英語を活かせる仕事は多岐にわたります。どんな仕事があり、それぞれどれくらいの英語力が必要になるかを知っておくことで、自分にあった仕事を見つけやすくなるでしょう。
この記事では、英語を活かせる仕事の種類や業務内容、必要とされるTOEICスコアの目安などを紹介します。英語を活かせる仕事に就くための資格や経験、仕事の探し方についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 英語を活かせる仕事はさまざまで、業種や職種によって求められる英語力は異なる
- 英語を活かせる仕事に就くためには、英語関連の資格や経験をアピールすることが大切
- 英語を活かせる仕事を見つけるには、就職サイトやエージェントを利用する方法などがある
目次[表示]
英語を活かせる仕事一覧【ジャンル別】
英語を活かせる仕事にはさまざまな種類があり、求められる英語力は職種によって異なります。まずは、英語を活かせる代表的な仕事と、それぞれのTOEICスコアの目安を紹介します。
ジャンル | 職種 | TOEIC スコアの目安 |
---|---|---|
マーケティング |
800点 |
|
営業(セールス) |
800点 |
|
人事 |
700点 |
|
広報・PR |
800点 |
|
コンサルタント |
800点 |
|
海外営業 |
600点 |
|
貿易事務 |
500点 |
|
国際広報 |
860点 |
|
英会話講師 |
700点 |
|
外国語教師 |
500点 |
|
塾講師 |
500点 |
|
日本語教師 |
600点 |
|
客室乗務員(CA) |
600点 |
|
グランドスタッフ・空港係員 |
550点 |
|
ホテルスタッフ |
500点 |
|
テーマパークスタッフ |
500点 |
|
ツアープランナー・ |
500点 |
|
海外案件エンジニア |
700点 |
|
テクニカルサポート |
700点 |
|
貿易・物流・ |
貿易事務 |
500点 |
国際物流コーディネーター |
500点 |
|
不動産・建設業界 |
海外プロジェクト担当 |
700点 |
不動産営業(外国人向け) |
600点 |
|
海外就職支援アドバイザー |
600点 |
|
外国人向けの人材紹介 |
600点 |
|
メディア・出版・ |
海外ニュース編集・ |
700点 |
ローカライズ・字幕翻訳者 |
800点 |
|
翻訳者 |
900点 |
|
通訳者 |
900点 |
|
外交官・通訳官 |
730点 |
なお、ここで紹介しているTOEICスコアはあくまでも参考値です。実際の業務では、コミュニケーション能力など、ほかの能力でカバーできることもあります。英語を使う仕事に就いたあとも、継続的に学び続ける姿勢が大切です。
ここではジャンルごとに、英語を活かせる仕事と、職種別の仕事内容などを紹介します。
外資系企業
外資系企業とは、海外の企業や投資家が一定以上出資している日本の企業のことです。業務のなかで英語を使う場面があり、グローバルな視点での対応力が求められます。
外資系企業には、次のような職種があります。
マーケティング
外資系企業のマーケティング職では、海外本社との打ち合わせや資料作成、海外市場のリサーチなどの業務を担います。英語でのプレゼンテーションや広告戦略の企画・提案にも携わることがあり、論理的思考力と柔軟な発想力が必要です。
TOEICスコアの目安:800点
営業(セールス)
外資系企業の営業職は、英語での提案、商談、契約書の確認などの業務を担います。海外企業との取引を行うため、英語での交渉力と、信頼関係を築くためのコミュニケーション能力が重要です。グローバルな視点で市場やニーズを把握できる力も必要とされます。
TOEICスコアの目安:800点
人事
外資系企業の人事職では、外国籍社員の採用・育成・評価制度の運用などを英語で行います。本社とのやり取り、社内通達の翻訳なども行うため、グローバルな人事制度の理解も必要です。多文化環境での調整力や、社内コミュニケーションの橋渡し役としての立ち回りが求められます。
TOEICスコアの目安:700点
広報・PR
