オーダースーツを派手だと感じるのは裏地のせい?後悔しないための5つのポイントを解説
2025.08.27

この記事の所要時間:約8分
「仕上がったスーツが、思ったよりも派手だった」
オーダースーツに、そのような不満を感じた経験はありませんか。スーツに派手さを感じてしまうのは、季節やシーンにそぐわない色や柄を選んでしまったことが原因かもしれません。
本記事では、スーツを派手だと思ってしまう理由や、シーン別のおすすめの色柄、後悔しないための生地選びのポイントなどを解説します。
オーダースーツで失敗してしまった経験がある方は、次回、オーダースーツを作るときの為の参考にしてみてください。
1. オーダースーツを派手だと思ってしまう5つの理由
スーツを派手だと思ってしまうのは、裏地と表地との組み合わせが目立つ色柄同士であったり、生地の色が明るすぎるせいかもしれません。ここでは、オーダースーツを派手だと思ってしまう理由を深掘りします。
1-1. 裏地・表地の両方とも目立つ組み合わせである

裏地と表地が目立つ色柄同士の組み合わせだと、両方の色が主張されている状態のため、派手に見えます。
例えば、表地と裏地の両方に柄物を合わせたり、色味が強いもの同士だったりすると、全体的にごちゃごちゃとした印象になってしまい、結果として派手だと感じてしまいます。
1-2. 生地の色が明るすぎる

明るめの色の生地を選んだことも、派手に見える原因かもしれません。明るい色の例として、下記の4つが挙げられます。
● ライトグレー
● ライトブルー
● ライトブラウン
● ベージュ
これらの色は、若々しく爽やかな雰囲気を演出できるメリットがある一方、カジュアルな印象が強調され、派手さを感じてしまいます。
また、真冬にライトグレーのような季節に合っていない色を選ぶと、違和感が生まれ、さらに派手に見えてしまいます。
1-3. 柄が目立ちすぎる


オーダースーツを派手だと思ってしまう理由として、表地の柄が目立つものであることも挙げられます。特に、強めのストライプやチェックは、存在感が強く、派手に見えがちです。
例えば、はっきりとした太いラインが印象的なバンカーストライプは、主張が強く人目を引きやすい傾向があります。また、カジュアルな要素が強いチェック柄は、ビジネスシーンでは派手な印象に見られがちです。
1-4. 思ったよりも光沢のある生地だった
光沢のある生地は、スーツとして仕立てると、面積の大きさから、派手さがあらわになってしまいます。そのため「いざできあがりを見たら、思ったよりも光沢のある生地だった」と、ギャップを感じてしまうのです。
光沢のある生地は、華やかな雰囲気を演出できるメリットを活かし、結婚式やパーティーなどの装いとして選ぶとよいでしょう。
1-5. ダブルスーツをオーダーしたが着ることに慣れていない

オーダースーツを派手だと思ってしまうのは、そもそもスーツの着こなしに慣れていないのが原因かもしれません。
例えば、ドレッシーな雰囲気が特徴のダブルスーツは、シングルスーツに比べて存在感があります。そのため、着ることに慣れていないと、人によっては派手さを感じるかもしれません。しかし、着こなしに慣れれば、派手さは徐々に和らいでいくでしょう。
2. オーダースーツが派手だとまずい?シチュエーション別の着用マナー
シチュエーションによって、スーツの派手さの基準は異なります。ここでは、結婚式やパーティーなどのフォーマルなシーンと、ビジネスシーンそれぞれの着用マナーを解説します。
2-1. 結婚式やパーティーでのマナー

結婚式やパーティーでのスーツ選びは、通常のビジネスシーンとは異なり、華やかな装いが求められます。
親しい友人の結婚式や、レストランウェディング、結婚式の二次会などでは、派手で華やかなスーツを選んでも失礼にはあたりません。ただし、新郎の色に近いライトグレーやベージュは避けるのがマナーです。また、光沢感が強いスーツは、会場のドレスコードを考慮して、慎重に選びましょう。
2-2. ビジネスシーンでのマナー

