40代女性にふさわしい喪服は?知っておきたいルールや選び方を解説

2025.09.03

お悔み事

この記事の所要時間:約6分

若い頃に比べて体型の変化が出やすい40代。喪服選びに難しさを感じている方も多いでしょう。「30代の頃と同じ喪服でOKなの?」「パンツスタイルはOK?」など、誰に聞けばよいかわからない疑問を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、40代女性が知っておくべき喪服のルールや選び方などをご紹介します。また、おすすめのレディース喪服も3つご紹介します。

1. 40代女性が知っておくべき喪服のルール

喪服の種類


お葬式では、喪服を着用して参列するのが基本的なマナーです。喪服には、正喪服・準喪服・略喪服の3種類があります。

正喪服3種類のなかでもっとも格式が高い喪服。男性はモーニングスーツや和装を、女性はブラックフォーマルや和装を着用します。喪主や親族など、お葬式の主催者側にあたる方が着用する服装です。

準喪服は一般の参列者が着用する服装で、男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルを着用するのが一般的です。ただし、近年は主催者側も準喪服を着用することが一般化してきています。

もっとも格式が低い略喪服は、ダークカラーのスーツやワンピースを指します。つまりは平服のことで、知らせを受けて取り急ぎ駆けつけたことを意味する服装です。

近年はお通夜にのみ出席する方が増えていることもあり、略喪服を着用する機会は減ってきています。一般の参列者としてお葬式に参加する際は、なるべく準喪服を着用して参加するのがよいでしょう。

喪服のマナーについては以下の記事でも解説しています。あわせてご覧ください。

>>【葬式の服装】通夜や告別式の喪服マナー

2. 40代女性の喪服選びのポイント

続いて、40代の女性の喪服選びのポイントを5つご紹介します。

2-1. シンプルなデザインを選ぶ

ヒールの高さや太さは?


上品さが求められる40代の女性は、可愛らしいデザインよりも、シンプルで落ち着いた印象のアイテムが似合います。喪服も例外ではなく、個性的なデザインよりシンプルなものが大人の雰囲気にぴったりマッチするでしょう。

40代の女性に特に人気なのが、ワンピース+ボレロの組み合わせや、テーラードジャケットを取り入れたシンプルな喪服です。顔まわりをスッキリ見せるノーカラージャケットも40代女性の喪服の主流となりつつあります。

2-2. 濃い目の黒で上品さを出す


喪服の黒は濃いほど品格があるとされています。40代女性が喪服を着用する際は、なるべく深めの黒色を選ぶとよいでしょう。

なかでも、喪服の定番であるブラックフォーマルは黒色の差が目につきやすいアイテムです。周囲の方と無意識に比較されてしまうため、お葬式でも大人の品格を表せるよう、買い替えの際はできるだけ濃い目の黒を選ぶようにしましょう。

2-3. 体型の変化を考慮して選ぶ

40代は、体型が変化しやすい年代です。20代〜30代の頃に買った喪服をそのまま着用すると、自分の身体に合わず、急なお葬式のときに困ってしまうかもしれません。

また、ブラックフォーマルには基本的に伸縮性がないため、普段着と比べて着疲れすることがあります喪服を選ぶ際は、ジャストサイズよりも少しゆったりめで体型がカバーできるもの、着疲れしないものを選ぶことが大切です。

もう1つ、大人のマナーとして、喪服のスカートは座った際に膝が見えない丈を選ぶことも心がけましょう。近年はふくらはぎまでのロング丈の喪服も多く流通しています。

2-4. 立場が変化することへ備える


40歳を過ぎると、葬儀・お通夜・告別式などの弔辞に参列する機会が増えてきます。ときには喪主や喪主の妻、遺族になることもあるかもしれません。もし準喪服しか持っていないなら、この機会に正喪服も用意しておくと安心でしょう。

女性の正喪服は、光沢のない黒無地のワンピース+ボレロやアンサンブル、ブラックスーツなどが一般的です。スカート丈はロング丈に近いほうが正喪服にふさわしい装いになります。

また、パンツスーツは以前はNGの風潮がありましたが、上品な素材かつシンプルなデザインなら、近年は喪服として着用しても問題ありません。特に小さな子どもがいらっしゃる方で動きやすさを重視したい場合は、洗練されたパンツスタイルも検討してみましょう。

2-5. 50代になっても着られるものを選ぶ


前述のとおり、40代を過ぎると葬儀やお通夜などの弔辞に参列する機会が増えてきますが、10年先まで着られる喪服を選んでおけば、「このデザインはもう今の自分に合わないかも……」と思う心配が減ります。

喪服の選び方については、40代と50代で大きな違いはありません。大人の品格を表せるように濃いめの黒を選ぶ、またシンプルでオーソドックなデザインを選ぶことを心がけましょう。

3. 40代におすすめのレディース喪服

最後に、40代におすすめのレディース喪服を3つご紹介します。パンツスーツ、アンサンブル、ワンピースと幅広くご紹介するので、喪服選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

3-1. スッキリ見えるパンツスーツの喪服

すっきり見えが叶う洗練されたパンツスタイルのブラックフォーマルです。Vカラージャケットの採用で、アクセサリーをつけても首周りがもたつきません。定番のパールネックレスもよく映えるので、すっきり見えに加えて上品な印象もキープできます。ジャケットはやや長めのつくりになっているため、腰周りを自然にカバーしたい方にもおすすめです。

センタープレス入りで細見えするストレートパンツは、ウエストの後ろ部分がゴム仕様になっています。立ったり座ったりしても窮屈に感じないので、受付やお手伝いなどで動き回る場面があっても快適です。

3-2. ゆったり着られるフォーマルアンサンブル

ロング丈ジャケット・Aラインワンピース・ストレートパンツが3点セットになったフォーマルアンサンブルです。2種類のコーデが選べるので、参列するお葬式や立場によってアイテムを使い分けられます。

共通で使えるジャケットは、太ももまで隠れるロング丈仕様です。体型の変化が気になり始める40代の女性でも、スタイルを気にせずにすらっとカッコよく着こなせます。Aラインワンピースは着脱が可能な前開き仕様、ストレートパンツは動きやすい後ろゴム仕様です。どちらも心地よく着用できるので、体型をカバーしながらゆったり着たい方に向いています。

3-3. 夏にうれしいウォッシャブル機能付きのワンピース

体型の変化が気になる方におすすめの上品なロングブラウスワンピースです。シルエットが緩やかで身体のラインを拾わないため、10年先まで長く着用できます。

40代の女性のなかには「ゆったりめのロングワンピースは膨張して見えるから苦手……」という方も多いでしょう。Vゾーンがあることで、一般的なロングワンピースよりすっきり品よく見えます。ウォッシャブル仕様で着脱もしやすいため、年齢を問わず長く着たい方におすすめです。

4. 40代女性にふさわしい喪服を準備しよう


40代の女性は、シンプルでオーソドックスなデザインの喪服を選ぶのがおすすめです。できるだけ濃いめの黒を選ぶと、周りと差をつけた40代ならではの上品さを演出できるでしょう。

ポイントは、体型の変化を考慮して、50代になっても着られる喪服を選ぶことです。年を重ねることに立場が変わることにも備え、ぜひ長く着用できる一着を探してみてください。

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