今の時代、転職するならマストで登録しておきたい「転職サイト」。
しかし転職初心者からすれば、「どんな転職サイトがあるの?」「何を選べばいいのか全然分からない……」など、不安も多いと思います。
そこでこの記事では、転職成功者が選んだ本当におすすめの転職サイトをランキング形式でご紹介!
また、人事のプロ・曽和利光さんの解説を交えて、転職のいろはもあわせてお届けしていきますので、ぜひチェックしてくださいね!

現在は、株式会社人材研究所の代表取締役社長として企業の人事部への指南を行うと同時に、新卒および中途採用の就職活動者への活動指南を各種メディアのコラムなどで展開する。
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目次
項目をクリックで該当箇所へ
1. リアルユーザーが選ぶ転職サイトおすすめランキングTOP10

さっそく、おすすめの転職サイトをランキング形式でご紹介していきましょう。
ただ、転職サイトと一口に言ってもその種類は膨大。今回は、次の2つのタイプに分けてご紹介します。
▼自分のタイミングで活動できる!
直接応募型の「転職サイト」
⇒自分で求人を探して応募し、求人先とやり取りを進める
▼初めての転職にもおすすめ!
サポートが手厚い「転職エージェント」
⇒専任の「キャリアアドバイザー」が求人を紹介&転職をサポート
転職サイトについては、ランキングTOP10のほかにタイプ別のおすすめサイト5選もご紹介しているので、比較しながらご覧ください。
また、実際にサイトを利用したユーザーの口コミ評判も紹介しています。
数ある転職サイトの中で、リアルユーザーが選んだNo.1はどのサイト?ぜひ、サイト選びの参考にしてくださいね!
1-1. 転職サイトおすすめTOP10