外資系企業の広報は、グローバル発信の場でプレスリリースやSNS発信、メディア対応を英語で行います。社内外の関係者との橋渡しや、ブランディング活動で英語の表現力と即応力が重要です。クリエイティブかつ正確な英語スキルが武器になります。
TOEICスコアの目安:800点
コンサルタント
外資系企業のコンサルタントは、グローバルに展開するコンサルティングファームに所属し、企業の経営課題の解決を支援する専門職です。業務は戦略立案、業務改善、IT導入支援など多岐にわたり、クライアントの成長や変革をサポートします。英語力は、グローバルなプロジェクトや多国籍のクライアントとのやりとりにおいて不可欠です。
TOEICスコアの目安:800点
日系グローバル企業
日系グローバル企業とは、日本に本社を置きながら、海外にも展開している企業のことです。英語を活かせる職種としては、次の3つがあります。
海外営業
海外営業は、海外の取引先と商談や契約交渉を行います。メールやビデオ会議でのやり取りに加え、必要に応じて現地への出張や海外駐在をして仕事をすることもあります。
ビジネス英語で自社の製品やサービスを魅力的に伝える力が求められます。相手国のビジネスマナーや文化の違いを理解することも大切です。
TOEICスコアの目安:600点
貿易事務
日系グローバル企業の貿易事務は、輸出入に関する書類作成や通関手続き、物流管理などを担う仕事です。インボイス(送り状)やパッキングリスト(梱包明細書)、L/C(信用状)など、専門用語を含む英語書類の正確な処理を行うため、読解力や文書作成力が重視される傾向があります。
TOEICスコアの目安:500点
国際広報
日系グローバル企業の国際広報は、海外向けのプレスリリース作成や、グローバルなメディア対応を担います。ブランドイメージを世界に向けて発信する役割のため、英語での文章作成や取材対応能力が必要です。ネイティブに伝わる自然な英語力も重要になるでしょう。
TOEICスコアの目安:860点
英語教育・語学教育
英語を活かして働くなら、英語教育や語学教育に関わる仕事も選択肢になります。就職先にもよりますが、先に紹介した外資系企業・日系グローバル企業と比べて、TOEICスコアの目安はやや低めに設定されている傾向があります。
英会話講師(民間スクール)
英会話講師は、子どもから社会人まで、幅広い層に対して英語を教える仕事です。発音や文法、会話などを楽しく教える指導力に加え、生徒のレベルに応じた対応力が必要です。正しい英語力と、相手をやる気にさせるコミュニケーション能力も重要になります。
TOEICスコアの目安:700点
外国語教師
公立の小学校や中学校、高校に配属され、英語の授業を行う仕事です。対象となる学年によって求められる英語力のレベルは異なります。英語を話す力はもちろん、生徒との関係構築や、教員と協力して授業を進めるチームワークも大切になるでしょう。
TOEICスコアの目安:500点
塾講師
中高生を対象に、文法や長文読解、リスニングなどを教える仕事です。生徒一人ひとりの理解度にあわせて丁寧に教える力や、モチベーションを引き出すコミュニケーション能力が必要です。受験英語に強い方や指導が好きな人に向いています。
TOEICスコアの目安:500点
日本語教師
日本語教師は、日本語を母語としない外国人に日本語を教える教師のことです。英語を母語とする学習者に対しては、文法や語彙の説明を英語で行うことがあります。
一方で、基本的には英語を使わず、やさしい日本語で授業を進めるケースもあるため、日本語を言語として体系的に理解していることが求められます。

生徒が単語や慣用句を知らない場合、ほかの日本語の言い回しで噛み砕いて説明できる能力も大切です。
英語力に加え、異文化への理解や丁寧な説明力があると、多様な学習者に対応できるでしょう。
TOEICスコアの目安:600点
観光・航空・ホテル業界
観光・航空・ホテル業界でも、英語を活かせる仕事が多くあります。
客室乗務員(CA)
客室乗務員(CA)は、機内アナウンスやサービスの案内、緊急時の対応などを英語で行うことがあります。特に国際線では外国人の乗客も多く、英語での対応力がより重視されます。
