結婚式の新郎衣装を選ぶポイントや当日気をつけることとは?

2025.10.20

お祝い事

1. 男性ゲストのバッグのマナー

この記事の所要時間:約7分

結婚式を迎える新郎の衣装。昼と夜で選び方が変わるのをご存じでしょうか。時間帯にぴったり合う衣装を選べば、当日の立ち振る舞いがよりスマートになり、晴れの日をより心に残る日にできます。

この記事では、結婚式の新郎衣装を選ぶ際のポイントや、当日までにやること、気をつけるべきことなどを詳しくご紹介します。

1. 新郎衣装の種類

正礼装

最近の日本では、結婚式に臨む新郎は好きな衣装を選んでも問題ない傾向にあります。しかし、結婚式の新郎衣装は時間帯別に最適なものを選ぶのが基本的なマナーです。

新郎衣装は昼と夜で2種類ずつあります。会場の雰囲気やドレスコードにあわせて選べるよう、まずは各衣装の特徴をチェックしておきましょう。

1-1.昼の時間帯

1.1.1. モーニングコート

モーニングコートは、昼の時間帯でもっとも格式が高い正礼装です。前裾が斜めにカットされた独特のジャケットが特徴で、最近ではデザイン性の高いものも増えてきています。日本の結婚式では父親が着るイメージが強いですが、新郎が着用しても問題はありません。クラシカルかつ上品な見た目で、きちんと感を重視したい場合におすすめです。

1.1.2. フロックコート

フロックコートは、19世紀中頃〜20世紀初頭にかけて親しまれていた男性用の礼装です。ジャケットの着丈が前後ともに長く、タキシードと似た形をしています。

モーニングコートとは違い、ボックス調の男性的なシルエットになるのがフロックコートの魅力です。大聖堂やホテルのような厳かな場所での結婚式にぴったりで、花嫁のボリュームのあるドレスとも調和する華やかさを持っています。

1-2.夜の時間帯

1.2.1.  タキシード

タキシードは、テールコートやモーニングコートに次ぐ男性用のフォーマルウェアです。新郎といえばタキシードと思われるほどオーソドックスな衣装で、夏場は18時以降、冬場は17時以降のみ着用されます。 最近では、伝統的なスタイルだけでなく、ショート丈やチェック柄など、デザイン性の高いタキシードも人気です。光沢が少ないものを選ぶと、より現代的で洗練された印象になります。

1.2.2. テールコート(燕尾服)

テールコート(燕尾服)は、夜の時間帯でもっとも格式が高い正礼装です。ジャケットの後ろ裾が長くフロントが短いという特徴があります。人気ではタキシードにやや劣りますが、格式を重んじる結婚式におすすめです。

2. 新郎衣装の選び方

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続いて、新郎の衣装選びで押さえるべきポイントを3つご紹介します。

2-1.花嫁の衣装や式・会場の雰囲気と合わせる

ドレスコード

新郎の衣装は、結婚式の華である花嫁の衣装に合わせて選ぶのが理想的です。ペアルックのような一体感が生まれ、2人の仲睦まじい雰囲気を演出できます。また、会場の雰囲気に合う衣装を選ぶと全体的な統一感が出ます。

2-2.体型に合わせる

結婚式の衣装をカッコよく着こなすには、体型に合うものを選ぶことが重要です。体型の悩みがあれば、それをカバーできる形の衣装を選ぶようにしましょう。

よりカッコよく着こなしたいときは、オーダーメイドの衣装をつくるのもおすすめです。衣装の形や特徴はそれぞれ違うため、試着や相談を重ねて慎重に選びましょう。

2-3.小物にこだわる

衣装だけでなく小物にもこだわると、結婚式ならではの華やかさをさらに演出できます。結婚式の衣装に合わせる小物には次のようなものがあります。

●   シャツ

●   ベスト

●   タイ

●   ポケットチーフ

●   ブートニア

●   ソックス

●   シューズ

衣装と同じくらい小物にもこだわって、新郎新婦ともに満足できる理想のスタイルを完成させましょう。

3. 新郎衣装のおすすめアイテム

ここからは、新郎におすすめの結婚式衣装を厳選して3つご紹介します。

3-1.生地が重厚な深いブラックのモーニングコート

モーニングコートは、深いブラック、かつ重厚な生地が採用されているものが高級礼服とみなされます。クラシカルな雰囲気の会場で昼に結婚式を挙げる場合は、このように生地に厚みがある深いブラックのモーニングコートがおすすめです。

