ネクタイピンの位置はどこが正解?種類や服装別・TPOに合う選び方を解説

2026.05.07

ビジネス

ネクタイピンをつける位置を正しく理解している?お洒落につけるためのポイントについて

この記事の所要時間:約8分

ネクタイピンは小さなアイテムですが、つけ方次第でスーツ全体の印象が大きく変わります。正しい位置につけることで、きちんとした印象を与えられる一方、位置がずれていると違和感を与えてしまうこともあります。

特にビジネスシーンや就職活動では、細部まで整っているかどうかが相手からの評価につながるため、基本のルールを押さえておくことが大切です。

そこで今回は、ネクタイピンの正しい位置や、おしゃれ見えするつけ方のコツなどを解説します。

ビジネスやパーティーシーンで自信を持ってネクタイピンを使いこなし、周囲に好印象を与えられるスタイルを実現しましょう。

1. 【服装別】ネクタイピンをつける正しい位置

ネクタイピンってなぜつけるの?

ネクタイピンをつける位置はジャケットやジレを着ているかによって変わります。まずは基本となる位置を確認し、服装に合わせた使い方を身につけましょう。

1-1.ジャケット着用時

ジャケット着用時

ジャケットを着用する際は、ワイシャツの第3ボタンと第4ボタンの間にネクタイピンをつけます。ネクタイが見えている部分の上から3分の2くらいの位置です。つける際は「右側」からシャツとネクタイを一緒に挟み込みます。

位置がずれても問題ありませんが、取りつける位置が上すぎるとネクタイピンが必要以上に目立ってしまいます。胸元のバランスを考えながら、適切な位置を見つけましょう。

1-2.ワイシャツのみの場合

ジャケットを着用しないシャツスタイルでは、ジャケット着用時よりもやや下の位置を意識するとバランスが整います。第4ボタンから第5ボタン辺りが適切です。

ジャケット着用時と同じ位置につけると、ネクタイピンより下の部分が長くなってしまいます。剣先が揺れて汚れの原因になるため、位置を下げて調節しましょう。ワイシャツスタイルでは、ネクタイ全体のバランスを見ながら位置を決めることがポイントです。

1-3.ベストやジレを着用する場合

ベストやジレを着用する場合

ベストやジレ、カーディガンなどを着用する場合は、ネクタイを押さえられるため、ネクタイピンは必要ありません。ネクタイの見える面積が少ないため、ネクタイピンをつけると窮屈な印象を与えてしまいます。

ただし、ベストやジレ、カーディガンを脱ぐ可能性がある場合は、見えない位置にネクタイピンをつけておき、上着を脱いだときにつけ替えられるようにしましょう。

2. おしゃれに決まるネクタイピンのつけ方

ネクタイピンは位置だけでなく、つけ方によっても印象が大きく変わります。ここでは、おしゃれに見せるためのポイントをご紹介します。

2-1.ネクタイピンの角度は地面と水平にする

基本は地面と水平につける

ネクタイピンは地面と水平になるよう、まっすぐつけるのが基本です。

水平につけることで、相手に信頼感を与えられます。

最近ではネクタイの柄に合わせてあえて斜めにつけるスタイルもあります。カジュアルな場であれば、柄に沿った斜め方向につけておしゃれを楽しむのもよいでしょう。しかし、ビジネスシーンでは基本に忠実な水平を選ぶのが無難です。

2-2.ネクタイ幅よりすこし短いネクタイピンをつける

ネクタイピンの適切な長さは、ネクタイ幅の4分の3程度です。

厳密に4分の3にする必要はありませんが、ネクタイピンがネクタイ幅より長いと、バランスが悪く見えるため注意してください。

また、ネクタイピンの長さによって、印象が変わることも意識して選びましょう。短めのものは現代風でスタイリッシュな雰囲気に、長めのものはクラシカルで落ち着いた印象になります。TPOや自分のスタイルに応じて、ネクタイピンの長さを使い分けることが大切です。

2-3.上すぎる・下すぎる位置は避ける

ネクタイピンをつける位置が上すぎると、視線が上がりやすく幼い印象を与えてしまいます。逆に下すぎる位置では、重心が下がり、だらしなく不格好に見えてしまいます。

適切な位置は、前述のとおりジャケットの着用有無によって異なります。服装に合わせてネクタイピンをつける位置を調整し、全体のバランスを整えることが大切です。鏡で確認しながら、自分に合った位置を見つけてください。

3. ネクタイピンってなぜつけるの?

カフリンクス

ネクタイピンは単なる装飾品ではなく、実用的な役割を持つアイテムです。ここでは、ネクタイピンをつける理由をご紹介します。

3-1.ネクタイが揺れるのを抑えるため

ネクタイピンの役割のひとつは、ネクタイの揺れを防いで清潔さを保つことです。ジャケットを脱いだ状態で前かがみになると、ネクタイが身体から離れて動きやすくなります。ネクタイピンでしっかりと固定するほうが、好印象を保てるでしょう。

また、食事や手洗いの場面でも、ネクタイの先端が不意に触れてしまうのを防げます。

ネクタイによく使われるシルク素材は、自宅で洗濯するのはむずかしい繊細な素材です。何度もクリーニングに出すと生地が伸びたり毛羽立ったりする可能性があります。ネクタイピンを使い、なるべくネクタイに汚れがつかないようにしましょう。