英語力に加えて、丁寧な言葉遣いや的確な判断力も求められ、グローバルな接客スキルを活かせる仕事です。
TOEICスコアの目安:600点
グランドスタッフ・空港係員
グランドスタッフや空港係員は、チェックインカウンターや搭乗ゲートなどで外国人対応を行うことがあります。発音の明瞭さと迅速な判断力、正確な案内表現が求められる仕事です。英語でのトラブル対応やアナウンスも行うため、実践的な英語力があると安心です。
TOEICスコアの目安:550点
ホテルスタッフ(フロント・コンシェルジュ)
外国人宿泊客が多い都市部のホテルや観光地のホテルでは、チェックイン・チェックアウトの対応や観光案内、電話応対などで英語を使う機会があります。特に、インバウンド対応を強化しているホテルでは、英語での接客を日常的に行うこともあるでしょう。
英語で丁寧に説明しながら、相手の要望をくみ取る対応力や、おもてなしの気持ちを適切に伝えることが大切です。
TOEICスコアの目安:500点
テーマパークスタッフ
海外からの観光客が多いテーマパークでは、入場案内やアトラクションの説明、トラブル対応などで英語を使う機会があります。英語でわかりやすく説明することや、安心感を与える接客を意識する必要があります。英語力だけでなく、テーマパークの世界観にあわせた笑顔や明るい対応を心がけることも大切です。
TOEICスコアの目安:500点
ツアープランナー・ツアー乗務員
ツアープランナーは、訪日外国人や日本人の海外旅行者に向けて、ツアーの企画・提案・現地との調整などを行う仕事です。現地の施設やガイドとの連絡、参加者向けの英語資料の作成などで英語を使う場面があります。
また、ツアー乗務員として現地に同行する場合は、外国人スタッフとのやり取りや緊急時の対応など、実際に英語を使って対応する機会もあります。
TOEICスコアの目安:500点
IT・テック業界
グローバル化が進んでいるIT業界でも、英語力は大きな武器になります。
海外案件エンジニア
海外案件のエンジニアは、オフショア開発や外資系クライアントとのプロジェクトにおいて、英語での仕様確認やミーティングを行います。技術的な英語に対応できる読解力と、英語での設計レビューやメール対応を含むコミュニケーション能力が必要です。
TOEICスコアの目安:700点
テクニカルサポート
海外ユーザーからの問い合わせやトラブルに対応するテクニカルサポートは、英語で対応や説明を行うため場面があります。製品知識に加え、専門用語を使った丁寧かつ正確なやり取りを行うための英語力が必要です。チャット対応や書類作成でも英語を使用するため、読み書きのスキルも重要になります。
TOEICスコアの目安:700点
貿易・物流・サプライチェーン
貿易や国際物流の現場では、英語でのコミュニケーションが必須です。
貿易事務
貿易事務は、輸出入に関する英文契約書やインボイス、船積書類の作成・確認などを担当する仕事です。おもに書類ベースでの業務が中心で、英語の読み書きによるやり取りを頻繁に行うため、会話力よりも文書対応力が重視される傾向があります。
TOEICスコアの目安:500点以上
国際物流コーディネーター(フォワーダー)
国際物流コーディネーター(フォワーダー)は、輸送スケジュール管理、船会社・航空会社とのやり取り、通関対応などを担当する仕事です。英文メールや電話対応が頻繁にあるため、スピーディーやりとりをするコミュニケーション能力が必要です。
TOEICスコアの目安:500点以上
不動産・建設業界(海外事業)
不動産・建設業界のなかでも、海外プロジェクトや外国人向けの事業を担当する場合は、英語力が必要です。
海外プロジェクト担当
海外プロジェクトの担当者は、建設や都市開発の海外案件に関わり、現地企業・政府との調整や契約書の確認を英語で行います。プロジェクト全体の管理能力と、専門英語の理解力が必要です。文系・理系問わずグローバル志向の人に向いています。
TOEICスコアの目安:700点
不動産営業(外国人向け)
外国人投資家や在住者に物件を紹介し、英語で案内・説明・契約業務を行う不動産営業です。専門用語の理解と誤解なく伝えるための英語力、丁寧な接客対応も重要になります。実務経験で語彙力が鍛えられる仕事です。
