子連れで結婚式に出席できる?服装マナーや子どものご祝儀についても解説

2025.10.20

お祝い事

この記事の所要時間:約7分

小さなお子さんがいる方が結婚式に招待された場合、「子供を連れて参加してよいのかな?」と悩んでしまうことがあるかもしれません。

シチュエーションによっては、マナーを守って子供連れで参列することは可能です。

この記事では、子連れで結婚式に参列する際のマナーやご祝儀の包み方を解説します。

1. 子どもを結婚式に連れて行っても大丈夫?

一般的に、親族以外の結婚式に子連れで出席するのは控えたほうがよいとされています。ただし、招待状に子どもの名前がある場合や直接招待してもらえた場合は子連れで参列しても問題ありません。

1-1.招待がない場合

招待状に子どもの名前がない場合は、子どもを連れて参列しても大丈夫か新郎新婦に直接確認しましょう。連絡なしで連れて行くと、席が用意されておらず、式場のスタッフも困ってしまいます。新郎新婦にも迷惑をかけてしまう可能性が高いため注意してください。

1-2.子連れ出席が難しそうな場合

子連れでの参列が難しそうな場合は、自分が結婚式に参列している間、子どもを預けられる方を確保しておきましょう。パートナーや両親にお願いできない場合は、託児サービスやベビーシッターを利用する方法もあります。 子供を預けるのがどうしても難しい場合は、その理由を添えて新郎新婦に欠席の連絡をしましょう。

2. 子連れの結婚式で事前にすること


子連れで結婚式に参列する場合は、前もってやっておくべきことがあります。以下の3つを事前に確認しておきましょう。

2-1.子どものアレルギーの連絡

卵や牛乳など、子どもが食物アレルギーをもっている場合、招待された時点でその旨を新郎新婦に伝えましょう。式場によっては低アレルゲンメニューを用意してくれる場合もあります。

招待状に食物アレルギーの有無を記載する欄がある場合は、どの食材のアレルギーがあるのかわかりやすく記載します。招待状に記載した場合も、新郎新婦に別途メールか口頭で直接伝えておくと安心です。 なお、お祝い事に終止符を打たないという意味から、招待状に記載する文章には句読点をつけないのがマナーです。

2-2.席順の相談

小さい子どもは、暗い場所や慣れない環境だと泣いてしまうこともあります。式中に泣き出してしまった場合に対処できるよう、入口付近の席にしてもらえないか、新郎新婦に相談してみましょう。

2-3.子どもの衣装や靴を慣れさせる

結婚式では、小さな子どもであってもきちんとした服装をすることになります。ジャケットやワンピースを初めて着るケースもあるでしょうが、慣れない衣装や靴を身に着けることは、子どもがぐずってしまう原因にもなります。衣装は早めに用意し、子供が慣れるよう結婚式までに数回着用させておくと安心です。

3. 子連れの結婚式での服装マナー

子連れで結婚式に参列する場合は、親子それぞれどのような服装を選べばよいのでしょうか。ママ・パパの服装マナーや子どもの服装について解説します。

3-1.ママの服装マナー

白い衣装を避けたり、露出を控えたりするなど、一般的な結婚式のマナーを守ったうえで、動きやすい服・パンプスを選ぶのがおすすめです。シワになりにくい素材や着崩れしにくいデザインなら、子どものお世話もしやすいでしょう。

汚れが目立ちやすい色を避けるのもポイントです。授乳のあるママは前開きタイプのワンピースを選ぶとよいでしょう。

結婚式のゲストの服装マナーをおさらいしたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

>>【結婚式】女性ゲストの服装選びは?気をつけたいマナーやその他の持ち物について解説」

3-2.パパの服装マナー

礼服の種類と特徴

男性ゲストはスーツを着用して参列するのが一般的なマナーです。子連れの際もマナーに従った服装を心がけましょう。

結婚式の一般的な服装マナーについておさらいしたい方は以下の記事も参考にしてください。

>>【結婚式】男性ゲストの服装マナーと着こなしのポイントを徹底解説!

3-3.子どもの服装マナー

白い服や毛皮、レザーを避けるなど、基本的には大人のマナーに準じた服装で問題ありません。ただし、フラワーガールやリングガールなどの役目を任された場合は、例外として白いドレスやタキシードを着用しても問題ありません。 また、披露宴が終わったあとは普段着に着替えられるよう、着替えを持っていくと快適に過ごせるしょう。

4. 子どものご祝儀はどうする?

