オフィスカジュアルの靴のマナーとは?おすすめのアイテムとコーデをご紹介【レディース編】
2025.06.09

この記事の所要時間:約7分
オフィスカジュアルが浸透してきたなか、コーディネートに悩む方は少なくないと思います。特に靴は、服との組み合わせだけでなく、ビジネスマナーに沿ったものを選ぶ必要があります。
ここでは、オフィスカジュアルにふさわしい靴の選び方やマナー、コーディネートの方法などをご紹介します。オフィスカジュアルに合わせる靴選びに悩んでいる方は参考にしてください。
1. オフィスカジュアルの靴のマナー
「カジュアル」というとスニーカーのような靴まで含まれるイメージがありますが、オフィスカジュアルではあくまでビジネスの場にふさわしい靴でなければなりません。
まずは、オフィスカジュアルにおける靴選びで気を付けたいマナーをご紹介します。
1-1. シンプルな色やデザインを選ぶ

オフィスカジュアルに適した靴かどうか判断に迷う場合は、自身のオフィスになじむデザインと色であるかを確認しましょう。
オフィス内はベージュ、グレー、ブラウン、ブラックなど落ち着いた色合いで統一されていることが多いため、靴もオフィスに合わせて落ち着いた色や清潔感のあるデザインのものを選ぶと違和感がありません。逆に、レッドやブルーなどの原色、光沢のあるエナメルなどの素材の靴は、オフィスカジュアルには適しません。また、ヒールが高すぎる靴や大きな飾りのついた靴もオフィスカジュアルにはふさわしくありません。
靴選びに迷った際は、無難なパンプスかカジュアル過ぎないローファーを選びましょう。特に、商談があるときや社外の方と会う場合は、失礼がないよう、きっちりとしたビジネス用の靴を着用するようにしましょう。
1-2. 動きやすいものを選ぶ

デスクワークであっても、動きやすいデザインの靴を選びましょう。ヒールが細い靴やバックストラップで脱げやすい靴は、歩く際に靴に気を取られて仕事に集中できない恐れがあります。どのような仕事であっても、常に歩いたり動いたりすることを想定し、仕事に影響しない動きやすい靴を選びましょう。
1-3. 職場の雰囲気に合うものを選ぶ

オフィスカジュアルが推奨されていても、職場ごとに雰囲気は異なります。カジュアルに近い格好が許されている職場もあれば、カジュアル要素は柄物を多少取り入れるのが限度という職場もあるでしょう。職場で決まっているルールがある場合はルールを守った靴を選び、ルールがない場合は周囲の方がどのような靴をはいているのか参考にすることが重要です。
例えば、周囲の方がブラックやベージュ、ブラウンのパンプスやローファーをはいている場合は、それに合わせましょう。
1-4. 音がしない靴を選ぶ
靴はデザインやかかとの素材によっては歩くときに音がしやすいものもあります。歩くときに音がする靴は周囲に迷惑をかける恐れがあるため避けましょう。オフィスがカーペット敷きならばそこまで気になりませんが、フロアタイルのような固い素材の場合は注意が必要です。新しい靴を選ぶ場合は、固い床の上を歩いてみて、音がしないものを選びましょう。ヒールがある靴の場合は、ある程度太さがあるものを選ぶと大きな音がしません。
2. オフィスカジュアルのコーディネートマナー
オフィスカジュアルで靴を選ぶ際には、そもそもどのような服に合わせる靴なのかを理解しておく必要があります。靴以外のオフィスカジュアルのコーディネートマナーをぜひ知っておきましょう。
2-1. 肌の露出は避ける

