「ビズリーチ」と比較されることが多い、ハイクラス向け転職サイトの「リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)」。
実際に登録する前に「本当に年収アップできるの?」「他の転職サイトとの違いは?」と、疑問に思いますよね。
そこでこの記事では、利用者の口コミを参考に良い評判と悪い評判をご紹介します。
2021年11月1日に、キャリアカーバーは「リクルートダイレクトスカウト」へ名称変更されました。(参照:公式サイト)
※本文中の内容は、時期によって公開時の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
1. 口コミで分かったリクルートダイレクトスカウトの良い評判
今回編集部では、リクルートダイレクトスカウトの利用者100名にアンケートを実施し『利用満足度』を調査しました。
◆リクルートダイレクトスカウト利用者アンケート

その結果、上記の通り62%の方が「利用して満足した」と回答していました。
ここでは、満足している方の中で特に多かった3つの評判について、実際の口コミと合わせて解説していきます。
(※以下の票数は2つ以上回答している方の分も含めています。)
1位:高収入の求人が多い(85票)
2位:優れたヘッドハンターによる求人紹介(50票)
3位:「顧問」の求人を紹介してもらえる(33票)
先に悪い評判を見たい方は「2. 口コミで分かったリクルートダイレクトスカウトの悪い評判」からご覧ください。
1位:高収入の求人が多い

リクルートダイレクトスカウトで出会える求人は、年収600~2,000万円と高収入。
転職決定時の平均年収は900万円以上※で、幹部職などハイクラス求人も多いのが特徴です。
(※参照:公式サイト)
【求人の質についての口コミ】
- ビズリーチ
- リクルートエージェント
と比較した表が以下になります。
ハイクラス向け転職サイトの求人の年収比較
サイト名 | 年収900万円以上 | 年収1,000万円以上 |
---|---|---|
![]() |
◎84,611件 | ◎79,363件 |
![]() |
80,714件 | 55,446件 |
![]() |
58,937件 | 43,983件 |
※2023年7月時点の検索結果
※「3. ビズリーチとの違いって?求人数や利用料金を比較!」でも詳しく比較しています。
上記のように、年収1,000万円以上の求人数では大手転職サイトを上回るため、年収をアップさせたい方におすすめです。
また、公式サイトでは年収アップに成功した方の転職事例が紹介されています。
▼リクルートダイレクトスカウトで年収アップ! |

また、求職者が転職を決断した経緯も紹介されているので、利用するイメージをつかめますよ。
この他にも年収を100万円以上アップされた方の事例が多数掲載されているので、気になる方は参考にしてみてくださいね。
2位:優れたヘッドハンターによる求人紹介

まず、リクルートダイレクトスカウトは「スカウト型」の転職サイトです。
リクルートダイレクトスカウトに登録すると、 ヘッドハンター※が求職者のレジュメをチェックし、経歴・スキル・条件に応じてマッチする求人を紹介してくれます。
登録手続きは5分ほどで完了し、後はスカウトを待つだけでOKなので、忙しい方でも効率的に転職活動を進められますよ。
ヘッドハンターに求人を紹介してもらうことで、他では見つからない、年収やポジションなどの条件が良い求人に出会えます。
また、転職に対するアドバイスもしてくれるので、非常に頼りになる「パートナー」といえます。
【ヘッドハンターについての口コミ】
なお、下図で示しているとおり、転職希望者が自ら希望に合うヘッドハンターを選ぶことができます。
▼リクルートダイレクトスカウトの仕組み

