にチェックを入れると、自動的にリクルートエージェントにも登録される仕組みとなっています。
◆ハイクラス転職向けのサービスもあり

リクルートが運営する転職サービスはその他にもあります。
リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス向けのヘッドハンティング型の転職サイトです。
一般的な転職サイトと同様に求人を自分で探すことも可能ですが、メインは「スカウト機能」です。
求職者の登録情報(レジュメ)をもとに、ヘッドハンター(転職エージェントのキャリアアドバイザー)からのスカウトを受け取ることができます。
Q6. 他に利用した方がいい転職エージェントってあるの?

転職エージェントは複数利用することをおすすめします。
そこでここでは、
・さまざまな求人が網羅されている「総合型」
・特定の業界や職種に強い「特化型」
の中で編集部がおすすめのサービスを紹介します。
【総合型】転職エージェントおすすめ3選
まずは、リクルートエージェント同様の総合型おすすめ転職エージェントをご紹介します。
◆幅広く求人が知れる総合エージェント3選 | |
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転職ノウハウのコンテンツが豊富 |
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安心の大手転職エージェント |
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幅広い職種の求人案件 |

リクルートエージェントと並んで求人数が豊富な「doda」。
アドバイザーによる丁寧な転職支援に定評があり、求人数・アドバイザー・サポート体制すべてにおいてユーザーから高い評価を得ています。

新卒向け就職情報サイトでおなじみの「マイナビ」が運営する「マイナビエージェント」。
他大手サービスと比べて求人数は少ないですが、マイナビ独自のサービスを展開しており、転職活動の強い味方になってくれますよ。

豊富な業界を扱いつつハイクラス人材にも強い「パソナキャリア」。
パソナグループのネットワークを活かした独自求人を多く扱っているため、他サービスとの併用が特におすすめですよ。
◆編集部はここに注目!

パソナキャリアには、女性の転職について詳しいアドバイザーで構成された「女性活躍推進コンサルティングチーム」があります。
女性社員の活躍や待遇を志望企業にヒアリングしてくれるので、ミスマッチの少ない転職が期待できます。
【特化型】転職エージェントおすすめ3選
次に、特化型のおすすめ転職エージェントをご紹介します。
◆特定の年代・職種などに強いエージェント3選 | |
20代向けの求人や 情報が満載
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ハイクラス向け 転職サービスの最大手 |
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女性の転職の強い味方 |
(株)学情が運営する、20代求人に特化した転職エージェントの「Re就活エージェント」。
経歴よりもポテンシャルを重視する企業の求人が多いので、実績やスキルに自信がない場合でも自分に合った求人が見つかりやすいですよ。

印象的なテレビCMでおなじみの、スカウト型転職サイトの代表格といえる「ビズリーチ」。
ネックなのは利用に際して月額3,278円~の有料会員※になる必要があること。※無料では限られたスカウトしか見れず、有料会員になることがほぼ必須
ただ、これから本気で転職活動を始める方にはぜひおすすめです。
転職エージェント「type」の女性専門エージェントサービス「type女性の転職Agent」。
求人数自体は少なめですが、それぞれのライフワークバランスに合わせた働き方を見つけたい方におすすめですよ。
◆編集部はここに注目

type女性の転職Agentでは、面接対策の中でメイクアップサービスを実施。
転職活動の面接用メイクが分からない!という方も多い中で、女性に特化した転職エージェントだからこそできる、他にはないサービスです。
◆年代別のおすすめ転職サイト&エージェント
こちらは、年代別のおすすめ転職サイト&エージェントを紹介した記事です。自分に合った年代を選んで確認してみてくださいね。
5. まとめ
今回リクルートエージェントについて徹底解説しました。
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森本さん

リクルートエージェントは転職エージェントを利用する際、必ずチェックしておくべきサービスですね。
もちろんこれだけ登録しておけばOK、というわけではないですが、
・圧倒的な求人数
・キャリアアドバイザーの質
など、本当に満足できる転職をするための大きな助けになるかと思います。
歴史に裏打ちされた膨大な転職データや業界最大手の交渉力などを持ったリクルートエージェントだからこそ、転職において心強いサービスになるんですね。
転職エージェントを利用する際は、リクルートエージェントをぜひ検討してみてくださいね。※もう一度、リクルートエージェントの評判を確認したい方はこちらをご覧くださいね
◆参考文献まとめ

森本千賀子「本気の転職パーフェクトガイド」 新星出版社,2013
森本千賀子「のぼりつめる男 課長どまりの男」サンマーク出版,2017
森本千賀子「マンガでわかる成功する転職」池田書店,2019
鈴木康弘「20代のリアル転職読本」株式会社翔泳社,2016
黒田真行「転職に向いている人 転職してはいけない人」日本経済新聞出版社,2017