スーツのクリーニング頻度はどれくらい?長持ちさせるコツも解説
2026.06.11

この記事の所要時間:約9分
スーツのクリーニングはどれくらいの頻度で出すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。本記事では、スーツの適切なクリーニング頻度の目安や、長持ちさせるためのポイント、注意点について詳しく解説します。
大切なスーツをきれいに保ちたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. スーツのクリーニング頻度は?

スーツは毎日着用する機会も多いため、「どのくらいの頻度でクリーニングへ出すべき?」と悩む方も多いでしょう。頻繁に出しすぎても生地へ負担がかかるため、適切な頻度を知ることが大切です。
1-1.理想は「1シーズンに1〜2回」
スーツをクリーニングに出す最適な頻度は、汚れ具合や所有枚数によっても異なりますが「衣替え時のクリーニングを含めて1シーズンに1〜2回」が目安です。
汚れが付着したまましまっておくと虫食いやシミ・カビが発生する原因になるため、少なくともシーズンオフの衣替えの際にはクリーニングに出してから収納しましょう。
また、以下のようなケースでは、通常より早めにクリーニングへ出すことがおすすめです。
・汗を大量にかいた
・飲食物をこぼした
・タバコや焼肉など強いニオイが付いた
・雨で濡れた
・明らかな汚れやシミがある
1-2.頻度を減らしたいなら日頃のケアが重要
過剰な回数のクリーニングは、生地の風合いを損ない劣化を早めてしまうため、スーツに負担をかけないよう最適な頻度でクリーニングに出すようにすることがおすすめです。
詳しくは後述しますが、クリーニング回数を減らしながらスーツを長持ちさせるには、日頃のケアも欠かせません。
特に重要なのが、「連続着用を避けること」。
同じスーツを毎日着続けると、汗や湿気が抜けきらないまま負担が蓄積し、生地の傷みや型崩れにつながりやすくなります。
理想としては、3着程度をローテーションしながら着回し、1日着たら2日ほど休ませるのがおすすめです。
2. スーツのクリーニングの種類

スーツをクリーニングする際の方式は大きく分けて2種類あります。
一般的に「ドライクリーニング」を利用する人が多いですが、最近ではダメージの少ない「ウェットクリーニング」も注目を浴びています。
それぞれ洗い方に特徴があり、スーツについた汚れによってクリーニング方法が異なるため、お持ちのスーツに適したクリーニング方法を選んでください。
2-1.ドライクリーニング

ドライクリーニングとは、ドライ溶剤と呼ばれる石油系の有機溶剤を使って汚れを落とすクリーニング方法です。水ではなく油で洗います。
水に弱いデリケートな素材(ウールやカシミアなど)や、水洗いでは型崩れや縮み・色落ちなどが発生してしまうものが洗えます。
【特徴】
- スーツを乾いた状態で洗うので、型崩れや収縮が起きづらい
- 油成分の汚れ落としに強い
- 汗など水溶性の汚れが落ちにくい
- ウールの繊維内にある油分まで溶かすので生地が傷みやすい
(出し過ぎには注意)
【こんなときにおすすめ】
- 油性ペン、皮脂、化粧品など油汚れを落としたいとき
- 衣替えでスーツを長期保管するとき
【価格や所要日数は?】
- 店の規模にもよりますが、相場はスーツ上下で1,000円~1,800円程度
- かかる日数は1日~5日程度
2-2.ウェット(水洗い)クリーニング

ウェットクリーニングとは、汚れが落ちやすい40~60℃の温水を使い、それぞれの汚れに適した石鹸や溶剤を使って水洗いするクリーニング方法です。
家庭では水洗いできないドライクリーニングマークの付いた衣類を洗うことができます。
ウェットクリーニングは高度な技術を要し、細部にまでこだわって仕上げるプロのクリーニングといわれています。
【特徴】
- 化学溶剤を使わないので、風合いの変化が起きづらい
- さっぱりとした仕上がりで、すっきりとした着心地に
- スーツに臭いが残らず、生地へのダメージが少ない
- ドライクリーニングでは落ちづらい水溶性の汚れが落ちる
【こんなときにおすすめ】
- ビールやワイン、醤油など食べ物のシミ汚れを落としたいとき
- 夏場、汗の臭いが気になるとき
【価格や所要日数は?】
- 熟練の技術が必要になるため、相場はスーツ上下で2,000円~4,000円程度
- かかる日数は1週間~10日程度
自宅でスーツを洗う方法を知りたい方は「【本当に洗える?】ウォッシャブルスーツを自宅の洗濯機で洗う方法と注意点」をご覧ください。
3. スーツを高頻度でクリーニングに出すデメリット

「汚れが気になるから毎回クリーニングへ出している」という方もいますが、出しすぎは逆効果になる場合もあります。
3-1.生地が傷みやすくなる
スーツは、クリーニングをするたびに少しずつ負担がかかっています。
特にドライクリーニングでは、洗浄時の摩擦や薬剤によって繊維へダメージが蓄積しやすくなります。頻繁にクリーニングへ出すことで、生地が薄くなったり、テカリが出たりする原因になることもあるため注意が必要です。
3-2.風合いが損なわれることがある
ウール素材のスーツは、本来しなやかな風合いが魅力です。
しかし、過度なクリーニングによって油分が抜けすぎると、生地が硬くなったり、パサついた印象になったりする場合があります。状態に応じて適切な頻度を意識するようにしましょう。
4. スーツをクリーニングに出すときの注意点

