ワイシャツにノーネクタイはOK?基本マナーとおすすめのビジネススタイル

2026.05.04

ビジネス

ノーネクタイの基本マナーとは?ノーネクタイ時の注意点やおすすめコーデ

この記事の所要時間:約12分

2005年に環境省が中心となりスタートした「クールビズ」の取り組み。

夏場における仕事の装いを大きく変え、今ではすっかりビジネスシーンに定着しました。

しかし、「ノーネクタイだと、だらしなく見えていないかな?」「快適さばかり求めて服装がカジュアル過ぎてはいないかな?」といった不安を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ノーネクタイでもだらしなく見えないスタイルやおすすめコーデについて解説します。

気をつけるべきポイントを知れば手軽にフォーマルな印象を演出できますので、ぜひ最後までご覧ください。

1. ノーネクタイとは

ノーネクタイとは

ノーネクタイ(ノータイ)」とは、ビジネスシーンにおいてネクタイを着用しない服装のことをいいます。

ネクタイをしないことでワイシャツの首元が広がり、通気性が良くなるので涼しさを感じられます。四季があり、高温多湿な日本の気候において、ノーネクタイは非常に快適な服装といえるでしょう。

クールビズの定着とともに、ノーネクタイ時のワイシャツの種類や着こなしのバリエーションも豊富となり、毎年夏前にはさまざまな商品が発売されます。

1-1.ノーネクタイはいつからOK?

ノーネクタイはいつからOK?

クールビズの期間は例年5月1日から9月30日までとされています。

ノーネクタイのタイミングも、クールビズの期間に合わせるのが無難でしょう。

ただし、環境省は2021年度以降、多様な働き方や気候の違いを考慮し、クールビズの実施期間を定めない方針を示しています。

ノーネクタイの期間に正解はありませんので、周りの状況や会社の規定により柔軟に対応する工夫が必要です。

2. ノーネクタイにおすすめの襟型

ノーネクタイに合う襟型のシャツを選ぶ

ノーネクタイのビジネススタイルをすっきり着こなすには、ワイシャツの「襟型選び」がポイントです。

襟元がほどよく開いた立体的なデザインを選ぶことで、だらしない印象を避け、清潔感や信頼感を演出できます。

ここでは、ノーネクタイ時に好印象を与えるおすすめの襟型を4つ紹介します。

2-1.ワイドカラーやホリゾンタルカラー

ワイドカラーやホリゾンタルカラー

ワイドカラーやホリゾンタルカラーは、襟の開きが大きく、横方向に広がっているのが特徴です。

襟が大きく広がることで首元が自然に開き、顔回りがすっきりして見えるので爽やかな印象を与えます。

ノーネクタイでも襟の収まりが良く、カジュアルになりすぎないため、ビジネスシーンでも好印象を持たれやすいのが魅力です。

また、襟先が長すぎないため、型崩れしにくいというメリットもあります。

2-2.ボタンダウンカラー

ボタンダウン

ボタンダウンカラーは、襟の先端に小さなボタンが付いているタイプのシャツです。ボタンで襟を身頃に留めるため、ノーネクタイでも形状が崩れません

さらに、襟が固定されることで襟元の立体感を保ち、シルエットをスタイリッシュに見せる効果もあります。

ネクタイを外してもだらしなく見えないシャツとして、ノーネクタイが浸透するにつれてより人気が高まってきたスタイルです。

スポーツウェアとしての起源を持つため、ジャケパンスタイルやチノパンなどのカジュアルなボトムスとも相性抜群で、1着あるとコーディネートのバリエーションがぐっと広がります。

