身丈とは?着丈・総丈との違いやサイズ選びに失敗しないためのポイント
2026.04.29

この記事の所要時間:約7分
オンラインショップで洋服を購入する機会が増え、手元で確認できない商品のサイズ選びに迷っている方もいるのではないでしょうか。
洋服のサイズ表には「身丈」や「着丈」など似た用語が並びますが、それぞれ計測する部分が微妙に異なります。そのため、適切なサイズを選ぶには、各採寸項目の定義や測り方を把握することが大切です。
本記事では、身丈の定義や測り方、その他採寸項目との違いについて詳しく解説します。サイズ選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1. 身丈とは

身丈とは、洋服を正面から見たときの、首の横のつけ根部分(サイドネックポイント)から裾までの長さを指します。
Tシャツやベストなど、首回りにリブが施されている洋服の場合、そのリブ部分も寸法に含まれます。
身丈を計測する際は、洋服を机や床などに平置きし、サイドネックポイントから裾までをメジャーで垂直に測りましょう。
2. 身丈以外に覚えておきたい6つの採寸項目と測り方

身丈以外にも、自分の身体に適したサイズを選ぶために知っておきたい採寸項目があります。それぞれの採寸項目と測り方について、詳しくみていきましょう。
2-1.着丈

着丈とは、洋服を背面から見たときの、首のつけ根中心(バックネックポイント)から裾までの長さを指します。
身丈とは異なり、首元のリブ部分は寸法に含みません。そのため、着丈は身丈よりも2~3cm短くなるのが特徴です。
着丈を計測する際は、身丈と同様に洋服を机や床などに平置きし、バックネックポイントから裾までをメジャーで垂直に測りましょう。
なお、身丈と着丈のどちらも洋服の縦の長さを示すものですが、区別されている理由は着物の着つけが由来しています。
女性の着物では、身丈と着丈を以下のように使い分けます。
● 身丈:着つける前の着物の長さ
● 着丈:着つけたあとの着物の長さ
女性の着物は、裾の長さを調節するために帯部分に着物をたたんで着つけ、『おはしょり』
と呼ばれる部分を作ります。
そのため、着つけ前後で裾の長さが大きく変わり、それぞれを区別するために2つの用語が使われるようになりました。
現在でも、着用前後で裾の長さに違いが生じやすいTシャツやワンピースなどは、身丈でサイズを表す場合があります。
2-2.総丈
総丈とは、洋服の上端から裾までの長さを指します。
主にワンピースやボトムスに使われる用語です。トップスにはあまり使用しませんが、キャミソールのような肩ひもがある衣類には、総丈が用いられることがあります。
総丈を計測する際は、ボトムスならウエストの上端から裾までの長さ、キャミソールやタンクトップなら肩ひもの上端から裾までの長さを測りましょう。
ワンピースや襟付きのトップスの場合は、襟の高さも総丈に含まれます。そのため、計測の際は、どこを上端とするかを確認しておく必要があります。
2-3. 肩幅
肩幅とは、両肩のつけ根からつけ根までの長さを指します。
洋服の肩幅を計測する際は、洋服を平置きにした状態で両肩のつけ根からつけ根までを、水平にメジャーで測りましょう。
自分の肩幅を計測する際は、両肩の骨が出っ張っている部分を水平に結ぶように測ります。
自分の肩幅に対して洋服の肩幅が狭いと窮屈で動きにくく、反対に広いとだらしない印象を与える可能性があります。
肩幅はシルエットにも大きく影響するため、全体のバランスを確認してサイズを見極めましょう。
2-4. 身幅
身幅とは、両袖のつけ根からつけ根までの長さを指します。
洋服の身幅を計測する際は、洋服を平置きにした状態で、両袖の脇の下のつけ根からつけ根までを、水平にメジャーで測りましょう。
身幅は、洋服を着用したときのフィット感や着心地を知りたい場合に役立ちます。
2-5. 袖丈

袖丈とは、肩先(肩の縫い目部分)から袖口までの長さを指します。
袖丈を計測する際は、洋服を平置きにした状態で袖をまっすぐに伸ばし、肩先から袖口までの直線距離を測りましょう。
標準的なフィット感で着用したい場合、長袖は洋服を着用したときに袖口が手首の部分にくる程度、もしくは手の甲が少しだけ隠れる長さが適切です。
半袖の場合は、袖丈が短すぎると腕を上げた際に脇が見えてしまう可能性があるため、気になる方は少し長めのアイテムを選ぶと安心です。
2-6. 裄丈

