アパレル業界は、衣服や服飾雑貨の企画・製造・販売を担う業界です。素材開発から店舗運営まで幅広い工程が関わっており、販売員やデザイナー、バイヤーなど、さまざまな職種が存在します。
近年では、サステナビリティやEC(Electronic Commerce:電子商取引) 化、ジェンダーレスデザインの広がりなど、業界を取り巻く環境も大きく変化しています。アパレル業界を目指す方にとっては、こうした現状を含む基本情報を理解しておくことが大切です。
この記事では、アパレル業界の基本情報、構造、市場の現状と将来性まで詳しく解説します。各職種の仕事内容や向いている人の特徴も紹介していますので、業界研究やキャリア選択の参考にしてみてください。
この記事でわかること
- アパレルとファッションはどちらも服装に関する言葉だが、意味や語源に違いがある
- 現状のアパレル業界は、コロナ禍による落ち込みから徐々に回復傾向にある
- アパレル業界ではEC化率が上昇傾向にあり、実店舗と融合した販売スタイルが広がっている
アパレル業界とは?基本情報
アパレル業界とは、洋服や服飾雑貨を企画・製造・販売する業界のことです。アパレル業界は、繊維などの素材開発から商品デザイン、製造、物流、店舗運営まで、幅広い工程が関わっています。
アパレルとファッションの違い
「アパレル」は、衣料品全般(特に既製服)を指します。語源はラテン語の「apparare(アパラーレ)/準備する」から来ており、「儀式などに参加するために正装を用意する」という意味を持ちます。
そこから英語の「apparel(アパレル)」に派生して、「衣服そのもの」を指す言葉として使われるようになりました。日本では既製服やそれを扱う業界・職種を指して、「アパレル企業」や「アパレル販売員」と呼ぶことが一般的です。
同じく衣服を指す言葉に「ファッション」がありますが、ファッションはより広い意味を持ちます。例えば、髪型・シューズ・アクセサリーのコーディネート、さらにはインテリアや音楽、ライフスタイル全体を含むこともあります。
「アパレル=衣料品・既製服を中心とした産業や職種」「ファッション=流行やスタイル、ライフスタイルを含む広い概念」と考えると、違いがわかりやすいでしょう。
アパレル業界の市場規模
アパレル業界は、日本国内においても大規模な市場を持つ産業です。矢野経済研究所の「国内アパレル市場に関する調査を実施(2024年)」によると、2023年のアパレル総小売市場規模は8兆3,564億円でした。前年比は103.7%となり、コロナ禍による落ち込みから回復傾向にあることがわかります。特に、百貨店や専門店など実店舗の売上回復が顕著に現れています。
また、経済産業省が2024年に発表した「令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、BtoC(企業から消費者への取引)の衣類・服装雑貨の市場規模は2兆6,712億円で、前年比4.76%となりました。スマートフォンによる購買が一般化したことで、EC化率も年々上昇しています。
さらに、「Fortune Business Insights(フォーチュン・ビジネス・インサイト)」の調査では、グローバルアパレル市場は、2024年の1,749.67億米ドルから2032年には2,307.04億米ドルへと成長すると予測されています。
アパレル業界の現状・課題
アパレル業界の現状や課題についても詳しく見ていきましょう。
- サステナビリティの拡大
- サーキュラーデザインへの転換
- ECと実店舗の融合
- 高価格帯商品の需要増加
- D2CやP2Cなどのビジネスモデルの増加
- ジェンダーレスデザインの台頭
- 販売職の人手不足、若年層の定着率低下への対応
サステナビリティの拡大
近年は、衣料品を選ぶ際に「環境に配慮して作られているか」といったサステナビリティの観点を重視する人が増えている傾向にあります。オーガニックコットンやリサイクル素材を使った製品、再生ポリエステルを活用した商品などが拡大しており、製造過程で二酸化炭素排出を抑える取り組みや、廃棄ロスを減らすためのサプライチェーンの見直しも進んでいます。
サーキュラーデザインへの転換
