名刺の正しい渡し方は?名刺交換時のマナーについて徹底解説!

2026.06.11

ビジネス

名刺の正しい渡し方は?名刺交換時のマナーについて徹底解説!

この記事の所要時間:約8分

名刺交換は、仕事で初めて対面する相手への自己紹介や挨拶として重要です。

スムーズな名刺交換ができるかによって自分の第一印象が決まってしまうといっても過言ではありません。

まだ名刺交換自体に慣れていない場合は戸惑うこともあるかもしませんが、先方との信頼関係を築くうえでも、正しい渡し方やマナーは身につけておきたいものです。

この記事では、名刺の正しい渡し方の手順やマナー、NG行為などの注意すべきことをご紹介します。

1. 名刺の役割とは?

名刺は、ビジネスシーンにおける「自己紹介」の役割を持つツールです。
氏名に加え、会社名部署肩書連絡先など、企業内での個人情報が記載されており、初対面の相手に対して、自分がどのような人物なのかを伝える目的で使用します。

名刺はいわば「記載されている方の分身」でもあるため、自分の名刺はもちろん、相手からもらった名刺も丁寧に扱わなければいけません。

特に営業や商談などのビジネスシーンでは、名刺交換からコミュニケーションが始まることも多いため、正しいマナーを身につけておくことが大切です。

2. 名刺交換での渡し方と手順

基本的な名刺交換の手順

名刺交換には基本の流れがあります。現場で落ち着いて対応できるよう、事前に渡し方と手順を理解しておきましょう。

① 名刺を準備する

名刺交換の前には、名刺入れをあらかじめ手元に用意して、すぐに取り出せるよう準備しておきましょう。
受付前や会議室へ入る前など、交換するタイミングが近づいたら名刺入れを取り出しておくとスムーズです。また、名刺は折れや汚れがない状態を保つことも大切です。財布やポケットに直接入れるのではなく、専用の名刺入れに保管するようにしましょう。

② 名刺を渡す

相手の正面に立ち、軽く挨拶をしてから名刺を渡します
名刺は両手で持ち、相手から読める向きで差し出しましょう。その際、「〇〇会社の△△と申します。本日はよろしくお願いいたします」など、一言添えながら渡すと丁寧です。

テーブル越しではなく、立ち上がって交換しましょう。また、相手の立場のほうが上の場合は、相手の名刺の高さよりも自分の名刺の位置を低くすると謙虚な態度を表せます。

③ 名刺を受け取る

名刺が相手から差し出されたら「頂戴いたします」と言いながら両手で受け取ります。お互いの名刺を同時に差し出している場合は、片手での差し出し・受け渡しとなってしまっても問題ありません。

相手の名刺を受け取ったら、すぐに反対の手を添え「頂戴いたします。よろしくお願いいたします」と言います。

もし名前の読み方に不安がある場合は、率直に「何とお読みするのでしょうか」と聞きましょう。そのまま会話を交わす際には、持つ名刺の高さは胸より上にあるように意識します。

④ 名刺を並べる

商談や打ち合わせ中は、受け取った名刺を机の上に並べましょう。

  • 1枚のみ交換した場合
    自身の手元側のテーブルの左上に名刺入れを置き、それを座布団がわりにして受け取った名刺を上に乗せます。
  • 複数名と交換した場合
    相手側の最も役職が上の方の名刺を名刺入れの上に置き、他の方の名刺は役職順に左から一列に並べます。もし役職の高さが分からない場合は、名刺交換をした順番に並べておけば問題ありません。

3. 名刺交換での渡し方のマナー

名刺をしまうのは打ち合わせ終了後

名刺交換では、「誰が先に渡すか」「受け取った後どう扱うか」といった細かなマナーも重要です。以下では、名刺交換時の具体的なマナーをまとめました。

相手に失礼にならないよう、しっかり理解しておきましょう。

3-1. 訪問先では自分から交換する

名刺交換をする際には、取引上の立場が下の方から先に渡すことが基本です。営業担当として客先へ出向いた際には、自分から名刺を渡しましょう。

自分の名刺の準備中に先方から名刺を渡されてしまう状況があるかもしれませんが、その際はまず相手の名刺を受け取ってから、「申し遅れました」と一言添えてから自分の名刺を渡せば問題ありません。

3-2. 役職順に名刺を渡す

立場が上の方から交換する

複数人で訪問し名刺交換をする場合、役職や立場がうえの方から順に名刺を交換します。

例えば上司と一緒に相手先を訪問した場合は、上司が名刺交換をしてから自分が名刺交換をします。

先方も複数人いる場合は、お互いの上司同士が交換をしてから、自分が相手側の上司に名刺交換をします。次に自分の上司と先方の担当者、最後に自分と先方担当者の順で名刺交換をする流れです。

