就活の面接後、面接官からフィードバックをもらえることがあります。状況によっては、合否の連絡を受けたあとに、フィードバックをお願いすることも可能です。
ただし、フィードバックをもらえるかどうかは、企業の方針や採用状況などによって異なります。もらえた場合は、丁寧にお礼をしたうえで、今後の就活に活かしていきましょう。
この記事では、面接後にフィードバックをお願いする際のポイントやメール例文、今後の就活への活かし方を解説します。フィードバックがもらえなかった場合に、自分で面接を振り返る方法も紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
この記事でわかること
面接後にフィードバックはもらえる?もらえない?
面接後のフィードバックは、必ずしももらえるものではありません。特に新卒採用では、選考人数の多さや公平性への配慮から、不合格の理由や評価内容を個別に伝えない企業もあります。
フィードバックをお願いしても問題ない場合
次のような場合は、フィードバックをお願いしても問題ないと考えられます。
- 最終面接、またはそれに近い段階まで選考が進んでいた場合
- 面接が一問一答で終わらず、会話のやり取りがあった場合
- 「今後の成長の参考にしたい」など、前向きな目的が明確な場合
このように、選考がある程度進み、採用担当者とコミュニケーションを取れている状況であれば、フィードバックのお願いを前向きに受け止めてもらいやすいでしょう。
ただし、依頼する際は、合否への不満ではなく、次に活かすための学びを求めている姿勢を伝えることが大切です。
フィードバックをお願いしないほうがいい場合
次のような場合は、無理にフィードバックを求めないほうがよいこともあります。
- 書類選考や一次面接で不合格となった場合
- メールで「個別の回答はできない」と明記されている場合
- 企業との接点が最小限で、やり取りがほとんどなかった場合
このような状況では、連絡をしても返信が得られないこともあり、かえって気持ちが落ち込んでしまうかもしれません。
また、フィードバックが得られないからといって、自分の面接が極端によくなかったと考える必要はありません。応募者が多くて対応ができないなど、企業側の都合が考えられるためです。
面接内容を自分で振り返ったり、第三者に相談したりするなど、別の方法で改善点を整理して次の選考に前向きに備えてきましょう。
詳しくは「フィードバックがもらえない場合に自身で面接を振り返る方法」で解説しています。
面接後にフィードバックをお願いするときのポイント
企業の担当者に面接のフィードバックをお願いする場合、業務の合間に時間を割いてもらうことになります。そのため、配慮のある伝え方やタイミングを意識することが大切です。
具体的なポイントは、次の3つです。
不満ではなく「学びたい姿勢」を伝える
フィードバックをお願いするときは「なぜ不合格だったのか知りたい」という気持ちを前面に出さず、今後に活かしたいという目的を明確にすることが大切です。
伝え方によっては、「選考結果に納得できない」と受け取られて、企業側も対応しづらくなるかもしれません。あくまで「次に活かすための参考意見を伺いたい」という姿勢で伝えてみましょう。
依頼するタイミングは結果連絡から早めにする
フィードバックを依頼するタイミングは、不合格の連絡を受けてた当日から翌日中までがおすすめです。時間があきすぎると、担当者が面接内容を詳しく覚えていないことがあるためです。
ただし、結果連絡から20〜30分程度で返信すると「感情的になって連絡している」と受け取られる可能性もあります。面接結果の連絡を受けて、ある程度気持ちの整理がついてから、早めに連絡することを心がけましょう。
簡潔かつ丁寧な文章を心がける
フィードバック依頼の連絡は、長文になりすぎないことがポイントです。「お礼」「依頼の目的」「無理であれば問題ない旨」を簡潔に伝えると、企業側が返信しやすい内容になるでしょう。
面接後にフィードバックを依頼するメール
ここでは、実際に面接後にフィードバックを依頼するメールの例文とポイントを紹介します。
メール例文
件名:選考結果のお礼とフィードバックのお願い(〇〇大学 青山 葵)
◯◯株式会社 人事部 ◯◯▢▢様
いつもお世話になっております。
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科の青山です。
この度は、面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。
また、ご丁寧に選考結果をご連絡いただき、感謝申し上げます。
今回の結果につきましては真摯に受け止めており、
今後の就活に活かしたいと考えております。
差し支えなければ、今回の面接について、
改善の参考となる点やご意見を一言でもお伺いできましたら幸いです。
ご多忙のところ恐れ入りますので、ご対応が難しい場合はご放念ください。
貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
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青山 葵(あおやま あおい)
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科
メールアドレス:aoyama_aoi@xxxx.com
電話番号:000-0000-0000
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ポイント
- 結果を受け止めたうえで、就活に活かしたい姿勢を伝えている
- 「一言でも」「難しい場合はご放念ください」と添えて、企業側への配慮を示している
- 面接の機会や結果連絡への感謝を伝え、最後まで落ち着いた印象でまとめている
フィードバックを受けたあとのお礼メール
面接後にフィードバックをもらった場合は、簡潔なお礼メールを送りましょう。「感謝」と「前向きに受け止めている姿勢」を簡潔に伝えることがポイントです。
メール例文
件名:Re:(返信の際は件名を変更しない)
◯◯株式会社 人事部 ◯◯▢▢様
いつもお世話になっております。
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科の青山です。
この度は、お忙しいなか、貴重なフィードバックをいただき、誠にありがとうございます。
ご指摘いただいた点は真摯に受け止め、今後の就活に活かしてまいります。
この度は、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
