ダブルスーツとシングルの違いとは?TPOに合わせた選び方と着こなしのコツを紹介
2026.05.27

この記事の所要時間:約10分
ダブルスーツは、定番のシングルスーツに比べて「着こなしが難しそう」と感じる方も多いでしょう。
この記事では、ダブルスーツとシングルスーツの違いから、ダブルスーツの魅力、コーデ例をご紹介します。
1. ダブルスーツとシングルスーツの違いとは?

シングルスーツとダブルスーツの違いは、ボタンの配列とボタンの数です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
★シングルスーツの特徴
- 前ボタンの配列が1列
- ボタンは2つが主流(1つボタンや3つボタンもある)
★ダブルスーツの特徴
- 前ボタンの配列が2列
- ボタンは4つまたは6つ
シングルスーツはスマートでスタイリッシュな印象があり、ビジネスやフォーマルシーンに適しています。一方、ダブルスーツはボタンの数が多く布面積が広いため、重厚感のある印象を与えるのが特徴です。
従来のダブルスーツは大きめでゆったりとしたシルエットが主流でしたが、近年はスマートなデザインも増えています。そのため、ビジネスシーンでも違和感なく着用できるスタイルとして注目されています。
2. ダブルスーツとシングルスーツ・TPOに合わせた選び方

シングルスーツは前ボタンが1列のため動きやすく、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンで活躍します。ただし、オーソドックスなデザインのため、個性を演出したい方にはやや物足りなさを感じることもあるでしょう。
一方、ダブルスーツは、重要な商談や式典など、格式を意識した場に適した装いです。胸元にボリュームが出るデザインであることから、肩幅が狭い方や体型が気になる方でもバランスよく着こなせる点も魅力です。
3. ダブルスーツの種類とボタンの留め方
ダブルスーツの種類と、ボタンの留め方を詳しく解説します。
なお、ジャケットの一番下のボタンを留めない「アンボタンマナー」は主にシングルスーツで知られるルールですが、ダブルスーツでは厳密な決まりはなく、場面に応じて調整できます。
3-1. 4つボタン1つ掛け

「4つボタン1つ掛け」は、前面に4つのボタンが配置されたデザインで、基本的に一番下のボタンのみを留めて着用します。上の3つのボタンは装飾的な役割を持つため、留める必要はありません。
下のボタンだけ留めることでVゾーンが広くなり、軽やかな印象を与えます。シングルスーツに近いスタイルのため、ダブルスーツが初めての方でも挑戦しやすいでしょう。
3-2. 4つボタン2つ掛け

「4つボタン2つ掛け」は前面に4つのボタンが配置されたデザインで、上下2つのボタンを留めて着用します。着用時に窮屈さを感じる場合は、下のボタンを外しても問題ありません。
落ち着きのあるシックな雰囲気を演出できるデザインです。
3-3. 6つボタン2つ掛け

「6つボタン2つ掛け」は前面に6つのボタンが配置されたデザインで、真ん中と下の2つのボタンを留めて着用します。クラシックなデザインが特徴で、格式を求められる場面に適しています。
近年では、一番下のボタンのみを留める着こなしも見られますが、カジュアルな印象になりやすいため、フォーマルなシーンでは真ん中のボタンも留めておきましょう。
4. 若者世代が注目するダブルスーツの魅力

ダブルスーツは若者世代からも注目されているスタイルです。ダブルスーツの魅力を見ていきましょう。
4-1.重厚感があり大人の雰囲気が演出できる
近年はクラシック回帰の流れもあり、ダブルスーツの人気が再び高まっています。ダブルスーツは、19世紀の中頃にイギリスで軍の司令官が着用していた軍服を起源としており、重厚感のある大人の雰囲気が演出できる装いが特徴です。
かつては肩パッド入りのかっちりしたシルエットが主流でしたが、現在は肩パッドを薄くしウエストを絞ったスマートなデザインが多く、若い世代から多くの支持を集めています。
4-2.シングルスーツにはない個性をプラスできる
ダブルスーツは、シングルスーツにはない重厚感やクラシックな雰囲気をさりげなく演出できます。ボタンが2列に並ぶ特徴的なデザインのため、個性をプラスしたい方におすすめです。
落ち着いた配色を意識することで、ビジネスシーンでも好印象につながります。スマートに着こなせば、取引先はもちろん社内からも一目置かれる存在になれるでしょう。
4-3.幅広いコーディネートが楽しめる
ダブルスーツはジャケット単体でも装飾性が高く、幅広いコーディネートを楽しめます。ジャケットとパンツを別々に組み合わせる「ジャケパンスタイル」は、スラックスはもちろん、デニムパンツやチノパンなどのカジュアルなパンツとも相性がよいのが特徴です。
ビジネスカジュアルから休日スタイルまで対応できる点も、ダブルスーツの魅力です。
4-4.シャープな襟元でスタイルアップが期待できる

ダブルスーツには「ピークドラペル」と呼ばれる襟が多く採用されており、剣先のような鋭い下襟が特徴です。シングルスーツの襟よりも幅が広く、襟元にシャープな印象を与えます。
視線が自然と上に集まるため全体のバランスが整い、スタイルアップ効果が期待できます。
5. ダブルスーツを着こなす5つのポイント

