グレースーツの魅力とは?着こなしのポイントやおすすめのコーディネート

2022.12.20

ビジネス

グレースーツの魅力とは?着こなしのポイントやおすすめのコーディネート

この記事の所要時間:約7分

スーツの定番といえば無地のネイビースーツやグレースーツですが、グレースーツはどうしても地味な印象を持たれがちです。

しかし、ひと口にグレースーツといっても、チャコールグレー、ミディアムグレー、ライトグレーなどさまざまなトーンがあり、それぞれ異なる魅力を持っています。

今回はそんなグレースーツの魅力について、着こなしのポイントやおすすめのコーディネートなどを紹介します。

1. グレースーツの魅力とは?

まずは、グレースーツの魅力をチェックしてみましょう。

1-1. 色・生地によって見た目の印象が変わる

グレースーツは色味ごとに異なる個性があり、その日の気分や用途、季節によってさまざまに使い分けることができます。

色・生地によって見た目の印象が変わる

例えばグレースーツの定番といえるチャコールグレーは、ダークな色合いが上品さや潔さを感じさせます。

シャツやネクタイとのコーディネートで初心者でも上品に着こなせるカラーです。

また、チャコールグレーをやや明るめにした色合いのミディアムグレー柔らかめの印象のなかに品格が感じられ、春や秋などの過ごしやすい季節にマッチします。

より明るいトーンのライトグレーは、ダーク系のトーンが多くなりがちなスーツのなかにあって非常に軽やかな印象
初夏から真夏の暑い時期に人気のカラーで、パーティーや祝い事などのシーンで特に好まれます。

グレースーツを着た男性1

また、生地によっても見た目は変わります
例えば冬用のスーツなら厚めでかっちりした印象のイギリス産の生地がおすすめです。

イタリア産の生地は柔らかさが特徴で、シックななかにも魅力的な光沢感があり、上品さをアピールすることができます。

グレースーツは生地の品質や仕立ての良さが他の色に比べてわかりやすいことが特徴なため、好みに合わせて好きな生地を選ぶのも楽しみの一つとなるでしょう。

1-2. 合わせやすいアイテムが多い

合わせやすいアイテムが多い

コーディネートを考えるうでのグレースーツの最大のメリットは、他のアイテムとの相性の良さです。

特に無地のグレースーツはアクセントに色物や柄物を使うことで表情豊かになり、初心者でも失敗することなくおしゃれに整えることができるでしょう。

ホワイト、ボルドー、ネイビーなどの色はもちろん、グリーンやイエローといった、合わせるのが難しい色との相性もよいので差し色に使ってみましょう。

一着あるだけでさまざまな雰囲気を楽しむことができます。

2. グレースーツの選び方のポイント

グレースーツのなかにもさまざまな種類があることを紹介しましたが、種類が多いことで逆に「どのグレースーツを選んだらよいかわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。

そこで次に、グレースーツの選び方のポイントをご紹介します。

2-1. 明るめの色を選ぶ

明るめの色を選ぶ
明るめの色を選ぶ2

他のアイテムとの相性がよいとはいえ、グレースーツの多くがダークトーンであることは間違いありません。

そのため、着る人自身も落ち着いた印象を持たれる可能性があります。
明るく、社交的な印象を加えたい場合、明るめのグレーを選ぶことをおすすめします。

どちらかといえば初夏や夏のイメージがあるライトグレーですが、他のアイテムとのコーディネート次第で他の季節に着ても違和感のない落ち着いた印象を与えることも可能です。

