IT関連の仕事がしたくて、未経験からSE(システムエンジニア)を目指したいと思っても、
「どうして未経験から雇ってもらえるの?」
「未経験からでも活躍できるのかな?」
…など、不安に感じる方も多いですよね。
そこでこの記事では、実際に未経験でSEに転職した方へのインタビューをもとに「ホントのところどうなの?」を徹底追求していきますよ!
目次
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※本文中の内容は、時期によって公開時の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
1. そもそもなぜ未経験からSEになれるの?

専門的な知識が必要な技術職であるSE。
経験がものをいいそうな職種ですが、大手転職サイト「リクナビNEXT」を見ると、未経験歓迎求人が744件も掲載されています。
▼実際の求人画面 ※2021年11月時点 |

また、厚生労働省が発表したSE職の有効求人倍率も「1.48倍※」と、ほかの職種より比較的高い数値です。
(※令和3年11月分。1人の求職者に対し、何件求人があるかの指標。職種全体の数値は1.08倍。)
その背景には、以下のような事情があるといわれています。

●IT業界の需要が増えているのに対し、SEが不足している
…本当は経験者を採用したくても、選ぶ余裕がない
●加えて、SEの仕事に激務なイメージがあり、志望者が少ない
…実際は会社によって異なるが、一般的にブラックな職種のイメージ
このように、SEは基本的に人手不足の状態。
今後、少子高齢化によりさらにその傾向は強くなっていく※と見られ、逆にいえば、未経験者にとって挑戦しやすい環境といえます。
※経済産業省の調査より

ただ、激務なイメージがあっても実際のところどうなのかは分からないですし、専門職なことに変わりないので、未経験者がいきなり入って付いていけるかも不安ですよね?
ただ、激務なイメージがあっても実際のところどうなのかは分からないですし、専門職なことに変わりないので、未経験者がいきなり入って付いていけるかも不安ですよね?
次の章では、そんなSE職に未経験から飛び込んだ2名の方へインタビューを実施!
これからSEを目指す方にとって役立つ、本音を語っていただきましたので、ぜひ参考にしてください。

SE職の未経験歓迎の多くは「実務が未経験」な方を指し、完全に知識ゼロな方を積極的に採用するわけではありません。
※第二新卒などの若手であれば採用される場合も有。
そのため、未経験でSEを目指すといっても、
- 書籍などによる独学
- プログラミングスクールに通って勉強する
…などで、最低限の基礎は学んでおくのが一般的な流れです。
なお、基礎の習得にかかる期間は1日3時間勉強して約2~3か月ほど※。働きながら勉強する方は1日のスケジュール管理も重要になります。
※参考:エンジニア就活「プログラマーになるための勉強時間はどれだけ必要?」
2. ホントのところどうなの?未経験からSEになった方へ本音インタビュー!

この章では、未経験からSEになった以下の2人の方へ実施したインタビュー内容を掲載!
▼今回インタビューを受けてくれた2人のプロフィール ※名前はいずれも仮名 |
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✓赤池 俊夫さん(28歳) |
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✓保坂 昇平さん(27歳) 前職はバラエティ番組のAD。TVよりもWEB上の映像コンテンツに未来があると感じ退職。将来的に潰しが効きそう&そもそも何かを作るのが好きなため、SEに転職した。客先常駐SE※。SE歴2年。 |
※契約期間中、自分が所属する企業以外に常駐して働くSE。
以下の順番で率直な意見をお聞きしたので、気になる質問からぜひチェックしてくださいね。
それでは、詳しく見ていきましょう。
※内容はあくまで一例として参考にしてください。
Q1. SEの業務にミスマッチはありましたか?

