就活のES(エントリーシート)や履歴書、面接で聞かれることの多い「自己PR」。自分の強みやアピールの仕方がわからず、どのように書いたらいいか悩む方も多いのではないでしょうか。
自己PRでは、自己分析と企業が求める人物像を照らし合わせたうえでアピールポイントを決めて、「その強みを企業でどう活かせるか」まで伝えることが重要です。
この記事では、自己PRの考え方と書き方を詳しく解説します。アピールポイント別の例文や差別化のポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 自己PRは企業が求める人物像をイメージして伝える必要がある
- 自己PRは関連するエピソードを盛り込むことでより具体的になる
- ESの自己PRは形式に沿って読みやすく丁寧に書くことが大切
就活で頻出!「自己PR」とは?
自己PRはESや履歴書、面接で問われることの多い項目で、「自分の強み」や「企業が自分を採用するメリット」をアピールするものです。
例えば、コミュニケーション能力、リーダーシップ、計画性など自分が優れていると感じるポイントを、具体的なエピソードを添えて伝えます。
企業側は自己PRを問うことで「きちんと準備してきたか」や「業務に活かせるスキルや経験を持っているか」などを知ろうとしているケースが多いです。
自己紹介や長所との違い
自己PRと自己紹介・長所では、伝える内容が異なります。
自己紹介は、初対面の場面で、自分自身を簡単に紹介する挨拶のようなものです。おもに自分の名前や基本的な個人情報、経歴などを伝えます。
長所は、自分の性格の特徴や優れた性質のことです。自己PRや自己紹介の一部として、自分の長所を伝えることもあります。
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自己PRに盛り込みたい3つのポイント
自己PRでは強みを伝えるだけでなく、裏付けるエピソードと入社後に強みをどう活かせるかまで述べる必要があります。
「積極性」「コミュニケーション能力」「向上心」などの強みについて、仕事でどう活かせるか、どう貢献・活躍できるかを説明することが大切です。
自分中心の内容よりも企業がどういう人物を求めているのか、期待する成果や活躍をもとに内容を考えましょう。
自己PRを書く前に考える4つのステップ
ここでは、自己PRを書く前に考えることを、以下4つのステップで紹介します。
1. 自己分析を通して自分の強みやスキルを明確にする
まずは、自分自身の過去の経験を振り返り、強みやスキルを明確にしていきましょう。この時点では、企業が求める人物像については考えず、自己PRになりそうなポイントをすべて挙げていきます。
自己PRを考えるにあたって、自己分析で自分自身の長所・短所を把握することが重要です。
自分の強みを知るには、成功体験や継続して努力した経験を振り返る方法も有効です。特定の事柄に対して、「なぜ成功・継続できたのか」「自分のどんなスキルや強みが寄与したのか」を考えてみましょう。
自分の強みが長所がわからない方は、「自己PRのアピールポイントがわからない場合の対処法」をチェックしてみましょう!
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2. 強みを発揮した経験やエピソードを洗い出す
自己PRでは「単に自分は〇〇が強みです」と伝えるだけでなく、根拠となる具体的なエピソードを加えて、説得力のある内容にする必要があります。
強みをどんな状況で発揮したのかを振り返り、5W1Hで深掘りしていきましょう。
5W1Hとは
When:いつ
Where:どこで
Who:誰が
What:何を
Why:なぜ
How:どのように
エピソード例
大学時代、私はサッカー部のキャプテンとして、チームを引っ張ってきました。
当初、部員間の意見対立やモチベーションの低下が問題となっていました。私はまず、部員一人ひとりとの面談を重ね、彼らの悩みや要望を深く理解しました。そして、全体ミーティングを実施し、共通の目標を明確にし、それを達成するための練習計画を立てました。
その結果、チーム全体の連携が強まり、前年に比べて大会での成績が大きく向上しました。
