友人の結婚式にはオーダースーツがおすすめ!相場やカッコよく着こなす5つのポイントを解説

この記事の所要時間:約11分

社会人になって数年経つと、友人の結婚式に招待されることが多くなります。

しかし、初めての結婚式の場合、どのような着こなしをすればよいのかわからないことが多いでしょう。

結婚式の服装にお悩みの方におすすめなのが、オーダースーツです。オーダースーツは既製品よりも身体にフィットしたスーツが仕上がるため、お祝いの場にふさわしいスマートな装いを実現しやすくなります。

この記事では、友人の結婚式で着用するスーツについて解説します。服装のNG例やオーダースーツの相場、着こなしのポイントも紹介しているので、結婚式に参列する際の参考にしてください。

1. ゲストが結婚式で着るスーツの種類

冠婚葬祭で着用する礼服は格式の高い順から「正礼装」「準礼装」「略礼装」の3つに分かれています。そのなかでも、友人の結婚式での着用に適しているスーツを3つ紹介します。

  ● ブラックスーツ
  ● ダークスーツ
  ● ディレクターズスーツ

それぞれのスーツにどのような特徴があるのかを解説するので、選ぶ際の参考にしてください。

礼服の分類について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
≫≫【結婚式】男性ゲストの服装マナーと着こなしのポイントを徹底解説!

1-1. ブラックスーツ

ブラックスーツとは、ブラックの生地で作られたスーツのことです。格式が2番目に高い準礼装に分類され、ゲストだけでなく主賓や親族が着用することもあります。

ビジネス用でもブラックスーツはありますが、こちらはグレーに近い光沢のあるブラックが用いられています。一方で、冠婚葬祭用のブラックスーツは、暗い漆黒でツヤのない素材を使用しているのが特徴です。

このように同じブラックスーツでも見た目に違いがあるので、結婚式で着用する際は冠婚葬祭用を準備することをおすすめします。

ブラックスーツの種類や着こなしについては以下の記事をご覧ください。
≫≫ブラック(黒色)スーツの魅力とは? 魅力や着こなすときのポイントについて解説

1-2. ダークスーツ

ダークスーツとは、ダークネイビーやダークグレーなど暗い色味のスーツの総称です。暗めの色であっても、ブラウンやグリーンなどのカジュアルな色はダークスーツに該当しません。

もっともカジュアルな略礼装にあたるため、基本的に親族ではなくゲストが着用します。フォーマル度は高くないので、主賓で呼ばれる際には避けたほうがよいでしょう。

ダークスーツの着こなしについて知りたい方はこちらを参考にしてください。
≫≫ダークスーツって何?ブラックスーツとの違いと着こなすポイントを解説

1-3. ディレクターズスーツ

ディレクターズスーツ

ディレクターズスーツとは、ブラックのジャケットにグレーのベスト、グレーの縦じまのスラックス(コールズボン)を合わせた準礼装のスーツです。

親族や主賓が着用する印象がありますが、友人が着ても問題ありません。友人が着用するスーツではもっともフォーマルなため、結婚を祝福している気持ちがより伝わることでしょう。

2. 要注意!結婚式に適していないスーツ・服装

結婚式には適していないスーツや服装があり、以下のような着こなしは避けましょう。

● 新郎・新婦よりも目立つ華やかなスーツ
● カジュアル感が強いスーツ
● ブラックで統一したコーディネート

NG例を知ることで、TPOに沿った適切な装いを選べるようにしましょう。

2-1. 新郎・新婦よりも目立つ華やかなスーツ

結婚式の服装

明るすぎる華やかな色や、目立ちすぎる柄のスーツは避けましょう。

特にホワイトで統一されたスーツは、新郎のタキシードや新婦のウェディングドレスの色と被ってしまうため着用は厳禁です。あくまで結婚式の主役は新郎・新婦であることを、着こなしにおいても忘れないようにしてください。

2-2. カジュアル感が強いスーツ

結婚式の会場や参列者によっては、カジュアルすぎるスーツは場違いとなることがあります。格式の高いホテルが会場となっているときは、特にフォーマルさを意識した服装にしましょう。

例外として、ドレスコードでカジュアルな服装を指定されている場合は、その指示に従った着こなしをしてください。

2-3. ブラックで統一したコーディネート

ブラックスーツは結婚式に適していますが、全身をブラックで統一したコーディネートはやめましょう。

ブラックばかりの服装では喪服を連想してしまうため、縁起が悪いと思われてしまいます。ネクタイはシルバーやパステルカラーなどの明るい色に、ポケットチーフを胸ポケットに差し込むなどして、華やかな印象にしましょう。