A. 2人の本音の回答 | |
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未経験からSEに転職すると、ミスマッチは付き物だと思っていましたが、2人の回答によるとそれほどなかった模様。
ただ、しいていえば以下のことについてあげていました。
▼保坂さんの思う「ミスマッチ」


自分は客先常駐SEなので、入る現場によって仕事内容が結構変わりますね。
使うコードも自分はPHPが得意なのですが、参画する現場はjavaを扱うみたいな。
開発の舵取りをするために、SEというより業務的にはPM※として入るようなときもあります。 ※プロジェクトマネージャー。主にマネジメント業務をする職種。

大変さは何となく伝わってきます。場合によっては結構色んなことをしなくてはいけないんですね。

ただ、よく分からなくても「現場で育成します」といった所も増えてきています。
自分の場合はたまたまそのような現場に巡り合えたので大きな問題はありませんでした。
ネット上で客先常駐SEの扱いがひどい現場の話も見たことがあるので、会社によるのかもしれません。
保坂さんはある程度想定していたようですが、SEの仕事がコードを書く業務だけだと考えていると、ミスマッチを感じそうです。
また、SE以外のどの職種にもいえることですが、ミスマッチの有無は職場環境にも左右されるといえますね。
▼赤池さんの思う「ミスマッチ」


自分の場合、仕事内容ではなく、会社にミスマッチがあり…それは社内でSEの立場が下だったことです…。
花形はあくまで営業。開発職は社内での立場が弱く、収益をもたらしていないと判断されていたため、ボーナスもなし。
入社する前に会社での開発職の立ち位置を調べておけば良かったです…。

なるほど…、よくありそうな話ですね…。

あとは、結構コミュニケーション能力が必要ということ。これはネット上でよく見る情報なので知っている方も多いと思います。
クライアントと直接エンジニアがやりとりする機会もあり、対応力が求められる部分もありました。
また、基本的には設計どおりに作成するのですが、細かい要件などは都度ディレクターに確認する必要があり、1人で黙々と作業する感じではありません。
赤池さんはコミュニケーション能力について、
- 自分の考えをまとめる
- 相手(クライアント、ディレクター)の考えの意図をくみ取る
…などが、必要不可欠だと感じたとのことです。
●仕事内容の大きな部分はイメージ通り。ただそれ以外の業務もある
…特にコミュニケーション能力が求められる場面は多い
●会社によってSEの立ち位置が異なるので注意
…しっかり育成する方針の会社もあれば、そもそもSEの立ち位置が低い場合がある
Q2. SEの仕事を始めた当初何が大変でしたか?

A. 2人の本音の回答 | |
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この質問では、未経験者ならではのお2人の苦労がお聞きできました。
未経験からSEになる方の多くが経験するであろう体験談なので、ぜひ参考にしてください。
▼赤池さんが特に「大変だった」こと


入社当初はDB※1、要件定義書※2、ワイヤーフレーム※3など、職場の方が当たり前のように話す業界用語がまったく分からず、コミュニケーション以前の状態でした…。
話を理解するのに、その用語を調べることから始まるので苦労しましたね。
※1 データべ―ス。複数の主体で共有、利用したり、用途に応じて加工や再利用がしやすいように、一定の形式で作成、管理されたデータの集合のこと。(出典:IT用語辞典)
※2 実装する機能などの整理した情報をクライアントに提出するために開発側が記述するもの。(出典:Backlog)
※3 Webページの構成やレイアウトを大雑把に示した簡易な図。ページ内のコンテンツの構成や配置を決定するための下書き。(出典:IT用語辞典)

たしかに、今少し聞いたものだけでもまったく分かりません。まるで外国語。いちいち職場の人に聞くのも実際気まずいですしね…。

そうなんです。特に入社した当時、リモートワークだったので分からない点をなかなか人に聞けませんでした。
あと、エンジニアにはコードのエラーが付き物なのですが、エラーの事象をいちいちチャットで伝えるのが大変でした…。
上記の通り、未経験がゆえに入社してから身に付けないといけないことが多いようです。
▼保坂さんが特に「大変だった」こと