3-2.ネクタイの消耗を抑えるため

ネクタイピンを使用すると、ネクタイの消耗が抑えられます。ネクタイはジャケットやワイシャツとの摩擦によって、毛羽立ちや色落ちが起こり傷んでいくものです。

ネクタイピンでネクタイを固定すれば、他の衣類との擦れを軽減できます。特にシルクのように繊細な素材のネクタイは、ネクタイピンで固定してダメージを軽減しましょう。

4. ネクタイピンの種類

ネクタイピンの種類

ネクタイピンにはいくつか種類があり、それぞれ形状や固定方法が異なります。なお、日本では「ネクタイピン」という名称が一般的ですが、英語では「タイクリップ」や「タイバー」と呼ばれています。

自分に合ったタイプを選ぶためにも、まずは特徴を確認しておきましょう。

4-1.タイクリップ(ワニ口式)

タイクリップ
参考:ワニ口ネクタイピン

タイクリップは主流なネクタイピンのひとつです。

バネの力でシャツとネクタイを挟み込む形状から「ワニ口式」とも呼ばれています。取りつけが簡単なため、初心者の方におすすめです。

長期間使用しているとバネの力が弱まって、ずり落ちたり斜めになったりします。定期的なメンテナンスや買い替えを心がけましょう。

4-2.タイバー(クリップ式)

その他
参考:クリップ式

タイバーはバネがなく、クリップの挟み込む力だけでネクタイを留めるタイプです。紙を挟むクリップと似た形状をしています。

シンプルなデザインが特徴で、どのようなネクタイにも合わせやすいのが魅力です。すっきりとした見た目を好む方に向いているでしょう。

4-3.ショートクリップ

ショートクリップは、幅が細いネクタイ(ナロータイ)専用のネクタイピンです。標準サイズのネクタイにつけるとバランスが悪くなってしまいます。ナロータイを愛用している方は、専用のショートクリップを用意しておくとよいでしょう。

4-4.タイタックピン

タイタックピンは、針でシャツとネクタイを留めるタイプのネクタイピンです。針を刺す際は、穴を広げないよう慎重に扱いましょう。

頭頂部に宝石のような装飾が施されたデザインが多く、身につけると華やかな印象になります。パーティーや結婚式などの華やかなシーンにおすすめです。

4-5.スティックピン

針をとおして固定するネクタイピンで、タイタックピンよりも針が長い点が、スティックピンの特徴です。

本来はスカーフを留めるためのアイテムでしたが、現在ではアスコットタイの結び目に刺して使われるようになりました。エレガントな雰囲気を演出したい場合に適しています。

4-6.タイチェー

ネクタイチェーンは、ネクタイの前にチェーンを垂らし、装いをドレッシーに演出するアイテムです。シャツのボタンホールにチェーンの金具を留め、ネクタイの上に重ねることで、ネクタイの揺れやズレを抑えます。

チェーンがネクタイを横断するため、華やかで個性的な印象になります。フォーマルな場やパーティーシーンで、胸元に存在感を出したい方におすすめです。

5. 【TPO別】初心者でも安心!ネクタイピンの選び方

ネクタイピンは、使用するシーンに応じて選びましょう。ここでは、シーン別のネクタイピンの選び方をご紹介します。 

5-1. 結婚式には華やかなネクタイピンがおすすめ

結婚式などではゴールドもおすすめ

胸元につけるネクタイピンは、相手の目につきやすいアイテムです。結婚式やパーティーシーンでは、色や柄が入った華やかなネクタイピンを選ぶとよいでしょう。

特にゴールドは華やかな席にふさわしく、クラシカルな雰囲気を演出できます。タイタックピンやタイチェーンなど、装飾性の高いタイプも結婚式におすすめです。

ただし、色や柄が入ったネクタイピンは、スーツやネクタイとのコーディネートがむずかしい場合があります。全体のバランスを考えながら選びましょう。

5-2.就活・ビジネスにはシンプルなデザインがおすすめ

タイピン

ビジネスシーンでは、主張しすぎないシルバーのネクタイピンがおすすめです。毎日使用するものなので、シンプルなデザインを選ぶとよいでしょう。

ワニ口式やクリップ式が一般的で、取り扱いやすく実用的です。上司や先輩社員よりも落ち着いたデザインを選ぶよう心がけましょう。控えめで清潔感のあるネクタイピンが、ビジネスシーンでは好印象を与えます。

5-3.葬式ではネクタイピンをつけないのがマナー

葬式や法事などでは、光沢のある装飾品を身につけないのがマナーのため、ネクタイピンの使用は避けましょう

どうしてもネクタイの揺れが気になる場合は、喪服と同じような暗色で装飾のないネクタイピンを選びます。ただし、シンプルなシルバーでさえも光が反射して目立つため、ブラックに近い色味のものを使用するとよいでしょう。葬儀の場では、控えめな装いを心がけることが大切です。

6. まとめ

ネクタイピンは、ネクタイを固定し清潔に保つ実用的なアイテムです。ジャケットやジレ、カーディガンの有無に合わせて適切な位置につけることで、きちんとした印象を演出できます。

ネクタイピンにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。ビジネスシーンでは控えめなデザイン、華やかな場では装飾性のあるもの、弔事では着用を避けるなど、TPOに応じた使い分けが大切です。

基本のルールを押さえておけば、自信を持ってネクタイピンを活用できるでしょう。ぜひ、自分に合ったネクタイピンを見つけて、好印象を与えるスタイルを楽しんでください。

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