サーキュラーデザイン(循環型デザイン)とは、使い捨てを前提とせず、資源を何度も循環させる考え方です。素材選びから製造、販売後の回収・再利用までを一体として設計する取り組みで、欧米を中心に国内外のアパレルブランドが導入を進めています。
これまでのような大量生産・大量廃棄のモデルから転換し、「長く使える」「再活用できる」設計が商品開発の前提になることで、今後のアパレル業界のトレンドや企業戦略も大きく変わる可能性があります。
ECと実店舗の融合
コロナ禍以降にECの利用が急増したことから、「ネットで注文→店舗で受け取り」「店舗で試着→ネットで購入」など、オンラインとオフラインを組み合わせた販売方法が広がっています。
実店舗は試着や対面接客に強みがあり、ECは利便性や豊富な品揃えが魅力です。両者をあわせて、より快適な購買体験につなげることが今後も重要になるでしょう。
高価格帯商品の需要増加
アパレル業界では、大量生産・低価格の商品だけでなく、高品質で長く使える商品へのニーズも高まっています。実際に、矢野経済研究所の「国内アパレル市場に関する調査(2024年)」でも、新たに登場するブランドは、既存ブランドよりも価格帯が高めのケースが多いとされています。
伝統的な職人技を活かした商品や、サステナブルな製造工程にこだわったアイテム、数量限定のコレクションなど、物語性や独自性に価値を感じる人が増えていることも背景のひとつです。「一着を大切に長く着る」という意識の広がりにより、ブランドごとの個性や立ち位置がより重要になっているのでしょう。
D2CやP2Cなどのビジネスモデルの増加
D2C(Direct to Consumer)とは、メーカーやブランドが中間業者を通さず、自社のECサイトなどで消費者に直接商品を届けるビジネスモデルのことです。SNSの普及により、比較的小規模なブランドでも認知度を高めやすくなっています。
また、P2C(Person to Consumer)は、影響力のある個人が自分のブランドを立ち上げ、ファンに向けて直接商品を販売するビジネスモデルです。インフルエンサーやクリエイターなどが発信力を活かしてフォロワーに提供する、新たな販売スタイルとして注目されています。
ジェンダーレスデザインの台頭
これまで「メンズ」「レディース」と分けられていた商品カテゴリーにおいて、性別にとらわれないジェンダーレスデザインが注目されています。体型や年齢、性別に関係なく着用できるアイテムが増えており、誰もが自分らしいスタイルを選べることが重視されている傾向です。
サイズ展開も多様化しており、小柄・高身長・プラスサイズなど、さまざまな体型にあうアイテムが増えています。こうした包摂的な視点を取り入れた商品づくりは、ブランドの社会的評価にもよい影響を与える傾向にあります。
販売職の人手不足、若年層の定着率低下への対応
アパレル業界では、販売職を中心に人手不足が続いており、若年層の早期離職が課題となっています。
その理由としては、給与水準や休日取得の難しさ、繁忙期の長時間労働、キャリアの見通しが立てにくさなどが挙げられます。各企業では、研修制度や評価制度の見直し、時短勤務や柔軟なシフト制度、早期の店長登用といった定着率改善に向けた取り組みを進めています。
また、テクノロジーの活用で在庫管理やレジ業務などの接客以外の業務を効率化し、接客に集中できる環境を整える動きも広がっています。
アパレル業界の将来性
「アパレル業界の市場規模」の章で説明したように、グローバルアパレル市場の規模は、2024年の1,749.67億米ドルから2032年には2,307.04億米ドルに拡大すると予測されています。このことからも、アパレル業界には一定の将来性があると考えられます。
アパレル業界では、価格競争や市場の変化といった課題を抱えつつも、新しい価値やビジネスモデルが次々に登場しています。コロナ禍をきっかけに消費者の購買行動が変化し、EC市場が大きく成長しました。近年は、スマートフォンアプリやSNSを活用した販売、AIによる商品提案、AR・VRを使ったオンライン試着など、デジタル技術を取り入れたサービスが急速に広がっています。
原材料費の上昇による低価格競争や人材不足などの課題もありますが、デジタルの活用やサステナブル対応に積極的なブランドは業績を伸ばしており、業界全体としても徐々に回復基調にあります。
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アパレル業界の構造
