増税でオーダースーツの価格はどのくらい上がる?安く作りたいならパターンオーダーがおすすめ
2025.07.15

この記事の所要時間:約7分
2024年時点の日本の消費税率は10%です。今後、医療や介護など、社会保障費の増加が見込まれるため、消費税が増税される可能性は十分にあるでしょう。
消費税が増税された場合に、オーダースーツを購入するときの負担がどのくらい増えるのかは気になるところです。
この記事では、消費税導入・増税の歴史や増税によるオーダースーツの価格への影響を解説します。リーズナブルな価格でオーダースーツが作れるパターンオーダーについても紹介しているので、お得にオーダースーツを作りたい方は参考にしてください。
1. 消費税導入と増税の歴史

2024年現在、日本では消費税10%(軽減税率対象は8%)が適用されており、日常で商品を買ったり、サービスを受けたりする際に消費税を支払っています。
今では当たり前となっていますが、1989年に3%の消費税が導入されるまで、日本に消費税はありませんでした。消費税が導入されることになったのは、以下のような理由があげられます。
● 所得税の割合が大きく、所得額に対する累進度が高かったから
● 主な納税者である現役世代からの不公平感が高まっていたから
● 少子・高齢化社会の前に社会保障費を安定的に得る必要があったから
● 贅沢品だけに課税する物品税を採用しており、物品間での課税がアンバランスであったから
● 諸外国との消費課税制度の違いが貿易摩擦の一因となっていたから
このように税負担の不公平感をなくすことや、社会保障といった公的サービスの財源とすること、物品間の課税のバランスを整えるなどを目的に、消費税は導入されました。
その後、増加する社会保障費の負担をまかなうため、以下のように増税を繰り返して現在の消費税率10%にいたっています。
| 年月日 | 消費税率 |
| 1989年4月1日 | 3% |
| 1997年4月1日 | 5%(国4%+地方1%) |
| 2014年4月1日 | 8%(国6.3%+地方1.7%) |
| 2019年10月1日 | 標準税率10%(国7.8%+地方2.2%) 軽減税率8% (国6.24%+地方1.76%) |
2. 消費税は15%に増税される可能性が高い
2019年に消費税が10%になってから税率は変化していませんが、今後増税される可能性は高いでしょう。消費税が増税されるであろう根拠を2つ紹介します。
2-1. 国際通貨基金(IMF)が消費税率15%に引き上げるべきと助言

国際通貨基金(IMF)とは、健全な経済に必要な通貨と為替相場の安定化を目的としている国際機関のことです。IMFでは、主に以下の3つの業務をおこなっています。
● サーベイランス(政策助言):各国の経済と金融の情勢をチェックし、加盟国に経済政策に関する助言をおこなう。
● 金融支援:支払い困難(外貨不足)に陥った加盟国に、一時的な外貨貸付で支援する。
● 能力開発:加盟国の要請に基づき、専門家を派遣することで技術支援と研修をおこなう。
2019年11月25日に国際通貨基金(IMF)は、「2019年対日4条協議終了にあたっての声明」を公表しました。
報告書によると、日本は医療や介護などで増加する社会保障費を賄うため、2030年までに消費税率を15%に引き上げる必要があるとしています。さらに、2050年までに20%と、段階的に消費税率を引き上げることを提言しています。
2-2. 経団連が消費税引き上げは有力な選択肢と提言
経団連(日本経済団体連合会)とは、企業と企業に関係する個人や地域の力を引き出し、日本経済の自律的な発展と国民生活の向上を使命としている団体です。
日本の代表的な企業1,542社、業種別全国団体106団体、地方別経済団体47団体などで構成されています(2024年4月1日時点)。
経団連は、「令和6年度税制改正に関する提言」にて「消費税は社会保障財源としての重要性が高く、その引上げは有力な選択肢の1つである」と提言しています。
3. 増税前と増税後でオーダースーツの価格を比較
仮に現在の消費税が10%から15%に増税された場合に、どのくらいオーダースーツの価格に影響があるのか気になるのではないでしょうか。
ここでは、3万円、5万円、10万円、20万円の価格別にどれだけ支払い額に差が生じるのかをまとめています。
| オーダースーツ の税抜価格 | 消費税10% の支払い額 | 消費税15% の支払い額 | 10%から15%の 増税で増える負担額 |
| 30,000円 | 33,000円 | 34,500円 | 1,500円 |
| 50,000円 | 55,000円 | 57,500円 | 2,500円 |
| 100,000円 | 110,000円 | 115,000円 | 5,000円 |
| 200,000円 | 220,000円 | 230,000円 | 10,000円 |
3万円のオーダースーツでは、増税前と増税後には1,500円の差しかないため、あまり気にならない方も多いでしょう。
ただし、10万円のオーダースーツでは5,000円、20万円のオーダースーツでは1万円も負担が増えてしまいます。1万円あればワイシャツやネクタイ、ベルトなど、スーツの関連商品が買えるので、増税による負担の大きさがわかります。
4. 増税後もオーダースーツを安く買いたいならパターンオーダーを選ぼう