まずは、好きなタイミングで求人を探し、自分のペースで応募できる転職サイトのランキングをご紹介。
主要な転職サイト24社を調査のうえ、
- 各サイトが保有する求人数
- 転職成功者144名からの人気と満足度
- 転職成功者144名の現職と前職の比較評価
をもとにランク付けしています。
▼おすすめ転職サイトランキング
※画像・サイト名タップで詳細欄に移動します
できます
◆転職サイトランキングTOP10
転職サイト | 総合評価 | 特徴・強み | 求人数 | ユーザー人気 | ユーザー満足度 | 前職との比較 |
---|---|---|---|---|---|---|
|
18.6点 |
求人の量・質ともにトップクラス |
5.0 |
5.0 |
4.2 |
4.4 |
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18.0点 |
豊富な求人&充実の無料コンテンツ |
5.0 |
5.0 |
3.9 |
4.1 |
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17.8点 |
高年収のハイクラス求人多数 |
5.0 |
5.0 |
3.8 |
4.0 |
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17.2点 |
学歴不問・未経験者歓迎の求人多数 |
5.0 |
4.0 |
4.2 |
4.0 |
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17.0点 |
社風と自分とのマッチング重視の方に◎ |
5.0 |
5.0 |
3.0 |
4.0 |
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16.9点 |
膨大な求人数&高待遇求人 |
5.0 |
4.0 |
4.0 |
3.9 |
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15.7点 |
転職フェアも併用できる |
3.0 |
5.0 |
3.8 |
3.9 |
![]() |
14.8点 |
人柄でのアピールが可能 |
2.0 |
5.0 |
4.1 |
3.7 |
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14.1点 |
詳細な会社紹介ページ |
2.0 |
5.0 |
3.5 |
3.6 |
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13.8点 |
AIによる求人提案&エンジニア系に強み |
2.0 |
1.0 |
3.9 |
3.9 |
各サイトの紹介では、リアルユーザーの口コミも合わせて掲載しています。ぜひ参考にしてみてください!
1位:doda
総合評価 18.6点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
人気 |
満足度 |
前職比較 |
5.0 |
5.0 |
4.2 |
4.4 |
リアルユーザーが選ぶおすすめ転職サイト第1位に選ばれたのは、パーソルが運営する超有名サイト「doda」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
求人数は14万と業界トップクラス、さらに編集部調査によるユーザーによる前職との比較評価では堂々の1位と、求人の量・質ともにトップクラスです。
また、直接応募に加えて転職をイチから支援するエージェントサービスを受けることも可能。初心者はもちろん、自分のライフスタイルに合わせた転職活動をしたい方に最適なサイトといえますね。
▼dodaのここが良かった!
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38歳 男性 |
dodaが良かったのは、何と言っても求人の選択肢が多いことですね。ものすごくいろんな分野の企業の情報が載っているので、条件を比較しながら意中の企業を決めることができました。 |
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30歳 女性 |
求人を探すときはdodaのアプリを使っていましたが、ほかの求人媒体よりも使いやすいなと感じました。求人が多くて信頼できますし、セミナーも充実していて頼りになるサイトです。 |
▼dodaのここがイマイチ…
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32歳 男性 |
残業が減ったうえに給料が上がり、やりがいもあるので仕事に関しては概ね満足です。ただ1点、職場の雰囲気は前職と同じくギスギスした雰囲気があるのは不満。dodaは会社の雰囲気をもっと詳しく書いておいてくれるとありがたかったと感じます。 |
【運営会社】パーソルキャリア株式会社
【求人数】194,922件
2位:リクナビNEXT
総合評価 18.0点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
人気 |
満足度 |
前職比較 |
5.0 |
5.0 |
3.9 |
4.1 |
惜しくも2位となったのは、豊富な求人数と抜群の実績が魅力の人気サイト「リクナビNEXT」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
幅広い業種・職種の優良求人が6万件以上と、自分に合った職場選びにこだわり抜きたい方はマストで登録したいサイトです。企業からのスカウトも期待できます。
また、専用アプリや書類のテンプレート・転職に関するノウハウコラムなど、転職に関する無料ツールや知識が非常に充実しているため、初めて転職に挑む方の強い味方になってくれるでしょう。
▼リクナビネクストのここが良かった!
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32歳 男性 |
転職を決めて入社してみて、リクナビNEXTはサイトに載っている内容とお給料や仕事内容が一致していたので安心しました。仕事自体にもやりがいを感じていますし、給料や労働時間の面でも満足できています。 |
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41歳 男性 |
リクナビNEXTは膨大な数の求人から納得のいくものを見つけられました。インタビュー欄があることで面接や入社後のイメージがつきやすいのもありがたかったですね。かなり丁寧にヒアリングしてページを作っているのかな、と感じます。 |
▼リクナビネクストのここがイマイチ…
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35歳 男性 |
転職先の雰囲気や求められるリアルな人材像(特に性格的なところ)が判断できなかった点がリクナビNEXTの不満な点ですね。実際に入社してみると想像以上に保守的な感じでしたし、機械的な業務の進め方をしないといけないことが分かり、 少し息が詰まる印象を持ちました。 |
▼リクナビネクストの基本データ
【運営会社】 株式会社リクルート
【求人数】101,299件
3位:ビズリーチ
総合評価 17.8点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
人気 |
満足度 |
前職比較 |
5.0 |
5.0 |
3.8 |
4.0 |
3位となったのは、人差し指を立てて「ビズリーチ!」のフレーズでおなじみの「ビズリーチ」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
※ビズリーチが提携している社外エージェント
多数の高待遇求人を取り揃えているのが最大の魅力。年収アップを狙う求職者はぜひともチェックしておきたいサイトです。
また、dodaと同じくヘッドハンター(=エージェント)の支援を受けることも可能なので、直接応募と合わせて効率的な転職が望めそうです。
▼ビズリーチのここが良かった!
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29歳 男性 |
企業からの直接スカウトで転職が決まりました。こちらから応募意思を示さなくても、先方の期待度が高いため効率的です。ビズリーチのスカウトは、登録さえしていれば希望条件に添った企業から平均月1件くらいはもらえます。転職回数が多く良い職歴とはいえない私でも、満足のいく転職をすることができました。 |
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29歳 男性 |
こちらの要望をヘッドハンターと相談できる環境だったので、転職活動自体は特に問題なく順調に進みました。このスムーズ感はすごく助かりましたね。転職してからは給料も上がり、良かったかなと感じています。 |
▼ビズリーチのここがイマイチ…
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26歳 男性 |
ビズリーチはものすごくいろんなエージェントからスカウトメールが来ます。全てに目を通すのはしんどいくらいです。転職が終わってもそういったスカウトが届くのは、正直結構煩わしいものだと思います。 |
【運営会社】株式会社ビズリーチ
【求人数】84,827件
4位:バイトルNEXT
総合評価 17.2点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
人気 |
満足度 |
前職比較 |
5.0 |
4.0 |
4.2 |
4.0 |
4位は、学歴やスキルを問わず求職者の新しいチャレンジを応援する「バイトルNEXT」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
コンセプト通り、社員経験のない求職者であっても応募できる求人が多いため、初めての転職や異職種への挑戦にうってつけ。
また、都道府県ごとに検索ページが分かれているため、地元での転職にこだわる方にとても便利です。
▼バイトルNEXTのここが良かった!
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35歳 男性 |
バイトルの名前とは裏腹に正社員情報が非常に多く、たくさんの企業を比較することができました。求人情報にしても、給与だけでなく職場の雰囲気などの情報が充実しているため、入社後にミスマッチを感じることはなかったですね。 |
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33歳 男性 |
個人的に転職はかなり難しいものという固定観念があったのですが、実際にバイトルNEXTを利用してみると意外に上手くいくことを実感しました。自分の希望する条件に合う会社が多かったので、バイトルNEXTで正解だったかなと思います。 |
▼バイトルNEXTのここがイマイチ…
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39歳 男性 |
バイトルNEXTは完全な直接応募型のサイトですから、当然エージェントのような手厚いサポートはありません。求人探しから書類作成・面接対策など全て自分でやる必要があるので、自分がやるべきことがはっきりしない初心者だと単独での利用は難しいかも……。 |
【運営会社】ディップ株式会社
【求人数】621,974件(正社員のみ)
5位:wantedly(ウォンテッドリー)
総合評価 17.0点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
人気 |
満足度 |
前職比較 |
5.0 |
5.0 |
3.0 |
4.0 |
5位は、転職サイトの新しいスタイルとして浸透しつつある「wantedly」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
給与や福利厚生の記載欄がない代わりに、会社ごとのビジョンや風土や・文化が包み隠さず綴られています。そのため、社風と自分とのマッチングを最重要視する方にはとても魅力的なツールになるはず。
また、選考前に求職者と社員が気軽に話をする「カジュアル面談」を行っている企業も多く、求人先企業をなるべく深く知りたい方にもおすすめです。
