リクナビNEXTって有名だけど、本当に良いサイトなの?」と、登録を迷っていませんか?

この記事ではリクナビNEXTを利用したことのあるユーザーから、

をアンケートで集めました。リクルートNEXTの本当の評判が分かりますよ。

また、今回は元「リクナビNEXT編集長」でもあり、自身も転職支援サービスを運営している「黒田 真行」さんに監修頂いております。

この記事の監修者
黒田 真行(くろだ まさゆき)
2006~2013年まで転職サイト「リクナビNEXT」編集長、その後リクルートドクターズキャリア取締役などを歴任。2014年、ルーセントドアーズ株式会社を設立し、日本初の35歳以上専門の転職支援サービス「Career Release40」を運営している。主な著書に『転職に向いている人 転職してはいけない人』(日本経済新聞出版)などがある
▶監修者紹介ページはこちら
Twitter

1.リクナビNEXTはどんなサービス?

リクナビNEXの2つの特徴

国内最大級の会員数を誇り、転職者の約8割が利用しているとされる転職サイトが「リクナビNEXT」です。

転職コンサルタント黒田さん

利用者は1,000万人以上。「Indeed」のようなクローラー型※を除いた転職サービスのなかで、もっとも会員数の多い転職サイトとなります。

※インターネット上に掲載している求人を自動収集している転職サービス

大手転職サイトの会員数の比較

リクナビNEXT マイナビ転職 エン転職

約1,184万人

※2022年9月時点

約730万人

※2022年9月時点

約1,021万人

※2022年9月時点

※出典:株式会社エール

さらに、求人数は約6万件以上(2022年7月時点)と、会員数と同様に国内トップクラス

求人の企業の規模や職種も幅広く、未経験業界の仕事を探している人にも最適な転職サイトです。

転職コンサルタント
黒田さん

さらに、取り扱う求人は大手企業だけでなく、全体の6割が中小企業。企業選びの選択肢も広いのが特徴です。

2.リクナビNEXTの評判をユーザー100人アンケートをもとに徹底解説

100人アンケートで分かった「リクナビNEXT」の口コミ

編集部がおこなった調査では、多くのユーザーが「求人数が豊富」や「使いやすい」など、全体的に良い評価が集まりました。

ただ、実際「本当に良いのか」や「悪い部分は?」など、具体的な口コミを知りたいところ

そこで、リクナビNEXTユーザー100人へのアンケートをもとに、多かった口コミをピックアップしてご紹介します。

さらに、元リクナビNEXT編集長の「黒田 真行」さんの解説も交えてご紹介します。


アンケート調査の概要

 「リクナビNEXT」を使用したことのある、20~30代の男女100名を対象に、
・良かった点
・悪かった点

をインターネットアンケートで調査しました。

リクナビNEXTの良い口コミ

黒田さんと悩める転職活動者

ここからは、リクナビNEXTの良い評判をご紹介。

求人数をはじめとした、サイト自体のサービスの良さに評価が集まりました。

ひとつずつご紹介していきます。


「求人数が豊富にある」の口コミ

週に2回新しい求人が追加される

29歳 男性 
前職:ホテル・旅館業/事務職
現職:小売・卸売業界/事務職
年収:350万円⇒350万円


◆ほかに利用した転職サービス
・リクルートエージェント
・マイナビ転職

やはり一番は求人の数が多いことです。魅力的な求人も多く、求人の更新頻度も週に2回あり、毎週新しい求人が出てくることが魅力的でした。

応募後に不合格になり、落ち込むことはありましたが、応募してみたいと思う求人が出てくることも多く、トライできる数が増えることはメリットだと思いました。


リクナビNEXT限定の求人がある

28歳 男性
前職:飲食業界事務職
現職:造船業界事務職
年収:320万⇒360万


◆ほかに利用した転職サービス
・マイナビ転職

求人数が非常に多く、他のサイトでは掲載されていないリクナビNEXT限定の求人なども多かったです。

求人情報も細かく記載されており、都心部だけでなく地方の求人もあるのが助かりました。


条件を絞っても求人が多いのがうれしい

32歳 男性
前職:空調メーカー/営業職
現職:工作機械メーカー/営業職
年収:550万⇒650万


◆利用した転職サービス
・doda

営業の経験しかなく、年齢が30代になっている事から他職種への転換は難しく、条件の良い求人があるのか不安でした。

リクナビNEXTは最大手と言う事もあり、営業職で絞っても求人が多く、年収が高い企業にも何社も応募する事ができました


求人数が豊富にある」という口コミでは、

  • 応募できるチャンスが多い
  • 条件の良い求人に出会えた

など、仕事選びの選択肢が広がったことに、高い評価が集まりました。

転職コンサルタント
黒田さん

知名度が高く、転職サイトとしての歴史も長いため「まずはリクナビNEXTに出そう」と考える企業は少なくありません。

また、求人の85%が「リクナビNEXT限定求人」というデータがあるなど、他社にはない企業や職種に出会う確率が高いのもメリットです。

◆新着求人は「水曜」と「金曜」にチェック!

毎週新着求人が追加されるリクナビNEXTですが、追加スケジュールは「水曜日」と「金曜日」と更新日が決まっています。

さらに、保存した希望条件に合えば、更新日に新着求人情報をメールで受け取ることができますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

「サイトの機能が充実」の口コミ

転職に便利なサポートがある

33歳 男性
前職:飲食業界/事務職
現職:IT業界/品質管理
年収:300万円⇒350万円


◆ほかに利用した転職サービス
・doda

求人数が多くありますが、検索機能が充実しているので自分の希望する仕事を絞りやすいのが助かります。

また、サイト上で利用できる転職診断や職務経歴書の作成機能が便利で、苦手な自己PRの役に立ちました。


マイページ機能でモチベーションUP

28歳 男性
前職:サービス業界/事務職
現職:工業メーカー/事務職
年収:350万⇒380万


◆ほかに利用した転職サービス
・マイナビ転職

 

