セーターとニットの違いとは?スーツに合わせたセーターの選び方を紹介
2023.10.05
この記事の所要時間:約5分
肌寒くなると、スーツにセーターを合わせた着こなしをされる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、普段何気なく使用しているファッション用語「セーター」と「ニット」の違いから、スーツに合わせたセーターの選び方、まとめではメンテナンス方法もご紹介します。
1. セーターとニットの違い
まずは、セーターとニットの違いについて解説します。
ニットとは、1本の糸でループを作りながら編んだ生地のことを指します。
一方セーターとは、ニット素材で仕立てたトップスのことです。
「ニット」というと服を思い浮かべる方も多いと思いますが、ニット生地を使用したアイテムは帽子、手袋とたくさんあるので” ニット=服”というわけではありません。
2. スーツに合わせるセーター
ここからはスーツに合わせるセーターの選び方についてご紹介します。
2-1. セーターの種類の選び方
セーターには、編み目の密度(ゲージ)と編み方の違いがあります。
「ハイゲージ」が最も編み目が細かく、ビジネスシーンで取り入れやすいでしょう。
「ローゲージ」はデザイン性の高い編み方をしたものが多く、厚みのある生地になります。
「ミドルゲージ」はその中間となります。
セーターを選ぶ際に、肌触りを気にされている方も多いかと思います。
ウールのニットがチクチクするのは、太い繊維が肌を刺激するためと言われています。
細い繊維を使用した、編み目の細かいハイゲージのセーターを選ぶと肌への刺激が軽減されるのでおすすめです。
2-2. セーターの色の選び方
スーツと合わせるセーターのベストな選び方は、柄がなくスーツと同系色のものを選びましょう。
柄物のセーターはカジュアルな印象になります。
カッチリとしたビジネススタイルでセーターを取り入れるなら無地がおすすめです。
セーターは、スーツと同系色を選びましょう。
スーツとセーターを同系色にすることで統一感が生まれ、カジュアルな印象を抑えることができます。
反対に、ビジネスカジュアルが認められている場合は、差し色や柄付きのものを取り入れてみましょう。
2-3. カッチリシーン
- 黒
- グレー
- ネイビー(濃色/淡色)
- ブラウン
2-4. ビジネスカジュアル
- ブルー
- レッド(ワインレッド・ボルドー)
- イエロー
- 柄付き
3. スーツにセーターを合わせるときは着用シーンに注意
ここまでビジネススタイルに合わせたスーツとセーターのお話しをしてきましたが、スーツを着用する上で本来セーターは正しい着こなしではありません。
その理由としては、フォーマルスタイルではなくカジュアルスタイルになるためです。
しかし、時代によってルールは変わり2005年にウォームビズが推進。
さらにオフィスカジュアルやビジネスカジュアルが浸透してきたことによって、スーツにセーターの組み合わせが許容されました。
とはいえ、スーツスタイルにセーターはカジュアルな印象があります。
営業でクライアントやお客様と直接会うシーンや、会議・商談などの大切なシーンでの着用する場合は、ジャケットに馴染むダークトーンの無地系のニットをお選びいただくと良いでしょう。
4. スーツの色に合わせたおすすめの着こなし
スーツの色に合わせたおすすめの着こなしを紹介します。
4-1. ブラックスタイル
ブラックスーツはトーンを合わせた着こなしを意識してみましょう。
全身ブラックだと、重たい印象になってしまうことも……。
グレーのパンツを合わせ、軽やかな印象にしています。
4-2. グレースタイル
どのようなカラーでもマッチするのがグレー。
エレガントなスーツスタイルが完成します。
4-3. ネイビースタイル
カラーの組み合わせによって落ち着いた印象や、明るい印象を演出できます。
シャツとのレイヤードスタイルでこなれた印象になります。
5. メンテナンス方法
最後に簡単なメンテナンスについてもご紹介します。
5-1. こまめなブラッシング
セーターに毛玉ができてしまう原因は摩擦です。
繊維が絡まり毛玉となります。
着用後は衣類用のブラシを使って、繊維の絡みを防ぎましょう。
5-2. セーターに毛玉ができてしまった場合
出来てしまった毛玉はハサミで取り除きます。市販の毛玉取りブラシを使うのも良いでしょう。
指で引っ張ってしまうと繊維にダメージが加わり、再び毛玉ができやすくなってしまいます。
食器用スポンジやカミソリを使用する方法も知られていますが、繊維にダメージが加わるのでおすすめしません。
スーツの着こなしの幅を広げ、おしゃれを楽しんでみてください。
6. まとめ
スーツに合わせるセーターをご紹介しました。
ビジネスで取り入れるなら、スーツと同系色の無地のハイゲージニットと覚えておきましょう。