身内だけの一周忌はどんな服装で参列する?平服のマナーも解説

2026.09.16

お悔み事

身内だけの一周忌

この記事の所要時間:約10分

身内だけの一周忌であっても、法要にふさわしい服装を選ぶことが大切です。
ただし、施主から「平服でお越しください」と案内があった場合は、略喪服など落ち着いた服装で問題ありません。この記事では、身内だけの一周忌に適した服装の基本や男女・子ども別の服装マナー、避けたい服装まで詳しく解説します。

1. 一周忌を身内だけで行う場合の服装マナー

身内だけの一周忌

一周忌とは、故人が亡くなってから満1年を迎えるタイミングで行う法要です。身内だけで行う場合でも、故人を供養する大切な場であることに変わりはないため、法要にふさわしい服装を心掛けましょう。

ただし、一周忌の服装は施主の意向や案内によっても異なります。「平服で」と指定されることもあるため、案内を確認したうえで服装を選ぶことが大切です。

1-1. 身内だけでも法要であることは変わらない

家族や近しい親族だけで行う一周忌でも、「身内だけだから普段着でよい」というわけではありません

一般的に、一周忌までは喪の期間として重視されるため、施主や遺族は正喪服または準喪服、参列者は準喪服を着用することが一般的です。男性ならブラックスーツ、女性ならブラックフォーマルなど、落ち着いた装いを選びましょう。

ただし、近年では家族だけで小規模に法要を行うケースもあり、服装を簡略化することもあります。身内だけの場合も自己判断でカジュアルダウンするのではなく、施主からの案内に合わせることが大切です。

1-2. 施主の意向が最優先

一周忌の服装は、施主から案内がある場合はその意向に合わせることが大切です。

例えば、施主から「平服でお越しください」と案内されているにもかかわらず、一人だけ格式の高い喪服を着用すると、周囲から浮いてしまう可能性があります。反対に、特に案内がない場合に自己判断でカジュアルな服装を選ぶことも避けましょう。

身内だけの法要では、家族や親族間で服装の認識が異なることもあります。案内がなく判断に迷う場合は、事前に施主へ確認を取ることがおすすめです。

1-3. 「平服」と言われた場合は略喪服を着用する

一周忌の案内に「平服でお越しください」と書かれている場合も、普段着で参列するという意味ではありません。弔事における平服とは、一般的に準喪服より格式を抑えた「略喪服」を指します

略喪服とは、一般的なブラックフォーマル(準喪服)よりも格式を抑えた弔事の服装です。黒だけでなく、男性ならダークネイビーやダークグレーなどの落ち着いたスーツ、女性なら黒や濃紺、ダークグレーなどのワンピースやアンサンブル、スーツなども着用できます。光沢の強い素材や華美な柄・装飾は避け、シンプルで控えめな装いにまとめることがマナーです。

身内だけの一周忌であっても、Tシャツやデニムなどのカジュアルな服装は避けましょう。

2. 身内だけの一周忌にふさわしい服装の選び方

喪服の格式

男性・女性・子どもでは一周忌に適した装いが異なるため、それぞれのポイントを押さえておきましょう。

2-1. メンズの服装

男性が一周忌に参列する場合は、黒のフォーマルスーツ(ブラックスーツ)を着用することが一般的です。白無地のワイシャツに黒無地のネクタイを合わせ、靴下や靴も黒で統一します。

靴は光沢や装飾の少ない黒の革靴を選びましょう。金具が目立つものや、スニーカーなどのカジュアルな靴は避けるのが無難です。

施主から「平服」と指定されている場合は、ダークネイビーやダークグレーなどのスーツでも構いません。

2-2. レディースの服装

女性が一周忌に参列する場合は、黒のワンピースやアンサンブル、スーツなどのブラックフォーマルを着用しましょう

スカート丈は膝が隠れる程度を目安にし、胸元が大きく開いたデザインや透け感の強い素材など、肌の露出が多い服装は避けるようにします。ストッキングは黒を着用するのが基本ですが、施主から「平服」と指定された略喪服スタイルの場合は、肌馴染みの良いベージュのストッキングを着用してもマナー違反にはなりません。靴は装飾や光沢を抑えた黒のパンプスを合わせましょう。

施主から「平服」と案内されている場合は、黒のほか、濃紺やダークグレーなどのワンピースやセットアップでも構いません。アクセサリーは控えることが基本ですが、弔事向きとされている一連のパールネックレスや、一粒パールのピアス・イヤリングであれば着用できます。

2-3. 子どもの服装

子どもの場合、学校や幼稚園の制服があれば、制服を着用しましょう。制服がない場合は、黒や濃紺、グレーなどを基調とした、きちんと感のある服装を選ぶようにします。

男の子なら白いシャツやポロシャツに黒・濃紺などのパンツ、女の子なら落ち着いた色のワンピースや、白いブラウスにスカートを合わせるとよいでしょう。

靴も黒や紺などの目立たない色が適しています。ただし、小さな子どもは履き慣れた靴を優先しても問題ありません。派手な色柄やキャラクターが大きく入ったものはできるだけ避け、全体的に落ち着いた印象にまとめることがポイントです。

乳幼児の場合は、大人と同じような喪服を用意する必要はありません。白や黒、グレー、ネイビーなどのシンプルなロンパースやベビー服など、無理なく着られる服装を選びましょう。

