オックスフォードシャツとは?種類・特徴・おすすめコーデを徹底解説!
2025.12.22

この記事の所要時間:約8分
オンでもオフでも着まわせるオックスフォードシャツは、実はビジネスシーンにぴったりのアイテム。
しかし実際は、『オックスフォード』が何を意味するのかよくわからないまま着ている方もいるかもしれません。
今回は、オックスフォードシャツの由来、ワイシャツとの違い、選ぶときのポイントなどを詳しくご紹介します。種類ごとの特徴やおすすめコーデもまとめているので、参考にしてみてください。
1. オックスフォードシャツとは?

まずは、オックスフォードシャツの基礎知識を見てみましょう。
- オックスフォードシャツの意味・由来
- 他のシャツとの違い
1-1. オックスフォードシャツの意味・由来

オックスフォードシャツは、ビジネス用のシャツのなかでも、より丈夫で厚みがあるカジュアルな素材を使ったシャツです。
形はワイシャツと同じですが、見た目や肌触りに違いがあります。
オンでもオフでも着られる清涼感とカジュアルさが人気で、老若男女を問わず親しみやすさが特徴です。
オックスフォードシャツの名前は、イギリスの名門大学であるオックスフォード大学に由来しています。スコットランドの紡績会社が、世界的に有名な名門大学の名前を使って19世紀に生地を売り出したことがきっかけです。
襟型はボタンダウンが一般的で、1枚で着ても襟がよれず、カッコよくきまります。
1-2.他のシャツとの違い


オックスフォードシャツは、「オックスフォードクロス」という太めの糸を交差させた生地で作られており、厚みとハリがあることが特徴です。
一般的なワイシャツが滑らかで光沢のある「ブロードクロス」生地を使っているのに対し、オックスフォードはマットでざっくりとした質感。ビジネス用のきちんと感よりも、ややカジュアルな印象になります。
同じくシャツ生地として使われるポプリンは、ブロードに似ていますがやや軽く薄手で、春夏のビジネスシーン向きです。一方、ツイル(綾織)は斜めに織り目が出る生地で、オックスフォードより柔らかく光沢があり、フォーマル寄りの印象になります。
2.オックスフォードシャツの種類

オックスフォードシャツと一口に言っても、織りの細かさや光沢感によって複数のタイプがあります。ここでは、代表的な3種類をご紹介します。それぞれの特徴を理解して、TPOに合わせた着こなしを楽しんでみましょう。
- オックスフォード
- ピンポイントオックスフォード
- ロイヤルオックスフォード
2-1. オックスフォード
オックスフォードは、標準的な20〜40番手の糸で織った生地を使用したタイプのこと。
縦と横に2本ずつ糸を引き揃えた平織りの生地で、日本では『斜子織(ななこおり)』と呼ばれることもあります。
オックスフォードはワイシャツに採用されているブロードクロスと比べて厚く丈夫な点が魅力。柔らかな質感と通気性のよさがあり、快適な着心地です。光沢感は控えめでありながら織り目がはっきりしており、見た目はややカジュアルな印象になります。
オフィスカジュアルやプライベートでの普段使いなどにおすすめです。
2-2.ピンポイントオックスフォード
ピンポイントオックスフォードは、オックスフォードより細い糸で作られています。80〜100番手の細い糸を使っており、織り目が目立ちにくい点が特徴です。
なめらかな風合いと適度な光沢で、スタンダードなオックスフォードより高級感のある装いに仕上がります。
ビジネス、オフィスカジュアル、ややドレッシーな装いなどにおすすめです。
2-3.ロイヤルオックスフォード
ロイヤルオックスフォードは、3種類のオックスフォードのなかで最も細い120〜140番手の糸が使われています。
生地が薄いためシワになりやすいですが、織り目がほとんど目立たず、柔らかい光沢感が魅力です。
見た目は華やかで、ピンポイントオックスフォードより落ち着きがありドレッシー。
ビジネスシーンやフォーマル寄りの装いなどにおすすめです。
3. オックスフォードシャツの特徴

オックスフォードシャツは、実用性とデザイン性の高さから多くの人に愛され続けています。ここでは、オックスフォードシャツならではの特徴を3つご紹介します。
- 通気性に優れている
- 「シワ」になりにくく、手入れがラク
- 着回ししやすい
3-1. 通気性に優れている
かつてスポーツウェアとして親しまれていたオックスフォードシャツの生地は、たて糸とよこ糸を2本ずつ引き揃えて織る「平織り」の一種。織り目にほどよい隙間があり、通気性が抜群です。
春夏はもちろん、インナーやアウター次第で秋冬まで快適に着回せる万能シャツ。汗をかきやすい季節でもムレにくく、1日中サラッとした着心地が続きます。
3-2. 「シワ」になりにくく、手入れがラク
オックスフォードシャツはもともとポロ競技に使われていたスポーツウェアです。縦と横で糸が2本ずつ引いてある平織り生地は一般的なシャツより厚みがあり、丈夫なつくりになっています。
洗濯後もアイロンなしで着られるものが多く、忙しい朝にも便利。扱いやすさという点でも、日常使いにぴったりの1枚です。
3-3.着回ししやすい
程よくカジュアルでありながらきちんと感も備えたオックスフォードシャツは、オン・オフ問わず幅広く活躍します。
スラックスやジャケットに合わせてビジネスカジュアルに。デニムやチノパンと合わせれば、休日のラフなスタイルにもぴったりです。ボタンダウン仕様なら襟元がよれにくく、1枚でもサマになるのも魅力のひとつ。
着こなし次第で印象を自在に変えられる万能アイテムです。
4. オックスフォードシャツを使ったおすすめコーデ