アパレル業界では、3つの領域に分けられます。

さらに、衣服が私たちの手元に届くまでの流れを「川の流れ」にたとえて、「川上(製造)→川中(卸・流通)→川下(小売・販売)」のように整理されることがあります。
それぞれの役割や該当する業種について、詳しく見ていきましょう。
【川上】製造
川上は、服づくりのスタート地点である原材料や生地の生産を担う工程です。商品の品質や独自性を支える土台となる部分であり、国内外にはさまざまな企業が存在します。
川上にはおもに「原料・素材を生産するメーカー」と「生地の開発・加工をするメーカー」があります。
原料・素材を生産するメーカー
原料や糸は、最終製品の風合いや機能を決める重要な要素です。おもな企業の種類は次の2つです。
| 繊維・ 原糸メーカー | 綿・麻・ウールなどの天然繊維や、 ポリエステルやナイロンなどの 化学繊維を生産する |
| 紡績会社 | 繊維をよりあわせて 糸をつくる工程を担当する |
生地の開発・加工をするメーカー
糸を布に仕立て、さらに加工を施して生地を完成させる工程です。代表的な企業の種類は次のとおりです。
| 織布メーカー 編みメーカー | ・糸を織ったり編んだりして 生地をつくる企業 ・織物はシャツやスーツ、編物は カットソーやセーターに使われる |
| テキスタイル メーカー | ・染色・プリント・風合い加工を施し、 生地に独自性を加える |
| テキスタイル コンバーター | ・生地の在庫管理や企画提案を行う ・アパレル企業に素材を提案する役割を担う |
【川中】卸・流通
川中は、川上でつくられた生地をもとに商品を製造し、流通させる工程です。商品が実際に衣服として形になる重要な過程を担います。
縫製・服飾雑貨メーカー
縫製メーカーは、生地を裁断・縫製し、完成品に仕立てる役割を担います。大量生産に対応する大規模工場から、少量生産に特化したブランド向け工場まで、企業の規模や形態はさまざまです。
服飾雑貨メーカーでは、バッグやベルトなどの雑貨類を専門に手がけます。ブランドから依頼を受けて製造を行うOEMを請け負うケースもあります。
OEM・ODM
アパレル製品の多くは、専門メーカーがブランドからの受託を受けて生産しています。これをOEMやODMといいます。
OEM(Original Equipment Manufacturer)は、ブランドがデザインや仕様を決定し、メーカーがそのとおりに製造するモデルです。一方、ODM(Original Design Manufacturer)は、メーカーがデザインを提案し、ブランドは最終的な承認だけを行うモデルです。
商社・卸
商社は、海外との輸出入、原料の調達、品質管理などを担います。おもに総合商社や繊維専門商社が担当します。卸業者は、複数ブランドの商品を仕入れて小売店に供給し、販売を支援する仕組みです。
【川下】小売・販売
川下は、完成した商品を消費者の手に届ける工程です。ブランドの世界観を直接伝える場であり、企業にとっても顧客との重要な接点となります。大きく分けて「店舗」と「EC・通販」の2種類があります。
店舗
実店舗の代表例としては、「百貨店」「量販店」「専門店・セレクトショップ」などがあります。それぞれの特徴は次のとおりです。
| 百貨店 | ・多くのブランドを集める ・高級層を含め幅広い層に商品を提供する |
| 量販店 | ・大量仕入れと低価格販売を特徴とする |
| 専門店・ セレクトショップ | ・ブランドの世界観を重視し、接客を通じて ファンとの関係を築くことに力を入れている |
EC・通販
EC(ネット販売)では、ブランドの公式オンラインショップやモールを通じて商品を提供します。近年は、InstagramやLINEといったSNSと連携し、情報発信と購買を一体化させるモデルも広がっています。
アパレル業界のおもな職種と仕事内容
アパレル業界には、次のような職種があります。
それぞれの仕事内容について、詳しく見ていきましょう。
販売員
販売員は、店舗で接客や販売を担当する仕事です。お客様の好みや悩みを聞きながら、ぴったりの商品を提案します。ブランドの顔として、直接お客様と関わりつつ、商品ディスプレイや在庫管理、レジ対応などの業務も担当します。
向いている人
- 人と話すことが好き
- 相手に寄り添った提案ができる