3. 応募企業が求める人物像を理解する
企業に応募する際には、その企業がどんな人材を求めているのかを理解することが重要です。募集要項や企業の公式Webサイト、SNSなどを通じて、企業が求める人物像を確認してみましょう。
仕事内容はもちろん、企業理念や経営者の考え方、実際に働いている方の声・インタビューなども、企業が求める人物像を知るためのヒントになります。
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4. 企業視点を踏まえてアピールポイントをひとつに絞る
自己PRでアピールするポイントを絞るときは、自分視点だけで選ぶのではなく、採用する企業視点も踏まえて選定することが大切です。
応募先企業が求めている人物像を見極め、自身のアピールポイントと照らし合わせながら、接点を見つけましょう。
上図の色が重なっているところが接点であり、自己PRでアピールしたい内容になります。
例えば、海外に多くの支店や子会社を持つグローバル企業に応募する場合、「国際的なコミュニケーション力」を重視する可能性があります。自分のアピールポイントが「英語でのコミュニケーション力」と「協調性」がある場合、応募企業との接点がある「英語でのコミュニケーション力」をアピールするとよいでしょう。
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【自己PRの書き方】差別化できる文章の型
自己PRには基本の型があり、これに沿って書くことで訴求力が増します。自己PRの書き方に迷った際は、以下の形式を参考にしてみてください。
結論
まずは、結論ファーストを意識して、簡潔に述べましょう。
例文
私の強みは、自分がやるべきことを主体的に考えて行動できるところです。
強みを裏づける出来事やエピソード
結論を伝えたら、強みを発揮したときの工夫点や行動、課題を克服するための行動などを具体的に述べていきます。
例文
Webマーケティングを行う企業のインターンに参加したときに、指示された仕事だけでなく「プラスアルファで自分にできることは何か」を考えて行動することを心がけました。具体的には、指示された仕事が「構成に沿って記事執筆を行う」だったときのことです。指示された記事執筆を全力で行ったうえで、構成やページのレイアウトに関しても「競合記事のこの部分のようにしたらどうか」など改善できる点があれば積極的に提案をしました。
成果や結果
具体的な成果や結果は、数字を用いて伝えることで説得力が増します。
例文
具体的な改善案を担当の方にお伝えしたところ、構成作成やレイアウト改善も任されるようになりました。そして「担当した10記事中8記事が検索上位5位以内に掲載される」という結果を出すことができ、企業に貢献できました。
企業にどう貢献できるか
最後に、その強みや特徴を企業でどのように活かせるかを伝えましょう。
例文
指示された内容をこなすことはもちろん、プラスアルファで行動することは、主体性が求められる貴社の仕事内容にも活かせる強みであると考えております。
自己PRでほかの学生と差別化したいときのポイント
自己PRでほかの学生と差別化するには、以下の2つがポイントになります。
- エピソードに数値を用いて具体的に示す
- 自分の強みを別の表現に言い換える
エピソードに数値を用いて具体的に示す
自己PRにおいてほかの学生との差別化を図るには、エピソードのなかで、自分があげた具体的な成果や成長、結果を数値で示すことが効果的です。数値を加えることで、具体的な成果や実績が明確に伝わります。
継続力をアピールする場合の例
TOEIC900点を目指し、3カ月間にわたって平日は毎朝30分、夜1時間の勉強を継続しました。その結果、苦手だったリーディングの点数がアップし、合計点は900点を超えました。
自分の強みを別の表現に言い換える
強みを伝える際に、抽象的な言葉ではなく具体的な表現に変えることで、差別化を図ることができます。
例えば、「コミュニケーション能力がある」という表現は、「相手の要望や意見を先に親身に聞き、それを踏まえて自分の考えを伝えることを大切にしている」と言い換えることが可能です。
具体的に伝えたほうが面接官の印象に残りやすくなります!
