ワイシャツのサイズの測り方！首回り・裄丈・体型にぴったりな一着を選ぶコツ

この記事の所要時間：約9分

ワイシャツのサイズ選びに悩んでしまう方も多いかもしれません。

本記事では、サイズ表記の見方や首回りや裄丈の測り方、体型別のフィット感の違いを解説します。スリム・レギュラー・ワイドなど、用途に合ったワイシャツ選びのコツをチェックしてみてください。

1. ワイシャツのサイズ表記はどう見る？

ワイシャツ選びで一番重要なのは正しいサイズを選ぶこと。

大きめシャツは「だらしなく」見え、小さめシャツでは「窮屈」になってしまいます。

まずは、シャツのサイズを知ることから始めましょう。

1-1. 一般的なシャツのサイズ表記

上記のように、一般的にワイシャツのサイズ表記は、首周りと裄丈（ゆき丈）のサイズで表します。

国内メーカーの市販のワイシャツは、首周りと裄丈が2cm刻みで分けられており、この2つの寸法を組み合わせたものがシャツのサイズになります。

• Sサイズ　…　首周り37cm　裄丈80cm
• Mサイズ　…  首周り39cm　裄丈82cm
• Lサイズ　…　首周り41cm　裄丈84cm
• LLサイズ　…　首周り43cm　裄丈86cm

※海外メーカーのものは、サイズ表記が異なりますので、注意しましょう。

1-2.手持ちのシャツでサイズを確認する

サイズが合ったお気に入りのシャツがある場合は、サイズ表記タグから簡単に自分の体型に合うサイズを知ることができます。

シャツの裏地に記載されたサイズを確認してみましょう。

そこに書かれているサイズがあなたの体型に合ったワイシャツのサイズになります。

※記載されている場所は一例です。

1-3. 身長・体重からみるシャツのサイズ目安

	S	M	L	LL	3L
身長(cm)	～165	165～175	170～180	175～185	175～185
体重(kg)	～55	55～65	65～75	70～80	80～

サイズが合ったお気に入りのシャツがない場合は、上記表を参考に身長と体重の目安から自分の体型に合ったサイズを当てはめてみましょう。

ただし、上記はあくまでも参考数値です。正しいサイズを知るためには店頭でしっかり採寸することをおすすめします。

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2. ワイシャツのサイズの測り方

ワイシャツをきれいに着こなすには、首回りと裄丈を正しく測ることがポイントです。以下では、自宅でできるワイシャツの採寸方法をわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

＜用意するもの＞

• メジャー

＜サイズを図るときの注意点＞

• 正確なサイズを測定できるよう、できるだけ薄着になる
• メジャーをきつく締めすぎないようにする
• 一人では計測が難しいので、家族や友人に協力してもらうと良いでしょう

STEP1. 首まわりを測る

STEP2. 裄丈を測る

採寸が不安な方は…

ご自身で測るのが不安な方は、洋服の青山の店舗でも採寸いたします！

販売員があなたにぴったりのサイズをお測りいたしますので、採寸だけでもお気軽にお申し付けください。

3. ワイシャツのサイズ選びのポイント

ここでは、首回り・裄丈・着丈のそれぞれのサイズ選びのポイントをご紹介します。

• 首回り｜プラス2〜3cm程度がおすすめ
• 裄丈｜袖が手の甲にかかる程度が目安
• 着丈｜腕を上げても裾がはみ出ない長さ

3-1.首回り｜プラス2〜3cm程度がおすすめ

首回りは、実寸よりも2〜3cm程度ゆとりがあるサイズがおすすめです。

ジャストサイズがお好みの方は、ワイシャツの一番上のボタンを留めて、シャツと首の間に指1本分の隙間が入るサイズを選びましょう。実際に測った寸法に+2cmを目安にしてみてください。

• 例…実寸37cmの場合、+2cmすると首周りは39cm（Mサイズ）

ゆったりめの着こなしがお好みの方は、実際に測った寸法に+3cmを目安にしてください。

3-2. 裄丈｜袖が手の甲にかかる程度が目安

裄丈は、画像のようにジャケットから少し袖がのぞく程度の長さがおすすめ。スーツと合わせたときの見栄えが良くなります。

ジャストサイズがお好みの方は、実際に測った寸法に+2cm程度のサイズがベスト。ジャケットよりシャツが1.5～2㎝出る長さであれば、着たときに手首の骨当たりが適正なサイズ感になります。

