【女性】スマートカジュアルとは?アイテム選びやおすすめコーデも紹介
2025.09.26

この記事の所要時間:約11分
女性のスマートカジュアルは、程よいきちんと感とおしゃれな着こなしがポイント!本記事では、アイテム選びのポイントやマナー、おすすめコーデまでまとめました。上品なスマートカジュアルで、印象アップを目指しましょう。
1. 女性のスマートカジュアルとは?

スマートカジュアルとは、カジュアルすぎず、かといって堅すぎない「ほどよいきちんと感」を意識したスタイルのこと。明確な定義はありませんが、レストランやホテルでの食事、会社の行事やパーティーなど、さまざまなシーンで活用できます。
1-1. スマートカジュアルの意味・定義
スマートカジュアルはドレスコードの1つで、フォーマルとカジュアルの中間に位置する装いのことです。
ドレスコードは、格式の高い順から以下の4種類に分けられます。
- フォーマル
- セミフォーマル
- インフォーマル
- スマートカジュアル
フォーマルやインフォーマルは、冠婚葬祭のときによく用いられる服装です。定義がきっちり定められており、式の内容や主催者に配慮したコーディネートが求められます。
一方、スマートカジュアルは、同窓会や食事会など、フォーマルすぎない華やかな場に適した服装です。「普段着でお越しください」と招待されたときは、このスマートカジュアルを着ていくと安心でしょう。
1-2. オフィスカジュアルとの違い

スマートカジュアルとオフィスカジュアルは一見よく似ています。
しかし、両者は着用シーンに明確な違いがあります。
オフィスカジュアルは一般的に仕事やオフィスに着ていく服装で、名前に「カジュアル」が付いているとはいえ、社会人として節度のある服装が求められます。
一方、スマートカジュアルは、同窓会や食事会などでよく着られる服装です。
アナウンサーの服装を思い浮かべると、コーディネート全体のイメージが湧きやすいかと思います。
アクセサリーや小物で華やかさをプラスできる点もオフィスカジュアルとの大きな違いです。
女性のオフィスカジュアルについては以下の記事で詳しく解説しています。
2. 女性のスマートカジュアルコーデのマナー

「スマートカジュアル=何を着てもOK」というわけではありません。自由度が高い分、マナーを意識した服選びが重要です。以下のポイントを押さえて、好印象な着こなしを心がけましょう!
・TPOをわきまえた服装にする
・派手な色柄は控える
・露出は控えめにする
・カジュアルすぎるアイテムは避ける
2-1. TPOをわきまえた服装にする

スマートカジュアルの許容範囲は、職場や業種、着用シーンによって異なります。社内のルールや雰囲気、社外の人の目も意識して、シーンに合った服装を選びましょう。「きちんと感」を重視するなら、ジャケットやきれいめの羽織ものを一枚着るだけで印象がぐっと引き締まります。
2-2. 派手な色柄は控える
華美な柄やビビッドカラーは避け、ベーシックな色味や落ち着いたデザインを選ぶのがポイント。アレンジを楽しみたいなら、小物やアクセサリーで変化をつけるのがおすすめです。
2-3. 露出は控えめにする
肩や背中が大きく開いたトップス、ミニ丈スカートなどは避けましょう。適度な肌見せはOKですが、清潔感を意識したバランスが大切です。また、夏場はボタンの開けすぎにも注意しましょう。
2-4. カジュアルすぎるアイテムは避ける
Tシャツやスニーカー、カットソーなどは、きれいめなデザインのものを選びましょう。シーンによってはNGになることもあるので、慎重に取り入れることが大切です。カジュアルなアイテムを品よく着こなすには、素材やシルエットにこだわるのがポイント。
ただし、サンダルやジーンズ、ノースリーブなど、カジュアルすぎるアイテムは避けた方が無難です。
3. 女性のスマートカジュアルのアイテム選び