初めてのSEの現場では、クライアントの要望の取捨選択が大変でしたね。
いわれたことを断れず、結果開発が進むにつれて、スケジュール的に厳しくなってしまい、後から必要なもの不要なものを見直す作業ができてしまいました。
チームにもクライアントにも迷惑をかけてしまったと思います…。

さすがに未経験から入ってその判断をするのは難しそう。酷といえば酷ですが、職場によっては、やらなければならない場面もあるんでしょうね…。

見直すといっても、代替案をクライアント側に提示しないといけないのですが、それもできず…。
そのため、上長の方に間に入ってもらいながらやりとりする事も多々ありました。
迷惑ばかりかけている自分が情けなくて、はっきりと力不足を感じたのが辛かったです…。
もちろん、保坂さんは入社前にSEの基礎は学んできている方なのですが、実務となると話は別。
●知識や経験がない分、苦労は付き物
…この点に関しては入社後、実務を通してスキルを磨いていくしかない
●リモートワークの職場だと分からないことが聞きにくい
…未経験者にとってスキルアップしにくい環境といえる
Q3. SEの仕事の良い点を教えてください。

A. 2人の本音の回答 | |
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未経験からSEになるのはたしかに大変なことが多いですが、良い点もたくさんあります。
ここでは、お2人の「イキイキ」した意見をお聞きできましたよ。
▼保坂さんが思うSEの「良い点」


自分は「作る」ことが好きなので、要件を決めていく段階など、開発の過程自体がとにかく楽しいです!
また、エンドユーザーが実際に使っているところを見るとめちゃくちゃうれしいですし、とてもやりがいを感じます…!

熱のこもった良いお話ありがとうございます!保坂さんにとってSEは「天職」といって良いのかもしれませんね。

あとは、プロジェクトをチーム一丸となって達成したときは、言葉にいい表せないような、感慨深さがあります…!
「一仕事を終えた達成感」ってやつですね。チームメンバーの笑顔を見るとうれしくなります。
また、前職(TV局のAD)より給料が良いのも大きなメリットです!
SEの仕事が本当に好きなんだな、というのが分かる非常に前向きなコメント!
この話を聞いて共感できた方は、同じようにイキイキと働けるかもしれませんね!
▼赤池さんが思うSEの「良い点」


とりあえず、色々と自由なのが良いですね。仕事さえできていれば、髪型や服装は自由。休憩も食事の時間も自由。副業もOK。
前職(公務員)はお堅い職場だったので、その点はノビノビ働けています。
自由な面が多いのはIT系って感じですよね。何か「現代的」でそれだけでSEの仕事が気に入る人もいそう。

保坂さんと同様、達成感もすごくあります。チーム一丸となって業務に励み、無事納品できたときの感慨深さは何ともいえません。
そして、給料も未経験者に払うものとしてはかなり良いですよ。
ほかの職種では、未経験だとなかなかもらえない金額だと思います。
2人揃って「給料が良い」とコメントしているので、実際SEの給料がどの程度なのか調べてみました。
▼SEの企業規模別の給与一覧
企業の規模 (従業員数) |
平均月収 | ボーナス | 平均年収 |
---|---|---|---|
10人以上 | 38万 | 112.9万 | 568.9万 |
10~99人 | 38.43万 | 75.75万 | 536.91万 |
100~999人 | 35.73万 | 103.47万 | 532.23万 |
1,000人以上 | 39.78万 | 149.87万 | 627.23万 |
※参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」 |
上記のように企業規模によって多少バラつきはありますが、全体の平均年収は433万円(国税庁より) なので、SEは高い給与水準といえます。
「未経験から高年収を狙える仕事」と考えると、かなり良い職種なのかもしれませんね。
●SEは達成感を強く感じられる仕事
…特に「作る」のが好きな方にとって、非常にやりがいがある
●SEは基本的に給料が高い
…未経験から目指せる職種であまり見られない高水準
Q4. SEの仕事の悪い点を教えてください。

