服装・身だしなみ

【就活】クールビズを推奨・指定された際のルール|ジャケットやネクタイはいる?

クールビズ_アイキャッチ

夏の就活では、企業からの面接・説明会の案内に「クールビズでお越しください」などと記載されていることがあります。クールビズの服装には明確な定義がないため、どんな服装をしたらいいか迷う方もいるでしょう。

そこで今回は、就活におけるクールビズのポイントや注意点を解説します。クールビズに適したアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 企業からクールビズを指定された場合はノージャケット・ノーネクタイで問題ない
  • クールビズは半袖シャツで問題ないが、ジャケットを着る可能性があれば長袖シャツが望ましい
  • ジャケットを着用しない場合、アイテム選びに注意が必要

クールビズとは

クールビズとは、「cool」と「business」を略した「biz」を組み合わせた造語です。環境省が提案する「さまざまな工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル」のことで、気温に合わせた服装でありながらもビジネスの場にふさわしいマナーを守った服装です。

以前はビジネスの場では猛暑の日でもジャケット・ネクタイの着用が推奨されていましたが、この考えを見直すため2005年6月より「クールビズ」が始まりました。2011年以降に導入された「スーパークールビズ」では、ポロシャツやアロハシャツなどよりカジュアルな服装も推奨されるようになりました。

クールビズの規定は企業によって異なる

クールビズではノージャケット・ノーネクタイが一般的ですが、明確な定義はなく、業界・企業によって規定は異なります。

企業からの選考案内には「クールビズ(ジャケットなし、ネクタイなし)でお越しください」「クールビズ推奨(ネクタイなし)」などと補足が書かれていることがあります。企業の規定に合わせた服装ができるように、補足事項まで確認しておきましょう。

人事

企業がクールビズを推奨している場合でも、企業に出向くという意識を持ち、就活の場に適した服装を心掛けましょう!

就活におけるクールビズのポイントは?

説明会や面接などの就活のシーンでいうクールビズは、以下のポイントを押さえることがおすすめです。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

ノーネクタイ・ノージャケットでOK

就活におけるクールビズは、ノーネクタイ・ノージャケットのスタイルが一般的です。ジャケットやネクタイは着用しないので持参する必要はありませんが、指示が曖昧な場合や、不安を感じる場合は、念のため持参しておくと安心です。

なかには、面接会場や待機室の空調による寒さ対策のひとつとして、ジャケットを持参する学生も一定数います。クールビズ用に通気性のよい素材でできたジャケットも販売されているので、これらを活用することもおすすめです。

人事

ジャケットを持ち歩く場合は、型崩れしないようにジャケットの両肩を合わせてたたみ、腕にかけましょう。

シャツは半袖・長袖のどちらでも可

クールビズの場合、シャツは長袖と半袖のどちらでもよいとされています。ただし、メンズスタイルでジャケットを着る場合はシャツの袖がジャケットから1〜2cmほど見える状態の着こなしが望ましいため、ジャケットを羽織るのであれば長袖シャツを着ることがおすすめです。

長袖を着る場合、腕まくりをするとラフな印象になる場合があります。シワがよったり、シルエットが崩れたりすることもあるので、シーンに合った着こなし方を心がけましょう。

シャツの袖や襟元のボタンはすべて留めて着用します。レディーススタイルで第一ボタンがないスキッパーカラーを選ぶ場合は、首元が開いていても問題ありません。

襟の先に小さなボタンがついた「ボタンダウンシャツ」はカジュアルな印象を与えるため、シーンに合わせて選びましょう。

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インナーを着る

夏場の就活において、素肌に直接シャツを着ると汗染みが目立ちやすくなるので、インナーを着ることがおすすめです。ジャケットを着ない場合は特にインナーが透けやすいので、ホワイトやベージュのように、透けにくく目立たない色を選ぶことが大切です。柄のあるTシャツをインナーとして着ると柄が透けて、中のデザインが目立ってしまうことがあるので、無地のものを選びましょう。

パンツやスカートの着こなしはクールビズ期間外と同じ

スカートやパンツ、シューズなどの着こなしは、クールビズの場合も特に変える必要はありません。就活の場でのスカートやパンツは、ブラックやネイビーなど落ち着いた色で無地のものが無難です。ベルトやシューズ・カバンなどの小物も同様に、ブラックやダークブラウンのように落ち着いた色味のものを選びましょう。