他社のサイトと比較したときにマイページの機能がとても充実していると感じました。

応募した方が良い企業の数や、目標応募数を達成するために必要な数値を教えてくれるので、モチベーションが下がらずに転職活動を行うことができました


いまの職場にバレないブロック機能が便利

28歳 女性
前職:建設業界/事務職
現職:流通小売業界/事務職
年収:300万⇒350万


◆ほかに利用した転職サービス
・リクルートエージェント
・doda
・マイナビ転職
・マイナビエージェント
・ビズリーチ

アプリの使い勝手が良く、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間にも転職活動ができました。

さらに、現在の勤務先(または取引先)に転職活動をしていることを知られないように「企業ブロック機能」というものもあるので、安心感がありました。


サイトの機能が充実」という口コミでは、

  • 転職のモチベーションを保てる
  • 在籍している職場にバレにくい

など、転職活動を円滑に進められる機能が充実していることに、高い支持が集まりました。

転職コンサルタント
黒田さん

サイトを運営する株式会社リクルートは、就職支援サービス運営企業として、60年近い歴史を持っています。


その蓄積されたノウハウを生かし、求人の探しやすさや使いやすさに定評があります。

◆リクナビNEXTの便利機能をご紹介

ここで、口コミの評価で集まったリクナビNEXTの便利機能を一部ご紹介します。

◆マイページ機能

自分に似た登録情報を持つ人が、転職に決まるまでに応募した数が分かるなど、応募数の相場や目安を知ることができる。

そのほか、
・企業への応募/メッセージの履歴
・興味がある求人をリストに保存
・レジュメの更新

など、転職活動を効率的に進める機能が充実している。


◆グッドポイント診断

かんたんな質問に対して、4択の回答を選択するだけで自分の強みを5つ抽出してくれる。

さらに、結果に対して、自分に合った求人を紹介してくれるというメリットもある。


◆職務経歴書・履歴書をかんたん出力

 登録しているレジュメ情報を職務経歴書・履歴書に変換、Word形式でダウンロードできる。

さらに、サイト内で見られる「転職成功ノウハウ」にて、職務経歴書の書き方を学ぶことができる。

「オファーメールが魅力的」の口コミ

職種の選択肢が増えた気がする

30歳 女性
前職:医療(病院)系/病棟クラーク
現職:クリニック系/会計職
年収:300万円⇒350万円


◆ほかに利用した転職サービス
・doda
・マイナビ転職

医療職を希望しましたが、最初に設定した職種の中にぴったりと希望する選択肢はありませんでした。

ですが、医療職以外も考えていたためオファーも多く、興味がある企業からも来るなど、自分自身の今後の選択肢が増えたような気がしました


大手の企業からもオファーを多くもらえた

34歳 男性
前職:IT業界/システムエンジニア
現職:IT業界/ネットワークエンジニア
年収:400万⇒500万


◆ほかに利用した転職サービス
・マイナビ転職

「自分を求めている会社は無いかも…」と不安でしたが、こちらの条件に合わせてオファーメールが多く届きました。

その中には大手企業も多く、「さすが知名度の高いリクナビNEXTだな」と関心しました。結果的に理想としていた職場に出会えたので満足です。


書類選考無しのオファーが便利

28歳 男性
前職:飲食業界
/事務職
現職:サービス業界/事務職
年収:300万⇒360万


◆利用した転職サービス
・マイナビ転職

たくさん来るスカウトメールの中でも、とくにプライベートオファーが便利でした。

プライベートオファーは、面接や面談を希望すれば書類選考無しで、企業の採用担当者と直接会うことができるのが助かります。


オファーメールが魅力的」という口コミでは、

  • 大手企業からも連絡が来る
  • オファーが多く転職活動の自信につながった

など、オファーの質と量の良さについて、多く票が集まりました。

転職コンサルタント
黒田さん

サイトに登録した経歴や希望条件によって、自動で求人のオファーメールが来るのもリクナビNEXTの特徴。
しかし、その中には条件が当てはまる人に一斉に送信されるメールも含まれます。

そのため、スカウトメールの種別の違いにも注意が必要です。

◆オファーメールの本気度を見分けるには?

