冬のスーツにダウンはOK？ビジネス向けのスーツダウンコーデを紹介
2025.12.22
この記事の所要時間：約8分
冬になると、寒さ対策としてダウンを着用する方も多いでしょう。
しかしビジネスシーンでは、スーツにダウンを着ても良いか不安に思う方もいるかもしれません。本記事ではスーツにダウンを合わせる際の注意点から、おしゃれに着こなすためのポイントまで詳しく解説します。
1. スーツのアウターにダウンを着ても良い？
「スーツのアウターにダウンを着ても良いかわからない」という方も多いでしょう。結論から言うと、「すべてのダウンがNG」というわけではありません。
ただし、一般的なコートと比較してカジュアルな印象になりやすいため、デザインや着用シーンに気を配ることがポイントです。
1-1. デザインによってはOK
ビジネスシーンを意識したデザインのダウンであれば、冬のスーツスタイルに合わせやすいでしょう。一方で、アウトドア感の強いボリュームタイプや光沢が強いもの、カジュアル色の強いダウンはラフな印象が先行してしまうことも。
ステッチの目立たない無地のデザインであれば、コート代わりに羽織っても違和感は少なく、スマートに着こなせておすすです。
1-2.着用シーンに注意が必要
どんなデザインであっても、ダウンを着用する際はTPOを意識することが欠かせません。たとえば、クライアント先への訪問や大事な商談など、フォーマルな雰囲気を求められるシーンでは、ウールコートやステンカラーコートなど、定番のアウターの方が無難です。
一方で、普段の通勤や社内での着用であれば、ダウンでも違和感がないケースが多いでしょう。
2. スーツに合わせるダウンの選び方
スーツにダウンを合わせる際のポイントを見てみましょう。以下では、ビジネス向けのダウン選びのコツをまとめました。
- マット感のある生地がおすすめ
- 落ち着いたダークトーンを選ぶ
- シンプルで控えめなデザインを選ぶ
- ジャケットがしっかり隠れるサイズを選ぶ
2-1.マット感のある生地がおすすめ
スーツに合わせるダウンの場合、マット感のある生地がおすすめです。一般的なダウンにはツヤ感のあるナイロン素材が多く使われていますが、カジュアルな印象が強いためスーツには浮いてしまうことがあります。
マットな質感のダウンなら光を反射しにくく、上品で落ち着いた印象を与えられます。スーツの上に羽織っても違和感がなく、フォーマルな雰囲気を引き立ててくれるでしょう。
2-2.落ち着いたダークトーンを選ぶ
ビジネスシーンでは色選びもポイントのひとつ。おすすめはブラック、ネイビー、チャコールグレーなどのダークトーンです。落ち着いた色味であればスーツとの親和性が高く、スタイリッシュで清潔感のある印象に仕上がります。
一方、ベージュやカーキなどの明るめカラーはカジュアルな雰囲気になりやすいため、注意しましょう。
2-3.シンプルで控えめなデザインを選ぶ
ビジネスで好まれるのは、装飾が少なくシンプルで洗練されたデザイン。ステッチの主張が控えめなものや、ボタン・ファスナーが目立たない構造など、ディテールがミニマルなものを選びましょう。
2-4.ジャケットがしっかり隠れるサイズを選ぶ
ダウンの丈感も重要なチェックポイントです。スーツのジャケットの裾がアウターからはみ出してしまうと、だらしない印象になってしまいます。
着丈がヒップまでしっかり隠れる、ミドル丈以上のダウンを選ぶのがおすすめです。スーツのジャケットとのバランスを見ながら、全体がすっきり見えるサイズ感のものを選びましょう。
3. スーツ×ダウンのおすすめコーデ4選
ここでは、ビジネスカジュアルからオフの日向けのスタイルまで、スーツ×ダウンのおすすめコーデをご紹介します。着こなしに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
- ブラックのダウン×ジャケパンスタイル
- ネイビーのダウン×セットアップ
- 程よいボリュームのカジュアルコーデ
- ON/OFF兼用のインナーダウン
3-1.ブラックのダウン×ジャケパンスタイル
アメトラ風のジャケパンスタイルにシンプルなブラックのダウンを合わせたコーディネート。ネイビーのジャケットにベージュのチノパン、小物にはレジメンタルタイを使用しています。
色数の多いコーディネートでは、アウターにブラックを合わせると全体が引き締まった印象に。表面にステッチがないブラックのダウンは、ビジネスにもプライベートにも使いやすい王道の一着です。
3-2.イビーのダウン×セットアップ
ネイビーのダウンとカーキのセットアップのコーディネートです。ポイントは、インナーにニットを合わせること。ダウンよりやや明るいネイビーを使用し、顔周りに華やかさをプラスしました。
