小学校受験とは?流れ・必要な準備・両親の服装まで徹底解説
2026.02.13

この記事の所要時間:約11分
「お受験」とも呼ばれる小学校受験は、子ども本人の力だけでなく、家庭の方針や生活習慣、そして保護者の立ち居振る舞いまで含めて見られる場合があります。
学力試験だけでなく、行動観察や親子面接も行われるため、「何を準備すればいいの?」「いつから動き出すべき?」と不安を感じる方も多いでしょう。
本記事では、小学校受験の基本的な考え方から、スケジュール、必要な準備についてわかりやすく解説。当日に好印象を与える服装のポイントまで、初心者向けに丁寧に解説します。
1. 小学校受験とは?

小学校受験とは、公立小学校ではなく、私立小学校や国立小学校、小中一貫校、大学付属校などへの入学を目的として行われる入学試験のことです。
主に年長児を対象に実施され、学力だけでなく生活習慣や社会性、家庭環境などを総合的に評価される点が大きな特徴です。
試験内容は学校によって異なりますが、ペーパーテストだけでなく親子面接も行われるケースが一般的です。
2. 小学校受験にかかる費用

小学校受験では、受験料だけでなく準備段階からさまざまな費用が発生します。
まず押さえておきたいのが「受験料」。私立小学校の場合、1校あたりおおよそ2〜3万円前後が一般的ですが、複数校を併願するとその分費用もかさみます。
また、受験の対策費用も大きな割合を占めます。教室や個別指導に通う場合、月謝は数万円〜十数万円程度かかることも珍しくありません。加えて、季節講習や模試、教材費などが別途必要になることもあります。
そのほかにも、以下のような費用が発生する場合があるでしょう。
- 願書用の写真撮影
- 面接や説明会用のスーツ・小物
- 交通費や宿泊費(遠方校の場合)
無理のない範囲で予算を立てて、優先順位をつけて費用をかけることが大切です。
3. 小学校受験のスケジュールと流れ

小学校受験は、1年を通して段階的に進んでいくことが特徴です。全体の流れを把握して、何をいつ準備すべきかを明確にしておきましょう。
<4月~7月|説明会・見学会>
各学校の説明会や学校公開は5月中旬ごろから行われます。事前に志望する学校のホームページなどで日程を確認しましょう。学校によっては定員が決まっている場合もあるため、予約が必要かどうかも要チェックです。
- 志望校の情報収集
- 複数校の比較検討
- 家庭方針と学校方針のすり合わせ
上記のようなポイントを意識しながら参加するとよいでしょう。
<8月~10月|願書・書類の準備>
夏以降は、願書作成や各種書類の準備が本格化するタイミング。願書では、家庭の教育方針や子どもへの関わり方が重視されるため、表現や内容を丁寧に整える必要があります。また、写真撮影や健康診断なども並行して進めることになるでしょう。
余裕をもって準備できるよう、夏前から下書きを進めておくことをおすすめします。
<10月~12月|考査・合否決定>
秋から冬にかけては、いよいよ考査(試験)や面接が行われます。子どもの行動観察や簡単なテストに加え、親子面接を重視する学校も多く見られます。
- 10月~12月 私立校考査(考査後 2~3日くらいで合否決定)
- 10月~ 国立校願書配布→願書提出
- 11月中旬 国立校抽選→考査→2回目の抽選
- 12月 合否決定
この時期になると、体調管理や当日の動きの確認など、最終準備と精神面のケアも重要です。
4. 小学校受験で必要な準備

