服装・身だしなみ

就活でリュックはOK?判断基準とバッグの選び方、使用時の注意点を紹介

就活 リュック_アイキャッチ

リュック(バックパック)は就活に適さないと考えるかもしれませんが、ビジネスシーンに適したリュックであれば就活でも使用できます。ただし、リュックの種類やデザインによってはTPOを選ぶ場合もあるため、選び方には注意が必要です。

この記事では、ビジネスシーンに適したリュックの選び方や、避けたいリュックの特徴、就活でリュックを使う際の注意点などを詳しく解説します。おすすめのリュックも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 就活で使うリュックはA4サイズの書類が入り、しっかり自立するものがおすすめ
  • アウトドア用やタウンユースのリュックは着用シーンや企業の雰囲気を選ぶ
  • 企業の雰囲気によってはリュックより手提げ型のビジネスバッグが適している場合もある

就活にリュックを使っても問題はない!

就活でリュックを使ってもよいのか、不安に感じている方もいるでしょう。特に、スーツスタイルにリュックをあわせる場合、「企業側にマイナスな印象を与えないか」と心配になるかもしれません。

論として、リュックを使ってはいけないというわけではありません。近年は通勤スタイルが多様化しており、社会人でもリュックを使うケースが増えています。ビジネスシーンに適したリュックであれば、社会人になってからも活用できるでしょう。

特に、長時間移動する場合や、PCを持ち運ぶ必要がある場合、リュックであれば肩への負担が少なく、移動しやすいというメリットもあります。

だし、就活に適したリュックを選ぶことが大切です。就活におすすめできないリュックについては「ビジネスシーンで避けたほうがよいリュックの特徴」で詳しく解説しています。

説明会や移動時にリュックを使う人も多い

就活の会社説明会や合同説明会、インターン、セミナーなどでは、面接時と比較してリュックを使用している学生が一定数います。また、遠方から参加する学生の場合は、移動時にリュックを使用するケースが多いでしょう。

企業側も、学生が長時間移動することを理解しているため、この段階ではリュックでの参加が問題視されることは少ないと考えられます。

ただし、会場での立ち振る舞いやリュックの扱い方に気を配ることは大切です。例えば、床に置いたときに自立しないリュックや、派手なデザインのリュックは、着用シーンや企業の雰囲気を選ぶ場合があります。単にリュックがOK・NGというより、「周囲への配慮ができているか」「清潔感のある身だしなみか」といった点がポイントになるでしょう。

リュック選びのポイントは「ビジネスシーンに適したリュックの選び方」で解説しています。

リュックが就活に不向きと考えられている理由

ビジネスバッグと比較して、リュックは就活には不向きとされることがあります。その理由は次の3つです。

人事

これらを解決できるリュックであれば、問題ないと考えられます。

スーツにシワがつきやすく、清潔感が損なわれる

リュックを背負うことで、スーツの肩や背中にシワがつきやすくなります。特に、長時間の移動や荷物が重い場合、シワが目立ちやすくなるため、清潔感を保ちにくいことがあります。

また、リュックは体に密着するため、暑い時期には汗をかきやすく、スーツに汗ジミがついてしまうことも、清潔感を損ねやすいポイントです。

人事

スーツの見た目が気になる場合は、シワになりにくい素材を選ぶことで解決できる場合があります。

カジュアルな印象を与える可能性がある

リュックは一般的に「カジュアルなスタイルにあわせるアイテム」というイメージを持たれやすく、ビジネスシーンに適さないとされる場合があります。特に、個性的なデザインや大きなロゴ入りのリュック、布製のリュックなどは、就活の場では浮いてしまうことがあります。

ビジネスシーンでは、落ち着いたデザインとシンプルな色味など、TPOにあうリュックを選ぶことが大切です。手持ちのリュックが就活に適さない場合は、ビジネスシーンに適したリュックを新たに用意することも検討してみましょう。

自立しないため、置き場所に困る

多くのリュックは自立しないため、説明会や面接の会場で床に置いたときに倒れてしまうことがあります。面接中にリュックが安定せず気になったり、ほかの参加者の邪魔になったりする可能性もあるため、注意が必要です。