企業から届くオファーメールは、求職者への採用の興味度によって大きく3種類のパターンに分かれています。

①転職エージェントが取り扱う企業からのオファー

採用興味度:★★★★★
求職者のレジュメを見て担当者が送信。「面接が確約」されていることもある。

②転職エージェントからのオファー

採用興味度:★★★
求職者のレジュメを見て担当者が送信。求職者と面談をして求人企業の提案を受けることもある。

③リクナビNEXTからのオファー

採用興味度:
求職者の登録情報をもとに自動で送信。求職者の希望に合っていない求人が送られることも。興味がなければ返信する必要はない。

オファーメールは、採用興味度が高いほど、内定率の高い企業に出会う確率がアップします。

しかし、職務経歴書の内容に不足があると、③のような機械的に送られるオファーメールが多くなることも。

そのため、プロフィールは詳細まで埋めることをおすすめします。

ここまで、リクナビNEXTについての良い評判をご紹介しました。

リクナビNEXTについて興味が出てきたら、ぜひ公式HPをチェックしてみてくださいね。

公式HPをチェックする

リクナビNEXTの悪い口コミ

黒田さんと悩める転職者

ここからは、アンケートで集まったリクナビNEXTの悪い評判をご紹介します。

ひとつずつご紹介していきます。


「メールの連絡がしつこい」の口コミ

希望していないオファーメールが多い

28歳 男性 
前職:飲食業界/事務職
現職:造船業界事務職
年収:320万円⇒360万円


◆ほかに利用した転職サービス
・マイナビ転職

自分が希望している業種・職種以外の企業からも毎日のようにスカウトメールが届くのが不満でした。

結果、希望の業界や職種の企業からのメールが埋もれてしまい、チェックするのが煩わしく感じました


不要なメールを削除するのが手間

27歳 女性
前職:建設業界/営業職
現職:IT業界/営業職
年収:350万円⇒400万円


◆ほかに利用した転職サービス
・マイナビ転職
・エン転職

勤務地・仕事内容・業界が、希望している条件とかけ離れたものが届くので、もう少し志望内容と一致したものが届けば有益な情報だと思う。

また、メールの届く頻度も多いため、不要なメールを削除することが手間になる。


プロフィールに関係ないオファーが多い

27歳 女性
前職:食品の製造業界/製造担当
希望:菓子業界事務職
年収:300万円⇒350万


◆ほかに利用した転職サービス
・マイナビ転職

自分の希望していない業種のオファーメールが多く、「本当に私のプロフィールを見ているのかな」と疑問に思いました。

なんだか、適当に対応されているようでとても不愉快な気持ちになりました。


メールの連絡がしつこい」という口コミでは、

  • オファーメールの量が多い
  • 希望している職種のオファーが来ない

など、求職者にマッチしたオファーや求人の提案が少ないことに、不満を感じる声が多く挙がりました。

転職コンサルタント
黒田さん

これはリクナビNEXTに限らず、大手転職サイトであれば、どのサービスでも挙がる口コミです。

経歴にマッチしていないオファーが多いのであれば、転職エージェントも活用しましょう。

職務経歴書の添削のお願いや、キャリアの見せ方について相談ができます。

◆メールの量が多いと感じたら?

「届くメールが多すぎる!」と感じる方は、マイページの設定から届くメールの数を減らすことができます

<設定できる配信メールの例>

・新着求人お知らせメール
…新着求人が追加される「水・金曜日」に自動で届く求人案件紹介のメール
・気になるリストお知らせメール
…気になるリストに登録した求人企業に関するお知らせを紹介するメール
・​「企業からの気になる」お知らせメール
…企業から送られるオファーメールに応募していない時に配信されるメール

