卒業式のスーツの正解は?ママ・パパ別にマナーや着こなしを紹介

2025.12.22

お祝い事

卒業式のスーツの正解は?ママ・パパ別にマナーや着こなしを紹介

この記事の所要時間:約11分

卒業式は、子どもたちの門出を祝う大切なセレモニー。保護者として参加する際には、マナーをわきまえた装いで臨みたいところです。

とはいえ、「父親・母親として、どんな服装が正解?」「スーツやワンピースの色は?」「コサージュは必要?」など、悩むポイントも多いはず。

本記事では、ママ・パパ別にそれぞれの立場にふさわしい卒業式の服装マナーや、おすすめコーディネートをわかりやすくご紹介。写真映えや季節感、体型カバーまで考慮した最適な着こなしのコツを徹底解説します。

1. 卒業式の父親・母親の服装の正解は?

まとめ

卒業式は、所定の学びを終えた児童・生徒に卒業証書の授与をする、格式の高い行事

卒業式に出席する保護者の服装は、フォーマルさと落ち着きを意識しましょう。まずは具体的な装いについて、パパ・ママ別に解説します。

1-1.【父親】スーツで出席がおすすめ

ダークスーツ
ダークスーツ2

父親の装いとして最も一般的なのは、ダークカラーのビジネススーツ。派手さは控えつつ、清潔感と品のある見た目を心がけましょう。

卒業式の主役はあくまで子どもたち。過度に華やかすぎる装いよりも、さりげないきちんと感がポイントです。また、モーニングコートやディレクタースーツは、教職員や来賓が着用する正装なので、学校から指定されない限りはダークスーツを着用するのが無難

ネクタイや靴などの小物で、さりげなくセレモニーらしさを加えるのもおすすめです。

1-2.【母親】セレモニースーツなどのセミフォーマル

セレモニー1
セレモニー2

母親の服装は、セレモニースーツやワンピースなどセミフォーマルなスタイルが人気です。ネイビーやグレーなどの落ち着いた色味を選ぶことで品よくまとまり、式典の雰囲気にもぴったり。
子どもと一緒に記念撮影をする機会も多いため、顔まわりに明るさをプラスするアクセサリーや、コサージュを添えるのもおすすめです。

2. 【父親】卒業式に適切なスーツ選びのポイント

子どもの卒業式に出席する場合、ダークスーツをベースに色味やアイテムの選び方に気を配ることで、きちんとした印象がより一層引き立ちます。以下では、細かな部分まで意識した服装マナーを解説します。

  • ダークカラーのスーツを選ぶ
  • 落ち着いた色のネクタイを選ぶ
  • ホワイトやブルーなどのシャツを選ぶ
  • ストレートチップの革靴を選ぶ

2-1.ダークカラーのスーツを選ぶ

卒業式ではブラック、ネイビー、チャコールグレーなどのダークカラースーツがおすすめです。明るすぎる色やカジュアルな素材は式典には不向きなため、落ち着いたトーンでまとめることがポイントです。
特に卒業式は「感謝」や「別れ」の意味合いもあるセレモニーなので、控えめなカラーを選びましょう。なお、ブラックを着る際は、葬式を連想させないよう、黒の濃さを確認してみてください。

ダークスーツについてより詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

関連記事:ダークスーツって何?ブラックスーツとの違いと着こなすポイントを解説

2-2.落ち着いた色のネクタイを選ぶ

卒業式ではネクタイを着用することもマナーのひとつ。

ビビッドな色や派手な柄よりも、ネイビーやシルバー、グレー系など、お祝いらしく上品な色味のものが好まれます。明るい雰囲気のペールラベンダーやペールピンクもよいでしょう。
ただし、結婚式で着用するような白や弔事で用いる黒は避けることをおすすめします。無地や細かい柄入りのデザインを選ぶと、上品にまとまりやすくおすすめです。

以下の記事では、ネクタイについてより詳しく解説しています。

関連記事:【ネクタイの選び方】色と柄で印象が変わる!シーン別ネクタイの選び方

2-3.ホワイトやブルーなどのシャツを選ぶ

シャツは白無地が定番ですが、淡いブルーも清潔感があり人気です

派手な色味のものや柄ものなど、カジュアルな印象のシャツは避けたほうが無難でしょう。また、ボタンダウンやスタンドカラーのシャツはカジュアルな装いとなるため、式典には向きません。