ここからは、オックスフォードシャツを使ったおすすめコーデをご紹介します。着こなしに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
- クレストタイを合わせたビジカジコーデ
- 紺ブレ×ボタンダウンシャツのフレッシュコーデ
- カジュアルデニムコーデ
4-1.クレストタイを合わせたビジカジコーデ
クラシカルなクレストタイを、オックスフォードシャツと合わせたビジカジスタイル。
スーツやジャケットに合わせても堅すぎず、程よいカジュアル感を演出できるのが魅力です。シャツはボタンダウンタイプを選ぶことで襟元がきれいにキープされ、Vゾーンが自然とまとまります。足元はスニーカーを合わせて抜け感を出せば、ビジネスからオフスタイルまで幅広く対応可能。きちんと感とリラックス感を両立したい方におすすめです。
4-2.紺ブレ×ボタンダウンシャツのフレッシュコーデ
フレッシャーズにもおすすめの、王道きれいめスタイル。
ネイビーブレザーとボタンダウンのオックスフォードシャツを合わせた、清潔感あふれるコーディネートです。シンプルな組み合わせながら、レジメンタルタイやドレスカーゴパンツなどでさりげないこだわりをプラスしました。
4-3.カジュアルデニムコーデ
ライトカラーのオックスフォードシャツを、ブラックデニムやチノパンと合わせるカジュアルコーデ。シャツのきちんと感とデニムのラフさが絶妙にマッチして、休日やオフィスカジュアルにも対応できます。
ブラウンのベルトやシューズを取り入れることで、品格ある大人の装いに。肌寒い季節にはカーディガンやテーラードジャケットを羽織るのもおすすめです。
5. オックスフォードシャツなら洋服の青山!
オックスフォードシャツをお探しなら、「洋服の青山」がおすすめ!快適に着用できて「きちんと見え」も叶うアイテムが豊富に揃っています。
オックスフォードシャツはもちろん、スーツやボトムス、羽織りものまで幅広く選べるのもポイント。通気性のよい素材や丸洗いできるアイテムなど、うれしい機能が備わった服が多いのも魅力です。サイズ展開も幅広く、自分にぴったりの一着を見つけられるので、ぜひチェックしてみてください。
6. オックスフォードシャツに関するよくある質問
最後に、オックスフォードシャツに関するよくある質問をまとめました。
Q1. オックスフォードシャツはアイロン不要?
Q2. オックスフォードシャツはタックインが必須?
Q3. オックスフォードシャツはいつ着る?
Q1. オックスフォードシャツはアイロン不要?
素材や加工によって異なりますが、一般的なワイシャツよりもシワが目立ちにくいものが多いです。特に近年は「ノンアイロン」や「形態安定」加工が施されたオックスフォードシャツも多く、洗って干すだけでシワが目立ちにくくなるタイプもたくさんあります。
Q2. オックスフォードシャツはタックインが必須?
着用シーンやスタイルによって使い分けましょう。ビジネスシーンやジャケットを羽織るスタイルでは、シャツをタックインするのもおすすめ。ウエスト周りがすっきり見え、きちんと感が引き立ちます。カジュアルスタイルやオフの日の着こなしでは、裾を出したまま着ても問題ないでしょう。
Q3. オックスフォードシャツはいつ着る?
オックスフォードシャツは、通年着用できる万能アイテムです。春・秋は1枚で、冬はインナーとして、夏は薄手のタイプを選ぶなど、季節ごとに工夫すれば快適に着られます。

7. オックスフォードシャツでビジネスのおしゃれをもっと楽しもう!

オックスフォードシャツは、カジュアルな風合いときちんと感を両立できる万能アイテム。シーンを問わず活躍し、季節ごとのコーデにも取り入れやすいのが魅力です。ボタンダウンなどの定番からバンドカラーなどのトレンドデザインまで、好みに合わせて選べることもポイント。着こなしやサイズ感にこだわれば、1枚でも主役になるアイテムです。ぜひオックスフォードシャツを取り入れて、毎日のおしゃれを楽しんでみてください。