A. 2人の本音の回答 | |
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良い点だけ聞くと「一度慣れてしまえばSEはとても素晴らしい仕事」と思ってしまいますが、当然悪い点もあります…。
多くの方が一番気になっている質問だと思うので、インタビューの尺も一部長めにとって詳しく解説していきますよ。
▼赤池さんが思うSEの「悪い点」


まず、プログラミング言語の流行は日々変化していて、段々使っていた技術が古くなってきます。そのため常に新しい技術を勉強し続けなくてはなりません。
仕事だけでは新しい言語を覚えることはできないので、プライベートの時間も勉強に充てる必要があります…。
自分でアプリを作ったり、コードを書くのが好きじゃないと、結構キツイです。

うーん…。若いうちなら飲み込みも早くて何とかなりそうですけど、年を取ると付いていくのが厳しそう。

それにそもそも内容が結構難しくて。HTMLやCSSレベルは簡単ですが、JavascriptやPHPなどの言語は簡単に理解できません。
文系出身者(赤池さんは文系)でもSEになれますが、難しい言語は数学の理解が必要になるため、理系出身の方との壁を感じます。
自分が書いたコードがエラーを起こすことはしばしば。しかもその答えはトライ&エラーでしか解決しないので、我慢強さも求められます。ひたすら地道な作業ですね…。

文系出身者歓迎!という文言をよく見かけるのでこれは意外でした。ここまでの話を聞くと、向いていない方にとってはかなり厳しい職種かも…。

会社によりますが、残業の多さも覚悟した方が良いです。納期に間に合わせるために月50時間程度の残業はしています。
納期の直前に仕様変更が入れば、終電間際まで残業することも。そのとき、漫画みたいな話ですが上司は床で寝てましたね。
またクライアント優先なので、休みの日も作業したり、チャットを頻繁に見ています。
なかなか辛そうな話ばかりで、SEの仕事の現実を聞けたのではないでしょうか。
どの職種でも日々勉強していくことは必要ですが、未経験者は特に業務以外の+αが必須となりそうです。
▼保坂さんが思うSEの「悪い点」


やはり、1番は残業が多くなりがちなところではないでしょうか。
SEに残業が多いのは結構有名な話ですし、多くの会社が実際そうなんじゃないかなと思いますね。
最近は定時帰宅を促す現場もあるのですが、納期やリリースが近くなるにつれて、残業は比例して増えます。

ひとつ疑問なんですが、残業が多くなる理由って何だと思いますか?最初から残業を見越した仕事量だったりとか?

現場によると思いますが、たとえば、クライアントから度々の修正や仕様変更があるとスケジュールの変更が迫られます。
現場としては対応が難しい変更だった場合、クライアントが納得してくれれば問題ないのですが、結局やらなければならない場面も多いです。
そうなると、突如としてタスクが降ってくるので、その対応に終われ既存のスケジュールが遅れるなんてことはザラですね。

クライアントもやはりお金を払って依頼してるわけですから、なかなかスムーズにはいかないですよね。

あと、これは客先常駐SEならではの話ですが、人間関係。
がんばって人間関係を築いても、1年でプロジェクトが終わり、また次の現場で人間関係を築き上げないといけない…となるので、精神的にかなり疲れます。
そんな環境なので、自動的にドライな性格になりました。
保坂さんはコードを書くのがお好きな方なので、勉強面については語られませんでしたが、やはり残業は気になっている様子。
もちろん、会社によって程度は異なりますが、SEを目指すならある程度残業を覚悟しておく必要があるでしょう。
●SEは残業が多い傾向にある
…クライアント優先で動くので納期の関係上、残業が発生しがち
●新しい技術を勉強していく必要がある
…IT技術は日々進化していく。SEの仕事が好きな人以外は厳しいかもしれない
Q5. これから未経験でSEになりたい方へ一言お願いします。

A. 2人の本音の回答 | |
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最後にお2人にこれから未経験でSEを目指す方に対して、一言アドバイスをいただきました。
▼保坂さんから「一言」


