仙台でオーダースーツを買うなら？おすすめの店舗や人気の生地をご紹介

この記事の所要時間：約12分

「自分にあったスーツを手に入れたい」と考える方には、オーダースーツが適しています。

既製のスーツではデザインとサイズ感がしっくりくるものを見つけるにも一苦労ですが、オーダースーツではデザインもサイズも自分好みのスーツを手に入れられます。

ここでは、オーダースーツの基礎知識やオーダーの流れ、仙台でおすすめの店舗などをご紹介します。

1.オーダースーツとは？

オーダースーツとは、身体のサイズに合わせてスーツを1から仕立てる方法を指します。

既製品と違いデザインや生地も自分の好みで選択できるため、なかなか気に入ったスーツが見つからない方にも適した方法です。

1-1.オーダースーツの種類

オーダースーツには以下3つの種類があります。

• パターンオーダー
• イージーオーダー
• フルオーダー

それぞれの特徴をご紹介します。

パターンオーダー

パターンオーダーとは、ゲージからサイズの合うものを選び丈に調整を施していくオーダー方法です。

ゲージとはさまざまなサイズが展開されているスーツのサンプルであり、ゲージを試着し、袖丈、着丈、裾丈、ウエストにサイズ調整を施します。

生地やボタン、デザインなど素材にこだわりたい方におすすめの方法です。

イージーオーダー

イージーオーダーとは、採寸の際に体型補正を施す方法です。

パターンオーダー同様、まずはゲージから型を選びサイズ感を合わせますが、身体へのフィット感に配慮し、スーツの浮きやシワ、くせが出ないよう調整をおこないます。

既製品のスーツでは困難な、いかり肩や猫背、反り腰などの体型のくせにも対応でき、体型に沿った滑らかなシルエットに仕立て上げます。

普段スーツの着心地に違和感がある方や、スーツにくせやシワが目立つと感じる方におすすめの手法です。

フルオーダー

フルオーダーとは、身体のサイズや癖に沿ったラインを測り、専用の型作りから始めるオーダー方法で、スタッフが手作業でスーツを仕上げていきます。

他のオーダーや既製品と異なり、身体へのフィット感がよい点が特徴です。

フルオーダーは手間や時間をかけ丁寧に仕立てられるため、既製品にはない価値のある1着に仕上がります。

こだわりの1着を作りたい方はもちろん、身体のくせや既製品のスーツではどうしてもバランスが悪くなるとお悩みの方におすすめです。

1-2.オーダースーツの相場

種類や生地により価格は異なりますが、オーダースーツの平均的な相場（※）は以下のとおりです。

オーダーの種類	相場
パターンオーダー	3万円～6万円
イージーオーダー	5万円～20万円
フルオーダー	20万円～100万円

フルオーダーは手間暇かけて丁寧に技術が施されることから高額になる傾向があります。

一方、パターンオーダーやイージーオーダーには既製品と変わらない価格のものもあります。

1-3.オーダースーツのオーダーの流れ

お店により内容が異なる場合もありますが、一般的に以下のような流れでオーダーを進めていきます。

1.カウンセリング
2.生地選び
3.デザイン選び
4.採寸
5.仮縫い（フルオーダーのみ）
6.完成

※フルオーダーの場合、縫製の前に一度仮縫いを施し、採寸に狂いはないか細かいチェックをしたのちに本縫いが施されます。

次に、それぞれのオーダー方法の詳しい流れをみていきましょう。

パターンオーダー

オーダー店舗にはあらかじめ予約を入れ、ゆったりとオーダーを進められるように対応しておきましょう。

予約が取れ、実際にお店を訪ねたら、まずはカウンセリングがおこなわれます。

カウンセリングでは、予算・使用目的・好みの型などからオーダー方法やオーダーの方向性を決定していきます。

スーツの着用時の悩みや気になる点はスタッフに伝えておきましょう。

些細な内容でも、オーダースーツの専門知識の豊富な担当者に相談することで、悩みの解消やディテールの決定に大きく役立ちます。

カウンセリングによりオーダー方法が決まれば、次は生地選びに進みます。

多くのメーカーから展開されている豊富な生地のなかから、好みのカラーはもちろん、保管のしやすさや肌触りなどに配慮しながら選択します。

生地選びが完了したあとは、実際にゲージから好みのサイズを選び、選択したゲージを着用しながら採寸がおこなわれます。

スーツの方向性、生地選びと採寸が完了すれば、ボタンやディテール、裏地などの細かなデザインのカスタマイズに入ります。

既製品のスーツでは体験できない細部へのカスタマイズはオーダースーツの醍醐味です。

細かいカスタマイズを終えれば、オーダーした内容でスーツが仕立てられていきます。