▼wantedlyのここが良かった!
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32歳 男性 |
子供のころから酒づくりの仕事をしたいと考えていました。新卒で入った日本酒を製造する小さな会社に入りましたが、思うような仕事はできず……そんなときにwantedlyを使ってみたところ、酒作りに関心をもっている人を探している会社が見つかり、結果的に世間でよく知られているビール会社に入社できました。 |
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41歳 男性 |
「とりあえず話を聞きたい」といった感じのカジュアルな初期面接を設けている会社が多く、応募のハードルが低いのは良いですね。個人の体験談やモットーを載せているのも面白い。比較的若く小規模、そして堅苦しさのない企業が多いので、そういう希望のある人には良いサイトだと思います。 |
▼wantedlyのここがイマイチ…
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35歳 男性 |
Wantedlyの募集要項には、給与・待遇の欄がありません。私の場合、保守的でなく攻める仕事をしたいという希望があったので許容できましたが、当然気になる人は多いと思います。「待遇は気にしない」と言っていた私でさえ、話が進んで本決まりになってきたときには気になりましたから(笑)。 |
【運営会社】ウォンテッドリー株式会社
【求人数】114,086件以上
6位:エン ミドルの転職
総合評価 16.9点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
人気 |
満足度 |
前職比較 |
5.0 |
4.0 |
4.0 |
3.9 |
6位は、エン・ジャパンが運営するハイクラス志向の転職サービス「エン ミドルの転職」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
登録者の平均年齢は45歳と高めながら、高待遇求人の多さは魅力的。求人数自体も15万超と非常に多いため、収入アップを目指す方だけでなく選択肢を広げたい方も一見の価値があります。
dodaやビズリーチと同じく直接応募+エージェント型のサイトなので、効率的でスピーディーな転職が期待できそうです。
▼エン ミドルの転職のここが良かった!
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41歳 男性 |
エン ミドルの転職のスカウト機能を利用して、通常の検索では見られない非公開求人や、自分の理想に近い求人に数多く出会えました。 よくある転職サイトでは今の職には就けなかったと思いますし、感謝しています。 |
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39歳 男性 |
ミドルの転職ということだけあって、エン ミドルの転職は30代・40代でも募集できる職種が多く、ミドルクラスの転職市場は意外と選択肢が多いことに驚きましたね。結果的に転職も成功し、転職の一番の要因であったライフワークバランスの見直しにもつながりました。 |
▼エン ミドル転職のここがイマイチ…
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56歳 男性 |
会社情報や環境、実際に勤めている方のコメント等の情報をエン ミドルの転職はもっと詳しく載せてほしかったと思います。それに、かなりの回数検索を繰り返しても希望の転職先は見当たらなかったですね。年齢のせいもあるとは思いますが……。 |
【運営会社】エン・ジャパン株式会社
【求人数】172,415件
7位:マイナビ転職
総合評価 15.7点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
人気 |
満足度 |
前職比較 |
3.0 |
5.0 |
3.8 |
3.9 |
7位は、業界の有名企業・マイナビが運営する人気の転職活動向けサイト「マイナビ転職」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
幅広い求人もさることながら、登録することで日本最大級の転職フェア「マイナビ転職フェア」に参加できることも魅力。採用担当者と直に話せる機会を増やしたい人なら登録だけでも大きな価値があります。
また、直接応募型のサイトとしてはめずらしい書類添削サービスを受けることもできるため、書類作成に自信のない方も要チェックです。
▼マイナビ転職のここが良かった!
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40歳 男性 |
マイナビ転職に関しては求人数が多いので多くの会社の情報を得られましたし、新着も豊富です。その割にごちゃつかず使いやすいのは良いですよね。書類選考から面接までサイト内で完結するためスムーズですし、スカウト特典が割と多いのもポイント高いと感じます。 |
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37歳 男性 |
マイナビ転職の使いやすさやサービスについて、個人的には全く文句なく良いサイトだったと感じますね。自分のやりたいことと業務内容がマッチしている仕事が見つかりましたし、給与面でも満足できています。 |
▼マイナビ転職のここがイマイチ…
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26歳 女性 |
マイナビ転職は掲載されていた離職率とかなりかけ離れていると感じました。また、勤続年数もアパレルの中では長い方だと記載があったのに、実際は人の入れかわりがかなり激しい状況です。職場の雰囲気にしても店舗ごとに差があるので、もっと写真を増やしてほしいなと思います。 |
【運営会社】株式会社マイナビ
【求人数】17,839件
8位:はたらいく
総合評価 14.8点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
人気 |
満足度 |
前職比較 |
2.0 |
5.0 |
4.1 |
3.7 |
8位は、こちらもリクルートが運営する人気サービス「はたらいく」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
求人の「らいく」ボタンを押すことで、求人先に人柄を重視した「らいくレジュメ」を見てもらえます。性格的に求人先とマッチしたい人は要チェックですね。
「せきらら求人」カテゴリーでは、求人先企業の良いところも悪いところも記載されているため、入社後のイメージがつきやすくなるでしょう。
▼はたらいくのここが良かった!
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28歳 男性 |
初めてはたらいくを見たときは、地域別のページが多くてとっつきにくそうだなあと感じました(笑)。ですが、実際に使ってみるとこれがけっこう使いやすく、また求人数も豊富だったため、今では選んでよかったなと思っています。 |
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43歳 男性 |
他の大手転職サイトにはない細やかな検索条件があったので、大手・中堅企業の正社員以外を志望していた私にとって「はたらいく」はかなり使いやすかったですね。勤務エリアや勤務条件などの欲しい情報も見やすくまとまっていて、わりと短時間でサクサク求人案件を調べることができたと思っています。そのおかげで希望に近い転職ができました。 |
▼はたらいくのここがイマイチ…
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30歳 男性 |
掲載されている企業の社風や実際の業務内容は、もう少し具体的に知りたいと思うことがありました。とくに、はたらいくは私のように未経験職種への転職を志す人は同じように感じるかもしれないと思いますね。 |
【運営会社】株式会社リクルート
【求人数】5,005件
9位:エン転職
総合評価 14.1点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
人気 |
満足度 |
前職比較 |
2.0 |
5.0 |
3.5 |
3.6 |
9位は、ミドルの転職に続いてランクインした人気サービス「エン転職」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
1社ごとに取材を行った上で制作される詳細な紹介ページが魅力です。同社の口コミプラットフォーム「ライトハウス」と合わせて、妥協しない求人探しにはぜひ利用したいサービスと言えます。
また、応募した一次面接の内容を事前に知らせてくれる「面接対策レポート」を使い、選考の予習ができる点も見逃せません。
▼エン転職のここが良かった!
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30歳 男性 |
エン転職はサイト自体が見やすく、検索も条件を細かく指定できるので仕事を探しやすいなと感じていました。それに、求人ごとの情報も詳細で、職場の雰囲気や入社後の自分をイメージできるのも良いところですね。 |
![]() |
31歳 女性 |
掲載されている企業に対してしっかり取材している印象。写真や社員の方へのインタビュー記事にしても、働く環境のイメージが掴みやすいような工夫がされていたことが良かったと思います。エン転職は求人数も多くはありませんが、その分外のサイトにない求人が豊富だと感じました。 |
▼エン転職のここがイマイチ…
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35歳 男性 |
エン転職はサイトに掲載されていた給与と実際の給与に大きな隔たりがあったのは不満です。具体的には、土日完全休業で手取り30万円を謳っていたのに実際には残業80時間でも手取り30万円には届かず……。また副業の可否も違っていました。 |
【運営会社】エン・ジャパン株式会社
【求人数】4,209件
10位:type
総合評価 13.8点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
人気 |
満足度 |
前職比較 |
1.0 |
5.0 |
3.9 |
3.9 |
10位は、転職サイトアクセス数No.1(公式サイトより引用)の人気を誇る転職サイト「type」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
簡単な質問に応えることでAIが適切な求人を提案するサービスが大きな特徴。使い込むごとに精度が上がるため、積極的に利用したいところです。
また、幅広い求人の中でもエンジニア分野の求人が多いこともポイントの1つ。エンジニアとしてキャリアアップを考えている方にもおすすめできます。
▼typeのここが良かった!
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26歳 男性 |
typeは閲覧しているうちに、自身に合った求人やおすすめの求人がどんどん出てくるのはとても参考になりました。 また、人気で応募が集中しているような求人がぱっと分かるのも便利です。 |
![]() |
29歳 女性 |
typeサイトのCMをオードリー春日さんがしていることもあり、安心感がありました。前職を辞めた後に新しい資格を取って使いはじめましたが、条件なども分かりやすく載っていて利用しやすかった印象です。 |
▼typeのここがイマイチ…
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23歳 女性 |
typeは掲載されていた情報と実際に入社して聞いた話に大きな差がありました。全体的にベンチャー企業の掲載も多いため、こういった話が違うケースも多いのかなあと感じます。余計な営業をかけられないので、ストレスなく転職できるのは良い点ですけどね。 |
【運営会社】株式会社キャリアデザインセンター
【求人数】2,449件
1-2. タイプ別|おすすめ転職サイト4選