自己PRを書くときの注意点
自己PRを書くときは、以下の2点に注意しましょう。
- 自分を偽らない
- 読みやすさに気をつける
自分を偽らない
自己PRを書く際、企業が求める能力をアピールするのは大切です。しかし、事実と異なる内容を書くことは避けましょう。
もし、偽った内容で書類選考を通過したとしても、面接での受け答えで矛盾が生じてしまう可能性があります。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、自分の能力や個性が伝わる正直な内容を書きましょう。
読みやすさに気をつける
自己PRを書く際は、内容だけでなく、読みやすさに気を配ることも大切です。適宜改行を入れたり、文字の大きさを調整したりなどの工夫を心がけましょう。
ESをパソコンで作成する場合、指定フォーマットの制限で文字の大きさを変えられない場合もあります。それでも、以下の点を心がけることで読みやすくすることは可能です。
読みやすい自己PRのポイント
- 欄の8割以上を記入する
- 文字を詰め込み過ぎず適度に間隔を保つ
- 誤字脱字に気をつける
手書きの場合は読みやすい文字で丁寧に書くことも心がけましょう。
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面接で伝える自己PRのポイント!印象に残る内容や話し方、回答例文を解説
自己PRは就活面接における定番の質問のひとつです。ESと同じ内容で問題ないですが、面接ではESよりも詳細に伝える必要があります。この記事では、面接で自己PRを伝える流れや話し方のポイント、回答例文を紹介します。
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自己PRのアピールポイントがわからない場合の対処法
自己PRのアピールポイントがわからないときは、以下4つの方法を試してみましょう。
診断ツールを使用する
自分の強みや特徴を知る手段として、自己診断ツールを活用する方法もおすすめです。例えば、各就活サイトが提供している性格診断テストなどがあります。
これらの診断結果と自己分析を結果を照らし合わせてみると、より客観的に自分の特徴や性格を整理できます。診断結果で納得感のあるものは、自分の強みと捉えて、自己PRのアピール材料として活用してみましょう。
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マインドマップを活用した自己分析のやり方!書き方の手順や活用例を図解で解説
マインドマップで自己分析をすると、今まで気づけなかった自分の魅力を見つけ出せるでしょう。作り方は簡単で、紙とペンを用意して、中心に「自分」と書き、関連する項目を書いていくだけです。長所や短所、就活の軸を見つけたい方は挑戦してみてください。
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短所から自分の強みを導き出す
自己PRを考えるときに「短所ばかり思いつく」ということもあるでしょう。しかし、短所と長所は表裏一体であり、短所から強みを導き出すこともできるのです。
例えば、以下のように短所を強みに言い換えることができます。
短所を強みに言い換える例
- 心配性→課題や問題点に気づきやすい
- マイペース→いつでも落ち着いて対処できる
- 優柔不断→慎重に判断できる
- 頑固→自分のブレない軸や価値観を持つ
- 人見知り→周囲に配慮できる
- 負けず嫌い→向上心がある
- 人見知り→周りに配慮できる
- 面倒くさがり→効率を重視する
- 気が弱い→傾聴力がある
- 自己主張が強い→行動力がある
- 不器用→誠実で嘘偽りがない
短所の言い換えについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
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短所の言い換え一覧【30例】|面接で弱みを伝えるときのコツや例文も解説
短所は長所と表裏一体であり、ポジティブに言い換えることが可能です。就活で短所を伝えるときは、短所をどう捉えているかや克服する方法をセットで伝えることが大切です。この記事では、短所を長所に言い換える例文も紹介しています
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強みとなる特徴の一覧から考える
さまざまな強みや特徴を一覧で見ると、これまで気づかなかった自分のアピールポイントに気づけることがあります。以下の一覧から、自分に該当するものをピックアップして、自己PRを考えてみましょう。
友人や家族などの第三者の意見を聞く
自分の強みや特徴がわからないときは、身近な友人や家族、学校の教授、アルバイト先の先輩などに意見を求めるのもおすすめです。
他人の視点からの意見を聞くことで、自己評価とは異なるポイントがわかるので、新たな強みや特徴を見つける手助けとなることがあるでしょう。
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就活に役立つ「他己分析」とは?やり方やおすすめツール、精度を上げるコツを紹介
他己分析とは、家族や友人などの第三者に自分の特徴や印象を聞いて、自分を分析する方法のことです。客観的な視点が入ることで、自己分析の精度を上げるなどの効果があります。この記事では、他己分析のやり方やメリット、おすすめのツールなどを紹介します。
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【アピールポイント別】自己PRの例文
ここでは、以下のアピールポイント別に、自己PRの例文を紹介します。
自己PRを書く際の参考にしてみてください!