夏の就活は汗をかきやすいため、自宅で洗濯できて速乾性に優れたアイテムを選ぶこともおすすめです。

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クールビズで就活するときの注意点

クールビズで就活するときに知っておきたい注意点を見てみましょう。

インナーが透けないようにする

ジャケットを着用しない場合、シャツの中に着ているインナーは色や形によって目立ってしまうことがあるので注意が必要です。ホワイトやベージュなどの透けにくい色はもちろん、シャツやブラウスの襟元から見えない形のものを選ぶことも大切です。

透けにくい色でV字ネックのインナーを選べば、透けたり襟からインナーがのぞいてしまったりする心配が少なく済みます。袖の長さは半袖やノースリーブなどがおすすめです。

シャツのシワや襟元の汚れに注意する

クールビズでジャケットを着用しない場合、シャツのシワや汚れが目立ちやすくなるので、いつも以上に気を配ることが大切です。シワが目立っていたり、襟元が汚れていたりすると清潔感に欠けた印象を与えてしまうので、着用前に確認しておきましょう。

汗染みになりにくい服を選ぶ

夏の就活では、移動中などに汗染みになることがあります。乾きやすい素材のワイシャツやブラウスを選べば、汗染みを防ぎやすくなります。例えば、綿100%のシャツより、ポリエステルが含まれているほうが速乾性があります。

インナーは、薄手で通気性に優れたものを選ぶことがおすすめです。「接触冷感」「吸湿速乾」「消臭」「抗菌」などと記載されたアイテムを選べば、汗やニオイを防いで快適に過ごせるでしょう。

汗のニオイを防止するアイテムを用意する

汗をかいたままの状態では、清潔感に欠ける印象を与えてしまう可能性があるので、汗やニオイを防止するアイテムを用意しておきましょう。例えば、シャツに脇汗パッドを取りつけて汗染みやニオイを防いだり、汗やニオイが気になる部分に制汗剤をつけたりする方法があります。汗拭きシートを持っておけば、会場に到着する前に汗を拭けて便利です。

人事

面接中に汗をかいた場合は、そのままにせずハンカチで拭き取りましょう。

就活で着るクールビズの服装に迷ったら?

企業からクールビズを指定されても、「本当にクールビズで行って問題ないのか」と心配する方もいるでしょう。企業側から「クールビズでお越しください」と指示があった場合は、基本的には素直に応じて問題ありません。

志望企業に在籍している先輩や卒業生に「当時の選考ではどうだったのか」「周りの学生はどんな服装を着ていたか」などを聞いてみることもおすすめです。難しい場合は、企業のWebサイトや説明会、OB・OG訪問などで、社員の人たちがどんな服装をしているか調べてみましょう。

クールビズの指定がない場合

就活では、クールビズの指定があった場合のみクールビズに合わせた服装をします。特に案内がない場合は企業の服装指定に従いましょう。

夏の就活でスーツ・またはジャケットを着用する場合は移動中に汗だくになってしまうこともあるかもしれません。会場に入る前までに、汗を拭いたうえで清潔感のある着こなしを心掛けましょう。

よくある質問

クールビズでも、念のためジャケットを持参したほうがいいですか?

企業からクールビズが指定された場合はノージャケットで基本的には問題ないので、ジャケットを持参する必要はありません。ただし「クールビズ推奨」とだけ書かれている場合など、ジャケットに関しての規定に不安が残る場合は、念のため持参したほうが安心です。

クールビズの場合、ノーネクタイでも問題ありませんか?

クールビズの場合、ノーネクタイで問題ありません。不安がある場合は、念のため持参するのがおすすめです。

クールビズの場合、半袖シャツでも問題ありませんか?

クールビズでは半袖シャツで問題ないですが、ジャケットを着る場合は袖から長袖のシャツが見える着こなしが一般的です。ジャケットを着る予定がある場合や、フォーマルな印象を与えたい場合はなるべく長袖シャツを選びましょう。

就活でのクールビズはいつからですか?

以前は環境省により「クールビズの期間は◯月~◯月」のような決まりがありました。2021年からは環境省による期間指定は廃止され、それぞれの企業が状況に応じてクールビズ実施期間を決めています。

就活では、企業から「クールビズ可」「クールビズ推奨」などの案内があった場合はクールビズに合わせた服装をしましょう。

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