近年、ビジネスシーンではカジュアルな装いが増えつつあります。しかし、業種や立場、場所によって最適なスタイルは異なるため、TPOに合わせて選択するとよいでしょう。
例えば、ビジネスシーンで活躍する柄の1つにストライプ柄がありますが、太さや間隔の違いによっては派手な印象が大きくなる可能性があります。
ストライプを取り入れたいのであれば、一見無地に見えるようなさりげないラインが特徴のシャドーストライプがおすすめです。
また、派手さの基準はトレンドによってしばしば変わります。オーダースーツを検討する際は、スタッフにスーツのトレンドを聞くのも、よい方法の1つです。
3. オーダースーツが派手だと感じて後悔しないための5つのポイント
「オーダースーツが派手すぎた」そのように感じて後悔しないためには、いくつかの気を付けるべきポイントがあります。ぜひ参考にしてみてください。
3-1. スーツ着用の目的をはっきりさせる

オーダースーツを選ぶ際、着用目的をはっきりさせることは大切なポイントです。選んだスーツが、着用したいシーンに本当に合っているかを、あらためて確認しましょう。
例えば、ビジネスシーンでは、相手がそのスーツを見てどのような印象を抱くのか、想像してみることが重要です。あまりに派手なスーツは、相手の注意が服装に引きつけられてしまい、ビジネスの中身に集中してもらえなくなるかもしれません。
3-2. スタッフに任せすぎない

オーダースーツを選ぶ際、スタッフのアドバイスは重要ですが、全てを丸投げしてしまうのは失敗の原因になりかねません。自身が持つイメージが伝わらないと「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう可能性があります。
まずは、求めているスーツのスタイルや雰囲気などを説明できるよう準備をしておきましょう。例えば「ビジネスシーンで着用できる、シンプルで上品なスーツ」のように、用途やデザインのイメージを具体的に伝えることが重要です。
また、分からないことは素直に伝えることも大切です。スタッフに質問することで、より最適なスーツを提案してもらえます。
3-3. 季節に合った色を選ぶ

オーダースーツを選ぶ際、季節に合った色を選ぶことは、派手さを抑えるための重要なポイントです。
派手に見られがちな明るめの色を着こなしたい場合は、春夏がおすすめです。ベージュやライトグレー、ライトブルーなどの色は、暖かな日差しによく映え、爽やかな印象を与えられます。
一方、秋冬に明るめの色のスーツを着ると、季節感とのミスマッチから、派手に見えてしまう可能性があります。
明るい色は春夏に、深みのある色は秋冬に取り入れると、失敗せずにすみます。季節感を考慮しながら、自分らしさを表現できる1着を仕立てましょう。
3-4. サンプル生地の確認方法に気を付ける

オーダースーツを仕立てる際は、サンプル生地の確認方法に気を付けましょう。屋内と屋外では、生地の発色や光沢感が違って見えることがあり、見本の生地と実際に仕上がったスーツでは、大きく印象が変わってしまう可能性があります。
生地の色味や光沢を確認する際は、サンプル生地を肩にかけて、実際のスーツの仕上がりをイメージすることが大切です。
さまざまな視点から生地を吟味し、自分に合ったスーツを選びましょう。
3-5. 表地とのバランスを考えて裏地を選ぶ


オーダースーツを仕立てる際は、表地とのバランスを考えて裏地を選びましょう。裏地は、スーツを脱いだときにチラリと見える、さりげないおしゃれを楽しむのが着こなしのコツです。その裏地が派手すぎると、全体の印象を損ねてしまうことがあります。
特に、表地と裏地がともに柄物の場合は、派手でうるさい印象になりがちなので注意しましょう。
4. オーダースーツに派手な裏地は大丈夫?おすすめの色柄と失敗しないコツ


スーツの裏地におすすめの柄として、下記の3つの柄が挙げられます。
● ペイズリー柄
● プリント生地
● 迷彩柄
これらの派手な柄を選ぶときのコツは、ジャケットと裏地の色味を揃えることです。そうすることで、全体に統一感が出て、おしゃれな雰囲気を演出できます。
また、無地の裏地を選ぶ際におすすめの色は、下記の3つです。
● ボルドー
● シャンパンゴールド
● シルバーグレー
これらの色は、人とは違う個性的な印象を与えられるだけでなく、着回しがきくため使いやすいメリットもあります。
スーツの裏地は、さりげなく個性を表現できる重要なパーツです。派手な裏地でもポイントを抑えれば、おしゃれな着こなしをアピールできるでしょう。
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5. まとめ

オーダースーツを派手だと思う理由には、生地の色が季節に合っていないことや、着用シーンをしっかりイメージできないまま、見た目の印象のみで生地を選んでしまったことなどが挙げられます。
特に、裏地はスーツ全体の印象を左右する重要なパーツのため、選び方にも注意を払いましょう。
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