仕立てが完了し、店舗にてサイズ感を確認したら、すべての流れが完了です。

イージーオーダー

イージーオーダーは、パターンオーダー同様、カウンセリングを終えたのちに生地を選び、続いてゲージから好みのサイズを選択していきます。

ゲージの選択が完了すれば、袖丈、着丈、裾丈、ウエストへのサイズ調整に加え、体型の補正が施されます。

体型補正の確認が完了すれば、あとはパターンオーダーの流れと同じくカスタマイズに入り、縫製を経て完成します。

フルオーダー

フルオーダーも、イージーオーダーやパターンオーダー同様にカウンセリングを終えたのち生地選びに入りますが、イージーオーダーやパターンオーダーと異なり型から作り上げるため、プロのテーラーにより細やかなサイズ採寸がおこなわれます。

採寸の際には、既製のスーツを着用する際に感じる不具合や着心地なども詳細に伝えておきましょう。

採寸を終えたあとは、イージーオーダーやパターンオーダー同様、好みのデザインやディテールの決定に入ります。

その後は一度仮縫いが施され、フィット感やシルエットをあらためて確認。最終のサイズ確認をおこなったのち本縫いが施され完成です。

2.仙台のオーダースーツ店でのチェックポイント

仙台でオーダースーツを注文する際に店舗選びの参考となる3つのポイントをご紹介します。

2-1.オーダースーツの生地の種類

1つ目のポイントは、オーダー店舗が保有する生地の種類の確認です。

生地の選択はスーツの印象を決める重要なポイントのため、オーダーを考えるスーツ店の生地の種類を知り、実際に店舗に生地サンプルが置いてあるかを確認しましょう。

生地のサンプルの有無は店舗のホームページで確認できることもあります。

オーダースーツによく使われるのは以下のような生地です。

生地ブランド	特徴
ゼニア	イタリアの生地メーカー 世界最高峰の生地といわれている
コロンボ	イタリアの生地メーカー 高品質な天然素材のみを扱っている
ドーメル	フランスの高級ブランド 高級感溢れる豊富なコレクションが魅力
グアベロ	イタリアの老舗生地メーカー 伝統技術×先進テクノロジーを融合した生地
レダ	イタリアの名門服地メーカー 羊の飼育からすべての工程を徹底管理している
カノニコ	イタリアの名門ミル 高品質かつコストパフォーマンスが高い
ファビオ	イタリアの生地メーカー トレンド×伝統が得意なマテリアルブランド
マルゾット	イタリアのテキスタイルメーカー スタンダードからトレンドまで幅広く展開

生地の種類が豊富なほど選択肢が広がるため、納得のいくまでこだわった1着を仕立てられます。

2-2.オーダースーツの生地の価格

生地の価格は、同じメーカーのものであっても施される技術により数万円単位で変動します。

スーツの生地の価格を決定する主な構成要素は以下のとおりです。

• 繊維の種類
• 原毛の細さ
• 原毛の白度
• 糸番手
• 生地織りの難易度

さらに、同じ生地であっても、利用する店舗によって価格が異なる場合があります。

オーダーを考える店舗がどのような価格帯の生地を展開しているか、事前にチェックしてみましょう。

生地の価格帯を知ることで、納得のいく生地選びにつながり、理想の1着を手に入れられます。

2-3.オーダースーツのモデルの種類

オーダー店が用意するモデルの種類にどのようなものがあるのかチェックしましょう。

オーダースーツのモデルとは、完成イメージの参考のため試着できるサンプルを指します。

モデルによってウエストや肩周りのスタイルを確認することで、自分の好みや似合う型を知ることができます。

ベーシックなモデルとしてはシングルとダブルが展開されています。

シングルはボタンの配列が1列で、シンプルかつスマートなデザインが特徴です。

ビジネスにもフォーマルにも万能に対応できるため、初めての1着におすすめのデザインです。

一方、ダブルスーツはボタンが2列に配置されています。

シングルよりもクラシックな重厚感のあるデザインのため、華やかさが求められるパーティーや結婚式におすすめのデザインとなっています。

希望するモデルがあるかどうかを事前に確認することで、希望に沿ったオーダーをスムーズに進められます。

3.仙台のオーダースーツ店の特徴

ここからは、実際に仙台でオーダースーツ店を利用した方の男女比率や相場、人気のある生地をみていきます。

3-1.男女比率

『洋服の青山』のオーダースーツブランド『Quality Order SHITATE』を利用したお客さまのうち、オーダースーツ購入者の男女比率はメンズが約90％、レディースが約10％という結果（※）でした。