ホワイトや淡いブルーのシャツはビジネスシーンでも定番なので、卒業式後も活用できます。

ワイシャツの黄ばみの落とし方や予防方法は、以下の記事でご紹介しています。

関連記事:ワイシャツの黄ばみの原因は?落とし方や予防方法をご紹介

2-4.ストレートチップの革靴を選ぶ

靴はストレートチップの黒の革靴を合わせるのがおすすめつま先に切り替えのある「ストレートチップ」タイプは、特にフォーマル向きであるとされています。スニーカーやローファーなどのカジュアルな靴は避けましょう。

また、靴のデザイン以上に大切なのは、しっかり磨かれていること。スーツが整っていても靴がくたびれていると、ネガティブな印象を与えてしまいます。前日にブラッシングしておくなど、細かな準備も大切です。

以下の記事では、革靴の種類について詳しく解説しています。

関連記事:【革靴の種類】基本のデザインとシーン別革靴の選び方

3.【母親】卒業式の服装選びのマナー

続いて、母親向けの服装マナーについて解説します。

  • ダークカラーがおすすめ
  • カバンは小さめのものを選ぶ
  • ストッキングのマナー
  • ヒールの高さは控えめにする

3-1.ダークカラーがおすすめ

母親の服装はセレモニースーツやワンピースのセットアップが人気で、ネイビーブラックグレーなどの落ち着いた色味がおすすめです。控えめなカラーであれば式典の雰囲気にも馴染みやすく、安定感のある装いに仕上がります。

もし明るめの服を選びたい場合は、淡いベージュやグレージュなど柔らかいトーンを選ぶと、浮きすぎず程よい華やかさを演出できます。子どもが主役の日なので、品のある色選びがポイントです。

3-2.カバンは小さめのものを選ぶ

式典の席では、荷物は最小限に抑えることが理想です。トートバッグや大きめのショルダーバッグはカジュアルな印象になりやすいため、フォーマルな雰囲気に合う小ぶりなハンドバッグを選びましょう。スリッパや書類などの手荷物がかさむ場合は、A4サイズのサブバッグを併用することもおすすめです。

色は、ハンドバッグ・サブバッグともにブラックやベージュのシンプルなものを選ぶと良いでしょう。

3-3.ストッキングのマナー

足元は素足や厚手のタイツは避け、肌の色に近いナチュラルなベージュのストッキングを履くのがマナーです。肌なじみの良いものを選ぶことで、脚元まできちんと感が保てます。

冬の時期でも、ブラックのストッキングは弔事のイメージがあるため卒業式には向いていません。寒さが気になる場合は、パンツスーツがおすすめです。レッグウエアにも気を配り、ハレの日の装いを上品に仕上げましょう。

3-4.ヒールの高さは控えめにする

卒業式では、歩く・立つ・写真を撮るといった動作が多くなるため、ヒールは低めか中くらいの高さが理想です。3〜5cm程度のパンプスであれば、フォーマル感を保ちつつ歩きやすさも確保できます。

高すぎるヒールやピンヒールは、足音が響いたり歩きづらさにつながることも。会場の出入りの際にスリッパに履き替える場面もあるため、上品かつ安定感のあるシューズを選ぶとスマートに動けます。色はブラックやネイビー、ベージュなどの落ち着いたカラーがおすすめです。

4. 卒業式の服装の着こなしポイント

卒業式の服装を選んだら、「どう着こなすか」も意識しておきたいポイントです。シンプルなセレモニースタイルでも、少しの工夫でぐっと印象が変わります。

ここでは、卒業式の場にふさわしい着こなしのコツをまとめました。

  • 季節感を取り入れる
  • 写真に残ることを意識する
  • 小物を使ってお祝いムードに

4-1.季節感を取り入れる

まとめ

卒業式が行われるのは、まだ肌寒さが残る3月頃。コーディネートにもさりげなく季節感を取り入れると、全体の印象に深みが出ます。たとえば、ウール混のジャケットや、淡いパステルカラーのブラウスを合わせるだけでも春らしさが演出できます。

防寒対策としては、控えめな色合いのストールや薄手のコートを羽織るのも◎。室内では脱げるアイテムを選ぶことで、式典中のマナーにも配慮できます。

4-2.写真に残ることを意識する

卒業式では、子どもと並んで記念撮影をする機会がたくさんあります。服装だけでなく、ヘアスタイルや足元、小物の色味まで含めて、全身のバランスを考えておくと、写真に映ったときにキレイに見えやすくなります。

全身黒やダークトーンで統一すると、重たい印象になりやすいので、顔まわりに明るい色を持ってくるとバランスが取れます。アクセサリーやインナーで抜け感をプラスするのもおすすめです。

4-3.小物を使ってお祝いムードに

セレモニー感を出したいときに活躍してくれるのが、小物アイテム。母親ならコサージュやパールのネックレスなど、控えめながらも華やかさを添えられるものを取り入れると、お祝シーンにぴったりの印象に。コサージュの色は、シルバーやホワイト、ベージュが定番で、淡いピンクも人気です。