3-2.シルエットの美しいショールカラータキシード

豊富なデザインのなかから選びたい場合は、バリエーション豊かなタキシードがおすすめです。ショールカラーのタキシードは美しいシルエットが特徴。花嫁の個性的なドレスともよく調和します。自分らしいスタイルを楽しみながら、結婚式を華やかに彩れるでしょう。

3-3. 後ろ姿まで優雅な燕尾服

格式の高い会場で結婚式を挙げる場合は、夜の時間帯の第1礼装であるテールコート(燕尾服)がおすすめです。着用する際は、写真のようにネクタイ・ポケットチーフ・ベストなどをホワイトで統一し、礼装としてのマナーをしっかり守りましょう。



おすすめのフォーマル商品はこちら▼

≫≫ショールカラータキシード

≫≫モーニングコート

≫≫メンズ フォーマルアイテム一覧

4. 結婚式当日までに新郎がやるべきこと

イマドキの結婚式のマナー

衣装は結婚式の準備のなかでも大切な要素ですが、当日までにやるべきことはほかにもたくさんあります。ここでは、結婚式当日までに新郎がやるべきことを4つご紹介します。

4-1. 式場選び

結婚式の会場は花嫁と一緒に選びましょう。ブライダルフェアに参加したり、気になる結婚式場のホームページを見てみたりなど、探し方はさまざまです。花嫁任せにせず、2人で楽しみながら式場を探してみてください。

4-2. 衣装選び

衣装選びは自分のものだけでなく、花嫁のドレスも一緒に選びましょう。新郎衣装とのバランスが確認できるうえ、憧れのドレスを選ぶ花嫁をサポートすることで、より思い出深い体験にできます。

4-3. 打ち合わせへの参加

結婚式の準備では、プランナーとの打ち合わせが当日までに平均5〜7回ほどあります。できる限り花嫁と一緒に参加し、協力しながら準備を進めましょう。

仕事で参加できない場合も、花嫁にすべてを任せるのは厳禁です。花嫁と事前に内容を話しあったり、担当者とメールや電話でやり取りしたりして、自ら積極的に関わりましょう。

4-4. 結婚式の準備

結婚式の準備には、ほかにも次のようなものがあります。

●   ゲストのリストアップ

●   招待状作成

●   BGM・ムービー素材集め

●   ウェルカムスペース作り

自分たちにしかできない準備はたくさんあります。花嫁と一緒に力を合わせて準備を進めてください。

5. 結婚式当日に新郎が気をつけること

最後に、結婚式当日に新郎が気をつけたいことを4つご紹介します。

5-1. 余裕を持って家を出る

当日は、遅刻をしないよう、余裕をもって家を出ることが大切です。挙式の1〜2時間前には会場入りをして、ドレスアップに時間がかかる花嫁のサポートをしましょう。余裕があれば、スタッフや仲人へお礼をしたり、ロビーに出てゲストに挨拶をしたりすると好印象です。

5-2. 両家のゲストへの気配りを忘れない

新郎側(自分側)のゲストだけでなく、新婦側のゲストにも気配りを忘れないようにしましょう。笑顔で言葉をかける、背筋を伸ばしてスピーチを聞くなど、両家のゲストに失礼のない態度を示すことが大切です。

5-3. 花嫁をエスコート・サポートする

笑顔を忘れず、花嫁をカッコよくエスコートできるのが新郎の理想的な姿です。花嫁は着慣れないドレスで動きづらい場合もあるため、腕を組んだり歩幅を合わせたりして、新婦を優しくサポートしてあげましょう。背筋をピンと伸ばすと、よりスマートで紳士的に見えます。

5-4. 最後まで気を抜かない

結婚式の最後には、新郎の最大の見せ場である謝辞が待っています。両家の代表として恥ずかしくないスピーチができるよう、お酒を飲みすぎたり、ゲストと話し込みすぎたりせず、最後までしっかりと気を引き締めて臨みましょう。

6. まとめ

結婚式

新郎衣装は、昼の式か夜の式かによってふさわしいものを選びましょう。小物にもこだわれば、当日の立ち振る舞いをより輝きのあるものにできます。また、準備の期間から2人の共同作業は始まっています。衣装や会場は花嫁と一緒に選び、2人らしい挙式をあげられるように協力しましょう。

この記事を参考にしながら、頼りがいがあり周囲から憧れられるような新郎を目指してくださいね。

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