TOEICスコアの目安:600点
人材業界・キャリア支援
グローバル人材の需要増加に伴い、英語を活かした支援の仕事も増えています。
海外就職支援アドバイザー
英語圏への就職を目指す人に対して、求人紹介、履歴書添削、面接指導などを行う仕事です。英語でのキャリアカウンセリングが必要で、現地の就活事情への理解も問われます。
TOEICスコアの目安:600点
外国人向けの人材紹介
日本で働く外国人に対して、職場の紹介や就労支援を行う仕事です。日本語での説明と英語でのヒアリングを使い分けられるバイリンガルの対応力が必要です。相手の考え方や価値観が日本と異なる場合もあるため、文化的配慮も重要になります。
メディア・出版・エンタメ業界
情報発信の現場でも英語力は大きな武器になります。
海外ニュース編集・リサーチャー
海外ニュースや情報を英語で収集し、日本語で発信する仕事です。国際情勢や業界トレンドに敏感であることが重要です。正確でスピーディーな読解力と翻訳力が求められ、時事英語に強い人に向いています。
TOEICスコアの目安:700点
ローカライズ・字幕翻訳者
映画やゲームなどの翻訳・ローカライズ業務を担当する仕事です。ローカライズ業務とは、セリフやメニュー表示などを単に訳すだけでなく、文化や言い回しの違いをふまえて自然な日本語に置き換える作業のことです。
内容を正確に伝えるためには、文化的背景やニュアンスを理解する力が不可欠で、語彙の豊かさや表現力も求められます。
TOEICスコアの目安:800点
その他
ここまで紹介したジャンル以外にも、高い英語力を必要とする専門職があります。
翻訳者(産業翻訳・出版翻訳など)
マニュアルや契約書、書籍、ゲームなど多岐にわたる内容を翻訳する仕事です。原文の意図を正確に汲み取り、自然な日本語に置き換える高度なスキルが必要になります。
TOEICスコアの目安:900点
通訳者(逐次・同時など)
会議や商談、視察などの現場で、リアルタイムに言語を切り替えて伝える仕事です。英語力に加え、瞬発力や正確性、背景知識なども問われるため、難易度の高い仕事といえます。
TOEICスコアの目安:900点
外交官・通訳官
外務省などに所属し、国際交渉や要人対応、政策説明を英語で行う仕事です。国際法や政治に関する知識も求められ、通訳技術や交渉術も必須であり、高い語学力と論理力が求められます。
TOEICスコアの目安:730点
英語レベル別|英語を活かせる仕事まとめ
ここでは、英語レベル別に、英語を活かせる仕事の例を紹介します。自身のレベルにあわせて、希望職種を決めたり、TOEICの目標を決めたりする際の参考にしてみてください。
TOEICスコア | 英語レベル | 向いている仕事・職種例 |
---|---|---|
〜599点 | ・簡単な会話や案内ができる | ・日系グローバル企業(貿易事務) ・外国語教師 ・塾講師 ・グランドスタッフ ・空港係員 ・テーマパークスタッフ ・ホテルスタッフ(フロント・コンシェルジュ) ・ツアープランナー ・ツアー乗務員 ・貿易事務 ・国際物流コーディネーター |
600~699点 | ・日常会話レベル ・電話応対や短いメールが可能 | ・日系グローバル企業(海外営業) ・客室乗務員(CA) ・日本語教師 ・不動産営業(外国人向け) ・海外就職支援アドバイザー ・外国人向けの人材紹介 |
700~799点 | ・実務で読み書きや会話ができる ・社外対応も可能 | ・英会話講師(民間スクール) ・海外案件エンジニア ・テクニカルサポート ・海外ニュース編集、リサーチャー ・外交官 ・通訳官 ・不動産 ・建設業界の海外プロジェクト担当 |
800~849点 | ・ビジネス英語を流暢に使える ・交渉・プレゼン・英訳も可能 | ・外資系企業 (営業・人事・広報・コンサルタント) ・日系グローバル企業(国際広報) ・ローカライズ、字幕翻訳者 |
850点以上 | ・通訳・同時通訳レベル ・専門分野も英語で対応可能 | ・翻訳者(産業翻訳・出版翻訳など) ・通訳者(逐次・同時など) |
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TOEICは何点から履歴書に書ける?点数別の判断基準や平均点を紹介【就活】
