フォーマル度について

『フォーマル度』とは?

仕事服における『フォーマル度』とは、
かたい言い方をすれば「儀礼的、儀式的な要素を服に取り入れている度合い」になります。
例えば、「結婚式で礼服を着る」「重要な会議ではネクタイを締める」など
日本社会における慣例的なならわしを服装に取り入れているかどうかです。

誤解が無いように補足すると、「フォーマル度が低いから礼儀を重んじていない」ということではありません。
ここでの「フォーマル度」とは、日本のビジネスウェア慣習における「かたい⇔やわらかい」を表したものであり、
ビジネスウェアガイドマップではフォーマル度を可視化するために、★の数で表現しています。

ビジネスシーンに適したビジネスウェアを選択して、周囲に良い印象を与え、
良い仕事に結びつけていくことが最も大切なことです。
今回の『ビジネスウェアガイドマップ』がそのお役に立てれば幸いです。

フォーマル度について

フォーマル度は、「アイテム」「色柄」「デザイン」「素材」「着こなし」など様々な要素で変化します。


フォーマル度を変える
3つのポイント

POINT 01カラー

スーツに多い、黒・グレー・ネイビーは明度・彩度ともに低いカラーになります。
これらのカラーは落ち着きや、厳かな雰囲気を与えることからビジネスを含めたフォーマルなシーンで活躍するカラーといえるでしょう。
それに比べ、彩度・明度が高いカラーは華やかさがあり、色味の特徴が顕著に出ることから目立ちやすく、ビジネスシーンでは馴染みにくいことが多いでしょう。
これらのことから黒・グレー・ネイビーのようなカラーをコーディネートのメインカラーとすることでフォーマル度が上がり、明度・彩度が高いカラーを多く取り入れることでフォーマル度が下がる傾向にあります。

例えば、ネイビースーツ着用時に女性がブラウスなどに明度の高いペールトーンをいれることや男性がビビットなネクタイをワンポイントにさすコーディネートは一概にフォーマル度が下がるとは言えません。全体のカラーバランスを見てコーディネートを行って下さい。

POINT 02素材

服に用いられる素材は大きく分けて、天然素材と化学繊維があります。天然素材の中では、ウールやシルクを用いた服はフォーマル度が高い傾向にあります。ウールは独特のハリやしなやかさ、シルクは上品な光沢がフォーマル度を高める要素となります。化学繊維は近年めざましい発展を遂げており、天然素材と見分けがつかないものもあります。

化学繊維でもフォーマル度を高く見せる素材といえますが、「ウール見え」「シルク見え」するポリエステル素材は、スポーツウェアなどにも使用されるナイロン素材などの独特のツヤやしわはカジュアル感を与えることが多く、フォーマル度を下げる可能性があります。また、綿や麻はしわが入りやすく、しわ感の強いものはフォーマル度は下がる傾向にあります。しかし、綿100%でも形状記憶加工など、しわが入りにくい加工をされているシャツなどはビジネスシーンでは定番であり、マットな表面感からもフォーマル度は高いといえます。

POINT 03露出度合い

ハーフパンツのように、肌の露出が高ければフォーマル度は下がりやすくなります。
トップスにおいても、えり元が広く開いたデザインや、ノースリーブやタンクトップは露出度が高く、フォーマル度を上げにくいアイテムです。
※パンツスタイルの場合、コーディネートはフォーマル度が高くても裾の長さがカジュアルな印象を与えてしまう可能性があります。スカートの場合も同様です。
着用シーンに合わせた長さ調整がおすすめです。


アイテムによる
フォーマル度の変化

ITEM 01スーツ

まずウール素材のテーラードスーツか、ポリエステルやコットン素材のカジュアルスーツかで見た目の印象は変わります。テーラードスーツとは、肩パッドや芯地をしっかりと入れたカチッとしたスーツで主にワイシャツ、ネクタイでコーディネートします。
また、色についても、基本的には、ブラックやネイビーのダーク色から明るくなるにつれてカジュアル度は増していきます。

ITEM 02トップス

えり付きのシャツは、最もフォーマル度が高く、ニットやカットソーはカジュアルな印象です。
シャツにも様々あり、ワイシャツはえりに芯を入れ、ブロード織りとよばれる光沢感がある生地で、最もかっちりした印象です。
デニムやシャンブレーといわれる生地はしわ感もあり、普段着で使用されることが多いシャツです。
同じシャツでも生地によって印象は大きく変わります。

えりのあるシャツはビジネスシーンにおいては最もフォーマル度の高いデザインといえます。
またえりのないデザインでも色味が強くないペールカラーのシフォンブラウスはフォーマル度を高くみせることができます。
ニットや彩度の高い色味のトップスはカジュアルに見えやすいアイテムです。

ITEM 03シューズ

ブラックレザーのレースアップシューズ(ひも靴)は冠婚葬祭でも使用する最もフォーマル度が高いシューズです。
スリッポンやローファー、ブラウン色にすることでカジュアルダウンしてきます。
また最近では、スニーカーをビジネスで使用することも人気のスタイルで、スポーティな印象になります。

ベーシックカラーのパンプスはフォーマル度を上げやすいアイテムです。
色柄が強く、彩度が高いローファーやショートブーツなど、カジュアルとして普段使いしやすいデザインの靴はフォーマル度は上げにくいアイテムとなります。

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