登録したばかりで、

・とりあえず求人だけを眺めたい
・マイペースに転職活動を進めたい

という方は、これらのメール設定を見直してみてくださいね。

「求人の質が微妙だった」の口コミ

地方の求人が少なかった

28歳 男性
前職:事務機器メーカー技術サービス
現職:医療機器メーカー/技術サービス
年収:350万円⇒500万円


◆ほかに利用した転職サービス
・エン転職

募集している求人の量は多くて良かったのですが、東京、大阪、名古屋など大都市圏に求人が集中していたのが気になりました。

地方に住んでいる自分にとっては、選択肢が少なくなってしまったのがデメリットだったと思います。


良い求人を見極めるのが難しいと感じた

28歳 男性
前職:医療福祉業界介護士
現職:小売業/事務職
年収:290万円⇒320万円


◆ほかに利用した転職サービス
なし

求人の数は確かに多いのですが、逆に言えば良い企業を自分で探すのが大変なので、そこはネックだと感じます。

また、オファーメールのなかには、残業が多すぎて給与が少ないなど、いわゆるブラック企業のようなものも多く見受けられました


常に求人を募集している企業が多い

26歳 男性
前職:電気設備業界電気工事従事者
希望:電気機器業界生産関連事務
年収:350万円⇒380万


◆ほかに利用した転職サービス
・マイナビ転職
・エン転職

1年中ずっと求人を掲載している企業が多数あり、「人の入れ替えが頻繁にあるブラック企業が多いのかな」と思ってしまいます

また、同じ企業でいくつもの職種を募集するなど、求人数が水増しされているように感じます


求人の質が微妙だった」という口コミでは、

  • 地方の求人が少なかった
  • ブラック企業と思われる求人が多い

など、求人の質に偏りを感じる声が多く集まりました。

転職コンサルタント
黒田さん

扱う求人の総数が多くなれば、どうしても個人個人にとっては、希望に合わない条件や経験に合致しない業界・職種の求人数も多くなります。

求人に応募する前には、企業の口コミサイトなどを活用して企業研究も並行するなど、自分に合った企業を選んでいく工夫も重要です。

◆口コミサイトで企業の評判をチェックしよう

実はブラック企業だったらどうしよう」など、志望企業の内情は誰しも気になるもの。

そのようなリスクを避ける方法として、現職・退職者が書いた評判を閲覧できる「口コミサイト」の活用があります。

◆主な口コミサイトの例

OpenWork

OpenWork

口コミ掲載数が非常に多い
正社員・契約社員で1年以上勤務したユーザーのみ書き込み許可、口コミに目視審査があるなど、信頼性も高い。

転職会議

転職会議

口コミを扱っている掲載企業数が多く、中小企業もカバー
会員登録すると、自分の経歴に合った転職エージェントに同時登録できる。

キャリコネ

キャリコネ

口コミに加え、職場環境のデータが一目で分かる
特に、世代別の平均年収や平均残業時間、有給消化率など、気になる情報がすぐに分かるのが強み。