父親も、ネクタイやポケットチーフの色や素材を少し変えるだけで、ぐっと印象が変わります。なくても差し障りはありませんが、こちらも式典や華やかなシーンとの相性のよいアイテムです。上級者向けのおしゃれも楽しみたい方はぜひ取り入れてみてください。

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以下の記事では、カフリンクスの選び方と使い方を詳しくご紹介しています。

関連記事:【カフリンクスとは?】カフリンクスの選び方と使い方

5.【父親・母親】卒業式におすすめの服装コーデ

卒業式は、お子さまの門出を見守る特別な1日。保護者としての立場にふさわしい、きちんと感のある装いを選びたいものです。

ここでは父親・母親それぞれに向けて、おすすめの卒業式コーデをご紹介します。

5-1.父親|ミッドナイトブルーのセレモニーコーデ

ダブルブレストのスーツを軸に、小物使いでセレモニー感を高めた着こなしです。

ビジネスでも活躍するミッドナイトブルーのスーツに、華やかなネクタイをプラスすることで、落ち着いた中にも華やぎのある印象に仕上がります。式典らしい上品さを大切にしたい方におすすめです。

5-2.父親|スリーピーススーツの華やかコーデ

ベスト付きのスリーピーススーツで、フォーマル度をしっかりキープしたスタイル。

ネイビーのシャープなスーツに、光沢のあるネクタイとポケットチーフを合わせることで、卒業式らしいきちんと感と品のよさを演出しています。シンプルかつ上品でありながら、ゲストとしての装いに差がつくコーデです。

5-3.母親|便利なアンサンブルコーデ

フレアワンピースとノーカラージャケットのアンサンブルスタイルは、柔らかな印象を与えてくれる王道コーデ。

セットアップでの着用はもちろん、それぞれ単品でも使いやすいので、入学式や発表会など他のセレモニーでも活躍します。上品なカラーを選べば、写真映えも抜群。前開きのワンピースは、マタニティ・授乳期の方にもおすすめです。

5-4.母親|いつものネイビースーツをアレンジ

ネイビースーツにレースブラウスを合わせた、すっきりとした印象のセレモニースタイル。

シンプルなスーツも、コサージュやアクセサリーをプラスするだけで卒業式らしい華やかさを添えられます。仕事帰りにそのまま式典に参加したいという方にもぴったりです。

6. 卒業式の服装なら洋服の青山!

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卒業式の服装選びに迷ったときは、「洋服の青山」がおすすめ!快適に着用できて清潔感もばっちりなスーツが豊富に揃っています。

定番のスーツはもちろん、セットアップやセレモニーワンピース、羽織りものまで幅広く選べるのもポイント。メンズ・レディースともに、通気性のよい素材や丸洗いできるアイテムなど、うれしい機能が備わった服が多いのも魅力です。

サイズ展開も幅広く、自分にぴったりの一着を見つけられるので、ぜひチェックしてみてください。

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7. 卒業式の服装に関するよくある質問

最後に、卒業式の服装に関するよくある質問をまとめました。疑問の解消にお役立てください。

Q1. 卒業式でママはパンツスーツでもOK?

Q2. コサージュは必要?

Q3. 先生の服装は?

Q1.卒業式でママはパンツスーツでもOK?

パンツスーツでの出席もまったく問題ありません。動きやすさも兼ね備えているため、下のお子さまがいる方や、式の前後に忙しく動く予定がある方にもぴったりです。

Q2.コサージュは必要?

コサージュは必須ではありませんが、式典らしさやお祝いムードを添えるアイテムとして人気です。華やかになりすぎない淡いカラーや小ぶりなデザインを選ぶと、セミフォーマルな装いにもなじみます。

Q3.先生の服装は?

教職員の方も、派手すぎない落ち着いたスーツスタイルが一般的です。多くの保護者がダークカラーでの出席となるので、同じくダークカラーのスーツやワンピースを選ぶと良いでしょう。卒業生の担任の方はよりフォーマルに、それ以外の方はややフォーマル度を抑えた装いがおすすめです。

8. 卒業式は服装マナーを押さえて思い出に残る一日に!

卒業式は、お子さまの人生の節目となる大切なイベント。立場ごとに適した服装マナーを守りつつ、自分らしさも大切にした装いを意識しましょう。生徒も保護者も上品で清潔感あるコーディネートを選ぶことで、式典にも写真にもふさわしい装いが叶います。服装に迷ったときは、フォーマルアイテムが豊富な専門店をチェックしてみることもおすすめです。

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