冠婚葬祭とは?意味は?行事一覧やそれぞれのマナーを紹介

2023.12.15

お祝い事

冠婚葬祭とは?意味は?行事一覧やそれぞれのマナーを紹介

この記事の所要時間:約8分

「冠婚葬祭」の具体的な意味をご存じですか?

「婚」は結婚式、「葬」はお葬式と連想しやすいですが、「冠」と「祭」は何を意味するのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、冠婚葬祭の具体的な意味や行事、マナーなどをご紹介します。

1.「冠婚葬祭」の意味とは?行事一覧も紹介

冠婚葬祭(かんこんそうさい)とは、次の四大儀礼を含む慶弔儀式のことです。

  • 元服
  • 婚礼
  • 葬式
  • 祭式

それぞれにどのような意味・行事があるのか、以下で詳しく見ていきましょう。

1-1.「冠」の意味・行事一覧

成人式

「冠」とは、人生の節目にあるお祝い行事のことです。

具体的な行事としては次のようなものがあります。

  • 七五三
  • 成人式
  • 還暦

かつて、日本の上級貴族の男性が元服により成人と認められる際、冠を被せてもらっていたことが「冠」の由来となっています。

元服とは、今でいう成人式のことです。

成人の儀式で冠を被っていたことから、「冠」は人生の節目のお祝いごとを意味する言葉となりました。

1-2.「婚」の意味・行事一覧

結婚式

「婚」とは、婚約から結婚式までの間にある行事のことです。

具体的な行事には次のようなものがあります。

  • 縁談
  • 婚約
  • 結婚式
  • 披露宴

最近は簡略化されることも多くなった結婚式ですが、以前は個人ではなく「家同士が結びつく」という考えが強く、縁談から結婚式まで、丁寧に儀式が執りおこなわれていました。

そのため、まだ結婚が決まっていないお見合いも「婚」に含まれます。

婚姻にまつわる行事はすべて「婚」に含まれる可能性があると思っておいてよいでしょう。

1-3.「葬」の意味・行事一覧

お葬式

「葬」とは、弔事全般の行事を意味しています。

弔事とは葬儀のようなお悔やみごとのことで、具体的な行事には次のようなものがあります。

  • 葬式
  • 通夜
  • 法事
  • 告別式

「葬」は冠婚葬祭のなかでは特に予測できない行事が多いため、いざというときのためにしっかりマナーを押さえておくことが大切です。

1-4.「祭」の意味・行事一覧

お盆

「祭」とは、屋台が出るような賑やかな祭りのことではなく、先祖を祀(まつ)る行事のことです。

具体的な行事には次のようなものがあります。

  • 正月
  • 節分
  • 七夕
  • お盆

祭りは本来、祖先や神仏に感謝や祈りをささげる儀式として営まれてきました。

しかし、時が経つにつれて、祖先や神仏にまつわることだけでなく、風情のある季節の行事も「祭」に含まれるようになりました。

なお「祭」には、感謝や祈り以外に「一族の繁栄を願う」という意味も込められています。

2.冠婚葬祭はどこからどこまでが意味に含まれる?

現代において、冠婚葬祭には具体的にどこからどこまでの行事が含まれるのでしょうか?

近年できた新たな行事も含め、以下で詳しくご紹介します。

2-1.家族行事を含む場合もある

家族行事

現在の冠婚葬祭は、前述の内容よりさらに広い意味合いで親しまれています。

例えば、出産、入学式、卒業式なども、人生に大きく関わる節目の出来事として冠婚葬祭に含まれる場合があります。

また、母の日や父の日なども季節の行事として冠婚葬祭の一部とされることがあるようです。

大切な家族行事は基本的に冠婚葬祭に近い行事だと考えておいてよいでしょう。

2-2.新たな家族行事も今後含まれる可能性がある?

冠婚葬祭にまつわる近年の新たな行事として、例えば次の2つが挙げられます。

  • 離婚式
  • 生前葬

離婚式とは、前向きな離婚を祝うための式典です。

また生前葬とは、本人が生きているうちにおこなう葬式のことです。

今はまだどちらも冠婚葬祭の行事としては一般的に浸透していませんが、今後はこのような新たな行事も、正式な冠婚葬祭の行事として扱われる日がくるかもしれません。

3.冠婚葬祭のマナーは?