ここからは、女性のスマートカジュアルのアイテム選びのポイントをアイテム別に紹介します。「コーディネートが決まらない!」という場合は、ぜひ参考にしてみてください。
- ジャケット|素材で抜け感を出す
- ブラウス・シャツ|清潔感を重視
- パンツ・スラックス|シルエットと丈感にこだわる
- スカート|上品な丈感と動きやすさ
- ワンピース|一枚できちんと感が出るものを選ぶ
- 靴|TPOに応じて選ぶ
- バッグ|機能性も重視する
3-1. ジャケット|素材で抜け感を出す
スマートカジュアルのマストアイテムともいえるジャケット。羽織るだけできちんとして見えるので、一着は持っておきたいところです。リネンやコットンなど、柔らかさのある素材を選ぶと、ほどよいカジュアル感とこなれた印象に。かっちりしすぎないジャケットは、日常にもなじみやすく、幅広いシーンで活躍します。
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3-2. ブラウス・シャツ|清潔感を重視
インナーには、シンプルで清潔感のあるブラウスやシャツが定番。白やベージュなどのベーシックカラーは、どんなボトムスにも合わせやすいので長く愛用できるはず。透け感が強すぎる素材や大きなロゴのあるアイテムは避け、清潔感を重視しましょう。
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3-3. パンツ・スラックス|シルエットと丈感にこだわる
パンツスタイルなら、テーパードパンツやセンタープレス入りのパンツがおすすめ。すっきりとしたラインでラフになりすぎず、きちんと感を保てます。
丈はフルレングスや9分丈を選ぶと、バランスが取りやすく上品な印象に。ワイドパンツを取り入れる場合は、トップスをコンパクトにまとめてバランスを取るとぐっとおしゃれな雰囲気に。
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3-4. スカート|上品な丈感と動きやすさ
スカートは膝下からミモレ丈がおすすめです。短すぎる丈やタイトすぎるシルエットは、ビジネスやフォーマルな場では控えましょう。
動きやすさと華やかさを兼ね備えたフレアやプリーツスカートは、スマートカジュアルにもぴったり。ベーシックカラーに加えて、季節感のある淡い色合いを取り入れるのも素敵です。
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3-5. ワンピース|一枚できちんと感が出るものを選ぶ
忙しい朝に頼れるワンピースは、きちんと見栄えのするデザインを選ぶのがコツ。ウエストに切り替えがあるものや、体のラインを拾いすぎないシルエットがおすすめです。
淡い色なら柔らかく、ブラックのような暗い色なら大人っぽい印象に仕上がります。1枚着るだけで上品さと華やかさを同時に演出できるので、コーディネートを組むのが苦手な方にもおすすめです。ひざ下丈のデザインだと、羽織りなしでもきれいめな印象を叶えられます。シンプルなアクセサリーを合わせると、より上品にまとまります。
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3-6. 靴|TPOに応じて選ぶ
足元は、全体の印象を大きく左右する重要なポイント。ローファーやバレエシューズ、ポインテッドトゥのフラットシューズなど、きちんと感のあるものを選びましょう。
オフィスや改まった場ではヒールもおすすめです。ただし、つま先が出るサンダルや、カジュアルすぎるスニーカーは避けるのが無難です。
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3-7. バッグ|機能性も重視する
スマートカジュアルに合うバッグは、きれいめかつ実用的なものが理想。A4サイズが入るトートやかっちりとしたショルダータイプなど、使いやすさとデザイン性を両立したアイテムを選びましょう。あまり装飾のないシンプルなデザインなら、服装の雰囲気を壊さず、コーデもまとまるでしょう。
素材はレザーやキャンバスなど、上質感のあるものがおすすめ。持ち手の長さや開け閉めのしやすさなど、機能性もしっかりチェックしましょう。
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4. 女性のスマートカジュアルコーデのポイント