• 例…実寸80cmの場合、+2cmすると裄丈は82cm

長めがお好みの方は、実際に測った寸法に+3～4cmしてみてください。頻繁にクリーニングに出す方は縮む可能性も考慮して長めの裄丈を選ぶ方がいいでしょう。

3-3.着丈｜腕を上げても裾がはみ出ない長さ

ワイシャツの着丈は、タックインしたときにしっかりとホールドされる長さが必要です。腕を上げても裾が出ない程度の長さがあるものを選びましょう。

特にスーツスタイルで着る場合は、長めの着丈を選ぶことをおすすめします。着崩れを防ぎやすく、1日快適に過ごせるでしょう。

4. ワイシャツの形状によるサイズの違い

ワイシャツは同じ首回りや裄丈のサイズでも、形状によって着用時の印象が変わる場合があります。

• 細身のワイシャツ
• ベーシックなワイシャツ

4-1.細身のワイシャツ

体にフィットする細身のワイシャツは、スタイリッシュな印象を与えてくれる人気の形。ウエストラインが絞られており、全体的にスッキリとしたシルエットが特徴です。20代〜30代の若い世代や、スタイルをよく見せたい方におすすめです。

ただし、タイトすぎると動きにくさを感じたり、ボタン周りにシワが出ることもあるので注意が必要。選ぶ際はほどよいフィット感で、快適に動けるかどうかもチェックしましょう。

細身のワイシャツを探しの方⇩

4-2.ベーシックなワイシャツ

定番のレギュラーフィットはどんな体型にも対応しやすく、万人受けするバランスのよい形です。肩幅や胴回りにゆとりがあり、オフィスシーンからフォーマルな場面まで幅広く使えるのが魅力。

着用時間が長い日やネクタイをしっかり締めるシーンでもストレスが少ないため、日常使いにおすすめです。

ベーシックなワイシャツを探しの方⇩

5.【用途別】ワイシャツ選びのポイント

ワイシャツ選びの際は、ビジネス、就活、冠婚葬祭など、TPOに合わせて検討することもポイントです。以下では、用途別のワイシャツ選びのポイントをまとめました。

• ビジネス｜標準体型ならレギュラーフィット
• 就活｜フォーマル感を意識してシンプルに
• 冠婚葬祭｜ジャケットとの相性を重視

5-1.ビジネス｜標準体型ならレギュラーフィット

毎日着用するビジネスシーンでは、見た目の清潔感はもちろん、長時間の着用に耐えられる快適さも欠かせません。標準体型の方には、ほどよいゆとりのあるサイズ感のものがフィットしやすくおすすめです。

シャツの色はホワイトやサックスブルーなど、落ち着いたベーシックカラーが定番。第一ボタンを閉めても窮屈さを感じにくい襟元の設計や、ノンアイロンなど機能性の高い素材を選べば、忙しい朝の身支度もぐっとスムーズになります。

5-2.就活｜フォーマル感を意識してシンプルに

初対面の印象が大切な就職活動では、シャツ選びも重要なポイントのひとつ。派手な柄や装飾のない白無地のワイシャツは、誠実さや清潔感を自然に演出してくれます。

フィット感はオーバーサイズよりもややスリムなものを選ぶことでスタイリッシュに見えやすくおすすめです。細かな部分にまで気を配る姿勢は、面接官にも好印象を与えるでしょう。

5-3.冠婚葬祭｜ジャケットとの相性を重視

結婚式やお葬式など、フォーマルな場ではシャツの色にもマナーが求められます。冠婚葬祭では基本的にホワイトのシャツを選ぶのがおすすめです。襟型もシンプルなレギュラーカラーやセミワイドカラーを選ぶと良いでしょう。

結婚式のようなお祝いの席では、光沢感のある生地を選ぶと華やかな印象に。一方で葬儀などの場面では、装飾性のない落ち着いた素材のものを選ぶようにしましょう。

6. ワイシャツのサイズに関するよくある質問

最後に、ワイシャツのサイズに関するよくある質問をまとめました。

Q1. ワイシャツのサイズは自分で測れる？
Q2. サイズ直しは自分でできる？

Q1. ワイシャツのサイズは自分で測れる？

メジャーがあれば一人でも可能ですが、より正確に測りたい場合はプロの店頭スタッフに手伝ってもらうのもおすすめです。サイズ感に迷ったときは、スーツ専門店での試着やプロの採寸サービスを活用してみましょう。

Q2. サイズ直しは自分でできる？

首回りや肩幅、袖丈などの微調整は、自分で行うとシルエットが崩れてしまう恐れもあります。ボタンの位置調整や裾上げ程度の簡単な補正であれば自分で対応することもできますが、本格的なサイズ直しは基本的にプロに依頼するのがおすすめです。

7. 適切なワイシャツのサイズ選びで印象アップ！

ワイシャツを快適かつスマートに着こなすには、首回りと裄丈のサイズを正しく知ることが欠かせません。自宅で採寸することも可能ですが、より正確に測りたい場合はプロの店頭スタッフに手伝ってもらうのもおすすめです。この記事を参考に、ワイシャツを格好よく着こなしてみてください。

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