では、冠婚葬祭のマナーをそれぞれ具体的にご紹介します。

人生の節目にふさわしい行事となるよう、社会人としてきちんとマナーを押さえておきましょう。

3-1.葬儀に関するマナー

通夜

葬儀では、次の3つのポイントに注目しましょう。

  • 遅刻をしない
  • お悔みの言葉は通夜で言う
  • 途中退場する場合は後ろの席に座る

まず、遅刻は葬儀に限らずマナーとして好ましくありません。

定刻より早めに会場につけるよう、時間を逆算して準備を進めていきましょう。

遺族にお悔やみの言葉を伝えるときは、葬儀ではなく通夜でお伝えするのがマナーです。

お悔やみの言葉はできるだけ短めに済ませ、他の参列者への配慮を忘れないようにしましょう。

また、何かしらの事情で途中退席がわかっている場合は、なるべく後ろの席に座らせてもらうとスムーズに退席できます。

葬儀に参列するときの服装に関して詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

関連記事:【葬式の服装】通夜や告別式の喪服マナー

香典のマナーに関しては以下の記事で詳しくご紹介しています。

関連記事:【葬儀マナー】香典の金額相場や書き方など恥をかかないための注意点

3-2.結婚式に関するマナー

結婚式

結婚式のマナーは、招待状の返信や服装など、それぞれに守るべきマナーがあります。

まず招待状に関しては、次の3つのポイントに注目しましょう。

  • 正しく記入する
  • 期日までに返信する
  • メッセージを一言添える

結婚式の招待状が届いたら、遅くても1週間以内には返信をするように心がけましょう。

事情があってすぐに返信できない場合は、返信が遅れる旨を主催側に伝えておくと親切です。

招待状のなかで敬語になっている部分は二重線で消し、メッセージ欄か余白にお祝いの気持ちを一言添えます。

招待状の具体的な書き方やマナーを知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

関連記事:【結婚式のマナー】招待状・ご祝儀袋の書き方とマナーを紹介

結婚式の服装1

服装に関しては、次の3つのポイントに注目しましょう。

  • 白い服装は避ける
  • 昼夜で服装を変える
  • 素足・サンダルは控える

ホワイトは花嫁の色なので、結婚式では着用を控えるのがマナーです。

しかし、すべてのホワイトのアイテムがマナー違反というわけではありません。

例えば、男性のシャツやネクタイはホワイトでもOKです。

結婚式における男性ゲストの着こなしのポイントについては、以下の記事も併せてご覧ください。

関連記事:【結婚式】男性ゲストの服装マナーと着こなしのポイントを徹底解説!

結婚式の服装2

男性が結婚式に参列する際はブラックフォーマルが基本とされていますが、女性がブラックの服を着ていく場合は、喪服を連想させないよう小物やアクセサリーで華やかさをプラスしましょう。

また、スカートかパンツかに関わらず、足元はストッキングを着用するのが大人のマナーです。また、サンダルの着用は控えたほうがよいでしょう。

ただし、昼か夜か、結婚式か二次会かによっても服装選びは違ってくるため、参列する時間帯にあわせ、よりふさわしいアイテムをチョイスしましょう。

女性ゲストの服装や持ち物に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:【結婚式】女性ゲストの服装選びは?気をつけたいマナーやその他の持ち物について解説

3-3.成人式や入学・卒業式に関するマナー

成人式

「冠」の由来となった成人式では、次の3つのポイントに注目しましょう。

  • 私語は控える
  • 所作に気を配る
  • スマートフォンの使用を控える

久しぶりに再会する友人との会話に盛り上がり、ついつい私語が多くなりがちな成人式。

思い出話に花が咲く気持ちもわかりますが、式典中は私語やスマートフォンの使用を控えるのがマナーです。

成人式では、一般的に女性は振袖、男性はスーツか袴を着用します。

着席をするシーンが多いため、式典にふさわしい所作ができるように気を配ることが大切です。

着席時は椅子には浅く腰掛け、足は投げ出さずに座りましょう。

入学式

また、お子様の入学式や卒業式では次の3つのポイントに注目しましょう。

  • 華やか過ぎないコーディネートにする
  • 汚れやシワがないかチェックする
  • スカートは膝丈がおすすめ

男性はダークスーツの着用が一般的です。

「晴れやかな入学式だから」と華やかなアイテムを選びたくなりますが、主役はあくまで入学生や卒業生ですので、コーディネートは華やかになりすぎないよう気をつけましょう。

例えば、ストライプのスーツを選びたいときは、シャドーストライプのような一見無地に見えるさり気ないものがおすすめ。

華やかさを出したいときには、ホワイトやライトブルーなどのポケットチーフを添えるとよいでしょう。

女性はスーツ、セットアップ、ワンピースの着用が一般的です。

上品な印象になるように、色はネイビー、グレー、淡いベージュなどがおすすめ。

スカートを着用する場合は、丈は膝下くらいのものを選びましょう。

長い間クローゼットに入っていた衣装は、汚れやシワがある場合があります。

お子様の晴れの日にカッコよく着こなせるよう、あらかじめ汚れやシワのチェックをしておきましょう。

女性の入学式の服装に関して詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

関連記事:入園式・入学式のママのスーツはどう選ぶ?選び方や着こなしのポイント

4.まとめ

冠婚葬祭には、伝統や家族をつなぐ大切な思いが込められています。

だからこそ、それぞれのシーンに合わせたマナーをしっかりと抑えることが大切です。

社会人になると冠婚葬祭に参列する機会も増え、ときには主催者となることもあるでしょう。

守るべきマナーをしっかりと守り、思い出に残る行事にしていきましょう。

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