2-3.スナップダウンカラー

スナップダウンカラーはボタンダウンの一種です。襟の先端にスナップボタンが付いており、外からはスナップが見えないデザインが特徴です。

パチンと押し合わせて留めるスナップボタンならではの構造により、襟が身頃にしっかり固定されるため、襟跳ねすることもありません。

また、表からはスナップボタンが見えないため、ボタンダウンよりもスッキリとした、ドレッシーで上品な印象を与えます。

スナップボタンは簡単に取り外せるため、ネクタイのつけ外しが多い方にとっても使い勝手のよいデザインです。

2-4.バンドカラー

バンドカラーは、襟の折り返しがないタイプのシャツで、首回りを包み込むような形状が特徴です。スタンドカラーの一種ですが、襟が立っていないため、よりリラックスした柔らかな雰囲気を演出できます。

また、襟の折り返しがない分、首元がすっきりして風通しもよくなるので、夏のクールビズスタイルにもぴったりです。

見た目はややカジュアル寄りですが、シャツの素材や合わせるアイテム次第では、ビジネスカジュアルとしても十分に活用できます。

普段着としても使いやすく、オン・オフ問わずコーディネートに取り入れやすい汎用性の高さも魅力です。

3. 【ワイシャツ着用時のノーネクタイ】基本マナーと注意点

では、ノーネクタイでもだらしなく見えないためには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。

ここでは、ノーネクタイスタイルの際に知っておきたい基本マナーを紹介します。

3-1.ワイシャツのフロントボタンは1つ開ける

シャツのフロントボタンは1つ開ける

シャツのフロントボタンをすべて留めると首元が詰まって見え、相手に窮屈な印象を与えます。

一方で、2つ以上開けると肌の露出が増えるうえに、襟の形が崩れてだらしなくなってしまいます。

そのため、フロントボタンは1つだけ開けるようにしましょう。

3-2.インナーには首元が開いた透けにくい色を選ぶ

ボタンを開けたときに見えないインナーを選ぶ

フロントボタンを1つ開けたときにインナー(肌着)が見えてしまうことがあります。

インナーが見えると締まりのない印象を与えるだけでなく、相手に不快感を与えてしまう可能性もあるため注意が必要です。

インナーの首回りのデザインには、クルーネックやVネック、Uネックなどがありますが、襟元から覗かないよう、首回りが深く開いたデザインを選びましょう。

また、色はホワイトよりも肌の色に近いベージュ系などを選ぶとシャツから透けにくくなります。

3-3.襟の汚れを落とし清潔感を保つ

ノーネクタイで第1ボタンを開けた状態にすると、襟の内側が相手の目に入りやすくなります。

襟は皮脂や汗による黄ばみ、黒ずみなどの汚れが目立ちやすいため、襟汚れに気をつけましょう。

清潔感を保つためには、着用後のこまめな洗濯や襟元の部分洗い、漂白剤の活用がおすすめです。特に夏場は汗をかきやすいため、汚れが定着する前に早めにきれいにしましょう。