コミュニケーション能力
例文
私の強みはコミュニケーション能力です。さまざまな人に合わせた接し方を得意としています。
大学在学中には、地元の20年以上続く老舗喫茶店でアルバイトを2年間経験しました。常連のお客様が多く、来店するすべての方に心地よく過ごしていただくため、丁寧かつ親近感を持っていただけるような接客を心がけていました。
その結果、お店に置かれているお客様アンケートで、接客に対するお褒めの言葉を月に10件以上いただくことがありました。常連のお客様はもちろん、新規のお客様からも「店員さんが笑顔で居心地がよい」といった感想をいただきました。
貴社での業務においても、このコミュニケーション能力を活かし、さまざまな部署の方々とスムーズに関わりながら業務を進めていきたいと考えております。
リーダーシップ
例文
私の強みは、集団行動やグループワークでのリーダーシップを発揮して、周りを巻き込んで結果を出す能力があるところです。
大学在学中、私はテニスサークルのサークル長を務めました。サークルを引き継いだとき、メンバー同士の能力の差により期待する結果が出せていない状況でした。しかし、半年後の「地区大会で優勝する」という目標を立て、メンバー一人ひとりの能力に合わせた練習方法を取り入れました。これにより、メンバーがそれぞれの能力を最大限に発揮し、過去には果たせなかった地区大会での優勝を実現しました。
貴社においても、リーダーシップを活かして、ゆくゆくはプロジェクトリーダーとして成果を残せる存在を目指したいと考えています。
協調性
例文
私の強みは協調性です。
特にこの強みを活かせたのは、3年間の雑貨店でのアルバイト経験です。普段は新宿店での勤務でしたが、月に数回、応援スタッフとして他店舗で勤務することがありました。各店舗で独自の雰囲気やスタッフの特徴がありましたが、協調性を活かし、積極的にコミュニケーションをとりました。例えば、接客方法に悩むスタッフに、他店舗の成功事例を共有したり、具体的なアドバイスをしたりなど、前向きな声掛けを行いました。
その結果、多くの店舗から「◯◯さんがいると店の雰囲気がよくなる」という声をいただき、他店舗での売上が普段の2倍以上になることも多く、数字としてもよい結果を残せました。
どんな状況でも協調性を発揮し、周囲に貢献する力は、チームワークが重視される貴社でも十分に活かせる能力であると自負しています。
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自己PRで「協調性」をアピール!差別化するポイントや例文を紹介
自己PRで協調性をアピールする際には、過去の経験から「協調性を発揮したエピソード」を伝えることが重要です。この記事では、自己PRで協調性をアピールするポイントや注意点、エピソードを交えた例文などを紹介します。
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忍耐力
例文
私の強みは、目標に向けて最後まで諦めずに取り組む「忍耐力」があるところです。
昨年、私の地元である京都府で開催された「京都の魅力を伝えるオリジナル小説」のコンテストに興味を持ち、参加を決意しました。最初は「自分にできるのか」「期限までに書き上げられるのか」などの不安を感じました。しかし、決めたことは最後までやり遂げるのが私の原則なので、計画的に構成やストーリーを練り、約3カ月で約6万文字の原稿を完成させました。
結果として、学生部門で最終審査まで残ることができました。文学賞受賞は逃してしまいましたが、この経験で培った「最後までやり遂げる力」は自分の自信にも繋がっています。
貴社での仕事においても、どんな困難があっても常に目標を持ち、最後まで取り組む姿勢で臨みたいと考えています。
行動力
例文
私の強みは、自分がすべきことを考え、すぐに行動に移せるところです。
大学2年の頃、豪雨の影響で被災した地域の支援を調べていた際、ボランティア活動の募集を見つけてすぐに参加を決めました。被災地に足を運ぶと、テレビでは伝わらない被害の実態に驚く学生が多かったです。私はほかのボランティア団体とも協力し、効率的に作業を進めるために分担や声掛けを積極的に行いました。
被災地の方々からは、「学生たちが来てくれてうれしかった」「話を聞いてもらえて励まされた」などといったあたたかいお言葉をいただきました。このボランティア経験を通じて、災害を自分ごととして捉え、被災者の立場で考えることができるようになりました。
このように、自分がやるべきことや求められていることを行動に移せる力は、常に革新を求める貴社においても活かせると考えています。
傾聴力
例文
私の強みは「傾聴力」です。