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英語を活かせる仕事に就くために有効な資格・経験
英語を活かせる仕事に就くためには、自分の英語力を効果的にアピールすることが大切です。面接や履歴書で自分の能力を客観的に示せる資格や経験があれば、採用担当者に英語スキルをより具体的に伝えることができます。
ここでは、就活で役立つ英語関連の資格と経験について紹介します。
仕事に活かせる英語資格一覧
英語力を証明するための資格はいくつかありますが、目指す職種や業界によって重視される資格は異なります。代表的な英語資格と特徴を見ていきましょう。
資格名 | 概要 |
---|---|
TOEIC | 英語でのコミュニケーション能力を測る世界共通のテスト |
英検(実用英語技能検定) | 日本英語検定協会が主催する実用英語技能検定 |
IELTS | 海外留学や移住、海外就労などで英語力を証明する試験 |
TOEFL | 英語を母国語としない人を対象に 4技能を測定する国際的な英語能力テスト |
日商ビジネス英語検定 | 日本商工会議所が主催するビジネス英語の資格試験 |
就活時にアピールできる経験
資格だけでなく、実際に英語を使った経験も大きなアピールポイントになります。例えば、次のような経験がある場合は、履歴書や面接で積極的に伝えることをおすすめします。
アピールできる経験の例
【留学経験】
例:海外での語学研修や留学など
アピールポイント:語学力、異文化理解、主体性など
【海外ボランティア】
例:国際協力活動への参加など
アピールポイント:国際的な視野、行動力、コミュニケーション能力など
【国際交流活動】
例:留学生との交流イベントや国内外の文化交流活動など
アピールポイント:多様な文化や価値観への理解、協調性など
【英語での発信経験】
例:英語のブログやSNS投稿、英語でのプレゼンテーションなど
アピールポイント:自分の考えを英語で伝える能力
【英語関連のインターンシップ】
例:英語を使う業務に携わった経験など
アピールポイント:実践的な英語力、英語でのビジネススキルなど
英語を活かせる仕事の探し方
英語を活かせる仕事を探すには、次の3つの方法があります。
求人サイトで英語関連のキーワードに絞って求人を探す
一般的な求人サイトでも、「英語」「英語力」「外資」「バイリンガル」などのキーワードで検索すると、英語の業務を含む求人を見つけることができます。特に新卒の場合、新卒向けの求人が充実しているサイトを活用すると、効率よく探せるでしょう。
外資や国際系に強い就職サイトで探す
英語を活かしたい場合は、外資系企業や国際的な事業を展開している企業に特化した就職サイトを利用するのも有効です。
例えば次のようなWebサイトでは、英語を使う環境で働きたい方向けの求人が掲載されています。
サイト名 | 概要 |
---|---|
マイナビ国際派就職 | 留学経験者やバイリンガル向けのグローバル就活支援サイト |
外資就活ドットコム | 外資系・日系グローバル企業の情報が豊富な就活支援サイト |
CFN (キャリアフォーラム) | バイリンガル人材向け合同説明会と連動した採用プラットフォーム |
GlobalCareer.com | 国内外のグローバル人材向けの転職・就職支援サイト |
Daijob.com | 英語・中国語など語学力を活かせる求人が豊富な転職サイト |
就活エージェントに相談する
自分にあった企業や職種を見つけるために、就活エージェントを利用する方法もおすすめです。英語を活かせる仕事に特化したエージェントもあり、自分の希望やスキルにあわせた求人を紹介してもらえます。

エージェントを利用することで、求人サイトでは見つけにくい非公開求人を紹介してもらえる可能性もあります。
英語力を武器に就活を成功させるためのコツ
英語を活かせる仕事に就いて就活を成功させるには、自身の英語力をしっかりとアピールすることが大切です。英語力を効果的にアピールするコツは次の3つです。
英語力を証明する資格やスコアを提示する