2-2. 着用シーンに合った柄を選ぶ

グレースーツといっても単色の生地だけとは限りません。柄物のグレースーツにもおしゃれな生地がたくさんあります。

例えば、華やかな柄は避けつつ個性を打ち出したいビジネスシーンでは、力強さや論理性を感じさせるストライプ柄はいかがでしょうか。

なかでもピンストライプやペンシルストライプは世代問わず取り入れたい柄です。

ピンストライプ
ピンストライプ
ペンシルストライプ
ペンシルストライプ

もう少し落ち着いた柄が好みの場合はシャドーストライプやシャドーチェックなどもおすすめです。

カジュアルシーンでおすすめの柄は、親しみやすさが印象的なウインドウペーンや知的な印象のグレンチェックです。

柄と合わせて地色のトーンにも気を配ってみましょう

シャドーストライプ
シャドーストライプ
ウィンドウペーン
ウィンドウペーン

2-3. ネクタイなどでメリハリをつける

ネクタイなどでメリハリをつける

グレー系を含むモノトーンのスーツコーデで特にセンスが問われるのが、ネクタイなど小物の使い方です。

柄や色に惹かれて衝動買いしたものの「派手すぎる」「イマイチ自分らしくない」などの理由でタンスの肥やしになっているものはないでしょうか。

グレー系のスーツであれば、そのようなアイテムの魅力を引き出してくれる可能性があります。
ワントーンにならないよう、メリハリをつけることを意識してコーディネートしてみましょう。

3. グレースーツの色味別の着こなしポイント

続いて、オーソドックスなチャコールグレーと明るいライトグレー、それぞれの着こなしのポイントをご紹介します。

3-1. チャコールグレーの着こなし

チャコール(木炭)の名のとおり、暗めのチャコールグレーはチェンジポケットやスラントポケットなどと合わせて英国テイストや、クラシカルなテイストを演出するのに最適です。

秋冬物のスーツでその魅力は大きく引き立ちます。

全体的なトーンバランスを抑えシックに着こなしつつ、カフリンクスやソックスなどのアイテムで差し色をさりげなく取り入れることで品格を感じさせることが可能です。

3-2. ライトグレーの着こなし

やはり一番おすすめしたいのは、春夏シーズンの一着として明るいトーンを前面に出し、爽やかさや軽やかさを演出する着こなし方です。

ネクタイやシャツも明るめの色や柄物と合わせるとよいでしょう。また、ペールトーンとの相性も合わせて考えてみましょう。

4. グレースーツのおすすめコーディネート

最後に、グレースーツのおすすめコーディネートについてご紹介します。

4-1. チャコールグレースーツ×ボルドー

チャコールグレースーツ×ボルドー

チャコールグレーのスーツでまず考えたいのが、ボルドー系のネクタイや小物とのコーディネートです。

クラシカルなテイストやノーブルな印象を好まれる方には特におすすめしたい高級感を演出するコーディネートです。

4-2. ミディアムグレースーツ×ネイビー

ミディアムグレースーツ×ネイビー

ボルドーと同様におすすめできるのがグレー×ネイビーのコーディネート。

ネクタイはもちろん、思い切ってシャツをロンドンストライプのネイビーにしてみると、よりシックで大人の色気を表現することができます。

その際、ネクタイにはタイピンでアクセントをつけるとさらにメリハリがついておすすめです。

4-3. ライトグレースーツ×ブルー

ライトグレースーツ×ブルー

ライトグレーのスーツには、ネイビーよりもさらに明るい青が合います。

数ある青系の色のなかでも少しグレーの入ったサックスブルーのシャツはまず考えてみたいコーディネートです。

その際のネクタイは、同系色のネイビーがよいでしょう。まとまりのあるコーディネートになるのでおすすめです。

4-4. グレースーツ×ホワイト

グレースーツ×ホワイト

最もスタンダードなホワイトのシャツ。

グレースーツと合わせる際には小物をベースにコーディネートしてみましょう。

例えば華やかな色合いのネクタイを選び、深いトーンのグレースーツと合わせることで全体のバランスが取れ、まとまりと明るさを同時に印象づけることができます。

5. まとめ

まとめ

ここまで、グレースーツの着こなしとコーディネートについてご紹介しました。

ビジネススーツデビューとともに多くの人が袖を通すであろうグレースーツ。

地味な印象をお持ちの方も多いと思いますが、着こなしやコーディネート次第で知性や品格を引き立てることがおわかりいただけたかと思います。

今までグレースーツを避けてきた方も、この記事を参考に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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