ヘッドハンターを検索する際は、
- 担当業種
- 担当職種
- 業界経験年数
などの条件で絞れるので、自分の希望する業界・業種に詳しい担当者を見つけてくださいね。
ヘッドハンターからはどんなスカウトを受けられる?
スカウトは4種類ありますが、中でも「一求入魂スカウト」はヘッドハンターの本気度が高く好条件の求人を紹介されやすいです。
スカウト の種類 |
重要度 | 説明 |
---|---|---|
通常 スカウト |
低 | ヘッドハンターから送られる最も一般的なスカウト |
FIT HUNTER スカウト |
中 |
職務経歴とヘッドハンターの専門性とのマッチング度が高いスカウト 例「求職者:エンジニア」「ヘッドハンターの専門性:IT業界」 |
一求入魂スカウト | 高 |
限られた求職者に送られるスカウト ポジションや、年収が高い求人を紹介されやすい |
顧問求人スカウト | ー |
業務委託として他社で働く「顧問」の求人を紹介するスカウト 「次章」にて詳しく解説しています |
ヘッドハンターが送信できるスカウト数は限られているので、一球入魂スカウトが届いたということは、市場価値が高い証といえます。
3位:「顧問」の求人を紹介してもらえる

リクルートダイレクトスカウトでは、通常のスカウトとは別に、業務委託として他社で働く「顧問」の求人を紹介してもらえます。
顧問の仕事内容は、長年培ってきた知識・経験を活かして、「経営陣や社員に実務的な助言」を行うことです。
▼顧問求人の事例

顧問として働くことで報酬を得られる以外にも、
- 働き方の視野が広がる
- 転職活動の際の実績になる
といったメリットがあります。
また、本格的に転職活動をする前に、今の会社に居ながら副業として経験を積んでおきたい方にもおすすめです。
2. 口コミで分かったリクルートダイレクトスカウトの悪い評判

前章でご紹介したとおり、リクルートダイレクトスカウトは大多数の利用者に好評でした。
ですが、少数ではあるもののアンケートでは以下のような悪い評判もありました。
・転職を急いでいる方には向かない
・現年収が低くて求人を紹介されなかった
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
①転職を急いでいる方には向かない

メリットの「2位:優れたヘッドハンターによる求人紹介」でご紹介した通り、リクルートダイレクトスカウトは「スカウト型」の転職サイトです。
そのため、
- 登録してもすぐに条件の合うスカウトが来るわけではない
- 自分で求人検索もできるが、ヘッドハンター経由で応募する必要がある
といったデメリットがあり、転職活動を終えるまでに時間がかかります。
利用者100名に行ったアンケートでも、約40%の方が転職活動を終えるまでに「3か月以上」かかっていました。
【すぐに転職できなかった方の口コミ】
早く転職したい方には、専任のアドバイザーが転職活動を進めてくれるエージェントタイプのサービスをおすすめします。
②年収が低くて求人を紹介されなかった

リクルートダイレクトスカウトは「ハイクラス向け」のため、現年収が低かったり、経験が少ない方は求人が紹介されない傾向にあります。
以下のように、希望条件で設定できる最低年収が「600万円以上」となっており、掲載求人はどこもハイクラス。
▼実際のサイト画面 |

そのため、スカウトされるには相応の能力が求められるのです。
【求人を紹介されなかった方の口コミ】
3. リクルートダイレクトスカウトとビズリーチとの違いって?

ここまで、リクルートダイレクトスカウトの良い評判・悪い評判を解説してきました。
その上で、ハイクラス向け転職サイトとしてよく比較される「ビズリーチ」とどう違うんだろうと疑問に思いますよね。
そこでこの章では、年収ごとの求人数や利用料金など、様々な項目で両者を比較してみました。
◆ビズリーチとの比較表
サイト名 |
![]() |
![]() |
---|---|---|
公開求人数 | ◎452,446件 | 205,354件 |
年収900 万円以上 |
◎84,611件 | 80,714件 |
年収1,000 万円以上 |
◎79,363件 | 55,446件 |
年収検索 の下限 |
◎600万円~ | 300万円~ |
料金 |
◎無料 |
無料だと制限あり |
登録前 の審査 |
◎なし | あり |
ヘッド |
3,000人以上 | ◎5,000人以上 |
顧問求人 スカウト |
◎あり | なし |
※2023年2月時点の件数及び人数
上記データの通り、公開求人数やヘッドハンター数はビズリーチの方が2倍程度多い結果に。
ただ、リクルートダイレクトスカウトは、
- 年収1,000万円以上の求人数が多い
⇒より質の高い求人が揃っている - 無料で全サービスが利用できる
⇒ビズリーチは有料サービスのため、気軽に利用できない
などの点で優れており、お金をかけずにハイクラス向け転職サイトを使ってみたい方におすすめといえますね。
転職に本気ならビズリーチと併用するのもおすすめ!
ビズリーチはその求人数の多さから、リクルートダイレクトスカウトにない案件を持っている可能性があります。
そのため、両者を併用することで選べる求人数が増え、自分の希望条件に合った企業に出会える確率が上がりますよ
※ビズリーチについて詳しく知りたい方は「5章」にてご紹介しています。
【結論】リクルートダイレクトスカウトはこんな方におすすめ!