スマートカジュアルはコーディネートの縛りが少ないため、服装選びに悩むことも多いと思います。そのような場合は、次の3つを心がけてコーディネートを組んでみましょう。
4-1. 上質なアイテムを選ぶ
全体をシンプルにまとめつつ上質なアイテムを選ぶと、パーティーシーンにふさわしい洗練された印象に仕上がります。ただし、上質なアイテム=高価なアイテムというわけではありません。素材や色の上品さに注目して選んでみましょう。
4-2. シーンごとに変える
知人や友人からもらった招待状には「普段着でお越しください」と書かれていることがあります。そのような場合は、シーンに合わせたドレスコードを着用していくのが大人のマナーです。
例えば、レストランやホテルなどでの食事会の場合、食事中に袖が邪魔にならないアイテムを選ぶだけで、スマートな印象を与えられます。また、結婚式の二次会や婚活パーティーなどでは、柄物や光沢素材で華やかさに仕上げるのがおすすめです。ただし、結婚式の二次会では、花嫁の色であるホワイトは選ばないように気を付けましょう。
4-3. 小物・アクセサリーを上手に使用する
同窓会やパーティーなどで使用するバッグは、服装に合わせて上品なものを選びましょう。クラッチバッグのような小ぶりのものを選ぶと、ワントーンコーデの差し色で使うときに全体のバランスがよくなります。アクセサリー選びのポイントは、たくさん着けすぎないことです。
コーディネートに物足りなさを感じる場合は、存在感のあるスカーフやパールを合わせると、華やかかつ上品に仕上がります。
5. 女性のスマートカジュアル|避けたいNGコーデ例

「スマートカジュアルってどの服装までOKなの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
女性のスマートカジュアルコーデではラフすぎる服装や過度な肌見せ、派手なロゴやプリント入りのトップス、サンダルや厚底スニーカーなどのカジュアルすぎる靴の着用は避けましょう。
5-1. カジュアルな服装・アクセサリー
パーティーシーンに適さないアイテムとは、例えば以下のようなものです。
- デニム
- Tシャツ
- サングラス
- ローゲージニット
- 主張が強いアクセサリー
基本的に、遊びや部屋着を連想させる服装はパーティーシーンでは控えるようにしましょう。
5-2. 露出が多めの服装
着用シーンにもよりますが、一般的なパーティーシーンでは、華やかな露出より上品な着こなしが好まれます。
露出が過度になりやすいアイテムは以下の3つです。
- ミニスカート
- ショートパンツ
- 胸元が大きく開いたトップス
ボトムスは膝丈くらい、トップスは胸元が開きすぎていない上品なアイテムを選びましょう。
5-3. 身体のラインが目立つ服装
食事会、同窓会、パーティーなどでは、身体のラインが目立つ服装は好ましくありません。上品さに欠ける印象を見る方に与えてしまうため、タイトすぎる服装は避けましょう。
5-4. 素足やつま先が出ているシューズ
ドレスコードの指定がある場合は、オープントゥやピンヒールなど、つま先が出るシューズは控えましょう。また、つま先が出ていなくても、スニーカーやブーツはカジュアルな印象が強すぎるため、合わせないほうが無難です。また、素足が見える服装の場合は、マナーとしてストッキングを着用しましょう。
6. 女性のスマートカジュアルに関するよくある質問

最後に、女性のスマートカジュアルに関するよくある質問をまとめました。
Q1. スマートカジュアルのNG例は?
Q2. スマートカジュアルの靴でNGなのは?
Q3. スマートカジュアルはスーツでも大丈夫?
Q1. スマートカジュアルのNG例は?
スマートカジュアルといっても、極端にカジュアルな服装は避けたいところです。スーツが不要だからといって何を着てもよいわけではありません。たとえばデニムやロゴ入りのTシャツ、スウェット素材のアイテムなどは避けるのは無難でしょう。また、過度な露出も控えましょう。
Q2. スマートカジュアルの靴でNGなのは?
カジュアルなスニーカーやビーチサンダル、厚底サンダルなどは控えるのがおすすめ。ローファーやパンプス、きれいめなスニーカーなど、上品な装いを選びましょう。
Q3. スマートカジュアルはスーツでも大丈夫?
スーツスタイルでも、アイテム選びやコーディネート次第でラフに見せることは可能です。セットアップスーツをカットソーやブラウスで少しカジュアルにアレンジしたり、足元をローヒールやフラットシューズに変えることで、堅すぎない印象に見せられます。
7. 女性のスマートカジュアルはアイテム選びで差をつけよう!

本記事では、女性のスマートカジュアルの基本やアイテム選びのコツ、マナーを紹介しました。スマートカジュアルは、TPOを意識しつつも自分に合ったコーディネートを見つけるのがポイント。
ぜひ本記事で紹介した内容を参考に、大人のおしゃれを楽しんでみてください。