裄丈とは、洋服を背面から見て、首のつけ根から肩を通り、袖口までの長さを指します。
袖丈と混同されがちですが、裄丈は首のつけ根から肩先までの長さも含むため、袖丈よりも少し長くなるのが特徴です。
なお、袖丈に肩幅の半分を足した長さが裄丈となります。そのため、裄丈を計測する際は、肩幅の半分と袖丈をそれぞれ測ったあと、各数値を足しましょう。
・裄丈については、以下の記事で詳しく解説しています。
3. サイズ選びに失敗しないためのポイント4つ
サイズ選びに失敗しないためのポイントを4つ紹介します。
3-1. 店舗で正確な身体のサイズを計測してもらう
自分の身体のサイズを正確に知りたい場合は、誰かに測定してもらうのがおすすめです。自分で測ると姿勢が崩れやすく、正しい数値を得られにくいためです。
測定時は、洋服の厚みや姿勢の影響を受けないよう、薄着で背筋を伸ばした状態を心がけましょう。
より信頼性の高い数値・サイズを知りたい場合は、スーツ店のスタッフや仕立てのプロなど、専門知識のある方に採寸してもらうと安心です。
なお、服の着心地や印象は、身体の厚みやパーツのバランスなど、一人ひとりの体型によって異なります。
そのため、自分に合う1着を選ぶためには、身丈以外にも身幅・肩幅・袖丈・裄丈など、各採寸項目から総合的に判断することが大切です。
特にサイズ感やフィット感が重要なスーツやジャケットなどを選ぶ際は、プロに採寸してもらうとともに、全体のバランスを見たアドバイスを受けることをおすすめします。
以下の記事では、肩幅の測り方や身幅について詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
3-2. 持っている服のサイズを参考にする
手持ちの洋服のサイズを参考にするのもよい方法です。
着用したことのある洋服であれば、サイズの合う・合わないがわかっているため、比べやすいでしょう。
手持ちの洋服のなかから気に入っているサイズのものを選び、平置きでサイズを測ってみてください。
このとき、1着だけでなく何着か測ってみると、より細かく好みのサイズを把握できます。
必要に応じてサイズ選びに失敗した洋服も参考にしながら、理想のサイズ感を見つけましょう。
3-3. 自分とモデルの体型を比較する
購入を検討している洋服を着用しているモデルの体型も、自分に合ったサイズ選びの参考に役立ちます。
多くのオンラインストアでは、商品を着用したモデルの写真が掲載されており、なかには身長や体重を記載しているケースもあります。
自分とモデルの体型を比較することで、着用した際のサイズ感をイメージでき、サイズ選びのヒントにつながるでしょう。
なお、自分とモデルの体型を比較する際は、複数の要素を比べるのがポイントです。
モデルの身長や体重、洋服の各採寸項目だけでなく、骨格・筋肉のつき方・パーツサイズのバランスなどにも注目しましょう。
3-4. 口コミを確認する
購入者からの口コミは、サイズ選びの重要なヒントになります。
サイズや着心地など、実際の着用感は購入者にしかわからない貴重な情報です。
通販サイトやショップが発信する各種メディアで確認できるほか、個人のSNSやブログで発信されているケースもあるため、購入前に調べてみるとよいでしょう。
口コミのなかに「購入前後でイメージが違った」といった内容があった場合、同様の失敗が自分にも起こる可能性があります。
口コミを投稿した購入者の着用写真や身長・体重などが掲載されていれば、その内容もあわせて参考にし、自分に合うサイズかどうかを判断しましょう。
4. まとめ

洋服を購入する際にサイズ選びで失敗しないためには、身丈をはじめとした各採寸項目を参考に、自分に合ったものを見極めることが大切です。
特にオンラインショッピングのように、実物を手に取って確認できない商品を購入する場合は、商品情報に記載された各採寸項目を基準に判断するしかありません。
その際、実際の自分の体のサイズと照らし合わせることで、より適切なサイズ選びが可能になります。
自分の身体のサイズを正確に知りたい方は、スーツ店のスタッフや仕立てのプロに計測してもらう方法もおすすめです。
今回紹介したサイズの定義や測り方を参考に、ぜひ自分らしいおしゃれを楽しんでください。