- ブランドの魅力を伝えたい気持ちが強い
エリアマネージャー・ショップマネージャー
ショップマネージャーは店舗運営の責任者で、売上管理、スタッフの育成、接客品質の向上などを担う仕事です。複数の店舗を統括するエリアマネージャーは、販売戦略や運営改善に取り組みます。いずれもマネジメント力や数値管理のスキルが必要とされます。
向いている人
- チームをまとめるのが得意
- 数字や目標達成にやりがいを感じる
企画・デザイナー
企画・デザイナーは、商品コンセプトやデザインを考え、形にする仕事です。デザイナーは、トレンドやブランドの世界観をもとに衣服や雑貨をデザインし、サンプルの製作にも関わります。企画担当はシーズンごとのテーマやアイテム構成を考え、売れるラインナップを設計します。
向いている人
- トレンドやものづくりが好き
- アイデアを形にするのが得意
マーチャンダイザー(MD)
MDは、商品の企画から販売までのすべての工程を管理する責任者であり、商品全体の戦略を担うポジションです。販売計画、予算管理、在庫調整などを通じて売上目標の達成を目指すため、調整力や数字管理が必要になります。企画・営業・生産管理などと連携しながら、全体の流れを調整していく仕事です。
向いている人
- 計画や数字を扱うのが得意
- 論理的に考えられる
バイヤー
バイヤーは、国内外のブランドやメーカーから商品を仕入れる仕事です。市場調査や展示会での情報収集をもとに、自社にあった商品を選定します。適切な価格や数量を判断する力が必要となりますが、自分が仕入れた商品が売上を左右するため、責任と達成感が大きなポジションといえます。
向いている人
- トレンド感度が高い
- 交渉や判断が得意
生産管理
生産管理は、デザインや企画が決まった商品の製造をスムーズに進める仕事です。工場への発注、納期や品質の管理などを通じて、予定どおりに商品を完成させることを目指します。国内外の生産拠点とのやり取りもあり、調整力やスケジュール管理が重要になります。
向いている人
- コツコツ進めるのが得意
- 細かいチェックが得意
広報・マーケティング
広報・マーケティングは、ブランドや商品の魅力を世の中に広める仕事です。SNSや広告、カタログ、プレスリリースなどで情報発信を行い、ブランドの世界観を伝えながら、販売につなげていきます。キャンペーンやイベントの企画・運営にも関わります。情報発信力とトレンド感度が活かせる仕事です。
向いている人
- 情報を発信するのが好き
- トレンドを追うのが得意
管理部門(人事・経理・物流など)
管理部門は、人事・経理・物流といった業務を通じて、企業全体の運営を支える仕事です。人事は採用や研修の運営、経理は資金や帳簿の管理、物流部門は在庫管理や配送の効率化を進めます。業務の幅が広く、専門知識や正確さが必要なポジションです。
向いている人
- 正確さを重視する
- サポート役にやりがいを感じる
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アパレル業界の志望動機例文
アパレル業界の志望動機では、数ある業界のなかでアパレル業界を志望する理由に加え、「なぜこの職種・企業・ブランドなのか」を示すことが重要です。さらに、ファッションやブランドへの関心や、アパレル業界で活かせる経験、入社後のキャリアビジョンを伝えることで、自身の熱意や志望度が伝わりやすくなるでしょう。
ここでは「ファストファッションブランド」と「ハイブランド」の面接で伝える志望動機の例文を紹介します。
ファストファッションブランド
例文
「毎日着たくなる服」という貴社のブランドコンセプトに共感し、志望いたしました。
私は学生時代から、手頃な価格でトレンドを楽しめるファストファッションの魅力にひかれてきました。アルバイトでの接客経験を通じて、お客様が自分らしいスタイルを見つけて笑顔になる瞬間にやりがいを感じました。この経験から、誰もが気軽にファッションを楽しめる環境づくりに携わりたいと考えるようになりました。
貴社は、トレンドをいち早く取り入れながらも、サステナビリティや多様性に配慮した商品展開をしている点に魅力を感じています。店舗を訪れた際、スタッフの方が一人ひとりのお客様に寄り添った提案をしている姿が印象的でした。私もその一員として、幅広いお客様にファッションの楽しさや新しい発見を届けていきたいです。