まとめ

子連れで結婚式に参列する場合はご祝儀のマナーが変わります。一般的には、自分のご祝儀に金額を上乗せするか、ご祝儀の代わりにプレゼントを渡すのがマナーです。

ここでは、子連れで参列した場合のご祝儀の相場や注意点について解説します。

4-1.子どものご祝儀の相場

子連れで参列する場合、自分のご祝儀に子供分の金額を足して包むのがマナーです。子ども分のご祝儀の金額の目安は下記となります。

  • 料理なしの場合:0〜3,000円
  • お子様ランチの場合:5,000円〜1万円
  • ミニコースの場合:1万円〜1万5,000円
  • 大人と同じ料理の場合:1万5,000円〜2万円

4-2.金額に注意

ご祝儀の金額は多ければよい訳ではありません。割り切れる金額(偶数)や、4、9のつく金額は避けるのがマナーです。また1,000円単位の端数の金額もNGとされています。子どものご祝儀分の金額を上乗せしたときの合計額が上記の金額になった場合、少し多めに包むか、自分と子どものお祝儀袋を分けるなどの対応をしましょう。お祝儀の代わりにプレゼントを渡すのもおすすめです。

4-3.プレゼントを渡す場合

お祝儀の代わりにプレゼントを渡すのもおすすめです。しかし、結婚式当日だと新郎新婦の荷物になってしまうため避けたほうがよいでしょう。結婚式の前後に渡すようにしましょう。

5. ご祝儀の包み方

ご祝儀を包む際には、ご祝儀袋に名前を書かなくてはいけません。名前は招待状の宛名に合わせて書きますが、招待状に子どもの名前も書かれていた場合は、それと同じように子どもの名前まで記載しましょう。「ご家族様」と書かれていた場合は代表者の名前だけを書きます。

連名で書く場合苗字を真ん中に記し、その下に家族の名前を書いていきます。ただし、子どものご祝儀を包まずプレゼントを渡す場合は、子どもの名前は記載しなくてもOKです。

以下の記事では、招待状とご祝儀袋の正しい返事の仕方・書き方のマナーを紹介しています。

>>【結婚式のマナー】招待状・ご祝儀袋の書き方とマナーを紹介

6. 子連れの結婚式であると便利な持ち物

子連れの結婚式では、結婚式中に子どもが快適に過ごせるアイテムや飽きさせないアイテムを持っていくと安心です。

●   ミルクセット

●   おむつセット(おむつ・お尻拭き・ビニール袋)

●   食事セット(離乳食・エプロン・スプーンなど)

●   子ども用のおやつやジュース

●   絵本や塗り絵、お絵かきセットなど

●   着替え

●   ウェットティッシュ

●   タオル・ガーゼ

これらは結婚式の場ではすぐに用意するのが難しいため、事前に準備をしておきましょう。

7. 子連れでの結婚式参列のマナー

【男性・女性】ドレスコードとは?意味・種類やコーデを紹介

通常の結婚式のマナー以外にも、子どもと参列する場合に気をつけたいマナーがあります。特に気をつけたい2つのポイントをご紹介します。

7-1.会場内のトイレや休憩室を確認する

慣れない結婚式の場で緊張してしまった子どもが式中にトイレにいきたくなってしまうかもしれません。スムーズに連れて行けるよう、式が始まる前に会場内のどこにトイレがあるのか確認しておきましょう。

赤ちゃん連れの場合は、子どもの機嫌に合わせて休憩室やトイレにすぐに移動できると安心です。休憩室の場所もあわせて確認しておくとよいでしょう。

7-2.同席者に挨拶をする

式の最中に子どもがぐずってしまったり、食べ物をこぼしてしまったりするハプニングが起きてしまう可能性もあります。子どもが周囲に迷惑をかけてしまったときに印象を悪くしないよう、特に近くの席に座る方たちには事前に挨拶をしておくと、いざというときに協力してもらえる可能性もあり安心です。

8. マナーと配慮を忘れず、子どもとの素敵な思い出にしましょう

子連れで結婚式に参加するのは大変なこともありますが、楽しく過ごせれば素敵な1日になります。子どもと一緒に新郎新婦の幸せを祝えば、子どもにとってもよい経験になるはずです。

周囲への配慮を忘れず、マナーをしっかり守って、子連れの結婚式を素敵な思い出にしましょう。

ハレの日に、最高の一着をかりよう。

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