汚れを目立たなくするコツとしては、淡い色やホワイトのシャツを着る際に襟の内側に汚れ防止テープを貼る方法があります。

また、襟裏に濃い色柄の生地が使われているシャツは汚れが目立ちにくいので、ノーネクタイスタイルにぴったりです。

こちらの記事ではワイシャツの黄ばみの落とし方を詳しく解説しています。ぜひご参考ください。

服・ワイシャツの黄ばみの落とし方は?原因や洗濯機での正しい洗い方

4. ワイシャツ着用時にノーネクタイを避けるべきシーン

ノーネクタイはビジネスシーンで広く浸透してきましたが、場面によっては控えるべきケースもあります。

特に、冠婚葬祭や就職活動などのフォーマルな場では、ネクタイ着用が基本です。

結婚式やお葬式などの冠婚葬祭では、ネクタイは礼儀の一部と考えられており、ノーネクタイでは失礼にあたることがあります。

ただし、結婚式の2次会では服装の多様化が進んでいるため、ノーネクタイでも問題ないケースも少なくありません。

また、クールビズが推奨されている場合でも、就職活動では注意が必要です。

面接は正式な場であり、第一印象が評価に大きく影響します。正しいスーツの着こなしが好印象につながることを考慮し、基本的にはネクタイを着用するのが望ましいでしょう。

なお、事前に企業側から「クールビズのためノーネクタイで構いません」と案内があった場合は、ノーネクタイでも問題ありません。

5. ノーネクタイに合うワイシャツの色柄

ノーネクタイスタイルでは、ネクタイを着用しない分、ワイシャツの色柄やデザインが見た目の印象を左右します。

ここでは、ノーネクタイでもおしゃれに着こなせるおすすめのワイシャツの色柄をまとめました。

5-1. ストライプシャツ

ストライプシャツは縦縞のラインが特徴で、全体のシルエットが引き締まって見えます。ネクタイがなくてもストライプがアクセントとなり、バランス良く着こなせるでしょう。

ストライプの色や太さにはさまざまな種類があり、自分のスタイルや職場の雰囲気に合わせて自由に選べます。

たとえば、細めのストライプは控えめで上品な印象に、太めのストライプはややカジュアルで親しみやすい雰囲気を演出できます。

個性をさりげなく表現しながら、ビジネスマナーも守れるストライプシャツは、ノーネクタイスタイルの心強いアイテムです。

5-2.チェック柄シャツ

均等に配された格子柄がチェック柄シャツの特徴です。デザインのバリエーションが幅広く、無地のシャツにはないほどよいアクセントや華やかさがプラスされます。

特にジャケパンスタイルとの相性が良く、ビジネスシーンでも重宝するでしょう。カジュアルさや遊び心を取り入れたいときは、淡い色合いや色数の多いチェック柄を選ぶのもおすすめです。

チェック柄は色柄選びによって印象や雰囲気が変わるため、場面に応じてデザインを工夫しましょう。

5-3.クレリックシャツ

派手な色や柄のシャツ

クレリックシャツは、襟と袖口部分だけホワイトで、それ以外は色柄物のタイプを指します。

襟元がホワイトなので清潔感があり、切り替えしがアクセントとなるので、シンプルになりがちなノーネクタイスタイルでもさまになります。

ほどよいフォーマル感も保ちつつ、クラシカルな印象を与えるクレリックシャツは、さりげないおしゃれを楽しみたいビジネスパーソンにぴったりです。

5-4.ポロシャツ

ビジネスシーン向けのポロシャツは「ビズポロ」と呼ばれ、通常のポロシャツよりもシルエットやデザインが上品に作られています。

選ぶ際は、襟が首筋に沿ってきれいに立ち上がるため、台襟付きのものを選ぶとよいでしょう。ストレッチ性や通気性にも優れているなど、機能性を重視したものも多いため、夏の暑い時期でも快適です。

クリエイティブ業界など、服装の自由度が高い職場ではポロシャツとジャケットを組み合わせたスタイルが好まれており、ビジネスカジュアルとして定着しつつあります。

ただし、自由度が高い反面、職場やシーンによってはカジュアルすぎる印象になることもあるため、注意が必要です。TPOを意識した着こなしを心がけましょう。



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6. ノーネクタイのおすすめコーデ

ここでは、ノーネクタイでもだらしなく見えないおすすめコーデを紹介します。

ビジネスの定番スタイルから、少しリラックスしたビジネスカジュアルまで、シーンに応じた着こなしのポイントを押さえて、印象のよいスタイルを目指しましょう。

6-1.上下セットのスーツスタイル

スーツスタイル

ノーネクタイの装いのなかでは比較的フォーマル度が高いスタイルで、クールビズ期間中も品格を保ちたいという方におすすめです。

スーツスタイルにカジュアルさを加えたい場合は、インナーにTシャツやポロシャツを合わせたり、足元にスニーカーを取り入れたりするなど、抜け感のあるアイテムを取り入れましょう。

