お葬式の数珠は必要?正しいマナーや選び方を解説

2026.06.11

お悔み事

この記事の所要時間:約7分

お葬式に参列する際、「数珠は必要なのか?」「どんなものを持てばいいの?」と悩む方も多いでしょう。

本記事では、葬式における数珠の必要性や種類、選び方についてわかりやすく解説します。
初めて参列する方もしっかり準備できるよう、ぜひ参考にしてみてください。

1. 数珠とは?

数珠とは、天然石や木を加工した珠(たま)を糸でつないだ仏具のことで、「念珠(ねんじゅ)」とも呼ばれます。

もともとお経や念仏を唱える回数を数えるために使われていたとされていますが、現在では仏教の儀式やお葬式で手に持って使用することが一般的です。

また、数珠には厄除けや福を呼ぶといった意味があるともいわれています。

仏教の宗派によって形や珠の数に違いはありますが、法要においては故人を偲び、冥福を祈るものとして使われます。

2. お葬式に数珠は必要?

お葬式に数珠を持参することが一般的です。
「数珠を持っていない」「忘れてしまった」というケースもありますが、できれば用意するようにしましょう。

数珠は焼香や読経の際に手に持って使用するため、仏教の葬儀では特に重要な持ち物とされています。喪服や香典と同じように、参列時に必要なアイテムと考えておくとよいでしょう。

ただし、数珠を持っていないからといってお葬式に参列できないわけではありません。急な訃報などで準備が間に合わない場合もあるため、まずは故人を弔う気持ちを大切にすることが重要です。

とはいえ、今後も法要やお墓参りなどで使用する機会はあるため、時間に余裕がある場合は略式数珠をひとつ用意しておくと良いでしょう。

なお、数珠は仏教の儀式で使用するものであり、他の形式の葬儀では使わない場合もあります。

3. お葬式で使う数珠の種類

数珠には宗派ごとに仕様が異なる「本式数珠」と、宗派を問わず使える「略式数珠」の二種類があります。以下では、それぞれの特徴についてまとめました。

3-1. 本式数珠|宗派ごとに異なる

本式数珠とは、各宗派の正式な作法に合わせて作られた数珠のことをいいます。

宗派ごとに珠の数や形、房(ふさ)のデザインなどはさまざまです。、普段から信仰している宗派(浄土真宗など)がある場合は、その宗派に合った本式数珠を用意します。

ただし、宗派が分からない場合や、さまざまなお葬式へ参列する可能性がある場合などは、無理に本式数珠を選ばなくても問題ありません。

3-2. 略式数珠|宗派を問わず使える

略式数珠は、宗派を問わず使えるもっとも一般的な数珠です。一重タイプが多く、シンプルで扱いやすいことから、実際に多くの方に選ばれています。

仏教の宗派を問わず使えるため、「どれを選べば良いか分からない」という場合は、まず略式数珠を用意しておくと良いでしょう。

最近では、黒檀(こくたん)や紫檀(したん)、水晶など、素材や色味も豊富に展開されています。

4. お葬式で使う数珠の選び方

数珠は長く使う場合が多いので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは選び方のポイントをご紹介します。初めて数珠を選ぶ場合は、ぜひ参考にしてみてください。

4-1. 宗派に合わせて選ぶ

先述の通り、本式数珠を使用する場合は宗派に合ったものを選びます。

特定の宗派がある場合は、その宗派に合った本式数珠を選ぶのが理想です。

菩提寺(※)がある場合や、家族で宗派が決まっている場合は確認しておくと良いでしょう。宗派が分からない場合や、幅広いシーンで使いたい場合は、略式数珠を選べば問題ありません。

※菩提寺(ぼだいじ)…先祖代々のお墓があり、葬儀や法要に対応してもらう特定のお寺のこと

4-2. 男性用・女性用を用意する

数珠には、男性用と女性用があります。

男性用は珠が大きく落ち着いた色味のものが多く、女性用はやや小ぶりで柔らかな色味のデザインであることが一般的です。一般的には男女でサイズやデザインが分かれており貸し借りはできないため、自分用のものを用意しましょう。

  • 女性用の数珠…珠の大きさ:6~8mm程度
  • 男性用の数珠…珠の大きさ:10~12mm程度

4-3. 好みの色を選ぶ

数珠は長く使う機会があるため、自分の好みの色や素材を選ぶこともポイントです。

黒や茶色、紫などは年齢や性別を問わず使いやすく、落ち着いた印象を与えます。一方、派手すぎる色や光沢の強いデザインは、お葬式には不向きな場合もあるため注意しましょう。

5. お葬式の数珠に関するマナー

数珠は仏具のひとつであり、扱い方にもマナーがあります。正しく使用することで、故人やご遺族への礼儀を表しましょう。

5-1. アクセサリーで代用しない

数珠の代わりにブレスレットやアクセサリーを使うことは避けましょう。

見た目が似ていても、数珠は仏具であり、ファッションアイテムとは意味合いが異なります。数珠が用意できないからといって天然石のブレスレットなどを代用すると、マナー違反と受け取られてしまう可能性も。

また、華美なデザインや派手な色味のものは、お葬式の場には不向きです。正式な数珠を持っていない場合でも、無理に代用品を使うことは避けましょう。

5-2. 貸し借りはNG

数珠は、基本的に持ち主が個人で使用するものとされています。仏教ではお守りのような意味合いもあるとされるため、家族であっても貸し借りは避けた方が良いでしょう。

特に、お葬式の場で慌てて他人から借りる行為は、マナー面でもあまり好ましくありません。子ども用のものも含めて、一人ひとつずつ用意しましょう。

また、数珠だけでなくお葬式用の小物や服装は、急に必要になるケースも少なくありません。いざというときに慌てないためにも、事前にフォーマルアイテムを一式揃えておくとスムーズです。

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7. お葬式の数珠に関するよくある質問

最後に、お葬式の数珠についてよくある疑問をまとめました。初めて参列する方は、ぜひ参考にしてみてください。

Q1. 数珠がない・忘れた場合は?

数珠がない場合でも、お葬式へ参列できないわけではありません。突然の訃報などで準備が間に合わないケースもあるため、まずは故人を弔う気持ちを大切にすることが重要です。ただし、今後も法要やお墓参りなどで使う機会はあるため、できれば略式数珠をひとつ用意しておくと良いでしょう。

Q2. 子どもも数珠を持つべき?

小学生以上になると家族と一緒に焼香へ参加する機会も増えるため、子ども用の略式数珠を用意するケースもあります。ただし、小さなお子さまの場合は無理に持たせなくても問題ありません。年齢や状況に応じて判断しましょう。

Q3. 数珠の持ち方は?

略式数珠の場合、左手に輪をかけて使用するか、合掌した両手に輪をかける形のいずれかで使用します。房は下へ垂らすように持ちましょう。本式数珠の場合はそれぞれ持ち方が異なります。迷った場合は、周囲に合わせれば問題ないでしょう。

Q4. 数珠の相場は?

使用されている素材などにもよりますが、略式数珠であれば5000円〜1万円、本連数珠なら1万〜3万円程度がおおよその目安です。予算に合わせて選ぶと良いでしょう。

8. お葬式では数珠を持参して正しく使用しよう

お葬式では数珠を持参することがマナーとされています。
略式数珠であれば宗派を問わず使えるため、ひとつ用意しておくことがおすすめです。
正しい扱い方を理解して、故人を偲ぶ場にふさわしい振る舞いを心がけましょう。

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