また、色のトーンを合わせることで、まとまった印象となっています。ネイビーは、上品さを演出したいときに便利なカラー。リバーシブルのダウンを選ぶと、着回し力が上がるためおすすめです。
3-3.程よいボリュームのカジュアルコーデ
ボリューム感のあるダウンコートは、インナーやパンツをスッキリさせることできれいめのシルエットに。インナーにニットやカットソー、ボトムスはテーパードパンツを合わせるのがおすすめです。
足元には白スニーカーを合わせることで、シンプルながらも清潔感を演出。程よい抜け感がありつつ、万人受けしやすい冬の定番コーデです。
3-4.ON/OFF兼用のインナーダウン
インナーダウンを活用したレイヤードスタイルは、スーツとの相性もばっちり。軽量で薄手のインナーダウンをジャケットの下に忍ばせれば、きちんと感を損なわずに保温性を確保できます。
画像では、チャコールのスーツのインナーにブラックのインナーダウンベストをレイヤード。全体のトーンはシンプルに抑えつつも、ダウンの立体感で奥行きが生まれておしゃれな雰囲気に。忘年会やカジュアルスタイルとしておすすめのコーディネートです。
4. スーツにダウンを合わせるときの注意点
続いて、スーツにダウンを合わせるときの注意点を解説します。ビジネスシーンでもスーツ×ダウンコーデを楽しめるよう、実用的なポイントを押さえておきましょう。
- 派手なデザインは避ける
- スーツの裾がはみ出ないようにする
- 就活やフォーマルシーンでの着用は避ける
4-1.派手なデザインは避ける
スーツに合うのは、装飾が控えめで凹凸の少ない、シンプルなデザインのダウンです。ダウンには羽根の偏りを防ぐためのステッチがありますが、保温性を高めてくれる一方で、もこもことした膨らみがカジュアルな印象を与えてしまいます。
表地にステッチのないタイプを選ぶと、ダウン特有のアウトドア感を軽減できます。
4-2.スーツの裾がはみ出ないようにする
スーツに合わせる場合は、ジャケットの裾がダウンに隠れる着丈を選びましょう。アウターの着丈は、短いほどカジュアルな印象になります。アウターの着丈が長くなれば、そのぶんフォーマルな印象は強まります。
ダウンを着用するビジネスパーソンの増加とともに、昨今では着丈のバリエーションも豊富になっています。着用シーンに合わせてダウンの着丈を選んでみてください。
4-3.就活やフォーマルシーンでの着用は避ける
ダウンは通常のコートと比べるとカジュアルなアイテムなので、フォーマルな装いが求められる場面では避けるのが無難です。特に就職活動や格式高い式典などでは、伝統的なチェスターコートやステンカラーコート、トレンチコートなどのクラシックなアウターを選びましょう。
5. スーツに合わせるダウンは洋服の青山！
洋服の青山なら、スーツ用のコートをはじめ、メンズ向けのビジネスアイテムが揃っています。着崩れしにくく温かいアイテムが豊富なので、ぜひチェックしてみてください。
また、スーツもフォーマル向けのものからビジネスと兼用できるタイプのものまで、幅広く展開されています。上下で異なるサイズを選べるスーツも用意されており、自分の体に合った一着を見つけやすいのが特徴です。
6. スーツとダウンに関するよくある質問
最後に、スーツとダウンに関するよくある質問をまとめました。
- Q1. フードの付いたダウンはNG？
- Q2. スーツの上に着るコートでNGなのは？
Q1.フードの付いたダウンはNG？
フードの付いたダウンはカジュアルに見えるため、着用シーンを選ぶ必要があります。例えば取引先との商談の際などには着用を避けた方が良いでしょう。一方で、ビジネスカジュアルが許容されている職場のオフィス通勤や、プライベートでの着用などには問題ない場合も。フードが取り外し可能なモデルもあるので、TPOに応じて着脱できるタイプを選ぶと重宝します。
Q2.スーツの上に着るコートでNGなのは？
ダウンに限らず、カジュアルなデザインのアウターやスポーツ、アウトドア系のコートは避けることをおすすめします。ロゴが大きく入ったモデルや、膝下まであるロング丈のダウンなどは、ビジネスシーンでは浮いてしまう可能性が高いです。また、派手な色合いや光沢感の強い素材もカジュアルな印象を与えやすいため注意しましょう。
7. スーツにダウンを合わせてもOK！着こなしで差をつけよう
冬の寒い時期、カジュアルなスタイルであればスーツにダウンジャケットを合わせても問題ありません。ただし、無地でミニマルなデザインのものを選び、TPOに合わせて着用するようにしましょう。ポイントは、シルエットを壊さない丈感と、マットな素材・シンプルなデザインを選ぶこと。本記事を参考に、寒さ対策としてぜひダウンを取り入れてみてください。