スキルやコミュニケーション能力、ヒアリング力など…SEに求められることは多々ありますが、ぜひとも優しいエンジニアになって欲しいですね。
チームメンバーを大事にし、エンドユーザーの顔を想像しながら開発していただけると、より良いシステムやアプリが増えると思います。
最初は大変だと思いますが「好きこそ物の上手なれ」ともいいますので、興味がある方はぜひ挑戦してもらいたいです。
楽しくSEの仕事をされている保坂さんらしいコメントですね。
インタビューありがとうございました!
▼赤池さんから「一言」


SEを目指す際に、本による完全独学で勉強していましたが、相当しんどく、エラーにつまづいて時間を浪費していました。
できれば、お金を払ってでもスクールに通った方が、勉強が難しくて挫折する心配はなくなると思います。
また、結局実務は現場で覚えていかないといけないので、基礎の勉強は効率良く行って早くスタートを切ることをおすすめします。
実体験にもとづいた、非常に参考になるコメントありがとうございます!

あと、もう1点。私の経験談ですが入社当初、分かる人に聞けば10分で解決するのに1人で悩んでいたことがありました。
悩みすぎると自分の時間もなくなるし、チームにも迷惑がかかるので初心者のうちは恥を捨てて聞きまくるのが良いと思います。
ただ、質問をするときは自分でどこまで調べて、何を試してダメだったかを明確にして伝えないと怒られると思うので注意してくださいね。
参考になる情報をたくさん語ってくれて感謝です!
インタビューありがとうございました!
●興味があるならSEの世界に飛び込んでみてほしい
…「好きこそ物の上手なれ」。大変なことも多いがやりがいも十分
●独学や1人で悩みすぎるのはおすすめしない
…スクールに通っての勉強&入社後、分からない点は先輩にしっかり聞く
▼インタビューで分かったSEに向いている人

これでインタビューに関しては終了となりますが、リアルな体験談はいかがでしたか?
詳しく内情を知れたので、この情報を参考にすれば未経験からSEになっても、ミスマッチが少なく済むのではないでしょうか。
ここで、インタビュー内容を通じて分かった、SEに向いている人・向いていない人を簡単にまとめます。
■SEに向いている方の特徴
✓そもそもプログラミングの仕事が好きな方
✓新しい技術を積極的に学んでいける方
✓地道な作業も苦にならない、粘り強い方
✓コミュニケーションを取るのが苦手でない方
■SEに向いていない方の特徴
✓残業がない仕事をしたい方
✓自分からどんどん知識を吸収していく姿勢がない方
✓相手の意図を汲んだり、自分の考えをまとめるのが苦手な方
次の章からはここまででご紹介できなかった情報について解説していくので、ぜひご覧ください。
3. 未経験でSEを目指すときの志望動機・自己PRって?

いざSEの求人に応募しようと思っても、未経験な分、面接での志望動機や自己PRについて、悩んでしまう方も多いですよね。
ただ、インタビューでもあった通り、SEは専門スキルだけでなく、
- 向上心
…常に勉強することが求められるため - コミュニケーション能力
…チームや取引先とのやり取りが必要不可欠なため - スケジュール管理能力
…決められた納期を守る能力が求められるため
…なども、アピールポイントとして十分使えるので、現職の経験とうまく絡めて志望する企業に伝えるのがおすすめです。
文章を考えるのが苦手な方は、以下のように「結論」から始めると志望動機・自己PRが作りやすいですよ。
▼志望動機の例文
【結論】 その中で、自分に技術職としてのスキルもあれば、さらに満足のいく提案ができるのではと感じ、システム開発に興味を持ちました。 専門知識はまだまだですが、精一杯努力し、営業職で培ったコミュニケーション能力を活かして、早く戦力になりたいと考えております。 |
▼自己PRの例文
【結論】 そのため、逆算して細かくスケジュールを作り、チームと共有することで、1度も納期から遅れずに業務を遂行することができました。
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このように、入社後の働いている姿を、採用担当者がイメージできる志望動機・自己PRを目指しましょう。
具体的に、志望動機や自己PRの作り方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
4. 未経験からSEを目指す方におすすめの転職サービス

