スーツにブーツは合う?マナーやコーデの注意点を紹介

2023.10.05

ビジネス

スーツにブーツは合う?マナーやコーデの注意点を紹介

この記事の所要時間:約6分

カジュアルなイメージが強いブーツ。

「フォーマルなスーツスタイルにブーツは合わないのでは?」と感じる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、スーツにブーツを合わせる際のマナーや注意点、コーディネートのポイントをお伝えします。

色味やデザインに配慮すれば、紳士服ならではのあか抜けた凛々しい印象を与えられます。

1.スーツにブーツはマナー違反にならない?

スーツにブーツを合わせること自体はマナー違反ではありません。

ただし、業種や業務内容によっては礼節に欠けた印象を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。

例えば、ファッションやアパレル関係のお仕事であれば足元までコーディネートに配慮していることで好印象を持たれる可能性が高いですが、営業やお客さま対応がメインとなるビジネスパーソンの方がブーツを履いていた場合、マナーがなっていないマイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。

同じビジネスシーンでも、業種や業務内容により向き不向きがあるため、オフィスのルールに見合った選択チョイス を心がける必要があります。

2.スーツにブーツを組み合わせるメリットは?

おしゃれはもちろん、機能性も高いといわれるブーツ。

スーツと合わせる際のメリットをご紹介します。

2-1.雨や寒さを軽減できる

メリットの1つ目は、雨や寒さを軽減してくれる点です。

足首の上まで高さのあるブーツは、足首から伝わる冷えや、雨や雪などによる水濡れを防ぎます。

もともとブーツは、狩りや漁が盛んな中世の時代から、保温性や耐水性に優れた実用性のあるシューズとして愛用されていました。

現代でもその機能性を維持し、撥水加工を施されたシューズも販売され、進化しています。

寒さが厳しい秋や冬はもちろん、雨の多い梅雨の時期にも活躍します。

2-2.おしゃれを演出できる

メリットの2つ目は、さりげないおしゃれを演出できる点です。

スーツにはビジネスシューズを合わせる方が多い中、ブーツを合わせることで周囲との差別化を図り、洗練されたファッションセンス をアピールできます。

また、足元はコーディネートの最後に目のいくポイントといわれますが、足元のコーディネートに配慮していれば、細かな気配りができる方という印象を与えることも可能です。

スーツやネクタイなどで、わかりやすい変化をつけることが苦手な方にも取り入れやすいコーディネートです。

3.スーツにブーツを合わせるときの注意点は?

機能性も高く、コーディネートに華を添えるブーツスタイル。

一方で、スーツにブーツを合わせる際にはいくつか注意点があります。

その注意点や、着用が望ましくないシーンを詳しくご紹介します。

3-1.ブラックやブラウンなどの色にする

ブラックのブーツ
ブラウンのブーツ

ブーツの色味は、ブラックやブラウンなどの落ち着きのあるカラーを選択しましょう。

ブラックやブラウンを選べば、カジュアルなイメージの強いブーツもフォーマルな印象に変わります。

足元に色味のあるシューズを合わせてしまうと、全体のバランスが崩れ、落ち着きのない印象を与えてしまいます。

ブーツはもともと華のあるシューズのため、目立った色味は特に品のない印象となっていまいます。

落ち着きや品のある色味で、さりげないおしゃれを演出しましょう。

3-2.落ち着いたデザインのブーツにする

デザインも色味の選択と同様、落ち着きのある雰囲気のものをおすすめします。

ビジネスシューズや一般的な革靴はくるぶしの下までの高さですが、ブーツはくるぶし以上の高さがあるため、存在感があります。

そのため、バランスを保つためにも装飾は控えめなものを選択しましょう。

特にビジネスシーンでは、スーツにはビジネスシューズを合わせる方がほとんどです。

そのため、過度な装飾が施されたブーツは目立ち過ぎてしまい、落ち着きのない印象を与えてしまいます。

サイドゴアやレースアップなどのシンプルで品のあるものを選び、印象的でありながらも落ち着きのある雰囲気を演出しましょう。

おすすめアイテム

3-3.冠婚葬祭などフォーマルな場で避ける

スーツにブーツのコーディネートは、冠婚葬祭では避けるべきです。

婚礼や祭典、法事など、普段と異なるマナーが問われるシーンでは、より礼節に正しく、慎ましい装いが望まれます。

そのため、おしゃれを最優先するのではなく、マナーや礼儀作法に配慮し、シーンに適したビジネスシューズやフォーマルなシューズを選択しましょう。

特に、お悔やみを伝える葬儀や法事のシーンでは、ストレートチップのようなフォーマルなシーンに適切なシューズを着用しましょう。

ストレートチップの詳細については、ぜひ以下の記事をご参照ください。

関連記事:革靴のストレートチップとは?革靴についての知識を深めよう

4.スーツに合うおすすめのブーツ・コーデを紹介

ブーツにはさまざまなデザインや種類があります。スーツに合うブーツとは、どのようなものなのでしょうか。

最後に、ブーツの特徴とともに、コーディネートのポイントや着用におすすめのシーンをご紹介します。

4-1.チャッカブーツ

チャッカブーツ1
チャッカブーツ2

チャッカブーツとは、紐の穴が2〜3組程度施されたショートブーツを指します。

ドレスシューズよりも簡易的な作りで気軽に履くことができ、シンプルでありつつ上品さも持ち合わせている点が特徴です。

普段のコーディネートにはもちろん、ビジネスシーンにも活用できます。

硬い印象のあるスーツですが、足元にチャッカブーツを合わせることで、親しみやすく柔らかい印象を与えることができます。

4-2.サイドゴアブーツ

サイドゴアブーツ1
サイドゴアブーツ2

サイドゴアブーツは、ブーツの履き口の両サイドに伸縮性のある生地を配したブーツです。

着脱がしやすく、紐や留め具がなくても足にフィットする形が特徴です。

サイドゴアブーツは一見カジュアルで、ワークブーツの仲間と思われがちですが、実はフォーマルシューズとして作られたものです。

そのため、アウトソールの形が滑らかで、つま先のデザインが細身のものを合わせることで、フォーマルなシーンにも華を添える上品なコーディネートに仕上がります。

4-3.レースアップブーツ

レースアップブーツ

レースアップブーツとは、シューズのように紐を交互に編み上げたブーツを指します。

一般的に認知されているビジネスシューズや甲側で靴紐を結ぶ革靴の仲間ですが、くるぶし以上の高さがある点が特徴です。

スーツに合わせることで、男性らしく凛々しい、ハンサムな印象を与えてくれます。

カジュアルダウンしたい場合にも、周囲と差をつけたいフォーマルなドレスアップシーンでも、印象的なおしゃれコーディネートに仕上がります。

5.まとめ

スーツにブーツのスタイルは一見マナー違反のように感じられるかもしれませんが、選び方やコーディネートを工夫すれば、紳士服ならではの雰囲気をおしゃれに演出するスタイルの1つともなりますです。

ここでご紹介したマナーやコーディネートの注意点を参考にしながら、ぜひスーツを合わせたブーツのコーディネートスーツ×ブーツ に挑戦してみてください。

人気記事

この記事をシェアする
スーツにブーツは合う?マナーやコーデの注意点を紹介

この記事が気に入ったらいいね!をして
最新記事をチェックしよう!