ボタンダウンシャツはビジネスOK?着用マナーとおすすめコーデを解説
2026.05.15

この記事の所要時間:約9分
20~30代のビジネスマンのなかには「カジュアル寄りのシャツは失礼にならないか」と悩む方もいるでしょう。実は、着用する場面やコーディネートのポイントを押さえれば、ビジネスでも活用できます。
この記事では、ボタンダウンシャツがOKなシーンやNG場面、失礼にならないマナーを解説します。
さらに、好印象を与える着こなしのポイントやおすすめのコーディネートもご紹介しますので、ぜひビジネススタイルに取り入れてみてください。
1. ボタンダウンシャツとは

ボタンダウンシャツとは、身頃についたボタンで襟の先端(襟先)を留められるシャツのことです。襟と身頃をボタンで固定することで襟元が乱れにくく、きちんとした印象を演出できます。
ボタンダウンシャツの起源は、イギリスの上流階級がたしなむポロ競技用のウエアです。騎乗する際に風で襟が動くのを防ぐため、ボタンが採用されました。
現在のボタンダウンシャツにはオックスフォード生地が使われることが多く、型崩れしにくいのが特徴です。襟元がしっかり立ち上がるため、全体のシルエットがすっきり見える点も魅力です。
2. ボタンダウンシャツが活躍する場面
ボタンダウンシャツは、オンオフ問わず幅広い場面で活用できるアイテムです。具体的な着用シーンを見ていきましょう。
2-1.オフィスカジュアルが定着している職場

オフィスカジュアルが定着している職場であれば、ややカジュアルな印象を持たれやすいボタンダウンシャツでも、ビジネススタイルとして問題なく着用できます。
オフィスカジュアルには明確な定義はないものの、スーツほど堅すぎず、適度にカジュアルな要素を取り入れたスタイルです。こうした点から、襟元が整い清潔感のあるボタンダウンシャツは、オフィスカジュアルに適しています。
ビジネスシーンで着用する際は、無地のホワイトシャツを選ぶと、きちんとした印象を保ちやすいでしょう。
2-2.クールビズを実施しているオフィス

クールビズを実施しているオフィスでは、ボタンダウンシャツが活躍します。
ネクタイやジャケットを着用せず、シャツのみで過ごすスタイルが基本となるため、首元がやや物足りない印象になりがちです。その点、襟元に装飾のあるボタンダウンシャツなら、襟元の形が崩れにくく、スタイリッシュな着こなしを演出できます。
襟と身頃の色が切り替わったクレリックシャツを選べば、ほどよい華やかさをプラスできるでしょう。
クレリックシャツについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
▶クレリックシャツとは?特徴や着用シーンごとの注意点などを解説
2-3.きれいめカジュアルなプライベートシーン

上品さとリラックス感を演出できるボタンダウンシャツは、デートや友人との外出など、プライベートシーンにも取り入れやすいアイテムです。
チノパンやデニム、カーゴパンツとの相性もよく、組み合わせ次第で幅広いコーディネートを楽しめます。
3. ボタンダウンシャツの着用マナー
さまざまなシーンで活躍できるボタンダウンシャツですが、TPOをわきまえて着用する必要があります。ここでは、着用時のマナーを解説します。
3-1.襟先のボタンは基本的に留める

ビジネスシーンでは、襟先のボタンは留めて着用するのが基本のスタイルです。襟先のボタンを留めた状態でネクタイを合わせると、襟元がすっきりとまとまり、スマートで清潔感のある印象になります。
一方で、ボタンを留めないスタイルは、ビジネスシーンではラフな印象を与えるため、オフィスや商談の場では避けた方が無難です。
3-2.ノーネクタイのときは第1ボタンを外す

ボタンダウンシャツをノーネクタイで着用する場合は、第1ボタンを外すのがポイントです。第1ボタンを外すと襟元にほどよいゆとりが生まれ、襟の上部が丸みを帯びた美しいシルエットに仕上がります。
ただし、ボタンを外す際は首元からインナーが見えないよう注意が必要です。インナーはVネックやUネックなど、首元が深めのデザインを選ぶと、清潔感のある印象を保てます。
なお、第2ボタンまで外してしまうとカジュアルな印象が強くなるため、オフィスシーンではおすすめしません。
3-3.結婚式や重要な会議では着用を控える

ボタンダウンシャツは、一般的なレギュラーカラーやワイドカラーに比べてカジュアルな要素が強くなりがちです。そのため、クラシカルな正装が求められる以下のような場面では、着用を控えましょう。
- 結婚式
- 重要な会議
- 初対面の相手との打ち合わせ
- マナーを重視する方と同席する場面
少しでも不安がある場合は、フォーマルな印象を与えられるレギュラーカラーのシャツを選ぶと安心です。
4. ボタンダウンシャツの襟は何が違う?他タイプとの比較
ボタンダウンシャツの特徴と、他のシャツの襟の違いを詳しく解説します。
4-1.ボタンダウンシャツ

ボタンダウンシャツは、襟の先端にボタンがついており、襟を身頃に固定できるデザインが特徴です。
襟が立体的に立ち上がり、ネクタイなしでもきちんとした印象を与えられます。
4-2.レギュラーカラー

レギュラーカラーシャツは、襟の開きが75〜90度のスタンダードなデザインで、ビジネスシーンで広く使われています。就活や冠婚葬祭などフォーマルな場面でも問題なく着用できます。
シンプルなレギュラーカラーシャツは汎用性が高く、ジャケットやネクタイを選ばないため、最初に購入するシャツとしてもおすすめです。
4-3.ワイドカラー