クリーニングに出すときは、事前に以下のことを確認しておきましょう。後々のトラブル回避にもつながります。
4-1.ジャケットとズボンを上下セットで出す
色落ちや変色に対応するために、必ずジャケットとパンツは上下一緒に出しましょう。
ジャケットのみやパンツのみで上下別々に出す頻度が高いと色味や風合いに差が出やすく、上下でバランスが崩れてしまう場合があります。
特にパンツは消耗しやすいため、「パンツのみを頻繁に洗う」というケースもありますが、できるだけ上下セットで管理することを意識すると良いでしょう。
4-2.ポケットの中身や装飾品の確認
クリーニングへ出す前に、スーツのポケットの中に何も入っていないか事前に確認しておきましょう。レシートやティッシュ、ペンなどを入れたままにすると、汚れや破損の原因になる場合があります。
また、装飾ボタンや付属品は外してからクリーニングに出すようにしましょう。
4-3.シミや傷みの有無を事前に伝える
クリーニングに出す前に、スーツ全体をくまなく確認しておきましょう。
シミやほつれがある場合は、事前にクリーニング店へ伝えておきましょう。
汚れの種類によって適切な処理方法が異なるため、早めに相談することで落としやすくなる場合があります。また、生地の傷みが気になる場合も、先に相談しておくとスムーズです。
5. クリーニング後のスーツのケア方法

クリーニングへ出した後も、保管方法を間違えると型崩れや傷みの原因になります。きれいな状態を長持ちさせるために、適切なケアを行いましょう。
5-1.ビニール袋を外す
ビニール袋は出来上がり後のスーツを持ち帰る途中に、汚れるのを防ぐためのものです。
かけたまま保管してしまうと、内側に湿気が溜まってしまい変色やカビが発生してしまう恐れがあるのですぐに外しましょう。
5-2.ハンガーを掛け替える
クリーニング屋さんが掛けたワイヤーハンガーやプラスチック製の簡易ハンガーで保管してしまうと型崩れの原因になるため、ハンガーは肩のラインに合う肉厚で丸みのあるものに掛け替えましょう。
素材は除湿・防湿・芳香効果がある木製のものがおすすめです。
5-3.間隔をあけてクローゼットに収納
スーツとスーツの隙間を最低でも2cmは離して収納しましょう。
隙間なく入れてしまうと、シワになりやすくなったり、出し入れするときに生地同士が擦れて傷んだりする原因になります。
6. スーツを長持ちさせるポイント

スーツは日頃の扱い方によって寿命が大きく変わります。お気に入りの1着を長く着用するためのポイントを確認しておきましょう。
6-1.着用後はしっかり休ませる
スーツを長持ちさせるためには、「休ませること」が非常に重要です。
着用後のスーツには、汗や湿気が溜まっています。
連続で着用すると生地へ負担が蓄積しやすくなるため、できれば2〜3着をローテーションしながら着回すことがおすすめです。
また、帰宅後すぐにクローゼットへしまうのではなく、一度風通しの良い場所で湿気を逃がしてから収納すると、ニオイや型崩れ予防にもつながります。
6-2.定期的にメンテナンスする
スーツは、定期的なメンテナンスによって状態を維持しやすくなります。
特に以下のようなお手入れを習慣化すると、清潔感を保ちやすいです。
・ブラッシングでホコリを落とす
・シワを整える
・パンツの折り目を整える
・毛玉や糸のほつれを確認する
また、小さなシミや傷みを放置すると、生地の劣化につながる恐れも。気になる部分がある場合は、早めにクリーニング店やお直し店へ相談するようにしましょう。
7. クリーニングの頻度を減らすにはウォッシャブルスーツがおすすめ!
「クリーニング代を抑えたい」「自宅で簡単にお手入れしたい」という方には、ウォッシャブルスーツも人気です。
ウォッシャブルスーツとは、自宅の洗濯機などで簡単に洗える仕様になっているスーツのこと。通常のスーツよりもお手入れしやすく、汗やニオイが気になる季節でも比較的清潔感を保ちやすい点が特徴です。
- 毎日スーツを着用する
- クリーニングへ頻繁に出す時間がない
- ランニングコストを抑えたい
- 夏場に汗をかきやすい
上記のような方には、特におすすめです。
8. スーツのクリーニング頻度に関するよくある質問

スーツのクリーニング頻度に関するよくある質問をまとめました。疑問の解消にお役立てください。
Q1.スーツは自宅で洗える?
ウォッシャブル対応スーツであれば、自宅で洗える場合があります。ただし、通常のウールスーツは水洗いによって縮みや型崩れを起こす可能性があるため、洗濯表示を必ず確認しましょう。不安な場合は、無理せずクリーニング店へ相談するのがおすすめです。
Q2. あまり着ないスーツのクリーニング頻度は?
着用頻度の少ない場合でも、シーズンが終わった後や長期保管の前にはクリーニングへ出すのがおすすめです。見た目はきれいでも、汗や皮脂汚れが付着している場合があります。
そのまま保管すると、黄ばみや虫食いの原因になる可能性もあるため注意しましょう。
Q3. スーツのズボンのクリーニング頻度は?
パンツはジャケットよりも汚れやすいため、比較的早めにクリーニングへ出すケースもあります。汗や座りジワが付きやすく、摩擦による傷みも起きやすいためです。
ただし、上下で色味の差が出ることがあるため、基本的にはジャケットとセットでクリーニングに出すことをおすすめします。
9. スーツは適切な頻度でクリーニングに出そう!

クリーニングとひとくちにいってもそれぞれ洗い方に特徴があり、スーツについた汚れによってクリーニング方法が異なるため、お持ちのスーツに適したクリーニング方法を選ぶことが大切です。
しかし、スーツをクリーニングに出す時間がない人や、クリーニング代のコストを抑えたい人には「自宅でスーツを洗う」という方法もあります。洋服の青山オンラインストアでは機能性に優れたウォッシャブルスーツを豊富に取り揃えているので、気になる方は以下をチェックしてみてください。