3. 一周忌の服装以外の必要な持ち物・小物リスト

 一周忌の服装以外の必要な持ち物・小物リスト

以下に、一周忌の服装以外の必要な持ち物・小物リストをまとめました。当日慌てることのないよう、事前にチェックしておきましょう。

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ハンカチ白や黒などの無地で、派手な柄や装飾のないものを選ぶ。
バッグ黒無地で光沢や装飾の少ないものを選ぶ。手ぶらでも可。
黒を基本に、光沢や目立つ金具などを避ける。
アクセサリー必須ではない。着用する場合は一粒パールのピアス、もしくは一連のパールネックレスを選ぶ。結婚指輪は外さなくてOK。葬式のネックレスは必須?着用できるアクセサリーやマナーも解説

4. 身内だけの一周忌で避けたいNGな服装

身内だけの一周忌で避けたいNGな服装

身内だけで行う一周忌も、故人を供養する場であることに変わりはありません。ここでは、一周忌の服装で特に注意したいポイントを紹介します。

4-1. 派手な色

赤や黄色などの鮮やかな色や、大きな柄が入った服は、一周忌の場には適していません。黒を基本に、平服を指定された場合も濃紺やダークグレーなど、落ち着いた色を選びましょう

服だけでなく、バッグや靴などの小物も同様です。目立つ色や柄、光沢の強い素材は避け、全体を控えめな印象にまとめます。

4-2. 露出の多い服

一周忌では、肌の露出が多い服装も避けましょう。夏場であっても、ノースリーブや胸元が大きく開いたトップス、丈の短いボトムスなどは、法要の場には適していません。

女性の場合、スカートやワンピースは膝が隠れる程度の丈を目安にします。また、素足は避け、黒(平服指定の場合はベージュも可)のストッキングを着用しましょう。

4-3. 極端にカジュアルな服

Tシャツやパーカー、デニム、ハーフパンツなど、普段着の印象が強い服装は避けることがマナーです。「平服で」と案内された場合も、カジュアルな私服でよいという意味ではないため注意しましょう。

また、スニーカーやサンダルなどもできるだけ避け、黒を基調としたシンプルな靴を合わせましょう。

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6. 身内だけの一周忌の服装に関するよくある質問

身内だけの一周忌の服装に関するよくある質問

最後に、身内だけの一周忌の服装に関するよくある質問をまとめました。疑問の解消にお役立てください。

Q1. 喪服ではない服を着ても良い?

A. 施主から「平服で」と案内されている場合は、必ずしも黒の喪服を着用する必要はありません。ただし、普段着ではなく、法要にふさわしい「略喪服」を選びましょう。

服装について特に指定がない場合は、「準喪服」を選ぶのが無難です。身内だけだからと自己判断で服装を簡略化せず、迷った場合は施主に確認することをおすすめします。

詳しい装いについては、以下の記事をご覧ください。

準喪服とは?男女別のマナーや着こなしを徹底解説

Q2. 一周忌に家に行くときの服装は?

A. 自宅で一周忌を行う場合も、基本的な服装のマナーはお寺や斎場で行う場合と変わりません。服装の指定がなければ準喪服を、施主から「平服で」と案内された場合は略喪服を選びましょう。

Q3. 身内だけなら黒以外でもいい?

A. 「身内だけ」という理由で自由な色の服を選んでよいわけではありません。赤や黄色などの鮮やかな色や華やかな柄物は避け、弔事にふさわしい控えめな装いを心掛けることが一般的です。

家族や親族のなかで服装の格に差が出ないよう、迷った場合は事前に施主へ確認しておくとよいでしょう。

Q4. お寺で行う一周忌の場合は?

A. 自宅での法要よりもフォーマルな服装を意識して、服装の指定がなければ、男性・女性ともに準喪服を基本としましょう。

ただし、会場だけで服装が決まるわけではなく、最も優先すべきなのは施主からの案内です。お寺であっても「平服で」と指定されている場合は略喪服で問題ありません。反対に、自宅であっても準喪服を指定された場合は、それに合わせましょう。

Q5. 夏の服装はどこまでカジュアルにできる?

A. 基本的な服装のマナーはほかの季節と変わりません。ただし、暑い時期は体調にも配慮しながら、無理のない服装を選ぶことが大切です。

男性は黒のフォーマルスーツに白いシャツ、黒いネクタイが基本です。ジャケットを着用することが一般的ですが、移動中や待ち時間などは状況に応じて脱ぐなど、暑さを避ける工夫をしましょう。

女性は、半袖や五分袖のワンピースなどを選ぶと暑さを和らげられます。ただし、ノースリーブや胸元が大きく開いた服など、露出の多いデザインは避けましょう。

7. 身内だけで行う一周忌も適切な服装で臨もう!

身内だけで行う一周忌も適切な服装で臨もう!

一周忌が身内だけで行われる場合でも、故人を供養する法要であることに変わりはありません。基本的には準喪服を着用し、落ち着いた服装を心掛けることが大切です。

また、「平服でお越しください」と案内された場合も、普段着ではなく略喪服を選ぶのがマナーです。男女や子どもで服装のポイントは異なりますが、華美な装いを避け、故人や遺族への配慮が伝わる服装を選べば失礼にあたることはありません。

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