ここからは、特定の業界や職種・待遇などの特定の得意分野を持つタイプ別のおすすめサイトをご紹介していきます。
▼30代・40代におすすめの転職サイト
リクルートダイレクトスカウト
▼女性におすすめの転職サイト
type女性の転職エンエージェント
▼IT・エンジニア系におすすめの転職サイト
Green
▼細かい条件にこだわりたい方向けの転職サイト
イーキャリア
▼番外編
専門職におすすめの転職サイト
▼30代・40代におすすめの転職サイト
リクルートダイレクトスカウト
リクルートのハイクラス求人向け転職サイト「リクルートダイレクトスカウト」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
年収800万〜2,000万円の高待遇案件が非常に多く、キャリアアップ+収入向上を目指す30~40代の求職者は要チェックのサイトです。
直接応募ではなく求人ごとのヘッドハンターに依頼をかける形になりますが、実績豊富なヘッドハンターの推薦を受けられることは大きなメリットといえます。
▼リクルートダイレクトスカウトの基本データ
【運営会社】株式会社リクルート
【求人数】492,808件(公開求人数)
▼女性におすすめの転職サイト
type女性の転職エンエージェント
ランキングで10位となったtypeの女性特化版が「type女性の転職」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
女性が仕事探しをする際に重視する傾向にある、「残業の有無」や「産育休活用例の有無」が各求人に詳しく記載されているのが特徴。
また、社員からの評価やサイト側からの取材レポートを読むこともできるので、会社の素の姿を知ってから応募したい方にもおすすめです。
▼主な国の認定制度
※名称をクリックすると外部サイトへ移動します。
|
◆えるぼし |
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◆くるみん |
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◆なでしこ銘柄 |
【運営会社】株式会社キャリアデザインセンター
【求人数】10,475件(公開求人数)
▼IT・エンジニア系におすすめの転職サイト
Green
「転職をカジュアルに。」をコンセプトに掲げ、IT・エンジニア求人をメインに取り扱う「Green」。
▼この転職サイトの特徴は?
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IT系やWeb系のベンチャー企業の求人が多いことが特徴。「新しい環境で技術を磨きたい」「自由な土壌で自分を試してみたい」といった挑戦を好む技術者には面白い転職サイトになるでしょう。
また、ウォンテッドリーと同じく、こちらでもカジュアル面談を推奨しているサイト。写真が豊富な紹介ページと合わせて、社風を詳しく知りたい方にもおすすめです。
【運営会社】株式会社アトラエ
【求人数】29,403件
▼細かい条件にこだわりたい方向けの転職サイト
イーキャリア
ソフトバンクのグループ企業が運営する転職サイト「イーキャリア」。
▼この転職サイトの特徴は?
|
勤務地や職種といった基本的なものに加え、「18時までに退社可能」「オフィス内分煙 / 禁煙」といった細かい条件検索が可能です。小さいけれど譲れない条件がある方にはうれしいサイトといえます。
また、イーキャリア経由で転職を決めることで3,000円分のギフト券が進呈される祝い金制度も魅力です。
▼イーキャリアの基本データ
【運営会社】SBヒューマンキャピタル株式会社
【求人数】32,365件以上(非公開求人数)
番外編|専門職におすすめの転職サイト
上でご紹介したほか、専門的な職種向けの転職サイトが数多くあります。
ここでは、それぞれの職種に向けたおすすめサイトをご紹介している関連記事を一挙にご紹介します。
▼保育士におすすめの転職サイトを見る
▼医師におすすめの転職サイトを見る
▼薬剤師におすすめの転職サイトを見る
▼看護師におすすめの転職サイトを見る
以上、ここではタイプ別のおすすめサイトをご紹介してきました。
希望に当てはまるものがあれば、こちらも公式サイトを確認してみましょう。
1-3. 転職エージェントおすすめTOP5