最後にこの章では、今回インタビューを受けてくれたお2人も利用した、おすすめの転職サービスをご紹介します。
リクナビNEXTなどの大手総合転職サイトでもOKですが、業界に特化した転職サービスも合わせて利用すれば選択肢の幅が広がりますよ。
2人にはそれぞれのサービスを利用した際の感想もいただきましたので、ぜひ参考にしてください!
▼おすすめ転職サイト | |
IT業界の求人に特化した転職サイト! |
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チャット機能で企業と連絡が取れる! |
▼おすすめ転職エージェント | |
IT業界の求人数なら間違いないエージェント |
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職務経歴書の代行サービスが便利! |
それでは、順に見ていきましょう。
▼Green
IT業界に限定すれば最大級の求人数を誇る「Green」。

未経験OKのベンチャー企業が多く掲載されている印象です。
求人内容の中に社内を紹介した写真がいっぱいあって、会社の雰囲気が分かりやすいと思いました!
また、Greenを使って転職に成功すると「Amazonギフト券 10,000円分」がもらえるキャンペーンを行っていますよ。
✓IT業界を志すなら聴いておきたい「グリテンラジオ」
▼Wantedly
企業と求職者を結ぶ「ビジネスSNS」サービスとして、多くのIT関連者に支持される「Wantedly」。

選考ではなく、会社の雰囲気を知ることができるカジュアル面談があるのが特徴的だと思います。
また、こちらもGreen同様、未経験可のベンチャー企業が多かったです!
また、サイト内にあるチャット機能で、気軽に企業と連絡を取り合えるのも魅力ですよ。
✓企業の情報が深く知れる「ストーリー」
▼WORKPORT
数ある転職エージェントの中でも、転職決定人数No.1※を誇る「WORKPORT」。※リクナビNEXT『GOOD AGENT RANKING 』より

転職活動をしていた当時、未経験の私にも20社ほど候補の会社を紹介してくれました!
求人数だけでいえば、間違いない転職エージェントだと思います!
また、紹介してくれる企業の求人票に、残業時間や休日日数も細かく記載しているのも、安心できる大きなポイントです。
見出しありの枠付きテキスト。
▼Geekly
IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントの「Geekly」。

こちらでも未経験可求人を10社ほど紹介してくれました!
WORKPORTに比べると全体の数はやや少なめですが、ゲーム業界の求人が多かったため、興味のある方におすすめです。
また、今まで蓄積してきたノウハウを利用したマッチング技術により、転職ユーザー満足度85.3%を獲得しています。
✓「時短」につながるレジュメ代行サービス
5. まとめ
ここであらためて、今回のインタビューで分かったSEに向いている人・向いていない人の特徴をまとめます。
■SEに向いている方の特徴
✓そもそもプログラミングの仕事が好きな方
✓新しい技術も積極的に学んでいける方
✓地道な作業も苦にならない、粘り強い方
✓コミュニケーションを取るのが苦手でない方
■SEに向いていない方の特徴
✓残業がない仕事をしたい方
✓自分からどんどん知識を吸収していく姿勢がない方
✓相手の意図を汲んだり、自分の考えをまとめるのが苦手な方
上記を踏まえて、ミスマッチのない転職をしてくださいね!
もう一度、インタビューの詳細を見たい方は「2. ホントのところどうなの?未経験からSEになった方へ本音インタビュー!」をご覧ください。
✓この記事のライター
キャリアクローゼット編集部・T
前職は某アパレル企業勤務で未経験からライターに転職。自分の転職経験を活かすだけでなく、取材や書籍でしっかり勉強した、実践的な内容を執筆することがモットー。