また、リュックを寝かせて置くと、乱雑な印象になることもあります。リュックの形状によっては中に入れた書類が曲がったり、汚れたりすることもあるため、書類の保管にも気を配りたいところです。

ビジネスリュックのなかには、床に置いたときに自立するものや、型崩れしにくいものもあります。そうしたリュックを選ぶと、ビジネスシーンでも安心して使えるでしょう。

ビジネスシーンに適したリュックの選び方

就活などビジネスシーンで使用するリュックは、見た目の印象と使いやすさの両方を考慮して選ぶことが大切です。

ビジネスシーンに適したリュックの選び方

落ち着いた色・シンプルなデザイン

リュックの色やデザインは、ブラックやダークブラウン、ネイビーなどの落ち着いた色でシンプルなものを選びましょう。派手な色や柄のものはビジネスシーンにそぐわない場合があります

リュックの素材は、ナイロンや合皮など、フォーマルな印象のものがおすすめです。キャンバス地などの布製のリュックはカジュアルな印象が強いため、TPOにあわせて選びましょう。

A4サイズの書類が収納できるサイズ感

リュックのサイズは、履歴書やES(エントリーシート)などのA4サイズの書類を折らずに収納できるものを選びましょう。説明会では配布資料を持ち帰ることもあるため、書類がすっきり入る大きさがあると便利です。

内部に仕切りやポケットがついていると細かいものを整理しやすく、社会人になってからもビジネス用として使いやすいでしょう。

自立する設計で、床に置いても安定するもの

面接会場や会社説明会では、リュックを床に置く場面があります。柔らかい素材のリュックは倒れやすく、中の荷物が乱れやすくなるため、自立する設計のものを選ぶのがおすすめです。

床に置いたときにしっかり自立するリュックであれば、見た目も整い、書類などもきれいに保ちやすくなるでしょう。

通気性がよいもの

就活などのビジネスシーンでは清潔感のある身だしなみを心がけることが大切です。夏場などの暑い時期は、背中に汗をかいて、スーツやシャツに汗染みがつくこともあります。そうした場面でも快適に過ごせるように、通気性のよいリュックを選ぶのがおすすめです。

背中や肩にあたる部分がメッシュ素材になっているリュックであれば、蒸れを防いで快適に使いやすいでしょう。

2WAY・3WAY仕様で、トートバッグやショルダーバッグとしても使えるもの

リュックとしてだけでなく、トートバッグやショルダーバッグ、手提げとしても使える2WAY・3WAY仕様のものなら、状況にあわせて使い分けができて便利です。さまざまな使い方ができるリュックなら、社会人になってからも使いやすいでしょう。

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ビジネスシーンで避けたほうがよいリュックの特徴

次のようなリュックは、就活などのビジネスシーンには適さない場合があります。

  • アウトドア用のリュック
  • タウンユースのリュック
  • 派手な色柄のリュック
  • 形が崩れやすいリュック
  • 汚れや傷が目立つリュック
  • 使用感が強いリュック

アウトドア用やタウンユースのリュック、派手な色柄のリュックは、カジュアルな印象が強いため、TPOにあわせて使いましょう。

人事

タウンユースとは、街中や日常生活での使用を想定して作られたリュックのことです。

形が崩れやすいリュックは、荷物の整理がしづらいだけでなく、きちんとした印象を損なう可能性があります。汚れや傷が目立つリュックや、使用感が強いリュックも、清潔感に欠けた印象になりやすいため、就活での使用は避けるほうが安心です。

就活でリュックを使うかどうかに悩んだときの判断基準

就活でリュックを使うかどうか悩んだときは、次の3つの基準を参考に考えてみましょう。

業界や企業の雰囲気を確認する

業界や企業によって、リュックの使用に対する受け止め方は異なることがあります。例えば、金融・保険・メーカーなど、信用や信頼を特に重視する業界や企業では、落ち着いたスタイルが好まれる傾向があるため、手提げ型のビジネスバッグのほうが安心です

一方、IT業界や広告業界、スタートアップ企業など、比較的自由な社風の企業では、機能性を重視したスタイルが受け入れられることもあります。判断に迷った場合は、企業のWebサイトや社員の服装、説明会での案内などを参考にしてみることもおすすめです。