続いて、キャリアアドバイザーによる手厚いサポートが魅力的な転職エージェントのランキングをご紹介。
こちらも主要20社の転職エージェントを調査したうえ、
- 各エージェントが保有する求人数
- 転職成功者100名からの人気と満足度
- 転職成功者100名の現職と前職の比較評価
をもとにランク付けしています。
▼おすすめ転職エージェントランキング
※画像・サイト名タップで詳細欄に移動します
転職サイト |
総合評価 |
求人数 |
人気 |
満足度 |
前職比較 |
---|---|---|---|---|---|
1位 |
18.1点 |
5.0 |
5.0 |
|
|
17.8点 |
5.0 |
5.0 |
4.0 |
3.8 |
|
3位 |
17.0点 |
4.0 |
5.0 |
4.0 |
4.0 |
4位 |
16.1点 |
4.0 |
4.0 |
4.3 |
3.8 |
5位 |
15.7点 |
4.0 |
4.0 |
3.9 |
3.8 |
1位:doda
総合評価 18.1点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
ユーザー人気 |
ユーザー満足度 |
前職との比較 |
5.0 |
5.0 |
4.2 |
3.9 |
転職エージェントランキング1位は「doda」。転職サイトに続き、見事2つのカテゴリでトップの評価となりました。
▼この転職エージェントの特徴は?
|
転職スタートから内定まで全面的に支援してくれるアドバイザーとは別に、企業と直接やり取りして得た情報を提供してくれる「採用プロジェクト担当」が在籍しているのが特徴。
また、ヒアリングや定期連絡もスマホやPCだけで気軽に行えます。サイトとしてもエージェントとしても、自由自在な活用方法で転職を効率化してくれる優秀ツールです。
▼このサイトのここが良かった!
![]() |
30歳 男性 |
やっぱり自分の希望条件に沿った求人を紹介していただけたのが一番です。dodaはレスポンスも良かったですしね。初めての転職で不安がありましたが、すごく丁寧・親身に対応していただき、つねに安心して転職活動することができました。 |
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32歳 男性 |
dodaのアドバイザーさんとの面談で自分の強みを引き出してもらえたおかげで、自分の希望にマッチする求人に巡り会えました。面接指導や書類添削もありがたかったですね。とくに面接に関してはかなり丁寧なサポートだったと思います。 |
▼このエージェントのここがイマイチ…
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24歳 男性 |
他のエージェントもいろいろと利用してみましたが、それらと比べてdodaが特別に「ここが良いな」と思えるポイントはありませんでした。まあ求人の数は多かったかなというくらいですかね。 |
▼dodaの基本データ
【運営会社】パーソルキャリア株式会社
【求人数】194,922件
2位:リクルートエージェント
総合評価 17.8点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
人気 |
満足度 |
前職比較 |
5.0 |
5.0 |
4.0 |
3.8 |
2位となったのは、ダントツの求人数を誇るリクルートの大人気サービス・「リクルートエージェント」。
▼この転職エージェントの特徴は?
|
業界・職種を問わずあらゆる選択肢を27万件以上も取り揃えているため、多くの選択肢から理想の職場を探したい方なら登録はマストといえるでしょう。
サポートの手厚さやスピード感・求人の質と全体的に評価が高く、初心者でも安心して使えるエージェントの代表格ですね。
▼このサイトのここが良かった!
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38歳 男性 |
リクルートエージェントは応募から面接・採用までのスピードがとても早く感じました。前職を辞めてからの転職活動だったので、家族の生活のために一刻も早く仕事を始めないといけないと思っていた中、迅速に対応してもらえたことは本当にありがたかったですね。 |
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30歳 男性 |
自分では想定できていなかった選択肢を提案してもらうことができ、リクルートエージェントにはとても満足できました。当初はキャリアアップにつながる転職ができればと考えていましたが、年収もこんなに上がったのは本当に嬉しいですね。 |
▼このエージェントのここがイマイチ…
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24歳 男性 |
リクルートエージェントはレスポンスは比較的良かったと感じます。求人の紹介数も多くいろんな企業を見ることができました。ですが、未経験者よりも経験者を優遇する求人が多いように感じられたので、そこはもう少し考えて紹介してほしかったと感じます。 |
【運営会社】株式会社リクルート
【求人数】384,208件
3位:ビズリーチ
総合評価 17.0点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
ユーザー 人気 |
ユーザー 満足度 |
前職との 比較 |
4.0 ★★★★ |
5.0 |
4.0 |
4.0 |
3位となったのは「ビズリーチ」。こちらもサイトの3位に続き、エージェントカテゴリでもTOP3入りを果たしています。
▼この転職エージェントの特徴は?
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直接応募に加え、多くのハイランク求人を取り扱ってきた実力派ヘッドハンターを検索して選べることが魅力。待遇とマッチング・いずれも妥協したくない方は要チェックです。
このほか、転職サービスとしては異例の有料プラン※を設けていることも特徴。あらゆる求人・スカウトへの返信・応募が可能となるので、キャリアアップを考える方なら一考の価値があるでしょう。
※3,278円(税込)~ / 月
▼このエージェントのここが良かった!
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29歳 男性 |
ビズリーチは企業からのスカウトが非常に多く、また面接確約の案件も多かったのは本当に助かりましたね。私は特に明確な志望先が決まっていた訳ではなく、ある程度条件を満たす会社から選ぼうと思っていましたが、スカウトで良い求人が多くあり、円滑に転職活動を進められました。 |
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49歳 女性 |
ビズリーチのヘッドハンターの方には、前職の問題点や自身の希望・志向、また何を重視するかといった点をしっかりヒアリングしてもらえました。その内容を踏まえ、居住地では数少ない好待遇の求人の紹介をいただくことができ、面接時〜入社までのサポートも迅速かつ丁寧だったと感じます。 |
▼このエージェントのここがイマイチ…
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40歳 男性 |
利用できる職務経歴書や履歴書の例文は分かりやすかったものの、ビズリーチからのサポート自体は最低限でした。転職経験がなく、手厚いサポートを期待すると戸惑ってしまうかもしれませんね。 |
▼ビズリーチの基本データ
【運営会社】株式会社ビズリーチ
【求人数】86,127件
4位:ワークポート
総合評価 16.1点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
ユーザー 人気 |
ユーザー 満足度 |
前職との 比較 |
4.0 ★★★★ |
4.0 |
4.3 |
3.8 |
4位は、求職者ファーストのサービスで支持される人気エージェント「ワークポート」。
▼この転職エージェントの特徴は?
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ユーザーの要望や不安に寄り添う丁寧なサポートが魅力的。ヒアリングにおいても「こちらの希望を最優先してくれる」と高評価です。
また、履歴書や職務経歴書を手軽に作れる専用アプリや無料のエンジニアスクール(オンライン)など、初転職の方や異職種に挑戦したい方にもうれしいコンテンツを満載しています。
▼このエージェントのここが良かった!
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33歳 男性 |
少し苦手だった面接対策も、ワークポートは経験豊富なアドバイザーがいろいろとアドバイスしてくれました。 私の場合は希望だった事務の求人を紹介してもらえましたし、ヒアリングも丁寧だったので全体的に満足しています。 |
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34歳 女性 |
前職と全く違う職種へのチャレンジだったので、本当に転職できるのかすごく不安でした……。ですが、アドバイザーさんの丁寧なサポートがあったこと、またいつも背中を押してくれる姿勢で接してくれたことで、安心感を持って転職に臨めました。 |
▼このエージェントのここがイマイチ…
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27歳 男性 |
ほかの転職エージェントと比べてしまうと、ワークポートはヒアリングの点に関してはあまり良い印象がありません。担当のアドバイザーと代理で担当してくれた方とで意見やアドバイスが180度違うことがありました。 |
▼ワークポートの基本データ
【運営会社】株式会社ワークポート
【求人数】69,060件以上
5位:マイナビエージェント
総合評価 15.7点 / 20点 | |||
---|---|---|---|
求人数 |
ユーザー 人気 |
ユーザー 満足度 |
前職との 比較 |
4.0 ★★★★ |
4.0 |
3.9 |
3.8 |
5位は、転職サイトでも人気のマイナビが運営するエージェントサービス「マイナビエージェント」。
▼この転職エージェントの特徴は?
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マイナビエージェントのこだわりは、求人先企業への細やかな情報収集。誰もが気になる会社の雰囲気や文化・求められる求職者像などの情報を聞くことができるのが特徴。
また、さまざまな業種に対応した万能型のアドバイザーが揃っているため、異業種・異職種への転職にもおすすめです。
▼このエージェントのここが良かった!
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31歳 男性 |
マイナビエージェントは履歴書や動機についての相談をするたびに的確なアドバイスももらえたので、とても心強く感じていました。それから、定期的にメール連絡をしてきてくれるのがリマインダー代わりになったのも、地味に便利でした(笑)。 |
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27歳 女性 |
自分の希望する条件と合わなくても、そのたびに一生懸命新しい求人を探してきてくれたのがとても好印象。交渉もスムーズで、自分では企業に確認しにくいことも聞いてもらえたのも助かりました。 |
▼このエージェントのここがイマイチ…
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28歳 女性 |
マイナビエージェントのエージェントに関してはあまり頼りになりませんでした。希望する条件を伝えても条件通りの求人を紹介してもらえず、最終的に自分で求人を探して転職活動をしました。的外れな意見しか貰えず残念。 |
以上、この章では転職エージェントTOP5をご紹介してきました。
2. 人事のプロ直伝!転職サイト選びのポイント