しかし、上司や同僚との相性がたまたま悪く、それに対する個人的な悪口を書いている場合もあるので注意も必要です。

口コミがすべて正しいとは限らないことを頭に入れつつ、企業調査をしましょう。

「ライバルが多く競争が激しい」の口コミ

魅力的な求人は倍率が高い!

29歳 男性
前職:ホテル・旅館業界事務職
現職:小売・卸売業界事務職
年収:350万円⇒400万円


◆ほかに利用した転職サービス
・リクルートエージェント
・マイナビ転職

やはり大手なだけあって、魅力的な求人があると応募する人がかなり多い印象がありました。

実際に、書類選考に通って1次面接に行った時も、優秀そうなライバルが多く自信を無くすなど、後ろ向きな気持ちが出てしまったこともありました


いいなと思った求人はすぐに募集終了…

23歳 女性
前職:福祉業界介護職
現職:不動産業界/営業事務

年収:300万円⇒350万円


◆ほかに利用した転職サービス
・マイナビ転職

この求人良いなあ」と思って保留にしていると、すぐに募集が終了してしまうことがありました。

そのため、他の人に横取りされないように常に求人をチェックするなど、転職活動に疲れてしまったこともあります。


条件の良い会社なかなか受からない

24歳 男性
前職:農林水産業/営業職
希望:自動車業界/製造業
年収:320万⇒360万


◆ほかに利用した転職サービス
なし

面接を受けた企業が初めてリクナビに掲載した会社らしく、「こんなに応募者が来るなんて驚いた」と面接担当者が言っていたのが印象的でした。

残念ながらその会社には受からず、ほかにも条件が良い会社に応募し続けましたが、連続で落ちてしまいました…。


ライバルが多く競争が激しい」という口コミでは、

  • 良い求人がすぐに締め切られてしまう
  • 書類審査の段階で落とされることが多い

など、人気の求人への応募にハードルの高さを感じる声が多く集まりました。

転職コンサルタント
黒田さん

会員数の多さもありますが、良い求人=需要が高い求人なので、当然倍率は高くなります。

条件の良い求人を見逃したくないなら、すぐに応募できるクオリティの高い職務経歴書を事前に準備しておきましょう。

職務経歴書や面接対応のクオリティを上げたいなら、転職エージェントの利用をおすすめします。

リクナビNEXTは結局良いの?

黒田さんと悩める求職者

ここまで、リクナビNEXTの「良い評判」と「悪い評判」を紹介してきました。

最後に、結局のところ「リクナビNEXT」は利用すべきなのか、黒田さんに伺いました。

転職コンサルタント
黒田さん

求人数がトップクラスで幅広い職種の求人があるため、誰にでもおすすめできる総合型の転職サイトです。

ただ、転職サービスは「これだけを使えば良い」というものはありません。

求人の選択肢を1つでも増やすために、複数の手段を利用した方が良いでしょう。

黒田さんの言う通り、転職サイトによって求人を出す企業や案件に違いはあるため、他の転職サイトも併用するのがおすすめ

3. リクナビNEXTはどんな人におすすめ?