ここまでの内容をもとにすると、リクルートダイレクトスカウトはこんな方におすすめです。
① 現年収が600万円以上あり、さらに上を目指したい方
⇒年収1,000万円以上の求人が豊富。現年収が少ないと求人が紹介されない可能性がある。
② 転職活動にお金をかけずに、年収をアップさせたい方
⇒ビズリーチと異なり、すべてのサービスを無料で利用できる。
③ 「顧問」の立場で副業として働き、実績を増やしたい方
⇒スカウトを受けて「顧問」として働くことで、専門分野の実績を増やせる。
リクルートダイレクトスカウトは上記に当てはまる方におすすめのサイトなので、ぜひ登録してみてくださいね。
リクルートダイレクトスカウト基本情報
運営会社:株式会社リクルートキャリア
公開求人数:452,446件
年収1,000万円以上:49,534件
料金:完全無料
5. ハイクラス向け転職エージェント/サイトおすすめ4選
ここでは、リクルートダイレクトスカウトをはじめ、
「管理職や経営層に近づきたい」
「外資系企業に転職したい」
といった方におすすめのハイクラス向け転職エージェント・サイトを紹介します!
・リクルートダイレクトスカウト
...業界大手リクルートが運営
・ビズリーチ
...30代に特におすすめ求人が多数
・ランスタッド
...独自案件が多い
・ロバート・ウォルターズ
...高年収求人が多数
リクルートダイレクトスカウト

JACリクルートメントと比較されることが多い、ハイクラス向け転職サイトの「リクルートダイレクトスカウト」。
転職決定時の平均年収は950万円以上で、幹部職などハイクラス求人も多いのが特徴です。※2021年4月時点。ハイキャリア会員のみ
リクルートダイレクトスカウトのここに注目!
スカウトの種類
種類 |
重要度 | 説明 |
---|---|---|
通常 スカウト |
低 | ヘッドハンターから送られる最も一般的なスカウト |
FIT HUNTER スカウト |
中 |
職務経歴とヘッドハンターの専門性とのマッチング度が高いスカウト |
一求入魂スカウト | 高 |
限られた求職者に送られるスカウト ポジションや年収が高い求人を紹介されやすい |
顧問求人スカウト | ー |
業務委託として他社で働く「顧問」の求人を紹介するスカウト |
ビズリーチ

リクルートダイレクトスカウトと並びハイクラス向け転職サイトとして人気のある「ビズリーチ」。
登録に際して審査がありますが、年収1,000万円以上の求人が3分の1を占めるなどプロフェッショナル向けの求人が多数掲載されています。
ビズリーチのここに注目!

