【スーツのたたみ方】出張先でもシワにならない持ち運び方のポイント
2026.04.30

この記事の所要時間:約8分
出張や旅行でスーツを持ち運ぶ際、シワや型崩れに悩む方も多いのではないでしょうか。
スーツのたたみ方は、持ち運び時のシワのつきにくさを左右する重要なポイントです。
この記事では、スーツのたたみ方を中心に、持ち運ぶ際の注意点や、万が一シワがついてしまったときの対処法を解説します。
持ち運びに役立つアイテム、シワになりにくいスーツの素材も紹介しますので、出張先でもきれいな状態をキープして快適に着こなしましょう。
1. シワになりにくいスーツのたたみ方
荷造りする際、たたみ方を間違えると移動中にシワがつきやすく、到着後に慌てることも少なくありません。
ここでは、シワになりにくいスーツの基本のたたみ方を解説します。
1-1.パンツのたたみ方
パンツのたたみ方の手順は以下のとおりです。


センタープレスを揃えてたたむと、パンツのシルエットをきれいに保てます。
1-2.ジャケットのたたみ方
三つ折りにしたパンツとジャケットを一緒にたたむ方法をご紹介します。








布を重ねるイメージでたたむとシワになりにくく、上下セットで持ち運びやすくなります。
2. スーツの持ち運び方5つのポイント

スーツをシワにならずに持ち運ぶには、いくつか気をつけたいポイントがあります。収納する前に、以下の5つのポイントを事前に確認しておきましょう。
2-1.大きめの収納袋やタオルに包む
折りたたんだスーツは、大きめの収納袋やタオルで包みましょう。スーツを保護することで、ホコリや汚れの付着を防げるほか、雨でバッグが濡れた場合も安心です。
タオルを使用する際は柔らかい素材のものを選び、スーツを優しく包み込むのがポイントです。タオルが緩衝材の代わりとなり、移動中の型崩れも起きにくくなります。
2-2.スーツはバッグの一番上に入れる
スーツを収納する際は、バッグの一番上に入れましょう。パソコンや書籍などの重たい荷物は下に入れ、スーツに負担がかからないようにするのが大切です。
また、ペットボトルは漏れ対策のため、別に保管するかスーツに直接触れない位置に収納してください。荷物は詰め込みすぎず、余裕を持って収納するとシワを防げます。
2-3.出張や旅行にはガーメントバッグを活用する

スーツを運ぶ際は、ガーメントバッグと呼ばれるスーツ専用のバッグを活用するのがおすすめです。ジャケットやパンツをハンガーにかけたまま収納でき、移動中もきれいな状態を保てます。
二つ折りや三つ折りにして運べるものが多く、ネクタイや靴下、革靴などの小物を一緒に収納できるタイプもあります。形状は、スーツケースに装着できるキャリーオンタイプ、ボストンタイプ、リュックタイプなどさまざまです。
購入する際は、耐久性や耐水性に優れた素材を選ぶと安心です。コンパクトなサイズは持ち運びに便利な一方で、肩部分にシワがつきやすいため、横幅50cm以上のものを選ぶとよいでしょう。
2-4.においの強いものとは分けて収納する
スーツは、食品やにおいの強いものとは分けて収納しましょう。
ジャケットやパンツなどの衣類は、食べ物のにおいが移りやすいのが特徴です。特に移動中はバッグのなかが密閉されやすく、一度においがつくと落ちにくくなります。
そのため、においの強いものがスーツに直接触れないようにし、さらに衣類用の消臭スプレーを持参しておくと安心です。
2-5.到着後はすぐに取り出しハンガーにかける