TOEICや英検などの資格やスコアは、自分の英語力を客観的に示す手段として有効です。企業側から資格の証明書の提示を求められることもあるため、証明書が手元にあるかを確認してみましょう。

証明書が見つからない場合は、再発行の手続きが可能か確認してみてください。
希望する業界や職種によって求められるスコアが異なるため、事前に目安を調べておくことも大切です。
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TOEICは何点から履歴書に書ける?点数別の判断基準や平均点を紹介【就活】
TOEICには600点以上から履歴書に記載することがおすすめです。ただし、企業や職種によって求められるスコアは異なります。この記事では、履歴書に記載できるTOEICスコアの目安や履歴書への記載方法、平均点などを詳しく解説します。
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英語力を活かした経験をエピソードで示す
「英語が得意です」と伝えるだけでなく、実際に英語を活かした経験を伝えると説得力が増します。例えば、次のような経験があれば、ES(エントリーシート)や面接で伝えることをおすすめします。
経験・エピソードの例
- 留学生とのディスカッション型の授業で、英語を使って意見交換を行った
- 国際ビジネスをテーマにしたゼミに所属し、英語プレゼンテーションを担当した
- 観光地のカフェでアルバイトをし、外国人客への注文対応や観光案内を英語で行った

実際の行動や成果を盛り込むことで、「どんな場面で英語をどう活かせたか」が伝わりやすくなります。
英語力以外の強みと組み合わせてアピールする
英語力だけでなく、ほかのスキルや強みと組み合わせてアピールすることで、より魅力的な自己PRになります。例えば、コミュニケーション能力やリーダーシップ、問題解決能力など、英語力と相乗効果を生むスキルを強調することがおすすめです。
例文
私の強みは、英語でのコミュニケーション能力です。
大学時代、観光案内所でのボランティア活動に参加し、訪日外国人への対応を担当しました。言葉の壁だけでなく文化の違いにも配慮しながら、相手の意図をくみ取り、わかりやすく情報を伝えることを心がけました。その結果、「あなたのおかげで安心して観光できた」と感謝の言葉をいただいた経験があります。語学力に加え、相手を思いやる姿勢が信頼を築くうえで欠かせないことを学びました。
今後はこの力を活かし、国籍を問わず多様な方々と良好な関係を築きながら、業務を円滑に進めるうえで力になりたいと考えています。
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【例文20個】自己PRの書き方|自分の強みを見つけ出す方法と印象に残る文章の作り方
ESや履歴書で頻出する自己PRを書くとき、「自分の強みが何かわからない」と悩む方もいるかもしれません。そういった方は自己PRを書き始める前に、自己分析や他己分析などを活用し、自分のアピールポイントを見つけてみましょう。
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よくある質問
英語が活かせる仕事は何がありますか?
英語を活かせる仕事には、さまざまな職種があります。外資系企業の営業やマーケティング職、通訳・翻訳、英語教師などが代表的です。そのほか、航空業界の客室乗務員やグランドスタッフ、観光業のツアーガイドなどもあり、職種によって求められる英語力が異なります。
「英語を活かせる仕事一覧【ジャンル別】」で詳しく解説しています。
英語を活かせる高収入の仕事は何ですか?
外資系企業のコンサルタントや金融アナリスト、国際弁護士、外交官、国際機関の職員、パイロットなど、高度な英語力を必要とする仕事は、高収入を得られる可能性があります。
英語力が活かせる業界はどこですか?
英語を活かせる業界は、外資系企業、商社、IT・テクノロジー、航空・観光、教育、メディア・出版、国際機関などがあります。同じ業界でも企業ごとに英語を使う頻度や求められる英語力は異なるため、就活の際は企業の採用ページなどで、情報を集めておくことが大切です。