何度も転職を経験している方であれば、自分なりのサイトの選び方があるかと思います。
しかし、転職経験が浅い方や初めての方はどうやって選べばいいか分かりませんよね。おそらくは、この記事をご覧いただいている皆さんも同じではないでしょうか。
この章では、初心者が知っておきたい転職サイト選びのポイントについてご紹介。
引き続き、曽和さんにもコメントをいただいています。
STEP1|総合型サイト・エージェントを軸にする

最初のアクションとしては、求人数が多く業界・職種の幅も広い総合型サイト・エージェントを選ぶことです。
希望職種やキャリアプランが決まっていない人にとっては選択肢の多さはマストになりますし、特定の希望がある人にも総合型の膨大な求人数は大きなメリットになります。
先述の通り、今回のランキングでは総合型サイト・エージェントを中心にご紹介しているので、まずはこの中でいくつか気になるものに登録してみましょう。
STEP2|サブで使う転職サイト・エージェントを決める

メインで利用する転職サイト・エージェントを決めたら、それを補完するサブのサイトを決めていきましょう。
STEP1で総合型サイト・エージェントを選んだ際、希望する職種や待遇に共通点があれば、次のようにそれに応じたものを選ぶのがセオリー。
気になる会社にIT系が多かった
……Greenのようなエンジニア特化型サイト・エージェント
未経験歓迎の仕事に惹かれた
……バイトルNEXTやはたらいくなどの応募のハードルが低いサイト・エージェント
年収が高い会社が気になる
……ビズリーチやエン ミドルの転職のようなハイクラス求人サイト・エージェント
このように、自分の要望にフィットしたサイト・エージェントを追加すればいいわけです。
サイト選びと登録は、ここまでで完了となります。
転職エージェントのヒアリングを利用してみるのも有効
総合型サイトをいくら眺めてみても、どうにも自分の希望や好みが見えてこないという方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときに役立つのが、転職エージェントが行うヒアリングのサービス。
自分1人だけでなくキャリアアドバイザーを交えて自分の話をしてみることで、それまで気づかなかった自分の強みや今後の希望が見えてくると思います。
サイト決めで躓きそうになったら、dodaやリクルートエージェントなどの総合型エージェントに思い切って登録してみることも視野に入れておきましょう。
STEP3|不要なサイトに見切りをつける

サイト選びの仕上げとして、選んだサイトから必要なものだけを残して絞っていきましょう。
在職中であれば時間も取りづらく、登録した全ての転職サイトに全力を注ぐのは難しくなります。ですから、
- 登録してみたら意外に検索しづらい
- 新しい求人が全然更新されない
- 応募までのプロセスが面倒すぎる
など、自分に合わないサイト・エージェントに関してはすっぱり見切りをつけることが大切。
ちなみにエージェントの場合、「担当アドバイザーと合わない」ことが理由になるのであれば、見切りをつける前に担当変更の申し出をしてもOKです。
複数の転職サービスは時間を置かずに登録・利用すべし
複数の転職サービスを五月雨式に利用してしまうと、A社からは内定が出たのに志望度の高いB社ではまだ1次面接…といった選考状況のバラつきが出てしまいます。
最悪、A社の内定を蹴った後にB社に落ちたので転職活動やり直し、なんてことにもなりかねません。
こうした状況を防ぐために、使おうと決めたサイトはなるべく時間を置かずに登録・利用し、サイトごとのタイムラグが大きくならないようにしましょう。
以上、この章ではサイト選びのポイントを3つのステップに分けてご紹介してきました。
ステップ3の見切りが終わった段階で、2~3サイト残っていれば妥当かと思います。
使いやすく満足できるサイト・エージェントを選んでみてくださいね!
3. 転職サイト / 転職エージェントの違いとそれぞれの特徴

ここまで一気にランキングをご紹介してきましたが、サイトとエージェントの違いについて今ひとつ分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの章では、人事のプロ・人材研究所代表の曽和利光さんのコメントを交えて、転職サイトと転職エージェントそれぞれの特徴についてあらためて解説していきます。
そもそも、サイトとエージェントの違いってなんでしょう?

現在はサイトとエージェントの境目が曖昧になってきていますが、一般的には
・転職サイト=自分1人で転職活動に臨むためのツール
・転職エージェント=専属のキャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動に臨むツール
という捉え方が妥当です。
以下で、この違いによるそれぞれのメリットや特徴を確認していきましょう。
◆独力で転職するための「転職サイト」

転職サイトは、自分で求人を探して直接応募するスタイルのツールです。
求人探しにも応募にも他者からの干渉が一切ないため、完全に自分のペースで転職活動に取り組めることが最大の特徴。
好きなタイミングで求人を探して選考を受けられるので、自分に合う職場をじっくりと長いスパンで探せることが魅力です。
その反面、求人探しから応募書類の作成、面接対策や求人先とのやり取りなど、基本的に転職の初めから終わりまで全てを独力でこなさなくてはならないことは憶えておきましょう。

条件に合う求職者に企業からオファーが届く「スカウト機能」や、性格診断などから自分の強みや適職が分かる「診断機能」など、転職サイトは無料コンテンツも充実しています。
◆アドバイザーと二人三脚で転職に臨む「転職エージェント」