3. 結婚式のオーダースーツの相場

結婚式にはオーダースーツがおすすめです。オーダースーツであれば、既製品よりも自分の身体にフィットしたスーツが作れます。

オーダースーツは「パターンオーダー」「イージーオーダー」「フルオーダー」の3つのオーダー方法があり、それぞれの相場は以下のとおりです。

オーダー方法相場特徴
パターン
オーダー
約3〜5万円● ゲージ服(サンプル)からサイズを調整して作る
● 選択肢がシンプルでわかりやすい
● 納期は2〜3週間
● 標準体型から外れた体型には対応できないことがある
イージー
オーダー
約5〜10万円● 型紙をベースに体型補正して作る
● 価格と自由度のバランスが優れている
● 納期は3〜4週間
● 一から型紙を作るわけではないため、
フィット感が得られないことがある
フル
オーダー
約20万円〜● 一から型紙を作るため身体にフィットしやすい
● デザインの自由度が高い
● 納期は1〜2ヵ月
● 費用と時間がもっともかかる

パターンオーダーであれば3万円から、フルオーダーであれば20万円以上と、オーダー方法によって必要な予算は大きく異なります。

まずは予算を設定してから、どのオーダー方法でスーツを作るかを決めてください。

また、オーダースーツは既製品と違ってすぐには手に入らないため、結婚式に間にあうように早めに準備しておきましょう。

オーダースーツの値段が変わる要素を知りたい方は以下の記事をご参照ください。
≫≫オーダースーツの相場はいくらくらい?種類別の価格を紹介

4. 結婚式におすすめなスーツのコーディネート

友人の結婚式におすすめのコーディネートを3つ紹介します。スーツを購入する前に、どのような着こなしが好ましいのかを知っておきましょう。

4-1. ミディアムグレーのセレモニーコーデ

ミディアムグレーのスーツと白のタブカラーシャツで、セレモニー感を演出したコーディネートです。

タブカラーシャツとは襟の間にボタンで留める小さな紐がついているシャツのことで、ネクタイを立体的に見せる効果があり、華やかな印象を与えられます。

スーツとシャツは洋服の青山のオーダースーツブランド「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」でオーダーしており、身体にフィットしたサイズ感となっています。

4-2. クールな蝶ネクタイスタイル

グレーのスーツに蝶ネクタイを着用したクールな色味のコーディネートです。

蝶ネクタイは着こなしがむずかしい印象があるかもしれませんが、無地のネイビーを選ぶことで落ち着いた見た目となるため、初めての方でも着用しやすくなっています。

個性的でおしゃれな印象を与えたい方は、結婚式のコーディネートに蝶ネクタイを取り入れてみましょう。

蝶ネクタイの種類や着こなしについてはこちらをご覧ください。

≫≫結婚式に蝶ネクタイはマナー違反?着回しのポイント・コーデを紹介

4-3. 華やかなスリーピーススーツ

グレーのスリーピーススーツのコーディネートです。ベストを着用すると明るく華やかな印象となり、ジャケットを脱いでもおしゃれに決まります。

ベストでお腹まわりを隠せるので、体型をスリムに見せたい方にもおすすめです。

落ち着いている色味のため、結婚式だけでなくビジネスでも利用しやすいでしょう。

5. 結婚式でオーダースーツをカッコよく着こなす5つのポイント

結婚式には、既製品よりも身体にフィットしやすいオーダースーツがおすすめです。

オーダースーツを着用するだけでも印象がよくなりますが、以下の5つのポイントを取り入れることでさらにカッコよく着こなせます。

● レギュラーカラーのシャツが定番
● 友人の結婚式には淡い色のネクタイがおすすめ
● ポケットチーフで華やかさをプラス
● カフリンクスで袖口をおしゃれに
● シューズは内羽根式のストレートチップ

ポイントを押さえた美しい着こなしで結婚式に出席し、友人を祝福しましょう。

5-1. レギュラーカラーのシャツが定番

レディースシャツ

シャツはレギュラーカラーで無地のホワイトが定番です。レギュラーカラーとは、襟の開きが70〜90度のベーシックな襟型のシャツのことで、結婚式だけでなくビジネスシーンでも着用できます。