ビジネスシーンでダブルスーツを着こなす5つのポイントを解説します。
5-1.着丈はヒップが隠れる長さを選ぶ
ダブルスーツの着丈は、ヒップが7割程度隠れる長さを選ぶとコンパクトにまとまります。ヒップと脚の境目が1~2cm見える長さがおすすめです。
着丈が長いほどフォーマルな雰囲気に、短いとカジュアルな印象になります。ただし、短すぎる着丈はカジュアル感が強くなるため、TPOを意識してバランスのよい着丈を選びましょう。
5-2.基本的にジャケットのボタンは閉じる
ダブルスーツは、ジャケットのボタンを留めて着用するのがマナーです。ボタンの留め方は、「4つボタン1つ掛け」は下側のみ、「4つボタン2つ掛け」「6つボタン2つ掛け」は上下ともに留めましょう。
ただし、ニットや麻など柔らかく軽い素材でカジュアルに着る場合は、例外として全開にしても問題ありません。
5-3.ボトムスはすっきりしたシルエットを選ぶ
ダブルジャケットはボタンの数が多く、装飾性の高いデザインが特徴です。ボトムスはすっきりとしたシルエットを選ぶことで、全体のバランスがスタイリッシュに整います。
一方、ワイドパンツを合わせると全体が重たく見えやすいため注意が必要です。
5-4.ネクタイの色・柄を意識して個性を演出する

ダブルスーツは、胸元に視線を集めやすいのが特徴です。ネクタイの色や柄を意識すると、さりげなく個性を演出できます。
明るめのカラーを取り入れるとVゾーンの圧迫感が和らぎ、軽やかな印象になります。ただし、主張の強すぎる色・柄はシックな雰囲気を崩しやすいため注意が必要です。
スーツやシャツの色味、トーンと合わせて、統一感のある着こなしに仕上げましょう。
5-5.シャツや小物選びでコーデを引き締める
ダブルスーツは、インナーや小物の選び方で印象が大きく変わります。シャツを選ぶ際は、襟の形状に注目しましょう。
襟先が左右に広がったワイドカラーやセミワイドカラーを選ぶと、首元が引き締まりすっきりとした印象になります。また、Vゾーンの狭いダブルスーツはポケットチーフとの相性も抜群です。
胸ポケットにアクセントを加えることで、華やかさをプラスできます。
6. ダブルスーツを格上げするコーディネート3例
洋服の青山のオーダースーツブランド「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」で仕立てた、グレーのダブルスーツのコーディネートを3例ご紹介します。
6-1.モノトーンでまとめた定番コーディネート
6つボタンのクラシカルなダブルスーツに落ち着いたモノトーンでまとめた定番コーディネートです。ホワイトシャツに柄物ネクタイを合わせ、Vゾーンにほどよいアクセントを加え、シンプルながら上品で引き締まった印象に仕上げています。
6-2.シャープで洗練された印象のグレンチェックのダブルスーツ
グレンチェックのダブル3Pスーツに、ホワイトのワイドシャツとネイビーのソリッドタイを合わせ、大人シックな雰囲気にまとめたコーディネートです。小物はシルバー系で統一し、シャープで洗練された印象を演出しています。
6-3.季節感を楽しむアースカラーダブルスーツ
カーキの生地にメタルボタンを合わせたダブルスーツは、落ち着きのある色合いのなかにエレガントさを感じさせるスタイルです。ネクタイや革靴をブラウンで統一することで、季節感を意識した洗練された着こなしが完成します。
7. ダブルスーツのシーン別着こなしとマナー
ダブルスーツを着用する際の着こなしとマナーを解説します。
7-1.ビジネスシーンでは企業の雰囲気に合わせる

一部の年配層のなかには「ダブルスーツ=冠婚葬祭用」「役職者が着るもの」といった印象を持つ方も少なくありません。そのため、年齢層が幅広い職場や、目上の方と接する機会が多い立場では、ダブルスーツの着用は控えたほうが無難です。
反対に、若い世代が多く服装の自由度が高い企業であれば、ダブルスーツは個性やセンスを表現できる選択肢になります。企業の雰囲気や自身の立場を踏まえて、ダブルスーツの着用を判断しましょう。
7-2.結婚式では基本的なマナーを守る

結婚式やパーティーでも、マナーを守ればダブルスーツの着用が可能です。結婚式では、全身ホワイトや葬儀を連想させるブラック一色のコーディネートは避けましょう。
ポケットチーフで胸元に華やかさを添えたり、ナロータイを合わせたりすると、重厚なダブルスーツもお祝いの場にふさわしい華やかな装いに仕上がります。
7-3.成人式では落ち着いた色味の無地のスーツを選ぶ
成人式で着用するスーツに、厳密な決まりはありません。お祝いの場では、好みの色や柄のダブルスーツを選び、個性を表現するのも一つの選択です。
一方で、成人式後もビジネスシーンで着用したい場合は、ブラック・ネイビー・グレーなどの落ち着いた色味の無地を選ぶと汎用性が高く、長く活用できます。
7-4.お葬式では光沢のない無地ブラックの生地を選ぶ
一般弔問客としてお通夜に参列する場合は、略喪服でも問題ありません。一方、お葬式や告別式では正式な喪服の着用が基本です。
ビジネススーツを代用する場合でも、光沢やツヤのあるスーツは不適切とされるため、無地ブラックの落ち着いた質感のスーツを選ぶよう注意しましょう。
8. まとめ
ダブルスーツは、フロントボタンが縦に2列並んだデザインが特徴で、シングルスーツに比べて重厚感のある装いを演出できます。ビジネスシーンはもちろん、カジュアルな着こなしや冠婚葬祭まで幅広く対応でき、さまざまな場面で活躍します。
落ち着いた大人の印象を演出したい方や、周囲と差をつけたスタイルを楽しみたい方は、いつもの装いにダブルスーツを加えてみましょう。
理想のダブルスーツを求めるなら、オーダーメイドがおすすめです。「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」なら、1着31,900円(税込)から手頃な価格でオーダースーツが仕立てられます。
200種類以上の生地から選べ、豊富なオプションで個性をプラスできます。スマートに着こなせるダブルスーツをお探しの方は、ぜひ洋服の青山の「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」のオーダーメイドサービスをご利用ください。