ワイドカラーシャツは、襟の角度が100〜140度程度と広く、襟が大きく開いているのが特徴です。太めのネクタイや結び目にボリュームの出る結び方との相性がよく、ネクタイを締めた際に魅力が引き立つデザインです。
襟元に開放感があり、ビジネスシーンでも洗練されたスタイリッシュな印象を演出できます。
4-4.ホリゾンタル(カッタウェイ)カラー

ホリゾンタル(カッタウェイ)カラーは、襟が180度近くまで開いたデザインです。
襟が水平に近い角度で広がることから「ホリゾンタル(水平)」と呼ばれ、首元をシャープに見せる効果が期待できます。
個性的なデザインで、ファッション性を重視したい方におすすめです。
ホリゾンタル(カッタウェイ)カラーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ホリゾンタルシャツ(カッタウェイ)とは?おしゃれに着こなすためのポイント
4-5.バンドカラー

バンドカラーシャツは襟に折り返し部分がなく、首まわりに帯状の「バンド」が立ち上がったデザインが特徴です。「スタンドカラー」とも呼ばれ、襟元がすっきりとしたミニマルな印象を与えます。
カジュアルで抜け感があるため、オフィスカジュアルが推奨された企業でも取り入れやすいスタイルです。
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5. ボタンダウンシャツを着こなすための3つのポイント
ボタンダウンシャツをおしゃれに着こなすための、3つのポイントを解説します。
5-1.ビジネスシーンではシンプルなデザインを選ぶ

ビジネスシーンでは、シンプルなデザインのボタンダウンシャツを選ぶことが大切です。カラーボタンやボタンホールに装飾が施されたデザイン性の高いものもありますが、主張が強くなりやすいため注意が必要です。
単色で無地のボタンダウンシャツなら、清潔感があり、ジャケットやスーツとも合わせやすくなります。夏場は淡いブルーを選ぶと、爽やかで好印象なビジネススタイルを演出できます。
5-2.大きめの襟で立体感を演出する
ボタンダウンシャツを着こなすには、やや大きめの襟を選ぶことがポイントです。襟の形状は、シャツの印象を左右する重要な要素であり、大きめの襟を選ぶことで襟元がはっきりと見え、立体感が際立ちます。
襟に存在感があると顔まわりや首元がすっきりと見え、シャープな印象を与えられます。また、ネクタイを合わせた際もバランスが取りやすく、まとまりのあるコーディネートに仕上がるでしょう。
5-3.ネクタイの結び方はプレーンノットがおすすめ
ボタンダウンシャツにネクタイを合わせる際は、控えめでシンプルな結び方を選ぶのがおすすめです。なかでもプレーンノットは結び目にボリュームが出にくく、襟元にすっきりフィットするため、全体のバランスがよく見えます。
また、ネクタイを締めたり外したりする際は、襟先のボタンを外してからおこなうとスムーズです。ボタンや生地への負担を減らせるだけでなく、きれいな襟の形を保ちやすくなります。
プレーンノットの結び方は以下の記事で解説しています。
6. ボタンダウンシャツのおすすめコーディネート4選
ボタンダウンシャツのコーディネートを4選ご紹介します。
6-1.【オフィスカジュアル】ホワイトのボタンダウンシャツ×ジャケパンスタイル
シンプルなホワイトのボタンダウンシャツにジャケパンスタイルを合わせた、きれいめなオフィスカジュアルスタイルです。ジャケットにはクラシックなヘリンボーン柄を選び、ほどよいアクセントを加えています。
スラックスは足首が見える丈感で、重たくなりすぎず、すっきりとしたシルエットに仕上げています。
6-2.【クールビズ向け】半袖ボタンダウンシャツ×チャコールスラックス
クールビズスタイルにおすすめの半袖のボタンダウンシャツに、チャコールのスラックスを合わせた爽やかな着こなしです。ブルーのボタンダウンシャツは、暑い季節でも清潔感のある涼しげな印象を与えます。
ノーネクタイでも襟がしっかりと立ち上がり、きちんとしたスタイルをキープした装いです。
6-3.【春秋コーデ】ボタンダウン×ネイビーブレザー
ニット素材のボタンダウンシャツにネイビージャケットを合わせた、季節の変わり目にぴったりのコーディネートです。ジャケットできちんと感を出しつつ、ニット素材のやわらかな印象を演出できます。
ビジネスカジュアルが初めての方でも取り入れやすいスタイルです。
6-4.【きれいめカジュアル】ボタンダウンシャツ×ホワイトパンツ
ホワイトのボタンダウンシャツに同系色のパンツ、ネイビーのブレザーを合わせたコンサバティブなコーディネートです。ネクタイはジャケットと色味を揃えることで、統一感が生まれ、洗練された印象を演出しています。
全体を明るめの色でまとめつつ、ネイビーのブレザーで引き締めることで、爽やかさと上品さを兼ね備えた好印象なスタイルに仕上がっています。
7. まとめ
ボタンダウンシャツは、一般的なレギュラーカラーシャツに比べて、ほどよくカジュアルな印象を持つアイテムです。クールビズを実施しているオフィスやオフィスカジュアルが推奨されている企業であれば、問題なく着用できます。
着こなしのポイントを意識しながら、ビジネススタイルに上手に取り入れてみましょう!