転職エージェントは、キャリアアドバイザーの求人紹介とサポートを受けて転職活動に臨むスタイルのツールです。
次のように、ざっと見ただけでも転職の一から十までアドバイザーの手厚い支援が受けられることがエージェントの最大のメリット。
▼キャリアアドバイザーによるサポート内容の例
転職準備の支援
……自己分析と適職の提案・求人紹介
入社選考の対策
……履歴書・職務経歴書の添削 / 面接指導
入社前のサポート
……労働条件や給与の交渉
転職経験がなくてもキャリアプランが決まっていなくても、手厚いサポートと求人紹介で効率的に転職活動を進めることができるのはエージェントだけの恩恵です。
ただし、基本的に求人への直接応募はできないため、キャリアアドバイザーと足並みを合わせて転職活動を進めなければならないという側面もあります。

上に挙げたようなメリットのほか、転職サイトに比べて全体的に書類通過や内定獲得の可能性が高まることも見逃せないメリット。
これは、アドバイザーが求人先の担当者に対して「こんな良い求職者がいるよ」とプッシュしてくれるためです。
▼転職サイトと転職エージェント比較表
転職サイト | 転職エージェント | |
内容 | 求人探しから応募まで全て自力で進めていく | キャリアアドバイザーの支援を受けながら転職を進められる |
気軽さ |
◎マイぺースに進められる | △スピード感が求められる |
求人量 | △エージェントよりは少ない | ◎非公開求人を保有しているため多い |
情報量 |
△掲載情報のみ |
◎担当者が企業情報を提供 |
書類作成 | △自力で作成 | ◎添削指導を受けられる |
面接対策 |
△自力で対策 |
◎面接官の情報など、担当者からアドバイスがもらえる |
内定率 | 〇エージェントよりは低い | ◎担当者が推薦してくれるため高い |
日程調整 |
△自分で調整し、企業に連絡 | ◎担当者が調整し、企業に連絡 |
内定後 | △条件交渉など自力で行う | ◎担当者が条件交渉してくれる |
◆サイトもエージェントも「総合型」と「特化型」に分かれる

もう1つ知ってしておきたいのが、サイトとエージェントに共通して「総合型」と「特化型」の2つのタイプに分類できる点。
その特徴は、おおよそ以下の通りです。
▼総合型転職サイト / エージェント
……求人数が多く業界・職種を幅広く取り扱っている(例:doda、リクナビネクスト、マイナビ転職 など)
▼特化型転職サイト / エージェント
……特定の業界や職種・年代などの得意領域に特化している(例:Green、リクルートダイレクトスカウト など)
今回ご紹介した転職サイトを大まかに分ければ、
ということになります。
基本的には総合型の方が求人数が多く実績も豊富なため、総合型を軸に特化型で補うような使い方が良いでしょう。
◆転職サイトと転職エージェント|どんな人に向いてる?

ご紹介してきた通り、それぞれ性質が全く異なる2つの転職ツール。それぞれどんな人に向いているでしょうか?

ざっくり言えば、
・自分のペース最優先で自由に転職活動に取り組みたい人は転職サイト
・転職活動の経験が浅い人やキャリアプランが曖昧な人は転職エージェント
といった感じになると思います。
これらの特徴を踏まえて、次章では転職サイト・エージェントの詳しい選び方をご紹介していきます
サイトとエージェントの併用はもちろんOK!
転職サイトと転職エージェント、どちらか1つに絞る必要は全くありません。
むしろ、それぞれの強みを活かして併用していったほうが効率的な転職ができるでしょう。
併用する際は、ご自分の好みや性格を加味して、どちらをメインにするか決めてみてくださいね。
4. 転職サイトを利用した転職の流れ

ここからは、実際に転職サイトを利用した転職の流れをご紹介します。
おおまかに言えば、転職の流れは以下の5つのステップ。
1つずつ見ていきましょう。
①自己分析

前章でもお伝えしましたが、サイト登録前にまずはいろんな求人をざっと見ておくことがとても大切。その中で、
- どのような仕事に就きたいのか
- どの程度の待遇を求めるのか
- 自分の強みをどう活かせるのか
といった具体的なキャリアプランが決まっていなくても、心が動いた情報をピックアップすることで何となくの希望が見えてきます。
自己分析の材料はなるべく多いほうが良いので、目を通すのはリクナビネクストやdodaなど求人数が多い総合型が良いでしょう。
✓フリーワード検索を有効活用してみよう!

使っている方が少ないかもしれませんが、実は”フリーワード検索”が非常におすすめ。
上の画像のように、フリーワード検索を利用すると、自分の興味に関連するさまざまな職種をピックアップできます。

単に業界業種から絞って探すよりも、自分にマッチする仕事が見つかりやすくなるのが魅力です。
また、予想外の求人との出会いで自分の可能性の幅を広げることができますよ!
②サイトへの登録

おおよその自己分析が済んだら、実際にサイト・エージェントに登録してみましょう。
自分のプロフィールやこれまでの経歴・資格など、それなりに多くの項目を入力しないと転職サイトは利用できません。ここで記載した内容は、
- 転職サイト
⇒求人先の採用担当がそのまま目を通す場合あり - 転職エージェント
⇒ヒアリングの参考資料として確認する
など、その後の転職活動に直接的に関わってくる項目も多数あります。
ですから、「登録だけなら大体でいいや」と思わず、時間を取ってできる限り詳細に記入することが重要です。
③応募書類作成~応募

転職サイトに登録した後は、履歴書や職務経歴書を作成し、実際に気になる求人に応募するフェーズです。
サイトなら自分で直接応募・エージェントなら紹介された求人にアドバイザー経由での応募になります。
登録時に記入したものを流用できる場合も多いものの、求人先企業に合わせて応募の都度細やかに調整するのが◎。
応募後の合否は、サイトなら企業から直接のメールや電話・エージェントならアドバイザーを通じて通知されます。

多くの転職サイトでは、履歴書や職歴書のフォーマットや見本を公開しているため、それを利用してもOKです。
また、転職エージェントではサービスの1つとして書類添削を行っているので、ぜひ利用してみてください。
④面接

書類選考を通過したら、選考の最終フェーズ・求人先との面接です。求人先によって面接の回数は異なりますが、いずれにしても
- 前職の退職理由
- これまでの業務経験
- 求人先への志望動機
といったオーソドックスな質問をされる可能性は高いため、これらはスムーズに答えられるよう自分の中でまとめておくのがおすすめ。
もちろん、面接前には求人先企業の公式サイトや各種転職サイトの内容を予習しておきましょう。
人事のプロ・曽和さん