6-2.ジャケパンスタイル

ジャケパンスタイル

スーツのような上下セットの服装ではなく、ジャケットとパンツを自由に組み合わせたスタイルです。

コットン素材などの軽めアイテム同士を合わせるのが一般的ですが、センタークリースのパンツやレザーシューズを取り入れると、程よいフォーマル感を演出できます。

また、ワイドカラーやホリゾンタルカラーのシャツを選べば、ネクタイがなくてもきちんとした印象を与えられます。

6-3.ノンジャケットスタイル

ノンジャケットスタイル

ノーネクタイに加え、ジャケットも着用しないスタイルです。リラックスした印象になりますが、ジャケットを着用しないとフォーマル度が下がるため、以下の点に注意しましょう。

● シャツは無地のホワイトや、ツヤのある素材を選ぶ
● パンツはダークトーンでセンタークリースのあるものにする
● 足元はスニーカーではなくレザーシューズにする

これらを意識すれば、ある程度フォーマル感を保てます。ただし、重要な商談やプレゼンなどには不向きなため、TPOを考えて着用しましょう。

7. 【ワイシャツ着用時のノーネクタイ】よくある質問

ノーネクタイスタイルは自由度が高く、着こなし方も人によってさまざまです。

そのため、正解がわかりにくく「マナー違反になっていないか?」と不安になることもあるのではないでしょうか

ここでは、ノーネクタイに関するよくある質問と回答をまとめました。夏場の半袖シャツの扱いや着こなしのコツ、ベストとの相性など、気になる点を確認しておきましょう。

7-1.半袖シャツはノーネクタイでも問題ないですか?

半袖シャツを着用する際は、基本的にノーネクタイで問題ありません。

そもそも半袖シャツは、暑い時期に快適さを重視したカジュアル寄りのアイテムであり、ネクタイを合わせるとややアンバランスな印象を与えることもあります。

そのため、クールビズの場面では、半袖シャツ+ノーネクタイが一般的なスタイルとなっています。

ただし、商談や取引先への訪問といった身だしなみが重視される場面や、冠婚葬祭には長袖シャツにネクタイを合わせたフォーマルな服装がマナーです。

シーンに応じた服装選びを心がけましょう。

7-2. ノーネクタイを着こなすコツはありますか?

ノーネクタイを着こなすコツは、スタイルをきれいに見せることです。

たとえば、身体に合ったシャツや襟元の形を保てるタイプを選ぶなど、サイズ感やフィット感を意識しましょう。

また、シワのないパリッとしたシャツを着ることも、だらしなく見せないための基本です。インナーは透けにくい色を選ぶとスマートな着こなしに見えます。

さらに、ポケットチーフや腕時計などの小物を活用することで、ノーネクタイでもアクセントが加わり、おしゃれな上品さをプラスできます。

7-3.ノーネクタイにベストを合わせるのはありすか?

ノーネクタイにベストを着用しても大丈夫です。ベストを合わせることで、首元にネクタイがなくてもコーディネート全体が引き締まり、洗練された着こなしになります。

スリーピーススーツのように、ジャケットとベスト、パンツを同じ生地で揃えると、統一感が出てスタイリッシュさが際立つのでおすすめです。

また、季節によってはジャケットを脱いでベストだけを羽織るのもよいでしょう。

8. まとめ

いまや夏場のビジネスシーンでは、ノーネクタイが一般的な装いとして定着しています。

しかし、ノーネクタイに慣れることで気が緩み、締まりのない印象を与えてしまっているビジネスパーソンも少なくありません。

だからこそ、特に夏場は自分の服装を定期的に見直し、相手に不快感を与えていないか、信頼感を損なっていないか確認することが大切です。快適さと清潔感を兼ね備えたノーネクタイスタイルを心がけ、好印象につながる着こなしを実現しましょう。

ノーネクタイでも好感を持たれやすいワイシャツをお探しの方は、ぜひ以下の商品ラインナップをご覧ください。



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