先方の立場が不明で誰から先に名刺を渡すべきか判断しかねる場合は、自社から進み出て、交換相手を待つ形で対応します。

3-3. 受け取った名刺はすぐにしまわない

受け取った名刺は左上に置く

受け取った名刺はすぐにしまうのではなく、机の上に並べておくのが基本のマナーです。

商談や打ち合わせが終わるまでは机の上に出しておき、面談が終了して資料などを片付けるタイミングに合わせて、名刺も丁寧に名刺入れにしまうようにしましょう。

4. 名刺交換時のNG行為

名刺交換時のNG行為

名刺交換時には、避けるべきNG行為がいくつかあります。相手を不快な気持ちにさせないためにも、ぜひ覚えておきましょう。

4-1. 名刺を切らしている(名刺切れ)

名刺を切らしてしまうと、相手に失礼な印象を与えてしまいます。

特に営業先や商談の場では、「準備不足」と受け取られることもあるため注意が必要です。外出前には、十分な枚数が入っているか確認しておきましょう。

それでも、想定以上の人数と名刺交換した直後の商談や名刺発注が追いつかない場合など、やむを得ない事情もあるかもしれません。

万が一名刺を切らしたり忘れてしまった場合は、「あいにく名刺を切らしておりまして」と一言添えて挨拶をします。そのうえで、後日改めてお渡しする対応を心がけましょう。

4-2. 財布やズボンのポケットから直接取り出す

財布やポケットから直接名刺を取り出すことはNGです。折れや汚れの原因になるだけでなく、ビジネスマナーとしてもあまり良い印象を与えません。

特に財布に名刺を入れている場合、お金と一緒に入っていることを不潔に思う方もいるため、予備の名刺は事前に名刺入れに移すよう心がけましょう。

名刺は専用の名刺入れに保管して、きれいな状態で渡せるようにしておきましょう。

4-3. 相手の名刺のロゴや氏名に指を置く

名刺を受け取る際、相手企業のロゴや氏名の上に指を置かないよう配慮しましょう。

企業ロゴや氏名に指を置く行為は相手を軽んじている印象を与えかねません。また、名刺の上に資料や書類など物を置く行為も失礼にあたります。

テーブルのスペースが限られており名刺に資料や書類がかかりそうな場合は、「申し訳ありません。お名刺をしまわせていただきます」とひと言添え、名刺を名刺入れにしまいましょう。

4-4. 相手の名刺の余白にメモを書き込む

相手の名刺に日付や話したエピソードを記載したいという人もいるかもしれませんが、相手の分身であることを考えると目の前で相手の名刺に文字を書き込むことはご法度です。

その場ではメモ帳に残しておき、帰社後、相手がいない環境で書き込むようにしましょう。

4-5. 面談終了後に名刺をテーブルに置き忘れる

打ち合わせ後に、机の上へ名刺を置き忘れてしまうケースもあります。

名刺は相手そのものともいわれる大切なもの。忘れて帰ると失礼にあたるため、帰る前に必ず確認するようにしましょう。

名刺交換のマナーを完璧に押さえても、身だしなみが整っていなければ、せっかくの第一印象がマイナスになってしまうことも。
相手に「清潔感がある」「信頼できそう」と思ってもらうためには、自分に合ったスーツを正しく着こなすことも大切です。

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6. 名刺の渡し方に関するよくある質問

最後に、名刺の渡し方に関するよくある質問をまとめました。疑問の解消にお役立てください。

Q1. 名刺交換のときの名刺入れの向きは?

相手から受け取る名刺が横向きの場合、名刺入れは横向きにした状態で交換しましょう。このとき、名刺入れの背(折り返し)が相手の方を向くようにしておきます。

相手から受け取る名刺が縦向きの場合は、縦にした状態で受け取りましょう。背の部分は左右どちら向きでも問題ありません。

Q2. 縦長の名刺はどう渡す?

縦型の名刺も、相手から読める向きで持って渡すことがマナーです。向きを間違えると相手が読みにくくなるため、差し出す前に確認しましょう。

Q3. 片手での名刺の渡し方は?

原則として、名刺交換は両手で行います。ただし、同時交換の場合は、右手で名刺を渡しながら左手で受け取るケースもあります。その場合でも、受け取った後は両手で丁寧に扱うことを意識しましょう。

7. 名刺の正しい渡し方とマナーを知って好印象を与えよう!

まとめ

ここでは、名刺の正しい渡し方とマナー、注意すべきことなどをご紹介しました。

初対面の相手への挨拶である名刺交換を正しくスムーズにできるかは、自分の印象や今後の信頼関係に少なからず影響します。

先方との信頼関係を築くうえでも、正しい渡し方やマナーは早めに身につけておきましょう。

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