この段階でも、転職エージェントではアドバイザーによる面接の対策やフィードバックが受けられるというアドバンテージがあります。
面接が苦手な方や転職自体が初めての方はぜひとも利用したいところです。
⑤内定~現職の退職

面接を経て見事内定を獲得しても、すぐに今の職場を辞めることはできません。
法律上では退職14日前に辞意を伝えればOKではありますが、引き継ぎなどでバタつかないよう1~2ヶ月前には直属の上司に退職の意向を伝えるのが良いですね。
会社にもよりますが、その後はあなたと人事の責任者との間で退職の日取りが決定し次第、退職届を提出することが一般的です。

新しい職場の給与や待遇なども、内定通知で知ることができます。
もし疑問点などがあれば、内定後1週間程度で確認しておきましょう。
転職エージェントの場合は、気になる内容をアドバイザーに伝えてみてもOKです。
以上、この章では転職スタートから内定までのステップをお伝えしてくました。
次の章では、転職に関するより詳細な疑問にお答えしていきます。
5. 知っておきたい!転職サイト&転職エージェントの基礎知識Q&A
最後に、転職サイトについて気になる疑問をQ&A形式で解決していきましょう。
気になったものからチェックしてくださいね。
Q1. 転職サイトってお金かかるの?


基本的に、転職サイトも転職エージェントも全て無料で利用可能です。
ビズリーチの有料プランなどの例外を除き、転職サイト・エージェントともに無料で利用できるものばかりなので、安心して利用してください。
転職サイトは掲載料・転職エージェントは採用が決まった後の紹介報酬と、いずれも企業側から支払われる報酬で運営されています。求職者側に料金がかからないのはこのため。
ちなみに、転職エージェントの紹介報酬の金額は「採用した求職者の年収の35%ほど」と、高額になることが一般的です。
採用コストが高い転職エージェントだと選考で不利になる?
現在はエージェントの利用者が非常に多いうえ、企業側はお金を払ってでも良い人材を求めているわけですから、過剰に心配する必要はありません。
ただし、求職者のことを禄にプッシュできないハズレアドバイザーがついた場合、採用コストの安い直接応募の求職者に競り負けてしまう可能性もゼロとはいえません。
だからこそ、しっかりとプッシュしてくれる「当たり」のアドバイザーを見抜くことがとても重要なのです。
※良いアドバイザーを見抜くポイントはQ4にて後述します(タップして移動)
Q2. 転職サイトは結局いくつ使えばいいの?


人により異なりますが、2~3個ほどの併用が妥当ですね。
選び方にしたがい、2~3社のサイト・エージェントを使えば相当な数の求人に出会えます。
ちなみに、編集部が転職成功者100人を対象に実施したアンケートでは、71%が転職サイト・エージェントを複数併用したと回答しました。

お伝えした通り、転職サービスは基本的に無料なので、気になったら登録してみて損はありません。
サイトとエージェントの併用時はアドバイザーへの対応に注意!
転職サイトとエージェントを併用する際は、「転職サイトで直接応募している」ということは伏せておくのが無難。
というのも、転職エージェントが企業から報酬を受け取れるのは、そのエージェント経由で採用した場合のみだから。つまり、求職者が直接応募で内定を取ってしまうと、(言葉は悪いですが)エージェント側に利益がなくなってしまうわけです。
真実を伝えることで、アドバイザーが熱心にサポートしてくれなくなる可能性もゼロとはいえません。
遠慮は不要ですが、ここではアドバイザーの顔を立てて黙っておくのが転職を成功させるコツと言えます。
Q3. 転職エージェントで良いキャリアアドバイザーを見抜く方法は?


ヒアリング時に、あなたのことを「根掘り葉掘り」聞いてくれるアドバイザーなら信頼できるかと思います。
求職者にとって良いキャリアアドバイザーの条件とは、その求職者だけが持つオンリーワンの長所を引き出し、企業に伝えられること。
そこを見抜くために、ヒアリングの際には以下の2点に注目しましょう。
・求職者に対して根掘り葉掘り詳しく質問してくる
⇒これまでの業種や職種はもちろん、趣味やライフプランまで詳しく聞かれる
・ヒアリング内容のまとめ方が具体的かつ魅力的
⇒「何年間どの職種で働いていた」だけでなく、その中での苦労や成果を具体的に表現している
いずれも、履歴書や職歴書を読んだだけでは分からない長所を引き出すために必要なことです。
これらを満たすアドバイザーであれば、企業があなたを「欲しい!」と思ってくれるようにプッシュできる可能性は高いと言えるでしょう。
Q4. 面接のコツがあったら教えてほしい!


何よりも具体性を大切に!
簡潔に話そうとしすぎないほうがgoodです。
面接官が一番知りたいと思っているのは、求職者の具体的な情報です。
ですから、「飲食のバイトをしていました」ではなく、「新宿駅のドトールでホールスタッフとして働いていました」と具体的な話を聞けるほうが面接官にとってはありがたいもの。
結論ファーストなどの「簡潔さ」をよしとする風潮はありますが、実は真逆なんです。
企業の面接だけでなく転職エージェントのヒアリングでも同じことですが、自分の思いや経験をできるかぎり具体的に話すことを心がけてみてください。
6. まとめ
この記事では、編集部おすすめの転職サイト・転職エージェントについてご紹介してきました。
もう一度ランキングをチェックしたい方は「リアルユーザーが選ぶ転職サイトおすすめランキングTOP10」をご覧くださいね。
自分に合った転職サイト・エージェントを選ぶことが、良い転職先に巡り合う鍵です。
ぜひ、あなたにぴったりの転職サイトを見つけてくださいね!
曽和利光「コミュ障のための面接戦略」星海社,2019年
曽和利光「人事と採用のセオリー」ソシム,2018年
曽和利光「悪人の作った会社はなぜ伸びるのか?」星海社,2017年
森本千賀子「本気の転職パーフェクトガイド」新星出版社,2013
森本千賀子「のぼりつめる男 課長どまりの男」サンマーク出版,2017
森本千賀子「マンガでわかる成功する転職」池田書店,2019
黒田真行「転職に向いている人 転職してはいけない人」日本経済新聞出版社,2017
登録するサイトを決める際はまずどんな求人があるかを眺めてみよう
転職サイトと転職エージェント、どちらか1つに絞る必要は全くありません。
むしろ、それぞれの強みを活かして併用していったほうが効率的な転職ができるでしょう。
併用する際は、ご自分の好みや性格を加味して、どちらをメインにするか決めてみてくださいね。