3-2.仙台のオーダースーツの相場

オーダースーツを実際に購入される方の費用相場（※）はどれくらいなのでしょうか。

メンズとレディースそれぞれの価格相場は以下のとおりです。

性別	相場
男性	4万円～5万円
女性	3万円～4万円

3-3.仙台のオーダースーツの人気生地

生地は、染め方や織り方、糸によって数百もの種類が展開されています。

そのなかでも、長い歴史を持つテーラーが多くの支持を集めています。

人気の上位3生地は以下のとおりです。

1位：カノニコ
2位：ゼニア
3位：ドーメル

それぞれが人気を得ている理由を見ていきましょう。

1位：カノニコ（イタリア）

カノニコは1663年にテキスタイルメーカーとして創業し、350年以上の歴史をもつイタリアの老舗メーカーです。

カノニコの生地が人気を誇る理由には、コストパフォーマンスの高さにあります。

原毛をオーストラリアより直輸入。

最新鋭の紡績機械や織機を使用して一貫生産しているため、高品質でありながら比較的低価格での提供を可能にしています。

カノニコが生み出す生地の特徴には、以下の4つが挙げられます。

• 快適に着こなせる軽さ
• 保湿性や通気性に配慮
• 柔らかい肌触り
• 発色の良さ

これらの特徴から、多くの老舗ブランドが定番生地としてカノニコの生地をオーダーしています。

2位：ゼニア（イタリア）

高級ブランドショップとして知られるゼニアですが、元々は生地メーカーとして発祥しました。

デザインのポリシーを「最高の素材は優れたデザインを、最高のデザインは優れた素材を求める」と掲げ、オーストラリアから仕入れた高品質な天然繊維のみを使用した、上質で美しい織目が特徴です。

ゼニアが生み出す生地の特徴には、以下の4つが挙げられます。

• 厳選された希少性の高いウールを使用
• 高級感のある艶
• カシミヤのような柔らかい手触り
• 型崩れしにくいハリ

多くの高級紳士服ブランドがゼニアの生地をオーダーしています。

3位：ドーメル（フランス）

ドーメルは1842年フランスに拠点を構え、イギリスの毛織物をフランスで販売する生地商社として創業されました。

伝統的な服飾文化と技法を持つイギリス製織物と個性的で斬新なデザインが得意なフランスのファッション性を融合させ、高い評価を受け続けています。

ドーメルが生み出す生地の特徴には、以下の4つが挙げられます。

• しっかりとした織と光沢のある風合い
• ハリとコシがある生地
• 着心地のよいストレッチ性
• ラグジュアリー感漂う発色

これらの特徴から、シャネルやディオール、イヴサンローランなど多くの老舗ブランドが、ドーメルの生地をオーダーしています。

3-4.仙台のオーダースーツ店の口コミ

実際に仙台でオーダースーツを利用された方の口コミをご紹介します。

『洋服の青山』が展開する『Quality Order SHITATE』を実際に利用された方の声を見ていきましょう。

①「親切で丁寧な接客」

スタッフが親切丁寧で、数々の質問に笑顔で対応して下さりました。

②「的確なアドバイス」

とても気持ちのよい接客と的確なアドバイスでよいお買い物ができました。

仙台の『Quality Order SHITATE』は、スタッフの対応の良さや、初めての訪問でも安心できる丁寧さでご評価をいただいています。

4.仙台でオーダースーツを作るなら

最後に、仙台でオーダースーツを作る際におすすめの店舗をご紹介します。

『Quality Order SHITATE』は『洋服の青山』が立ちあげたオーダースーツブランドで、1着3万1,900円（税込）からオーダーが可能です。

仙台でも多くの方に利用されています。

4-1.仙台遠見塚店

閑静な住宅街の近くに位置する仙台遠見塚店は、地元の方から接客がよいと支持を得ています。近くのバス停から徒歩1分とアクセスの良さもうれしいポイントです。

4-2.仙台幸町店

仙台幸町店は、野生の白鳥が見られる与兵衛沼公園にほど近いエリアに位置しています。近くにはショッピングモールがあり、駐車場も広くアクセスもよいので、気軽に立ち寄ることができます。

5.まとめ

オーダースーツは、生地から自分好みのものを選択できるほか、細やかな採寸によってよりスタイリッシュな印象も与えられます。

初めてオーダースーツを注文する方には、手ごろな価格でありながら自分の身体にフィットしたスーツが作れるパターンオーダーがおすすめです。

普段のスーツとは異なる着心地をもった、長く愛用できるお気に入りの1着をぜひ手に入れてください。