転職初心者には特におすすめできる

ここからは、リクナビNEXTを特におすすめしたい人について具体的に解説します。

ひとつずつご紹介していきます。

はじめて転職活動をする人

転職初心者は、まず「リクナビNEXT」で求人を検索してみましょう。

「職種」「業種」などはもちろん、「副業OK」や「設立◯◯年以上」など、60以上の条件から細かく求人を探せるなど、自分に合った仕事を探しやすいのがメリットです。

◆人気の検索条件を一部ご紹介

土日祝休み
年間休日120日以上

完全週休2日制
月平均残業時間20時間以内
中途入社50%以上
フレックス勤務OK
服装自由

検索結果をいくつか見るだけでも、自分に「どんな求人が、どのくらいの量あるのか」といった、相場感を調べることができます。

▼転職ガイドでノウハウを学べる

画像参照:リクナビNEXT

さらに、サイト内には、転職活動を始める前から転職活動中まで、何をしたら良いかを学べる「ノウハウ記事」も充実しています。

こちらは、会員登録しなくても閲覧できるので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。

転職コンサルタント
黒田さん

リクナビNEXTは、スカウトメール経由で転職エージェントのサービスを併用する場合を除き、

・職務経歴書の作成
・面接対策

は、基本的に自力でおこなう必要があります。

転職の経験が足りず、応募や面接に不安を感じる方は「転職エージェント」も合わせて利用するのがおすすめ。

担当のキャリアアドバイザーと併走しながら、転職活動全般を有利に進められます

転職エージェントについて詳しく知りたい方は、Q&Aをご覧ください。

Q&Aをチェックする

未経験の業界/職種に興味がある人

さまざまな業界で職種をまたいで検索・閲覧が可能

リクナビNEXTは、取り扱う求人が業界・職種を限定しない総合型の転職サイトとなっています。

そのため、興味がある未経験の業界や職種を探しやすいのが大きなメリットです。

◆未経験者歓迎の求人も多数保有

・全体の求人数…77,442件
・未経験者歓迎…19,489件
※2023年2月時点

転職コンサルタント
黒田さん

多くの求人から各業界・職種を比較しながら選べるというのも、総合型サイトであるリクナビNEXTの特徴。
異業界の情報収集をしたい方にも、非常に役立つサイトです。

特に、「営業職」「ITエンジニア」の業種にチャレンジしたい方はぜひチェックしましょう。

未経験歓迎」という条件で探した場合でも、非常に求人数が豊富となっています。

未経験者歓迎の求人

営業 ITエンジニア
(システム開発・SE・インフラ) 
5,463件 1,104件

※「未経験者歓迎」の条件で職種を検索した場合(2023年2月時点)

4. リクナビNEXTに関するQ&A

リクナビの疑問を黒田さんが解決

前章までで解説できなかった、さまざまな疑問についてQ&A形式で回答していきます。

気になる質問からぜひチェックしてくださいね。

Q1. ほかの転職サイトとの違いは?

転職コンサルタント
黒田さん

一見、リクナビNEXTとの違いが分かりにくいですが、大手転職サービスはそれぞれ特徴やメリットが異なります

リクナビNEXTのような、大手で知名度の高い転職サービスはほかにもありますが、「違いが分からない」という人も多いのではないでしょうか?

ここでは、代表的な「総合型」転職サービスの特徴をご紹介しますので、転職サイト選びの参考にしてみてください。

大手転職サービスの特徴

doda

転職サイトにエージェントの機能をプラス

マイナビ転職

若手に向けた求人に強い

エン転職

独自の取材力で求人情報の質が高い

それぞれ詳しくご紹介します。

doda

おすすめPOINT
・企業の業績や年収事情などの情報収集ができる
・「転職成功ガイド」などのコンテンツが充実


リクナビNEXTと並んで求人数が豊富な「doda」。

転職サイトですがエージェントのサービスも同時に利用でき、診断系ツールなどのサポートが手厚いのも特徴です。

使いやすかった

24歳・女性・アパレル

「転職サイト」と検索して出てきたので、たまたま利用してみました。エージェントのサービスと絞り込み機能が便利で、希望に合わせた求人を探しやすかったです。全体的に使いやすいと感じました。

求人数が多くてチェックが大変

28歳・女性・経理事務

大手の転職サイトなので、求人が多いのではないかと思い登録しました。実際に求人数はとても多くたくさん紹介してもらいましたが、多すぎてチェックするのが少し大変でした。

