【女性】お葬式の服装(喪服)の着こなしマナー!弔事の持ち物も解説
2026.01.28
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この記事の所要時間:約11分
女性の葬式の服装は、マナーに沿った装いが大切です。
本記事では、レディーススタイルにおける喪服の種類や選び方、季節や年代に合った服装、避けたいNG例までを詳しく解説します。突然の訃報にも慌てないよう、基本のポイントを押さえておきましょう。
1. レディースのお葬式の服装は?

突然の訃報が入ったとき、服装や持ち物で慌てたくはないものです。とくに女性の喪服は種類やマナーが細かく、「これで大丈夫?」と不安に感じることも多いはず。
まずは、レディースのお葬式の服装選びのポイントを見てみましょう。
1-1.立場やシーンに応じた喪服を選ぶ
喪主や遺族の場合は、喪服の高い格式の高い「正喪服」または「準喪服」を着用します。一般参列者よりも格の低い喪服にならないように注意しましょう。他の参列者は、一般的に「準喪服」を着用すれば問題ありません。
訃報が届いた時点で自分がどの立場にあたるのかを把握して、ふさわしい喪服を選ぶことが大切です。
1-2. お通夜の服装との違い
お通夜の場合は参列が想定されるため、「平服(=略喪服)でお越しください」と案内されることもあります。お葬式と比べてややカジュアルな装いも許容されますが、何を着用しても良いという意味ではありません。略喪服の場合、黒またはダークカラーを基調とした落ち着いた装いがマナーです。
お通夜とお葬式で服装を変える必要はありませんが、どちらにも対応できる準喪服を1着持っておくと便利でしょう。
2. レディースのお葬式の服装(喪服)の種類

喪服には、正喪服・準喪服・略喪服の3つの格式があります。ここでは、それぞれの特徴についてまとめました。
2-1.正喪服(喪主)

正喪服は、喪主と三親等までの親族が着用する最も格式の高い喪服です。喪主側が着用するものであるため、参列者は着用しないことがマナーです。
洋装では露出と装飾を抑えたデザインで上質な素材を使用したブラックフォーマルドレスを着用します。とはいえ、皇室を除けば洋装の場合は正喪服と準喪服に大きな差はありません。
着物の場合は「黒喪服」と呼ばれる、五つ紋付きの黒無地を着用します。帯や小物も黒で揃えたものが正式な装いです。
2-2.準喪服(遺族・会葬者)

準喪服は弔事で最も多く着用される一般的な喪服です。「準」とありますが、あらゆる弔事で通用するため、悩んだ場合は準喪服を選べば間違いありません。参列者としてお通夜やお葬式に出る際には、準喪服を着用することが一般的です。
洋装の場合、露出と装飾を抑えたデザインのブラックフォーマルを着用しましょう。前述のとおり洋装においては正喪服と準喪服に大きな差はありませんが、準喪服では平リボン、レースなど、控えめな装飾が施されたデザインでもマナー上問題なく着用できます。
和装の場合、黒無地やダークカラーの色無地の、一つ紋または三つ紋付きの着物を選びましょう。
準喪服についてこちらの記事で詳しく解説しています。
2-3.略喪服(参列者)

略喪服は、急な弔問(仮通夜)や三回忌以降の法要で一般の参列者が着用する控えめの平服です。ブラックフォーマル以外の黒やダークスーツ、控えめな色のワンピースも着用できます。
和装の場合は、寒色系の無地の着物に一つ紋または三つ紋が入った「色喪服」が一般的です。
なお、「仮通夜」に招かれた際は、略喪服で弔問することがマナーです。かつてはお通夜にも略喪服で参列することがマナーとされていましたが、最近ではお通夜・お葬式・告別式いずれにおいても凖喪服を着用する方が増えています。
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3. レディースのお葬式の服装マナー

弔事の場で身につける服装には、細やかなマナーを守ることが求められます。黒い服を選ぶこと以外にも、色味や丈、素材、小物選びまで配慮が必要です。以下では、女性のお葬式にふさわしい装いのマナーをポイントごとにまとめました。
3-1.全身黒で統一する

お葬式では、カバンやパンプスと同様、髪の毛をまとめるヘアゴムやヘアピンなど、小物もすべて黒で統一するのがマナーです。
ブラックフォーマルとして販売されている喪服を選ぶことで、色味や素材感の統一感も得やすくなります。素材は光沢のないものがベスト。レースやフリルなど、デザインが目立つものも避けましょう。
3-2.袖丈は五分丈か七分丈