小学校受験では、学力面だけでなく、生活習慣や家庭での関わり方、親の姿勢も含めて総合的に見られます。早めに準備の全体像を把握して、無理のないペースで整えましょう。
4-1.家庭学習・生活習慣の見直し
家庭学習では、話を聞く力や指示を理解して行動する力が重視されます。毎日の生活の中で、挨拶や返事、姿勢、身の回りのことを自分で行う習慣を身につけておくと良いでしょう。生活リズムを整えて、早寝早起きを心がけることも大切な準備のひとつです。
4-2.願書に向けた家庭方針の整理
願書では、「どのような家庭で、どのように子どもを育てているか」が問われます。教育方針や大切にしている価値観を夫婦でしっかり話し合い、言葉として整理しておくことが重要です。学校の教育理念と家庭方針に一貫性があるかどうかも見られるため、志望校ごとに内容を調整するとよいでしょう。
4-3.習い事やお受験教室の活用
多くの家庭では、お受験教室や習い事を通して準備を進めています。教室では、行動観察や面接対策など、家庭ではカバーしにくい部分を補えることがメリットです。一方で、通わせること自体が目的にならないよう、子どもの性格や負担に配慮することも欠かせません。
4-4.志望校研究と説明会の参加
志望校の教育方針や校風を深く理解することは、受験準備の土台になります。説明会や見学会に参加し、実際の雰囲気や先生方の考え方に触れておくことで、願書や面接での受け答えにも説得力が出るでしょう。複数校を比較しながら、家庭に合った学校を見極めることが大切です。
4-5.見学や面接にふさわしい服装の準備
受験では、親の服装や身だしなみも見られる場合があります。説明会・見学会・面接など、シーンに合わせた服装を事前に準備しておきましょう。
お受験のスーツについて知りたい方はこちらの記事も合わせてチェック。
5. 小学校受験で注意したい服装のポイント

小学校受験で親の服装が合否を直接左右するわけではありませんが、第一印象として与える影響は決して小さくありません。学校の雰囲気に合った装いを意識することで、誠実で落ち着いた印象につながります。
華美なデザインやトレンド感の強いアイテムは避け、全体をシンプルにまとめるように心がけましょう。色味はネイビーやブラックなどのダークカラーを中心に、統一感のあるコーディネートがおすすめです。
また、素材選びにも注意が必要。光沢が強すぎる生地やカジュアルに見える素材は控え、きちんと感のある上質な素材を選ぶことで好印象につながります。また、シワや毛羽立ちがあると清潔感を損ねてしまうため、事前にしっかりチェックしておくことも重要です。
6. お受験の面接で良い印象を与える母親・父親の服装

小学校のお受験は、お子様だけでなくご両親の装いも「家庭の教育方針」や「品格」を映し出す重要な要素です。おしゃれも大事ですが、「控えめ」「上品」「清潔感」を重視することが何より大切になります。
続いて、面接で良い印象を与える両親の服装について解説します。母親、父親それぞれについてまとめているので、参考にしてみてください。
6-1.お受験にふさわしい服装(母親編)

①スーツ
濃紺のアンサンブルがおすすめ!お仕事用の明るめのスーツは不向きです。
- スカート丈は膝が隠れるもの
- タイトよりフレアが人気
- シワになりにくい素材
- 説明会などは気温に左右されやすい時期になるため、体温調節がしやすい服装
②靴・足元
パンプスは革素材の黒のシンプルなデザインのものを選びましょう。
エナメルやベロアなどの素材、装飾がついたデザインはNGです。
- 高さは3~5㎝が高すぎず低すぎず一般的
- ストッキングは肌色
- お受験用スリッパを用意
黒の指先が見えないタイプを用意しましょう。
③バッグ・サブバッグ
どちらもシンプルなデザインのものを選びましょう。
- フォーマル用の黒いバッグ
弔事用でないものを選びましょう。 - A4サイズの黒または紺のサブバッグ
募集要項・願書などの書類を折らずに入れられるサイズがおすすめです。
お受験バッグについてこちらの記事は詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
④アクセサリー・ネイル
基本的に華美にみえるものは控えましょう。
もしつける場合は、小ぶりで控えめなダイヤやパールを選んでください。
ネイルも塗る必要はありませんが、自爪で気になる場合は
クリアやベージュ系の落ち着いた色のワンカラーのネイルにしましょう。
⑤髪型・メイクなど
清潔感のあるヘアスタイル・メイクが好印象を持たれます。
肩以上の長い髪は、ハーフアップや低めのポニーテールなどにすると、スッキリまとまって見えます。
黒のバレッタなどを活用しましょう。
目にかかる前髪は暗い印象を与える恐れがあるので、横に流すかピンで留めるといいでしょう。
メイクはナチュラルメイクをベースに、上品な印象に。
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6-2. お受験にふさわしい服装(父親編)

