オーダースーツならパンツのみでも購入できる!ツーパンツスーツをおすすめする理由も解説
2025.05.27

この記事の所要時間:約7分
「出張を控えているのに、パンツが破けてしまった」
「上下セットのスーツを買っても、いつもパンツが先にダメになってしまう」
このように、パンツの劣化に悩んだ経験はないでしょうか。緊急でパンツのみ欲しいと思っても、まったく同じパンツを購入するのはむずかしいものです。それならば、いっそのことツーパンツスーツを購入しておいたほうが、長い目で見たときに経済的かもしれません。
本記事では、ツーパンツスーツがおすすめの理由や、パンツが早くダメになってしまう理由に加え、残ってしまったジャケットを活かすジャケパンスタイルも詳しく解説します。パンツの劣化に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. オーダースーツならパンツのみでも購入できる

スーツは上下セットでの購入が一般的だと思われがちですが、パンツだけの購入も可能です。ただし、既製品の場合、1年以上経ってしまうと、まったく同じ在庫を購入するのはむずかしいかもしれません。
パンツを着用したい方は、オーダースーツでの購入を検討してみましょう。オーダースーツなら、自分の体型にぴったり合うものを仕立てられます。
2. パンツのみ買うよりもツーパンツスーツがおすすめの3つの理由
スーツを購入するときは、同じ素材のパンツを2着まとめて購入できるツーパンツスーツがおすすめです。ここでは、ツーパンツスーツがおすすめの3つの理由を紹介します。
2-1. パンツがダメになったときに焦らずに済む
ツーパンツスーツを購入するのがおすすめの理由は、パンツがダメになったときに焦らずに済むからです。
もし、急な出張や重要な会議の前日にパンツが突然破れてしまったら、色や素材が異なるパンツで妥協せざるを得なくなってしまいます。
しかし、ツーパンツスーツなら、最初からスペアのパンツを持っているので、このような事態に焦ることなく対応できます。日常的にスーツを着用する方にとっては、大きな安心材料だといえるでしょう。
2-2. 並行して着用できるため長持ちする

ツーパンツスーツの利点は、2着のパンツを並行して着用できることです。これにより、パンツが長持ちします。
1着のパンツを連続して着用し続けると、生地の劣化スピードが早まってしまいます。しかし、2着のパンツを並行して着用し、定期的に手入れをおこなえば、生地への負担を分散でき、結果的にパンツの寿命を延ばせます。
また、オーダースーツであれば、生地選びの段階で、耐久性の高い素材を選ぶこともできます。初期投資は若干高くなるかもしれませんが、長い目で見たときのコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。こまめに買い替える必要がなくなるため、経済的です。
2-3. あえて違うデザインを選ぶ楽しみがある

ツーパンツスーツの魅力は、単なる実用性だけでなく、違うデザインを選ぶ楽しみがあることです。2着目のパンツを、あえてジャケットとは違う色や柄で仕立てることで、さまざまなコーディネートを楽しめます。
例えば、落ち着いて洗練された無地柄と、カジュアルなこなれ感を演出できるチェック柄のパンツはいかがでしょうか。さまざまなシーンに対応できる、着回し力の高いスーツに仕上がります。
ただし、生地を変更する場合は、追加料金が発生する可能性もあるため、オーダーの際は事前に確認しておくことをおすすめします。
3. スーツはなぜパンツのみ先にダメになるのか|4つの理由
スーツのパンツは、ジャケットと比べて劣化スピードが早いものです。ここでは、スーツを着たとき、なぜパンツのみ先にダメになるのか4つの理由を解説します。
3-1. 毎日同じパンツをはいているから

スーツのパンツが先にダメになる理由の1つに、毎日同じパンツをはいていることが挙げられます。毎日同じパンツをはけば、それだけ洗濯やクリーニングに出す機会も多くなります。洗剤などの化学製品が、生地を傷める原因になってしまうのです。
また、同じパンツを毎日はき続けると、シワが発生しやすくなります。特に、座ったときにできるシワは、傷みを早めてしまう原因になってしまいます。シワができた部分は生地が薄くなりやすく、そこから破れが生じる可能性が高くなるのです。
3-2. 手入れの仕方が間違っているから