入社後はまず販売職として接客スキルを磨き、お客様に信頼されるスタッフを目指します。将来的には売場づくりや商品企画にも携わり、より多くの方にファッションの楽しさを発信できる存在になりたいと考えています。
ポイント
- ブランドコンセプトへの共感やリサーチが具体的に示されており、志望度の高さが伝わる
- アルバイト経験を通じて得たやりがいや成長を、自分の将来像や成長意欲に結びつけている
- サステナビリティや多様性への関心、店舗での実体験を交え、企業の強みや魅力を自分の言葉で表現している
ハイブランド
例文
貴社の伝統と革新を大切にする理念に強く共感し、志望いたしました。
私は、特別な一着が人の自信や人生に彩りを与える力を持っていると感じてきました。大学1年からアパレルショップで接客を経験し、お客様に商品の背景やこだわりを伝えることの大切さを学びました。その経験から、ブランドの魅力やストーリーを伝える仕事に携わりたいと考えるようになりました。
貴社は、伝統と革新を両立させたものづくりや、きめ細かい接客を大切にされている点に大きな魅力を感じています。店舗を訪れた際、スタッフの方がブランドの歴史や価値を丁寧に伝えてくださり、商品への理解が深まりました。私もその一員として、お客様に寄り添いながらブランドの価値を伝えていきたいです。
入社後はまず店舗スタッフとして、ブランドの世界観を体現できるスタッフを目指します。将来的には店舗運営やスタッフ育成にも挑戦し、ブランドの魅力をより多くのお客様に伝えられる存在になりたいと考えています。
ポイント
- 企業理念への共感を冒頭で明確に示し、志望度の高さをアピールできている
- 自身の接客経験から学んだことをもとに、ブランドの魅力やストーリーを伝える仕事への意欲を述べている
- 実際に店舗を訪れた体験を交え、企業の接客やブランド価値に触れたうえで、入社後の活躍を目指す姿勢を示している
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アパレル業界の志望動機の書き方!例文・注意点・差がつくコツまで解説【新卒】
アパレル業界の志望動機では、その企業やブランドで働きたい理由を具体的に示すことが大切です。この記事では、アパレルの志望動機で企業担当者が知りたいポイントや志望動機の構成、よりよくするポイント、ジャンル別の志望動機などを紹介しています。
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よくある質問
アパレル業界はどんな業界ですか?
アパレル業界は、衣料品や服飾雑貨を企画・製造・販売する業界です。製造(川上)から小売(川下)まで、さまざまな企業や職種が関わっています。具体的には、企画・デザイン・生産管理・販売など、幅広い仕事があります。トレンドの変化が早く、近年はECやサステナビリティへの対応も重要なテーマになっています。
「アパレル業界とは?基本情報」で詳しく解説しています。アパレル業界の年収はどれくらいですか?
パーソルキャリア株式会社が実施した調査によると、2023年のアパレル・ファッション業界の平均年収は約356万円でした。職種別で見ると、次の3つが特に年収が高いとされています。
- マーケティング:466万円
- MD・バイヤー:462万円
- 営業・店舗開発:460万円
※参考:アパレル・ファッション業界「2023年版 平均年収」を発表|パーソルキャリア株式会社
ただし、実際の年収は企業規模によっても異なります。
アパレル業界が抱えている課題は何ですか?
アパレル業界では、大量生産・大量廃棄による環境負荷が長年の課題となっています。加えて、低価格競争やインフレの影響で収益を確保しにくくなっており、人材不足やデジタル対応の遅れも指摘されています。
アパレル業界で働くのは厳しいですか?
アパレル業界では、売上目標や在庫管理のプレッシャーなど、厳しい一面もあります。販売職の場合は立ち仕事が中心で、繁忙期には残業が発生することもあるため、体力的な厳しさを感じることもあるでしょう。
一方で、服が好き、人と接することが好きな方にとっては、やりがいを感じやすい環境でもあります。ファッションを通じて誰かの気持ちに寄り添えることに魅力を感じる人には、向いている仕事といえるでしょう。