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選考の段階を考慮する

リュックが適しているかどうかの判断基準は、選考の段階によって変わることがあるので、その点を考慮することも大切です。例えば、会社説明会や合同説明会、OB・OG訪問、カジュアルな面談では、リュックが許容されることがあります。

一方で、面接や最終選考などの正式な場では、手提げ型のビジネスバッグのほうがその場の雰囲気にあいやすいです。業界や企業によっても異なりますが、迷う場合は手提げ型のビジネスバッグを選ぶほうが安心でしょう。

当日の服装との相性を確認する

当日の服装とリュックのバランスがとれているかどうかも重要なポイントです。特に、スーツを着用する場合、リュックのデザインによってはコーディネートに違和感が生じることがあるため、全体のバランスを見て判断してみましょう。

企業から「私服でお越しください」や「服装自由」と案内されている場合は、リュックの使用が許容されると考えられます。ただし、就活の場であることを踏まえて、ビジネスシーンに適したリュックを選ぶことが大切です。

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就活でリュックを使うときの注意点

就活でリュックを使う際に注意したいポイントが3つあります。リュックを使う場合は、事前に確認しておきましょう。

面接会場に入る前にリュックを背中から下す

面接会場となる建物の入口や受付の前でリュックを下ろし、手に持って入室するのがマナーとされています。リュックを背負ったまま面接会場に入ることのないように注意しましょう

リュックを椅子の横に置き、倒れないようにする

面接官からの荷物の置き場所について指示がない場合、リュックは自分の椅子の脇(下座側)に置きます。自立しないリュックの場合は、椅子の脚に立てかけるなどして、倒れないように工夫して置きましょう。

中身を整理し、内容量に余裕を持たせる

リュックの中身は必要なものだけに絞り、整理整頓を心がけましょう。荷物を詰め込みすぎるとリュックが膨らみ、見た目が悪くなったり、スーツにシワができやすくなったりするためです。

遠方から宿泊を伴う日程の場合など、荷物が多くなる場合は、会場に持ち込むリュックとは別に宿泊用の荷物を入れるバッグを用意しておくことがおすすめです。駅や宿泊施設、会場内にロッカーがある場合、不要な荷物を預けておけば、リュックの膨らみも抑えられます。

人事

事前に荷物を預けられそうな場所を調べておくと安心です。

ショルダーベルトの長さを適切に調整する

ショルダーベルトが長すぎると、リュックと背中のあいだに隙間ができて、重心が後ろに引っ張られて姿勢が崩れやすくなります。また、リュックが揺れるとスーツにシワができる原因にもなります。

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リュックが背中にしっかり密着するように、ショルダーベルトの長さをあらかじめ調整しておきましょう。

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よくある質問

就活の面接でリュックを使うのはダメですか?

必ずしもリュックを使ってはいけないというわけではありません。ただし、リュックは手提げのビジネスバッグに比べてカジュアルな印象を与えやすいため、業界や企業の雰囲気や選考段階によっては注意が必要な場合もあります。

リュックの使用に悩む場合は、「就活でリュックを使うかどうかに悩んだときの判断基準」で紹介している判断基準を参考にしてみてください。

リュックしかない場合は、就活でリュックを使っても問題ありませんか?

リュックしかない場合でも、ビジネスシーンに適したリュックであれば就活で使用できます。ブラックやネイビーなど落ち着いた色のシンプルなデザインで、A4サイズの書類が入る大きさの自立するリュックがおすすめです。

アウトドア用やタウンユースのリュックなど、カジュアル感が強いリュックは、TPOにあわせて使いましょう。

インターンではリュックを使ってもいいですか?

服装の指定がない場合や、私服を服装指定された場合は、リュックの使用が許容されることもあります。ただし、企業によっては手提げのビジネスバッグが適している場合もあるため、企業の公式サイトや説明資料などで、企業の雰囲気を確認してみましょう。

おすすめのビジネスリュックはありますか?

ビジネスリュックは、次の5つのポイントを押さえたものがおすすめです。

  • 落ち着いた色・シンプルなデザイン
  • A4サイズの書類が収納できるサイズ感
  • 自立する設計で、床に置いても安定するもの
  • 2WAY・3WAY仕様で、トートバッグやショルダーバッグとしても使えるもの
  • 通気性がよいもの

▼ おすすめのビジネスリュック

 

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