目的地に着いたら、スーツはカバンに入れたままにせず、できるだけ早く取り出すことが大切です。ハンガーにかける際は、ジャケットとパンツは分けてかけましょう。
パンツは専用ハンガーを使い、センタープレスを整えてから裾を上に吊るすと、重みによってシワが伸びやすくなります。直射日光を避け、風通しのよい場所にかけておくと、生地への負担を抑えながらきれいな状態を保てます。
3. スーツにシワがついたときの対処法
スーツにシワがついてしまっても、素材の特性を理解していれば、出張先でも対処できる場合があります。
スーツに使われることの多いウール素材は、水分を含むと生地が膨らみ、乾く過程でもとに戻るのが特徴です。この性質を活かした、スーツのシワ対処法を解説します。
3-1.シワ取りスプレーで伸ばす
シワを手早く伸ばすためには、市販のシワ取りスプレーが便利です。使い方の手順を解説します。
①厚みのあるハンガーにスーツをかける
②スーツから10~20cmほど離して全体にまんべんなくスプレーを吹きかける
③シワが気になる部分は、手で優しく伸ばす
④そのまま風通しのよい日陰で自然乾燥させる
スプレーを選ぶ際は繊維の形状を整えるシリコンや、繊維潤滑剤が配合されたタイプがおすすめです。ただし、合成繊維100%のスーツや、シワ加工・凹凸加工が施された素材には使用できない場合があるため、事前に対応できる素材を確認しておきましょう。
湿ったまま着用すると、再びシワがつく原因になるため、完全に乾かしてから着用するのがポイントです。
3-2.バスルームの蒸気を利用する
シワ取りスプレーが手元にない場合は、バスルームの蒸気を利用する方法も効果的です。以下の手順でおこないます。
①バスルームに湿気がこもった状態をつくる
②ハンガーにかけたスーツを30分程度バスルーム内に吊るす
③30分経ったら、風通しのよい場所へ移して乾かす
吊るしている間はバスルームを密閉しておくと、湿気を効率よく吸収できます。ただし、長時間湿気にさらすとにおいやカビの原因になるため、時間を守り、最後はしっかり乾燥させましょう。
3-3.スチームアイロンや衣類スチーマーを使う
時間がなくすぐにスーツを着用したい場合は、スチームアイロンや衣類スチーマーでシワを整えましょう。スチームを当てることで、消臭や除菌効果も期待できます。
使用する際は、素材に合った温度設定が重要です。
◗ナイロン・ポリエステルなどの化繊素材:110〜130℃(低温)
◗ ウール:140〜160℃(中温)
◗綿・麻:180〜200℃(高温)
背中部分は裾を下に引っ張りながらスチームを当てると、シワがきれいに伸びやすくなります。生地を傷めないようアイロンは直接当てず、浮かしながら丁寧におこなってください。
4. スーツの持ち運びで気になる「におい・シワ・型崩れ」に役立つアイテム
スーツを持ち運ぶときに便利なアイテムをご紹介します。
4-1.トラベルスチーマー

トラベルスチーマーは、ハンガーにかけたまま手軽にシワを伸ばせる便利なアイテムです。アイロン台が不要なので、出張先のホテルでもすぐに使えます。
スチームによる脱臭効果も期待でき、汗やたばこのにおいが気になる場合にも役立ちます。選ぶ際は、立ち上がりが早い速暖機能があるものや、温度やスチーム量を調整できるモデルがおすすめです。
4-2.携帯用の洋服ブラシ

携帯用の洋服ブラシは、スーツについたホコリや軽い汚れをさっと払い、清潔感のある印象を保つのに役立つアイテムです。スーツの繊維に沿って優しくブラッシングすると、風合いを損なわずに見た目を整えられます。
なかでも豚毛や馬毛などの天然毛ブラシは静電気が起こりにくく、ホコリの付着を防ぎやすいのが特徴です。出張や外出先でも手軽に使えるため、身だしなみを整えたい場面で重宝します。
4-3.折りたたみハンガー
折りたたみハンガーは携帯ハンガーとも呼ばれ、旅行や出張時に便利なアイテムです。スリムでかさばりにくく、荷物と一緒に入れても負担になりません。
ジャケットに使用する場合は、広げたときのサイズを確認しましょう。サイズが小さすぎると肩部分が落ち、型崩れの原因になります。
素材はアルミ製とプラスチック製があり、長時間スーツをかけておきたい方は強度の高いアルミ製がおすすめです。
5. 出張におすすめ!軽くてシワになりにくいポリエステルスーツ

出張に持っていくスーツは、軽くてシワになりにくい素材を選びましょう。ポリエステル素材のスーツは、摩擦や引き裂きに強く型崩れしにくいのが特徴です。
そのため、長時間着用してもシワになりにくく、移動の多い出張でもきれいなシルエットを保ちやすくなります。
また、水分を吸収しにくく乾きやすい性質があるため、汗をかきやすいシーンでも快適に着用できます。近年ではウールとの混紡素材も多く、着心地の良さとストレッチ性を兼ね備えたスーツとして人気です。
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6.まとめ

出張や移動の多いシーンでスーツをきれいに保つためには、たたみ方だけでなく持ち運び方や到着後の扱い方も重要なポイントです。
スーツを運ぶ際はバッグのなかでの入れ方に気をつけ、目的地に着いたらできるだけ早く取り出してハンガーにかけましょう。また、シワ取りスプレーやトラベルスチーマーなどのアイテムを揃えておくと、万が一のときも安心です。
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