ビズリーチはヘッドハンターだけでなく、企業から直接スカウトを受けることができます。
企業からのプラチナスカウトは面談が確約されており、スムーズに転職活動を進めることができます。
ランスタッド

オランダに本社を置き、海外・外資系企業への転職に強みを持つ「ランスタッド」。
外資系の高収入求人が豊富で国際経験豊富なエージェントによるサポートを受けることができます。
ランスタッドのここに注目!
ロバート・ウォルターズ

1985年にロンドンで設立し、世界32ヶ国に拠点を持っている「ロバート・ウォルターズ」。
ハイクラスポジションの求人を厳選して取り扱っているため、年収800万円以上の案件が多いのが特徴。
ロバート・ウォルターズのここに注目!
6. リクルートダイレクトスカウトに関する疑問解消Q&A
ここからは、登録する前に知っておきたいリクルートダイレクトスカウトに関する疑問を、Q&A形式で解説していきます。
それでは、早速見ていきます。
Q1.リクルートエージェントとの違いって?

A.ターゲット層や、求人を紹介される方法が異なります。
どちらも「株式会社リクルート」が運営するサービスですが、メインのターゲットや、専任エージェントの有無などに違いがあります。
◆リクルートエージェントとの比較表
サイト名 |
![]() |
![]() |
---|---|---|
ターゲット |
年収600万円以上 のハイクラス人材 |
年齢や経歴を 問わず幅広い人材 |
公開求人数 | ◎452,446件 | 411,719件 |
年収1,000万円 以上の求人数 |
◎49,534件 | 36,467件 |
担当 エージェント |
なし | ◎あり |
求人紹介 の方法 |
企業やヘッドハンター からのスカウト |
◎専任エージェント |
書類添削 面接対策 |
原則なし ※ヘッドハンター によってはあり |
◎あり |
リクルートダイレクトスカウトと異なり、リクルートエージェントは、
- 幅広い年齢層、経歴の方に対応
- 一人ひとりに専任のエージェントが付く
などの特徴があり、現在のキャリアに自信がなく、マンツーマンの転職サポートを受けたい方におすすめです。
※リクルートエージェントについては「5章」にて詳しく紹介しています。
Q2.登録後の流れって?
A.基本的には以下のように進んでいきます。
①登録 |
②ヘッドハンターからスカウトが届く ・スカウト内容を確認し、返信 ・面談の日程調整 |
③面談 ・現状のキャリア・要望を伝える ・面談内容をもとに求人を紹介される |
④書類添削 |
⑤応募・面接対策 |
⑥内定・退職交渉 |
納得のいく転職をするためには、③の面談時にしっかりとこれまでの経歴及び希望条件を伝えることが大切です。
面談を有意義な場にするために、
- これまでのキャリア・実績をまとめる
- 希望条件(年収、仕事内容など)を言語化して優先順位をつける
といった事前準備をしておきましょう。
きちんとした受け答えができれば、ヘッドハンターに「自信をもって企業に紹介できる人材」だと思ってもらえますよ。
Q3.スカウトを受け取りやすくするコツって?
A.レジュメ(職務経歴書)を詳細に記載することが大切。特に職務内容や希望条件などを細かく設定しておきましょう。
▼実際のサイト画面 |
---|

採用担当者(企業の人事やヘッドハンターなど)は、大量のレジュメから求職者を絞り込み、募集ニーズに合うか判断しています。
そのため、
- 応募先企業で求められるスキルや経験
- 年収や勤務地など譲れない条件
を詳細に記載することで、目に止まりやすくなり、スカウトが受け取りやすくなりますよ。
7. まとめ|リクルートダイレクトスカウトがおすすめの方とは
ここまで利用者の口コミをもとにリクルートダイレクトスカウトの評判について解説しました。
あらためて、リクルートダイレクトスカウトはこんな方におすすめです。
① 現年収が600万円以上あり、さらに上を目指したい方
⇒年収1,000万円以上の求人が豊富。現年収が少ないと求人が紹介されない可能性がある。
② 転職活動にお金をかけずに、年収をアップさせたい方
⇒ビズリーチと異なり、すべてのサービスを無料で利用できる。
③ 「顧問」の立場で副業として働き、実績を増やしたい方
⇒スカウトを受けて「顧問」として働くことで、専門分野の実績を増やせる。
上手に活用して、転職を成功させてくださいね!
※本文中の内容は、時期によって公開時の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。