求人の質が低い

28歳・女性・店舗販売員

CMや電車内広告で有名だったので試しに登録してみましたが、私には合いませんでした。正社員の求人かと思いきや派遣会社の登録だったりと、求人の質が低いと感じました。

doda

運営会社:パーソルキャリア株式会社
公開求人数:184,313件(2023年2月時点)
対象地域:全国
スカウト機能:あり

公式サイトを見る

 

マイナビ転職

おすすめPOINT
・20~30代の若手向け求人が豊富
・履歴書の添削や面接対策が無料で利用できる

新卒向け就職情報サイトでおなじみの「マイナビ」が運営する「マイナビ転職」。

プロのキャリアアドバイザーが履歴書を無料添削してくれる「転職MYコーチ」などのサポートもあり、転職が初めての方も安心して利用できます。

幅広い求人を探せた

24歳・女性・事務職

大手のサイトで転職のイメージがあったので利用しました。求人数という分母が多い分、幅広い求人を探すことができました。使い勝手も良かったです。

若手向け求人が充実している

26歳・男性・営業職

若手向けの求人が充実しているため、無料ですし利用してみました。メルマガで定期的に届く求人の数は多かったですが、希望条件にぴったり合った求人はそれほど多くありませんでした。

サイトの利便性が良かった

29歳・女性・サービス業

サイトや募集要項が見やすく、個人的にとても使いやすかったです。転職サイトとしては大手ですし、そこも安心材料になりました。口コミなどが詳しく掲載されていないのが少し残念でした。

マイナビ転職

運営会社:株式会社マイナビ
公開求人数:19,694件(2023年2月時点)
対象地域:全国
スカウト機能:あり

公式サイトを見る

 

エン転職

おすすめPOINT
・事前に応募先企業の「面接対策レポート」が届く
・社員の口コミがあり、職場の雰囲気が掴みやすい

担当者が1社ごとに徹底取材し、信頼性の高い求人情報を提供している「エン転職」。

希望の職種や勤務地の他、テーマ別、働きがいなど、さまざまな検索方法があるため、新しい角度から求人を見ることができますよ。

元社員のクチコミ掲載が良い!

28歳・女性・事務職

前職を人間関係で悩んで退職したため、人間関係のトラブルが少ない会社を選びたかったです。エン転職はプラス点、マイナス点を誠実に記載してくれていたため、自分に合う職場を選ぶことができました。

全国の情報が多くある

28歳・女性・金融事務

求人もそこそこあり、都心だけでなく全国の情報が多くあるとのことで利用しました。自分の市場価値が分かったのが良かったです。年齢層は比較的高めだと感じました。

求人数は多いが、応募数も多い

28歳・女性・事務職

CMなどで見る機会が多く、有名サイトであれば求人が多いと思い利用しました。求人数は確かに多かったものの、人気職種は応募数も多いのか、選考がなかなか厳しいという印象でした。

エン転職

運営会社:エン・ジャパン株式会社
公開求人数:14,177件(2023年2月時点)
対象地域:全国
スカウト機能:あり

公式サイトを見る

 

Q2. 会員登録は面倒?

転職コンサルタント
黒田さん

いわゆる、会員登録のために必須事項を入力するだけなら5分もかかりません

しかし、スカウトメールの精度を上げたいなら職務経歴を詳しく登録しましょう。

リクナビNEXTの登録方法

◆リクナビNEXTの登録手順(必須項目のみ)

①メールアドレスを登録後、名前や生年月日、住所などの個人情報を登録
②現在の就業状況や年収を登録
③勤務先の情報を入力

上記の必須項目を入力さえすれば、登録は完了します。

しかし、職務経歴書などのレジュメをしっかり記載しないと、企業にキャリアが伝わりづらく、経歴にマッチしたスカウトメールは来ません

時間がない場合は、後からじっくりと時間をかけてプロフィールを埋めましょう

◆退会したくなったらどうする?

マイページ内の「登録・設定情報」から、いつでも退会手続きが可能です。

次回の転職活動時に利用する可能性があるなら、退会ではなく、「メール・オファーの受け取り停止の設定」をすると、新規登録をし直す手間を省くことができます。

Q3. いまの会社にバレずに転職活動出来る?