喪服のジャケットやワンピースは、肌の露出が控えめであることが望ましいとされています。そのため、ワンピースの袖丈は五分袖か七分袖が快適です。
なお、弔問客や僧侶にお茶や食事などを出すために「手伝い」に入ることも想定されます。手伝いの際は動きやすいようジャケットを脱ぐことも多いため、ワンピース一枚でも違和感のない7分袖程度にとどめておくことが安心です。
3-3.スカート丈はひざ下が基本

喪服のスカート丈は、膝が隠れる丈を選ぶのがマナーです。お葬式では椅子に座る動作だけでなく、畳や床に立ったり座ったりする動作も多くあります。その際に肌の露出を避けられるよう、一般的には膝下約5cmのものを選ぶことがおすすめです。
ひざ上丈のスカートやタイトすぎるデザインのスカートは、弔事の場にはふさわしくありません。
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3-4.黒のストッキングを着用する
足元のマナーとして、素足は避け、ストッキングを必ず着用しましょう。基本的には黒色のストッキングを用意することが望ましいですが、お通夜などで略喪服を着用する場合は肌色でも問題ない場合もあります。
柄入りやラメのあるもの、タイツのような厚手のタイプはカジュアルに見えてしまうため、一般的に弔事には不向きです。ただし、非常に寒い地域やお年寄りの方、体調が優れない場合などは、例外として着用しても問題ないでしょう。
3-5.派手なアクセサリーは控える
葬儀では華やかになることを避けることがマナーであるとされています。結婚指輪のほかに、シンプルな一連のパールネックレスや小さなパールのイヤリングのみ許容されています。
ゴールドやシルバーのジュエリー、華やかな石付きの装飾品、目立つ髪飾りなどは、お葬式にふさわしくないため避けましょう。
4. レディースのお葬式で避けるべき服装

弔事の場では、敬意を欠く印象を与えかねない服装は避けるべきです。どれだけ高価な服であっても、マナーに反していると場の空気にそぐわない印象を与えてしまいます。
例えば、以下のような服装は、避けるようにしましょう。
- 派手なデザインや明るい色の服
- 露出の多い服
- 素材に光沢や透け感があるもの
- カジュアルすぎる装い
- 大ぶりのアクセサリー
- カラーパンプスやサンダル
5. レディースのお葬式の服装(喪服)の着こなし

ここからは、レディースのお葬式の服装の着こなしについて、「ワンピース」「ジャケット」「パンツ」に分けてポイントを解説します。
5-1.ワンピース

レディースの喪服で最も一般的なのが、黒のワンピーススタイルです。凖喪服のワンピースがあれば遺族側・参列者側どちらにおいても着用可能であるため、一着用意しておくととても便利。露出を抑えて体のラインを拾いすぎない、ゆったりとしたシルエットのものが理想です。
ボタンやレースなどの装飾があるデザインの場合、控えめで黒に統一されたものを選びましょう。
5-2.ジャケット

喪服は長袖のジャケット+ワンピースが正装です。夏場であれば袖付きのワンピース一枚で参列することも可能ですが、お葬式の際はジャケット着用が正式なマナーであることを念頭に置いておきましょう。
ジャケットを選ぶ際は、以下の種類別の特徴も参考にしてみてください。
- ノーカラージャケット…襟がないデザインで顔周りがスッキリと見える
- テーラードカラージャケット…V字型の前開きを持つ折り襟のオーソドックスな型
- ショールカラージャケット…首にショールをかけたような柔らかい襟
- スタンドカラージャケット…立ち襟が特徴で露出が少ない
5-3.パンツ

最近ではカジュアルなスタイルの弔事が増えており、なかにはパンツスーツで出席する方もいます。ただし、正式な喪服は、濃い黒地のワンピースかスーツ・アンサンブルが望ましいとされていることは念頭においておきましょう。厳格なルールがあるわけではありませんが、参列する立場や状況によってはマナー違反と考えられることもあるため注意が必要です。
パンツスタイルで出席する場合は、黒のテーパードパンツやストレートパンツに共布のジャケットを合わせることで、きちんと感と動きやすさを両立できます。
6. レディースのお葬式に必要な持ち物

お葬式では、服装だけでなく持ち物にもマナーがあります。ここからは、喪服以外に必要なアイテムと使い方のポイントについてまとめました。装いと同様に、控えめで上品な印象を心がけましょう。
6-1.バッグ