増税後もオーダースーツを安く買いたいのであれば、パターンオーダーがおすすめです。パターンオーダーとは、既成のサンプルの型紙から調整してスーツを作るオーダー方法のことです。
オーダースーツというと10万円以上する高価なイメージがあり、手を出しづらいと思っている方もいることでしょう。しかし、パターンオーダーでは一般的な相場が約3〜5万円となっており、既製品のスーツとほとんど変わらない価格でオーダースーツが作れます。
また、注文してから2〜3週間ほどで納品されるので、なるべく早くオーダースーツが欲しいときでも利用しやすいでしょう。
安くて納期が早いだけでなく、袖丈や着丈の調整はもちろんのこと、襟元にステッチをつけたり、ボタンを変更したりといったオプションが追加できます。手軽にオーダースーツを作ってみたい方は、パターンオーダーを利用してみましょう。
5. お得にオーダースーツを作るなら「Quality Order SHITATE」がおすすめ
パターンオーダーでお得にオーダースーツを作りたい方は、洋服の青山が展開する「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」の利用がおすすめです。
「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」にどのような魅力があるのかを見ていきましょう。
5-1. 1着31,900円からオーダースーツが作れる
「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」では、1着31,900円(税込)からオーダースーツが作れます。スーツ作りの工程をスマート化し、生地を多く仕入れることで、高品質でありながら低価格を実現しています。
既製品のスーツとほとんど変わらない価格で購入できるので、なるべく出費を抑えたい方にとって大きなメリットです。価格が安いため、今までオーダースーツを作ったことがない方でも、お試しでオーダーしやすいでしょう。

5-2. 2着同時購入で11,000円OFF
「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」では、スーツを2着購入すると11,000円の割引が受けられます。
ビジネス用と冠婚葬祭用のスーツをまとめて作ったり、友人や家族と1着ずつスーツを作ったりといった使い方ができます。最低価格では2着52,800円から購入できるので、よりお得にオーダースーツを作りたい方はまとめての注文がおすすめです。
5-3. 200種類以上の生地から選べる

「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」はリーズナブルなだけでなく、選べる生地の数が200種類以上と充実しています。
ベーシックなものだけでなく、個性的な色や柄まで幅広い生地を取り揃えています。また、「カノニコ」や「ゼニア」など、世界的に有名な生地ブランドも扱っているので、生地にこだわりたい方でも満足できるでしょう。
袖を開けられる本切羽(ほんせっぱ)仕様にしたり、ボタンを水牛ボタンにしたりなどのオプションも追加可能です。
好みの生地とオプションを組み合わせることで、愛着の湧くオーダースーツを作ってみましょう。
6. まとめ
2024年時点の消費税率は10%ですが、IMFの提言によると、今後15%程度に税率が上がることが予想されます。
20万円のオーダースーツであれば、10%から15%に増税されることで、支払額が1万円も増えてしまいます。増税後もオーダースーツを安く買いたい方は、約3〜5万円が相場であり、消費税の影響を受けにくいパターンオーダーがおすすめです。
パターンオーダーを採用している「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」では、1着31,900円(税込)からオーダースーツが作れます。オーダースーツを作ってみたい方は、お近くの洋服の青山の店舗にご相談ください。