私は、大学時代に心理学のゼミに所属しており、グループディスカッションやインタビューを通じて、人々の意見や感情を深く理解することの重要性を学びました。あるとき、ゼミのメンバーの一人が、研究に対する不安や悩みを打ち明けることがありました。そこで私は、自分の意見や解決策を押し付けるのではなく、まず相手の話をしっかりと聞き、そのうえで共感や励ましの言葉を伝えました。
その結果、メンバーは不安を乗り越えることができ、研究を無事成功させることができました。さらに、「話を真剣に聞いてくれたおかげで、自分の気持ちを整理することができた」という感謝の言葉を受け取りました。
貴社においても、この傾聴力を活かして、同僚や顧客の声を真摯に受け止め、円滑なコミュニケーションを図ることで、プロジェクトの成功やチームの一体感を促進することができると確信しています。
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傾聴力とは?正しい意味や自己PRでのアピールのコツ、例文を紹介
傾聴力とは相手の話に耳を傾け、表情や様子から感情を読み取る力です。話を聞くだけではなく、意図を正確に把握すること、潜在的に考えていることを読み解くこともできます。聞く力の高さは、就活の自己PRや長所を伝えるシーンでも活用できるでしょう。
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向上心
例文
私の強みは「向上心」があることです。
大学時代、百貨店の婦人服売り場で販売のアルバイトをしていました。当初は初めての販売業務で、商品の配置や接客のスキルに自信がありませんでした。しかし、休日や仕事終わりに、成功している先輩方の販売手法を研究したり、積極的にアドバイスをもらったりなど、販売スキルを上げるための模倣と実践を繰り返しました。
その結果、入社半年後には全店のアルバイトスタッフのなかで、月間売上トップの実績を達成することができ、店舗の売上向上にも貢献することができました。また、新人スタッフの教育を任されるようになり、これまでの経験や学びを伝える役割も果たすことができました。
貴社においても、持ち前の向上心を活かし、業務の効率化や新しい提案を積極的に行い、更なる成果を生み出していきたいと考えています。
誠実さ
例文
私の強みは、自分自身と向き合う「誠実さ」です。
大学3年の夏、ITのスタートアップ企業のインターンシップに参加しました。その際、新しいプロダクトのマーケティング戦略の一部として、消費者へのアンケート調査を任されました。初めの結果は、期待していた反応を得ることができませんでした。多くの人はその結果を改善するためにデータを修正することを提案しましたが、そのデータが真実であることから、私はそのままの結果を上司に報告することを選びました。
この報告は、企業としての方針を大きく変えるきっかけとなり、新たな戦略のもと再度マーケティングを実施し、大幅に改善された結果を得ることができました。これにより、企業内での信頼を得ることとなりました。
貴社においても、私の誠実さを活かして、正直かつ真摯に取り組む姿勢で業務に従事し、チームやお客様との信頼関係の構築に貢献したいと考えています。
よくある質問
就活で聞かれる自己PRとは?
自己PRは「自分の強み」や「企業が自分を採用するメリット」をアピールするものです。ESや履歴書、面接など、就活のさまざまなシーンで問われることがあります。
自己PRを書くときのポイントを教えてください
自分の強みや長所の部分だけでなく、裏付けとなるエピソードを具体的に伝えたうえで、自分の強みをどう活かせるかまで伝えることが大切です。そうすることで、アピールしたい部分の説得力が増すでしょう。
就活ではなぜ自己PRが聞かれますか?
採用担当者は、自己PRを通じて「準備をきちんと行っているか」や「具体的なスキルや経験を持っており、それを業務にどう活かせるか」といった点を確認しているケースが多いです。
ES(エントリーシート)に書いた自己PRは、面接でも同じ内容を回答していいですか?
基本的に同じ内容で問題ありません。面接は直接採用担当者にアピールできる場なので、ES以上に詳しく、具体的なエピソードなどを追加してアピールすることがおすすめです。ただし、ESと大きく異なる内容を述べることは避けましょう。
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面接で伝える自己PRのポイント!印象に残る内容や話し方、回答例文を解説
自己PRは就活面接における定番の質問のひとつです。ESと同じ内容で問題ないですが、面接ではESよりも詳細に伝える必要があります。この記事では、面接で自己PRを伝える流れや話し方のポイント、回答例文を紹介します。
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