スーツのパンツが先にダメになってしまうのは、手入れの仕方が間違っているからかもしれません。たとえば、クリーニングに出さずにいたり、アイロンがけを怠ったりすると、生地が傷んでしまいます。
また、頻繁すぎるクリーニングもスーツの寿命を縮める原因となります。なぜなら、クリーニングで扱う化学薬品が、生地を傷めてしまう可能性があるからです。パンツに汚れがついてしまった場合はやむを得ませんが、クリーニングのタイミングは、各シーズンの終わりごろがおすすめです。
3-3. サイズが合っていないから
スーツのパンツが先にダメになる理由の1つに、サイズが合っていないことが挙げられます。ウエスト周りがきつすぎるパンツをはき続けると、生地に負担がかかり、傷みが早まってしまいます。
既製品のスーツの場合は特に、上下ともにサイズがぴったり合うとは限りません。特に、上半身と下半身で体型が異なる方は「ジャケットのサイズは合っているが、パンツは窮屈に感じる」と妥協してはき続けていることもあるでしょう。
これらのように、サイズの合わないパンツを無理してはき続けた結果、生地が伸びたり擦り切れたりするなど、傷みが早まってしまうのです。
3-4. よく身体を動かしているから

よく身体を動かしている方は、スーツのパンツが先にダメになりがちです。なぜなら、歩いたりしゃがんだりする動作は、パンツの股部分が擦れる機会が増え、生地の劣化を早めてしまうからです。さらに、お尻から股にかけてのラインは、生地のつなぎ目になっているため、負荷が集中しやすい箇所でもあります。
また、ポケットにいろいろ詰め込みすぎることも、パンツの生地を傷める原因の1つです。鍵やスマートフォン、財布などを毎日パンツのポケットに入れっぱなしにしていると、生地に負担がかかり、破れやすくなってしまいます。
4. パンツのみダメになったとき|ジャケパンスタイルで気を付けること
スーツのパンツのみダメになってしまった場合でも、残ったジャケットを有効活用する方法があります。それが、スーツの上下をあえて違う色で着こなすジャケパンスタイルです。ここでは、ジャケパンスタイルを楽しむときに、気を付けるべきポイントを解説します。
4-1. ジャケットとパンツの生地感を統一させる

ジャケパンスタイルを楽しむ際は、ジャケットとパンツの生地感を統一させましょう。ジャケットとパンツで素材の質感が大きく異なると、全体的なバランスが崩れてしまいます。
例えば、光沢感のあるジャケットには、同じように上品な光沢を持つパンツを合わせると、うまくなじんで洗練された印象を与えられます。逆に、光沢感のあるジャケットにリネンのような異なる質感のパンツを合わせると、統一感に欠け、だらしなく見えてしまうかもしれません。
また、統一感を出すためには、季節に応じた生地選びも大切です。夏は、生地が薄く吸湿性の高いコットン生地を選ぶと、見た目も涼しく快適に過ごせます。冬は、ウールやツイードを選べば、暖かさを保ちつつ、上品な印象を与えられるでしょう。
4-2. 濃い色のジャケットには薄い色のパンツを合わせる

一般的に、ジャケットはパンツよりも暗めの色を選択すると、失敗が少ないといわれています。ジャケパンスタイルを楽しむ際は、濃い色のジャケットに薄い色のパンツを合わせましょう。濃淡を意識した組み合わせを選ぶことで、全体的なバランスがよくなります。
例えば、濃いグレーのジャケットには、薄いグレーのパンツを合わせると、全体的な統一感もあり、洗練された印象を与えられるでしょう。
よりカジュアルなシーンには、ダークネイビーのジャケットにベージュパンツを合わせるのも、ほどよいこなれ感が演出できるため、おすすめです。
4-3. ジャケパン初心者は無地の組み合わせから挑戦する

初めてジャケパンスタイルに挑戦する方は、無地同士の組み合わせから始めるのがおすすめです。無地の組み合わせなら、色の組み合わせのみにポイントをしぼれるため、初心者でも挑戦しやすいでしょう。
柄物のコーディネートを楽しみたい方は、インナーから挑戦すると失敗なくおしゃれに着こなせます。例えば、ストライプやチェックのシャツで遊び心を加えつつ、ジャケットとパンツは無地でまとめると、センスのよさをアピールできます。
5. まとめ
本記事では、ツーパンツスーツがおすすめの理由や、パンツが早くダメになってしまう理由などを解説してきました。
既製品でのパンツのみの再購入は、1年以上経つと難しくなるため、最初からツーパンツスーツを購入するのがおすすめです。
洋服の青山で展開するオーダースーツブランド「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」であれば、自身のこだわりをつめこんだ、ツーパンツスーツが購入できます。ぜひ検討してみてください。