転職コンサルタント
黒田さん

「レジュメ公開ブロック」機能を使えば、指定した企業からあなたのプロフィールが見えなくなります。

どうせなら、在籍中の会社にバレずに転職活動したいものですね。

リクナビNEXTでは、指定した企業が経歴情報を閲覧できないようにする「レジュメ公開ブロック」機能があります。

設定の仕方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


◆登録時に設定する

これから新たに会員登録をする場合は、手続きをする際に「レジュメ公開ブロック」を同時に設定できます。
※デフォルトではONになっています

◆設定方法

新規会員登録時の画面「現在または直前の勤務先について」の下部にある、「レジュメの非公開設定について」⇛「レジュメを公開しない」にチェック

 ◆登録後に設定する

すでに「リクナビNEXTに登録してしまった」という方は、マイページから設定が可能です。

◆設定手順

①ログイン後、「各種設定」をクリック
②「レジュメ情報」内にある「レジュメ公開ブロック」の[確認・変更する]ボタンをクリック
③ブロックしたい企業名を入力後に、[設定する]ボタンをクリック

Q4. エージェントのサポートについて詳しく知りたい

転職サイトと転職エージェントの違い
転職コンサルタント
黒田さん

一人ひとりの相談に乗りながら最適な求人を紹介、転職活動をサポートしてくれます。

本格的に転職活動をするなら、リクナビNEXTと一緒に転職エージェントも利用するのがおすすめ

自分だけで転職を進めていくリクナビNEXTと違い、キャリアアドバイザーがさまざまな転職をサポートしてくれるというメリットがあります。

リクナビNEXT転職サイト)とエージェントの違い

 

転職サイト

(リクナビNEXT)

転職エージェント

 

内容 求人探しから応募まで全て自力で進めていく キャリアアドバイザーの支援を受けながら転職を進められる

気軽さ

マイぺースに進められる スピード感が求められる
求人 公開している求人のみ応募 非公開求人にも応募できる
情報量

掲載情報のみ

担当者が企業情報を提供
書類作成 自力で作成 添削指導を受けられる

面接対策

自力で対策

面接官の情報など、担当者からアドバイスがもらえる

内定率 エージェントよりは低い 担当者が推薦してくれるため高い

日程調整

自分で調整し、企業に連絡 担当者が調整し、企業に連絡
内定後 条件交渉など自力で行う 担当者が条件交渉してくれる
転職コンサルタント
黒田さん

転職活動で確実に結果を出したいのであれば、転職エージェントはぜひ併用して使いたいところです。

ちなみに、リクナビNEXTに登録すれば、「リクルートエージェント」にも同時登録されるため、いちいち登録し直す必要はありません。

しかし、転職エージェントは担当者の力量によって、求人案件の質にバラつきが生じる可能性があります。

転職エージェントは複数利用して、自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけてみてくださいね。

◆キャリアアドバイザーは選べない…

リクルートエージェントを含め、求職者が自らキャリアアドバイザーを選択できません※サービスによってはアドバイザーの変更が可能です

しかし、リクルートエージェントでは一部のキャリアアドバイザーの経歴や担当領域などが公開されています。

自分が進みたい業界に詳しい担当がいるか、事前にチェックしてみましょう。

キャリアアドバイザーをチェックする

5. まとめ

この記事ではリクナビNEXTについて徹底的に解説をしました。

最後に、リクナビNEXTの特徴を振り返ります。

◆リクナビNEXTの特徴

・求人数がトップクラスに多い
・幅広い業界/職種の求人に対応
・転職活動をサポートする機能が充実

転職コンサルタント
黒田さん

リクナビNEXTは、転職活動には外すことのできない転職サービスの1つ。

しかし、「これだけを使えば良い」ということではなく、求人の選択肢を1つでも増やすために、他社の転職サイトなど複数の手段を利用しましょう。

ぜひ、リクナビNEXTを利用して、転職活動を成功させるための一歩を踏み出してくださいね。

リクナビNEXTに登録してみる