服に合わせるバッグは、素材とデザインに注意しましょう。素材は艶の少ない黒色で布製のものを選びます。殺生を連想させる革素材、光沢のあるエナメル素材はNGです。
デザインはコンパクトな形で装飾が少ないものがおすすめ。金具の装飾やブランドのロゴなどが目立つデザインは避けましょう。
荷物が多くなる場合は、サブバッグを持つこともおすすめです。
6-2.パンプス

喪服に合わせるパンプスは、素材とデザイン・ヒールの高さに注意します。素材は艶の少ない黒色の素材が理想です。バッグと同じく、殺生が連想されるスエードやアニマル柄、光沢のあるエナメル素材はふさわしくありません。ただし、本革は許容範囲であるとされています。
デザインは、つま先の形が丸いラウンドトゥがおすすめ。つま先が露出するオープントゥや、先の尖ったポインテッドトゥは避けましょう。ヒールは幅が太めで高さが3cm〜5cm程度、移動の際にカツカツと音がしないものを選びます。ヒール幅が広すぎるウェッジシールやピンヒールはふさわしくありません。
また、装飾はできる限りないものを選びましょう。リボンや金具が目立つもの、ストラップベルトがあるものはNGです。
6-3.念珠

数珠は仏式の葬儀や法事で読経や焼香の際に使う法具であり、自身の数珠を持参することがマナーであるとされています。数珠は「略式」と「本式」の2種類があり、略式は別名「片手念珠」と呼ばれ、宗派に関係なく幅広いシーンで使える数珠です。
初めて数珠を購入する方には略式を用意すると良いでしょう。
出典・参考文献
6-4.袱紗(ふくさ)

袱紗(ふくさ)とは、葬儀において香典を包む四角い布のことです。香典袋にしわができたり水引が崩れたりすることを防ぐために使用します。
袱紗のカラーバリエーションは豊富ですが、弔事では寒色系を選ぶようにしましょう。なかでも「紫色」は慶事弔事両方で使用できるので、ひとつ持っておくと便利です。
出典・参考文献
6-5.パールネックレス

パールは弔事でも着用することができる宝石です。喪服に合わせる際は、ホワイトまたはブラックでパールが小ぶりなもの、かつ一連のネックレスを選びましょう。
大粒のものやピンクやゴールドの色味、2連・3連のネックレスはふさわしくないため注意が必要です。
6-6.ハンカチ

喪服に合わせるハンカチは、黒または白色を選びましょう。デザインは無地が基本ですが、最近ではレースのような多少の装飾であれば問題ないとされています。
7. 洋服の青山なら喪服・礼服の取り扱いが豊富
フォーマルシーンでの服装選びに迷ったときは、「洋服の青山」がおすすめです。快適に着用できて「きちんと見え」も叶うフォーマルアイテムが揃っています。
冠婚葬祭に着用できるフォーマルスーツやアンサンブルはもちろん、羽織りものや小物アイテムの取り扱いも豊富。通気性のよい素材や丸洗いできるアイテムなど、便利な機能が備わった服が多いことも魅力です。サイズ展開も幅広く、自分にぴったりの一着を見つけられるので、ぜひチェックしてみてください。
8. レディース(女性)のお葬式の服装でよくある質問
最後に、レディースのお葬式の服装でよくある質問をまとめました。疑問の解消にお役立てください。
Q1. 夏のお葬式の服装で気をつけるポイントは?
夏場でも、露出のある格好はマナー違反とされる場合があります。ノースリーブやミニ丈のスカート、透け感のある素材などは避けましょう。薄手の生地でも五分袖や七分袖で、きちんとした印象を与えるデザインがおすすめです。
Q2. 冬のお葬式の服装の寒さ対策は?
防寒のためにコートやマフラーを着用することは問題ありません。ただし、いずれも黒や濃紺などの落ち着いた色味を選び、式場内では脱ぐようにしましょう。
Q3. パールネックレスなしでお葬式に出席するのはアウト?
お葬式でパールネックレスを身に付けなくてもマナー違反にはなりません。用意がない場合は、無理に揃える必要はないでしょう。
9. お葬式の服装(喪服)のマナーを押さえよう

弔事の連絡は突然入るもの。また日常的にあるものでもないため、戸惑ってしまう方も多いと思います。しかし、その場にふさわしい服装で葬儀に参列することは大人としての最低限のマナーです。
故人と最後のお別れをする大切な儀式。慌てず参列できるよう、しっかり備えておきましょう。