①スーツ
母親と同様に、お受験の定番色である「ネイビー」がおすすめ。誠実で真面目な印象を与えることができます。
ネイビーの中でも「濃紺」のスーツを!
濃紺であれば普段のスーツでも十分ですが、出来れば着古したものでなく、相応のお受験スーツを用意すると◎
明るいネイビーやライトカラーのスーツはおすすめしません。
お洒落よりも誠実さを重視しましょう。
②シャツ・タイ
清潔感をアピールするには、シャツの色は白のレギュラーカラーがおすすめです。
着古したものではなく、その日のための1枚を用意しましょう。
ボタンダウンだとカジュアルな印象になるのでお受験ではNG。
また、襟元や手首などの汚れなどないか、面接前にチェックしましょう!
ネクタイは、濃紺がおすすめです。
スーツ同様、着古したネクタイを避け、お受験用に濃紺のネクタイを一つ新調しておくと安心です。
③シューズ・スリッパ・靴下
足元はよく見られている部分です。靴やスリッパは汚れのないものを準備しましょう。
- 靴
黒の革靴が基本です。ストレートチップなどフォーマルな印象の靴を!
靴とベルトの色を合わせるのがスーツのマナーになりますので、必ず色を揃えてください。
- スリッパ
面接時は黒のスリッパで足の指先の見えないものを用意しましょう。 - 靴下
一番忘れてしまいがちなのは、靴下です。
黒または紺の無地で、新調した方がよいでしょう。

面接でイスに腰掛けた時、すね部分が見えてしまうので短い靴下はNGです。
⑤バッグ
説明会などでは学校から配布された資料や、願書などが入れられるようにA4サイズの書類を折らずに、余裕をもって入れられるサイズで、黒のシンプルなデザインのものを選びましょう。親子面接中は足元に立てた状態でカバンを置くので、床に置いたときに手を放しても倒れない自立式がおすすめ。
肩掛けやトートバッグはカジュアルな印象を与えるのでお受験ではNGです。
⑥髪型・ひげなど
清潔感があって爽やかな短髪が好印象を持たれます。
男性の場合は、清潔感のある髪型であれば構いません。
「前髪が目にかからない」「耳がしっかり出ている」というポイントはおさえましょう。
顎ヒゲや鼻下のヒゲなどは、あまり良い印象を与えません。
受験日だけはスッキリと剃り、父親の清楚感と凛々しさを前面に出しましょう。
7. 小学校受験スーツなら洋服の青山!

お受験の服装選びに迷ったときは、「洋服の青山」がおすすめ!快適に着用できて清潔感もばっちりなスーツが豊富に揃っています。
定番のスーツはもちろん、セットアップやセレモニーワンピース、羽織りものまで幅広く選べるのもポイント。メンズ・レディースともに、通気性のよい素材や丸洗いできるアイテムなど、うれしい機能が備わった服が多いのも魅力です。
サイズ展開も幅広く、自分にぴったりの一着を見つけられるので、ぜひチェックしてみてください。
8. 小学校受験に関するよくある質問

最後に、小学校受験に関するよくある質問をまとめました。疑問の解消にお役立てください。
Q1. お受験に向いている子はどんな子?
小学校受験では、学力だけでなく生活習慣や人との関わり方も重視されます。あいさつができる、話を最後まで聞ける、指示を理解して行動できるなど、基本的な姿勢も評価されやすいポイントです。
Q2. 小学校受験にはどんな問題が出る?
小学校受験問題は、ペーパーテストだけでなく、行動観察や口頭試問、制作・運動課題など多岐にわたります。
Q3. お受験のお礼状とは?
お受験のお礼状とは、学校説明会や見学会、面接後などに感謝の気持ちを伝えるための手紙です。必須ではありませんが、丁寧な印象を与えるために送る家庭も多くあります。
内容は、参加の御礼や学校への共感、子どもが感じたことなどを簡潔にまとめることがポイントです。長文になりすぎず形式ばりすぎない、誠実な文章を心がけましょう。
9. 小学校受験は準備と印象づくりがポイント!

小学校受験は合否だけが目的ではなく、お子様にとっても親御さんにとっても多くの学びを得られる貴重な機会です。準備の過程や試験当日を通して、お子様の成長を間近で感じ、ご家族で同じ目標に向き合う時間は、将来振り返ったときに温かな思い出となるでしょう。
試験当日は、普段とは違う両親の姿や空気を感じ取り、お子様も自然と緊張するものです。そんなときこそ、親の落ち着いた立ち居振る舞いや誠実な態度が、何よりのお手本となります。普段とは違うということを、親も子も強く意識して礼儀を尽くし、真摯な態度で臨みましょう。