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青山 葵(あおやま あおい)
◯◯大学 ✕✕学部 △△学科
メールアドレス:aoyama_aoi@xxxx.com
電話番号:000-0000-0000
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ポイント
- 時間を割いて伝えてくれたことへのお礼を端的に述べている
- 指摘に対して反論せず「今後に活かす」という姿勢を伝えている
- 伝えたい要点を絞り、読む側に配慮したメールになっている
面接のフィードバックを次に活かすコツ
面接のフィードバックをもらったら、その内容を今後の就活に活かすことが大切です。そのために、次の3つを意識してみましょう。
1社の評価で自分を決めつけない
1社の面接結果やフィードバック、ダメ出しだけで「自分は向いていない」「評価が低い」と決めつける必要はありません。面接で合否を決めるのは、能力だけでなく、企業との相性や募集状況によっても左右されるためです。
同じ受け答えでも、企業によって受け取り方が異なることはあります。就活を続けるうえでは、1社の評価に一喜一憂しすぎず「今回は合わなかっただけ」と気持ちを切り替えることも大切です。
複数社の選考を受けるなかで、似たようなフィードバックや手応えのなさを感じる点があれば、そこが見直したいポイントだと考えられます。その点を重点的に振り返り、次の選考に向けて対策していきましょう。
フィードバックを次の面接に向けた行動に落とし込む
フィードバックで得た改善点は、次の面接でどう振る舞うかという行動に落とし込むことが大切です。
指摘と活かし方の例
話が長い・わかりにくいと指摘を受けた場合
- PREP法(結論→理由・根拠→具体例→まとめ)を意識して話す
- 面接官の話を最後まで聞き、質問の意図を理解したうえで回答する
企業に関する理解度が低いといわれた場合
- 事業内容だけでなく、その企業が直面している課題も調べる
- 調べた内容に対して「自分がどう感じたか」「何に関心を持ったか」も伝える
ポジティブな評価を自分の武器にする
結果が不採用であっても、フィードバックで「アルバイトでの取り組みがよかった」「話の内容がわかりやすかった」など、前向きなコメントをもらうことがあります。その場合は、伝えてもらった点を自分の強みとして磨いていくことが大切です。
評価されたエピソードや話し方は、ほかの企業の選考でも活かせる可能性があります。そのときのトーンや表情、話の構成などを振り返り、うまく伝えられた理由をメモしておきましょう。
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面接で落ちる理由を解説!不採用の原因を知って対策をしよう
面接に落ちる理由はさまざまですが、「面接での回答」「身だしなみ・マナー」「話し方」などが考えられます。この記事では、面接で落ちる理由と具体的な対策方法を解説します。面接に落ちる理由を知り、次の面接に向けて対策していきましょう。
フィードバックがもらえない場合に自身で面接を振り返る方法
面接のフィードバックをお願いしても、必ずしももらえるとは限りません。フィードバックが得られない場合は、自身で面接を振り返り、次の面接に向けた準備につなげていきましょう。
自身で面接を振り返る方法は、次の3ステップです。
1. 面接の内容を思い出して書き出す
面接が終わった直後や、できるだけ早いうちに、聞かれた質問と自分の回答を書き出しておくのがおすすめです。頭のなかだけで振り返るよりも、文字にすることで客観的に見直しやすくなります。
振り返る内容例
- どんな質問をされたか
- すぐに答えられた質問はどれか
- 詰まったり、言葉に迷ったりした質問はどれか
2. 手応えがなかった場面から原因を見つける
次に、面接中に「うまく話せなかった」「面接官の反応が薄かった」と感じた場面を振り返ってみましょう。
手応えがなかった部分には、次に見直したいポイントが隠れていることがあります。
手応えがなかった場面と改善例
話が長くなってしまった
→ 伝えたい内容に優先順位をつける、制限時間を設けて話す練習をする
結論を後回しにしてしまった
→ 「結論→理由→具体例」の流れを意識する
質問の意図を取り違えていたかもしれない
→ すぐに答え始めず、質問のポイントを一度整理してから話す
自分なりに原因を整理することで、次に意識したいことが明確になるでしょう。
3. 次の面接に向けての準備・行動を具体的に決める
最後に、振り返りで見えてきた課題を、次の面接で実際に行う行動に落とし込みます。反省だけで終わらせず、「次はどうするか」を決めることが大切です。
手応えがなかった場面と改善例
話がわかりにくかったと感じた場合
→ 結論を先に伝えることを意識する
企業理解が足りなかったと感じた場合
→ なぜこの企業かが伝わる志望動機を整理し直す
具体的に何を準備するか、面接中に何を意識するかを決めることで、次の面接に向けた改善につながりやすくなるでしょう。
よくある質問
採用担当者に面接のフィードバックをお願いすることはできますか?
状況によっては、採用担当者に面接のフィードバックをお願いすることは可能です。「今後の参考にしたい」といった前向きな目的を添え、丁寧に依頼すれば、問題ないことがほとんどです。
ただし、新卒採用では個別のフィードバックを行わない企業もあります。必ずしも回答がもらえるわけではない点は、あらかじめ理解しておきましょう。
面接最後にフィードバックされたら落ちるサインですか?
面接の最後にフィードバックをされたからといって、必ずしも不合格のサインとは限りません。企業によっては、学生の成長を後押しする目的で、簡単なコメントを伝えることがあります。
選考の参考として伝えられている場合もあるため「フィードバック=落ちる」と決めつけず、内容を冷静に受け止めることが大切です。
面接後にフィードバックをもらったらどうすればいいですか?
メールなどでフィードバックを受けた場合は、時間を割いて伝えてくれたことへのお礼を送りましょう。評価内容への反論や言い訳はせず、今後に活かす姿勢を伝えることがポイントです。
例文
面接のフィードバックで褒められました。合格のサインですか?
面接で褒められたからといって、必ずしも合格するとは限りません。評価された点があっても、募集枠の都合などにより、不合格になる場合もあります。
ただし、褒められた点は自分の強みと考えられるため、次の面接でも活かせる材料として整理しておくことが大切です。