フォーマルで清潔な印象を与えられるため、どのような結婚式でも目立ちすぎることはないでしょう。

ホワイトのシャツが定番ですが、親しい友人の結婚式であれば淡い色付きのシャツを着用しても構いません。

5-2. 友人の結婚式には淡い色のネクタイがおすすめ

結婚式のネクタイの定番といえばホワイトやシルバーグレーですが、友人の結婚式であればパステルカラーがおすすめです。

明るめのピンクやブルー、イエローなどのカラーを選ぶことで、お祝いムードにふさわしいコーディネートになります。

ただしネクタイの柄は、新郎・新婦よりも目立ってしまうような華やかなものは避けるべきです。ストライプやドット、小紋柄などの目立ちすぎない柄を選びましょう。

結婚式のネクタイのマナーや結び方などは以下の記事をご参照ください。
≫≫【結婚式】ネクタイの色にマナーはある?ハズさない色の選び方をご紹介

5-3. ポケットチーフで華やかさをプラス

ポケットチーフ

結婚式に出席する際は、胸元にポケットチーフを挿すことで華やかさが演出できます。定番のシルク素材のホワイトやシルバーのポケットチーフを選ぶと、間違いないでしょう。

さらにおしゃれに見せたい場合は、「シルバーのネクタイにはシルバーのポケットチーフ」といったように、ネクタイと色味を合わせてみるのがおすすめです。

ポケットチーフの選び方や合わせ方はこちらをご覧ください。
≫≫【結婚式・成人式】ポケットチーフの合わせ方&たたみ方(折り方)を動画で解説

5-4. カフリンクスで袖口をおしゃれに

カフリンクスを付けることで袖口にドレッシーさを演出できます。カフリンクスとは、シャツの袖口を留めるためのアクセサリーのことで、日本では「カフスボタン」と呼ばれることもあります。

ゲストのカフリンクスには、このようなデザインでなければならないといった基準はありません。

格式高い結婚式には落ち着いた物を、カジュアルな結婚式では個性的な物を選んでみると、その場にふさわしい格好となるでしょう。

カフリンクスの種類や選び方などは下記の記事でご確認ください。
≫≫【カフリンクスとは?】カフリンクスの選び方と使い方

5-5. シューズは内羽根式のストレートチップ

靴のデザインは?ストレートチップがおすすめ

結婚式のシューズは、内羽根式のブラックのストレートチップが定番です。革靴には内羽根式と外羽根式の2種類があり、内羽根式のほうがフォーマル度が高いとされています。

ストレートチップとは、つま先に一文字の切り替えが入ったシューズのことです。ウィングチップやプレーントゥよりもフォーマルな印象が強くなります。

フォーマルな印象の内羽根式のブラックのストレートチップを選ぶことで、格式高い結婚式にも対応できます。シーンに合わせて複数の革靴を買う必要がないため、費用を安く抑えられるでしょう。

結婚式のシューズの選び方や避けるべきデザインの詳細はこちらをご覧ください。
≫≫【結婚式での靴マナー】男性ゲストが履いて良い靴・悪い靴

6. パターンオーダーなら結婚式のオーダースーツを安く作れる

結婚式でオーダースーツを作るのであれば、パターンオーダーがおすすめです。

パターンオーダーとは、ゲージ服(サンプル)から調整してオーダースーツを作るオーダー方法のことです。相場は約3〜5万円となっており、既製品とほとんど変わらない手頃な値段でオーダースーツが購入できます。

また、2〜3週間ほどで納品されるため、結婚式まであまり時間がない方でも利用しやすいでしょう。

パターンオーダーでスーツを作りたい方は「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」がおすすめです。

「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」では、1着31,900円(税込)からオーダースーツが作れます。

スーツ専門スタッフが相談に乗ってくれるため、結婚式用にどのようなスーツにすべきかわからない方も安心です。ぜひ一度お近くの洋服の青山の店舗へご相談ください。

7. まとめ

ゲストが結婚式で着用するスーツには、ブラックスーツやダークスーツ、ディレクターズスーツがあります。

格式高い結婚式ではディレクターズスーツやブラックスーツ、カジュアルな結婚式ではダークスーツといったように、会場や雰囲気に合わせてスーツを選びましょう。

着用するにあたっては、新郎や新婦よりも目立ちすぎる色や柄を取り入れたコーディネートを避けることや、カジュアルすぎる着こなしとならないことが重要です。

着こなしのマナーを守りつつ、淡い色のネクタイやポケットチーフなどで華やかさをプラスすることで、結婚式のお祝いムードにふさわしいコーディネートを目指しましょう。

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