オフィスでは可能な限り肌の露出は避けましょう。丈の長いワンピースやアンサンブルのスカートでも生足は好ましくないため、ストッキングやタイツをはくようにしてください。靴下はパンツスタイルなら許される場合もありますが、華やかな柄物は避けます。ホワイトやグレー、ブラックなどの無難な色を選べば間違いありません。
2-2. 雰囲気に合わないアイテムは避ける
オフィスカジュアルが許されている職場では、スーツを着用する必要がないところもあるでしょう。しかし、ジーンズやオーバーオールなどカジュアル過ぎる衣服はビジネスの場にはふさわしくありません。また、レギンス、ラメやラインストーンがついたストッキングやタイツなどもビジネスシーンにはふさわしくないため着用は避けましょう。
3. オフィスカジュアルに最適な靴の選び方を種類別にご紹介
ここからはより具体的に、オフィスカジュアルに最適な靴の選び方を、5種類の靴を例にとって説明します。ぜひ参考にしてください。
3-1. パンプス
パンプスは、紐や留め具がなく足の甲が広く開いた女性用の靴で、フォーマルからカジュアルまで幅広く利用できます。ハイヒールと似ていますが、ヒール5センチメートルまでがパンプス、それ以上をハイヒールと呼ぶのが一般的です。
パンプスには以下のような種類があります。
3-1-1. ラウンドトゥパンプス
通常のビジネスからフォーマルまで幅広く使えるパンプスです。疲れにくいデザインのため、立ち仕事にも向いています。
3-1-2. ポインテッドパンプス
アンクルストラップ仕様のパンプスです。おしゃれで遊び心があり、ビジネスからカジュアルまでさまざまなシーンで活躍します。
3-1-3. ローヒールパンプス
スニーカーのようにはける超軽量ローヒールパンプスです。立ち仕事や外回りが多い方でも疲れにくく、スカート・パンツのどちらにも合わせやすいのが特徴です。
3-2. ローファー
ローファーとは、靴紐が付いていない靴のことです。カジュアルにもフォーマルにも合うため一足持っておくと重宝しますが、パンプスよりもカジュアルな印象を与えやすいため、シーンに合わせて履きましょう。
3-2-1. スクエアフラットローファー
フラットな1.3センチメートルヒールと中敷きに5ミリメートル厚クッションを用いており、長時間はいても疲れにくいローファーです。カジュアルな装いでも浮くことなく、オフィスカジュアルな職場にぴったりです。
3-3. スニーカー
スニーカーは運動用に使われることが多く、かなりカジュアル寄りの靴ですが、近年ではスニーカーをはいても問題ない企業が増えています。オフィスカジュアルになじむものであれば、顧客との商談がない日や外回りで一日過ごす日などの靴として、以下のようなアイテムを選んでも問題ないでしょう。
3-3-1. ゼロプレッシャースニーカー
快適なはき心地にこだわったシンプルなデザインのスニーカーで、足元をストレスから開放してくれます。オフィス内で一日歩き回るような仕事のときにはいていくと一日ノンストレスで過ごせるでしょう。
3-4. フラットシューズ

フラットシューズとは、モカシンやバレエシューズに代表されるヒールのないフラットな靴のことです。カジュアル感が強いですが、オフィスカジュアルとして着用することも可能です。
3-5. ブーツ・ブーティ

ブーツはかなりカジュアル寄りの靴ですが、寒冷地や豪雪地帯などでは冬期になるとブーツが最も適した通勤用の靴になる場合もあります。黒やベージュなどシックな色合いで、装飾がないものを選びましょう。
4. オフィスカジュアルの靴コーデ例
最後に、オフィスカジュアルの靴コーデ例をご紹介します。コーディネートに迷った際はぜひ参考にしてください。
4-1. パンプスコーデ
パンプスは、パンツスーツ、ワンピースなど、なんでもオールマイティーに合わせられるのがメリットです。やや裾の長いワンピースは高めのヒールと合わせるとおしゃれ感が出ます。ローヒールのパンプスはパンツと合わせてもよいでしょう。
4-2. ローファーコーデ
服装の自由度の高い職場の場合、パンプスコーデは少しかしこまりすぎる感じもあります。その点、ローファーコーデは固すぎずカジュアル過ぎないのがポイント。よい意味で抜け感があります。
4-3. スニーカーコーデ
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スニーカーはぐっとカジュアル度が高くなりますが、服装で調節すれば足元だけ浮くことはないでしょう。このコーディネートのように、ジャケットを1枚羽織るだけでもカチッとした感じが出せます。
5. 靴選びからオフィスカジュアルを楽しもう

オフィスカジュアルと聞くと、どのようなアイテムがOKなのか、逆にどのようなアイテムがダメなのかと、アイテム選びに悩んでしまう方も多いと思いますが、この記事でご紹介したポイントを押さえつつ、仕事の予定や職場の雰囲気に合わせてコーディネートしましょう。
「おしゃれは足元から」とよくいわれます。まずはオフィスにふさわしい靴選びを意識してオフィスカジュアルを楽しんでください。